TS転生クウラちゃんは平穏に生きたい   作:WhatSoon

32 / 32
#32 とびっきりとびっきり

惑星クウラNo.2……夜。

この星には地球の月に該当する衛星が二つ存在する。

恒星から放たれた光を反射し、輝く二つの星……それらが見下ろす中、私は夜空でブロリーと向き合っていた。

 

 

「はッ!」

 

 

エネルギーを解き放つ。

ブロリー相手に生半可な攻撃をすれば、寧ろ隙になる。

殺す気……と言わずとも、死ぬ可能性がある程度の攻撃をしなければならない。

 

 

「だああっ!」

 

 

それはブロリーから私に対しても同様だ。

私が紫色のエネルギーを放つ対面で、ブロリーが緑色のエネルギーを放つ。

 

飽和したエネルギーは大気を破裂させ、スパーク音を響かせている。

 

その余波で、地上が僅かに揺れ続けているのが上空からも分かる。

 

 

「もう一度言ってやろう、ブロリー。そこを退け」

 

「退かない……!」

 

 

ブロリーは優しい子だ。

かつて敵であった獣であるバアを友と呼び、仲違いをした今でも大切に想っている。

虐待紛いの育児をしていたパラガスを父と慕っている。

情が深い、優しい子だ。

 

だからこそ、そんなブロリーだからこそ、ビッグゲテスターに騙される。

人の意見を聞かない、勝手に物事を考える。

 

奴は危険だ。

破壊すべきなのだ。

 

だからこそ、私が──

 

 

「そうか……ならば躾をしてやる!」

 

 

エネルギーを放出させ、ブロリーに肉薄した。

第五形態の私は、大柄なブロリーと同程度の体型となっている。

 

手足のリーチは殆ど等しい。

であれば、速度こそが近接戦の強さとなる。

 

 

「くっ!?」

 

 

ブロリーが拳による殴打を警戒し、守りを固めた。

 

 

「甘いッ!」

 

 

私は膝を、ブロリーの鳩尾へと突き立てた。

 

 

「かは……っ!?」

 

「逃さん!」

 

 

両手を組み合わせ、頭上からハンマーのように叩きつける。

鳩尾を蹴られて力が入らなかったのだろう、ブロリーは空中を錐揉みながら落下して──

 

 

「くぅっ!」

 

 

エネルギーを放出して、急停止した。

空中で受け身を取るように、体勢を整えて……私へ目を向けている。

 

 

「はぁ……はぁ……っ!」

 

 

息を整えようとしているブロリーを、私は見下ろしていた。

 

 

「ブロリー、お前は甘い。何故あんなものを庇う?奴はただの機械人形だぞ」

 

「オレ、難しい事分からない、けど……相手に何も言わせず、殺す事は、悪い事だって分かる……!」

 

「それが甘いと言っているんだ!」

 

 

私は手からエネルギー弾を放った。

圧縮されたエネルギーは、ミサイル弾よりも強力だ。

直撃すればダメージも入る。

 

 

「っ、お゛ぉっ!」

 

 

ブロリーは全身からエネルギーを放出し、バリアを展開した。

 

 

「少しはやる!だが──

 

 

バリアを展開した状態のブロリーに、私は接近した。

そして拳にエネルギーを纏いつつ、振り上げて──

 

 

「こいつは、どうだッ!!」

 

「っ!?」

 

 

エネルギーのバリアと、私の拳が纏うエネルギーが衝突する。

互いに削り合い、中和するかのようにエネルギーの力場が失われ……私の拳がブロリーの腹部に命中した。

 

 

「ぐ、お……っ!?」

 

 

身体をくの字に曲げて衝撃を逃そうとしたようだが、既に手遅れだ。

拳は腹部を……正確に内臓を捉え、衝撃を与えている。

 

強烈な衝撃にエネルギーが霧散する。

当然だ。

並の相手ならば腹部ごと貫くような一撃だ。

ブロリーとはいえ、耐え難い筈だ。

 

無防備に、衝撃で僅かに浮き上がったブロリーを、私は尻尾で弾き飛ばした。

 

 

「ぐっ!?」

 

 

空中で錐揉みしながら吹き飛ぶブロリーに対して、私は追撃をすべく接近する。

 

 

「っ!」

 

 

瞬間、吹き飛びながらもブロリーは私を睨み、手からエネルギー弾を発射した。

咄嗟の一撃にしてはエネルギーが練られており、威力も、精度も悪くはない。

 

恐らく、私に殴られた直後からエネルギー弾による反撃を狙っていたのだろう。

 

だが──

 

 

「まだ甘いッ!」

 

 

私はエネルギー弾を蹴り飛ばした。

軌道を変えて、頭上へと打ち上がったエネルギー弾が花火のように爆散した。

 

だが、その隙をブロリーは見逃してはいなかった。

 

 

「がああああ!!!」

 

 

一気に体勢を立て直し、私へと組み掛かってきた。

捩じ伏せようとする両手に合わせて、私も両手で組み返す。

 

 

「ふん、力比べか……面白い」

 

 

そうすれば、手押し相撲のように手を組み合う。

 

 

「ぐぅっ!?」

 

「ふん……どうした?この程度か?」

 

「くっ、う、うおおおおお!!!」

 

 

ブロリーが力を込めれば、爆発的なエネルギーの嵐が発生した。

込めた力がエネルギーとして発現し、大気を震わせる。

 

 

「自分の有利な力比べに持ち込めたんだ……少しは喜んだらどうだ?」

 

 

私も力を込めて、押し返す。

私とブロリーから漏れ出たエネルギーが衝突し、衝撃波が発生する。

 

 

「お、おおおおっ!!」

 

 

ブロリーの身体、その筋肉の血管が浮き出ている。

汗をかきながら、息も荒くなっている。

だが、それだけだ。

私を一歩も下がらせる事は出来ない。

 

 

「ふんッ!」

 

 

私は一粒の汗もかかず、ブロリーの両腕を捻り上げた。

骨の軋む音が耳に響く。

 

 

「がぁっ!?」

 

 

既に“押し合い”でも“力比べ”でもなくなっていた。

だが、ブロリーは気丈にも体勢を立て直し私を睨んだ。

 

そして、ブロリーは口を開け──

 

 

「かぁっ!!!」

 

 

至近距離で、口からエネルギー砲を放って来た。

何とも野蛮だが、奇襲性のある有効な攻撃だ。

 

 

「こんなもの!」

 

 

咄嗟に私は腕を離して、そのエネルギー砲を避けつつ……空中で回転し、尻尾でブロリーを殴り飛ばした。

 

 

「ぐっ……!?」

 

 

回避しつつの攻撃。

ダメージは浅かったようで、ブロリーは何とか空中で耐えていた。

 

それでも、口元が切れたのか血を拭っていた。

 

 

「ふん……そろそろ、諦めるといい。なに、悪いようにはしない」

 

 

ブロリーでは私の第五形態を上回る事ができない。

大猿の力を取り込んだ暴走状態ですら、この姿を上回る事が出来ないのだ。

理性を保ったままの、今の状態でどうこうできる相手ではない、という事だ。

 

そして、その力の差はダメージとして蓄積されている。

衝突する度にブロリーの体力とエネルギーは目に見えて消耗している。

 

あと数度。

そう、あと数度、打ち合えばブロリーの意識を奪う事が出来る。

 

そう私は予感している。

 

 

「いやだ……っ!」

 

「何をそんなに意固地になっている?碌に会話した事のない、機械人形に同情する意味があるのか?」

 

「……オレは、姉さんにそんなこと、して欲しくない」

 

「勘違いしているぞ、ブロリー。私は別に善人でも、お人好しでもない」

 

 

私は宇宙の女帝、クウラだ。

クウラ軍の王であり、軍を守る義務がある。

己の、部下の安全を脅かす可能性は排除する。

そこに情など、存在する筈がない。

 

 

「……それ、でも」

 

 

エネルギーの消耗は、私の想像以上に深刻だった。

ただ飛行を維持するだけで、精一杯なようだ。

 

次で、終わりか。

 

私はそう確信して、エネルギーを身体に纏い──

 

 

「クウラ様!」

 

 

名前を呼ぶ声に、そのエネルギーを霧散させた。

そして、視線をそちらに向けた。

 

 

「……サウザーか」

 

 

私は部下の存在に気付き、そして、サウザーがメタルクウラを脇に抱えている事に気付いた。

少し、ぐったりとしているように見える。

 

 

「お探しの相手は、ここに」

 

 

そして、そんなメタルクウラを私の前に抱えて来たということは、サウザーは私の判断に肯定的だという事なのだろう。

 

 

「でかしたぞ、サウザー。さあ、その機械人形を私に渡せ」

 

「はっ!それは構わないのですが……少し、お話をしたく」

 

「話だと?後にしろ。今はそのガラクタを破壊する事が先決だ」

 

 

私の言葉に、サウザーが抱えているメタルクウラがビクッと震えた。

怯えてるのか、機械風情が。

 

 

「いえ、先に話をさせて頂きたい」

 

「……何だと?サウザー、お前もブロリーと同様に、私に慈悲を求めるのか?」

 

 

少し、失望する。

どいつもこいつも、私をなんだと思っているんだ。

私は私だ。

慈悲深い上司などではなく、暴力的で自己満足的な一人の宇宙人でしかない。

そんな私に、くだらない偶像を押し付けようなどと──

 

 

「いいえ、違います」

 

「……なに?」

 

 

私の言葉に、サウザーは毅然とした態度で首を振った。

 

 

「私からすれば、クウラ様がこの娘を危険視するのであれば、破壊すべきだと同意致します。クウラ様の決めた事であれば、忠実に従うのが臣下としての役目ですから」

 

「であれば、何故、今すぐにそいつを私に預けない」

 

「判断が些か、尚早かと。破壊するにも話を聞いてからで構わないと、具申させて頂きたく」

 

「……私に意見するのか?」

 

「意見ではなく、提案でございます」

 

 

どちらにせよ、意味は同じだろう。

顔を覆うプロテクターの下で、私は口元を歪めた。

 

 

「退け、サウザー。今すぐ、そいつを置いて、ここから去れ」

 

「であれば、先に言葉を交わす約束をして頂きたい」

 

「……チッ」

 

 

面倒だ。

ブロリーであれば、多少乱暴に扱っても死にはしない。

だが、サウザーなら……殺すつもりがなくても、致命傷になり得る。

脇に抱えたメタルクウラを無理矢理奪う事は、難しい。

 

 

「クウラ様、一度だけお話を聞いても良いではないですか。それでブロリーも納得致します」

 

「フン、話を聞いた所で、結末は変わりはしない」

 

「それで構いません。全てを聞いた上で殺したければ、殺しても構いません。それはこの娘も納得していますから」

 

「……何だと?そいつが?」

 

 

私は腕を組みながら、メタルクウラを見た。

こくこくと何度も頷いている姿を見て、片眉を上げる。

 

 

「はい。既に戦闘能力も失っている様子。煮るなり焼くなり、好きにできます。であれば、経緯ぐらい知っていても損は無いでしょう。再発防止にもなりますし……このままでは遺恨も残ります」

 

「……それは一理あるな」

 

 

サウザーの言葉に、私の中にある理性的な部分が理解を示す。

感情的には納得し難いが。

 

そして、私は打算を働かせる。

 

どうにもブロリーもサウザーも、このメタルクウラの意見を私に聞かせたいらしい。

であれば、その意見を聞いた上で破壊すればいいのだ。

彼等に無駄な抵抗をさせるのではなく、話を聞いた上でその全てを無視して破壊する。

 

それで問題はないのだと。

それが最も面倒ではないと。

 

 

「……仕方あるまい。いいだろう、話ぐらいは聞いてやる。精々、言い訳をさせてみろ」

 

 

私は身体に込めていたエネルギーを霧散させた。

空気に張り詰めていた威圧感も、緩んでいく。

 

 

「ありがたき幸せ……では、クウラ様、これを」

 

 

直後、サウザーが背につけていたマントを私に投げた。

私はそれを受け取り、そのまま身体に巻き付けつつ──

 

 

「……ふぅ」

 

 

第五形態(せんとうよう)から、第四形態(いつもの)に姿を戻した。

声も、姿も、力も、落ち着いていく。

 

それでも思考は変わっていない、と思う。

たぶん。

 

 

「……じゃ、軍法会議かな。行くよ、サウザー、ブロリー」

 

「はっ!」

 

「……うん」

 

 

ハキハキと元気に返事をするサウザーに比べて、ブロリーはバツが悪そうだ。

そして、メタルクウラは……しょぼくれた顔をしている。

 

まぁ、そんな顔をしていようが私の決断は変わらないだろう。

何を言われようと、間違いなく、抹殺する。

この決定が変わる事はない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思ってたんだけど。

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

話を聞けば聞くほど、私は眉を顰める事しか出来なかった。

いや、話に妥当性がなくてムカついているという訳ではなく、私の中にあるちっぽけな良心が苛まれる所為で、強がる事しか出来なかったのだ。

 

その体を作ったのは、そもそも私のため──

許可は一応、私から取ってある──

 

この事態は噛み合わせの悪さ、そして、このメタルクウラ……ビッグゲテスターの人生経験の浅さによるものだ。

 

ずっと宇宙空間に漂っており、人間関係もなかった彼女……彼女か?

ビッグゲテスターは一般的な常識が欠けているのだ。

それは仕方のない話だ。

 

つまり、善意と打算、本人の環境。

悪意が無いのであれば、壊す──殺す事は躊躇われる。

 

 

「…………ぐずっ、ごめんなざい……」

 

 

そして、本人の態度。

メタルクウラは、顔をしわくちゃにしながら鼻水を垂らし、謝罪をしている。

小さい女の子の姿で、だ。

まぁ、幼い頃の私の姿だから、同情する気持ちも半分にはなるが、それでも半分は同情している。

 

 

「クウラ様」

 

 

やめろ、サウザー。

そんな目で私を見るな。

 

ブロリーもだ。

……くそ、何でこうなる。

 

いっそ、私が間違っていると責められたのなら、反論する事ができた。

だが、彼等は私を責めていない。

ただ、寛大さを求めているだけだ。

 

 

「…………っ」

 

 

目下、目の前で頭を下げているメタルクウラを睨む。

睨めば申し訳なさそうな顔をして、縮こまった。

演技ではなく、恐らくは素の反応だ。

 

演技ならもう少し上手く、同情を誘う言動をする筈だ。

 

 

「…………はぁ」

 

 

私はため息を吐いた。

 

くそ、こうなるのが目に見えていたから、反論なんて聞きたくなかったんだ。

今更、こんな話を聞いた後では罪悪感が湧いてしまう。

 

 

「……ちっ」

 

 

認めたくはない。

認めたくはないが……この、目の前にいるメタルクウラは、私達を害するつもりなどないだろう。

ここで破壊することに、きっと意味はない。

私の癇癪を、怒りを霧散させるため……つまり、八つ当たり以上の意味を持たない。

 

であれば、もう意味はない。

 

 

「……まぁ、じゃあ、壊すのはやめる」

 

「クウラ様っ」

 

「姉さん!」

 

 

生暖かい鬱陶しい視線に顔を顰めつつ、メタルクウラに目を向ける。

まだ、死刑執行を待つ死刑囚みたいな顔をしている。

 

 

「で?サウザーはどうしたいの?」

 

「クウラ軍に従軍させるべきかと……クウラ様に案は?」

 

 

メタルクウラが僅かに震えている。

喜んでるのか怖がってるのかよく分かんない。

 

でもまぁ、まだ信用がなぁ、ないしなぁ。

仕事の内容も……うん、そうだなぁ。

 

 

「じゃ、雑用で」

 

「は、雑用?」

 

「そう雑用。掃除、洗濯、食事の用意……軍の雑用をさせようかなって」

 

「……それはつまり、今回の騒動に対する罰と?」

 

「まぁ、そんなとこ」

 

 

実際は軍務に関わらせたくないからだけど。

 

 

「あと、それと……大人の姿にならないこと。ずっと子供の姿で、力を発揮しないこと。勝手に大人になったら、叛逆の意思ありとして処分するから」

 

 

私が発した、脅しの言葉にメタルクウラが顔を上げた。

 

 

「あ、ありがとうございます!精一杯頑張りますです!」

 

 

感謝感激って顔で涙を流しながら、祈るように私を見上げている。

 

 

「……うげ」

 

 

脅しだというのに、許しだと思っている。

だが、私はそれを不快だとは思わない。

 

私は現金な女である。

私は私を害する奴が嫌いで、私を好きな奴が好きだ。

つまるところ、どうにもこうにも、憎みきれなくなってしまう。

 

 

「……とにかく、詳細は詰めるから。沙汰が下るまで、独房にも入ってて」

 

 

そう口にして、周りを一瞥した。

サウザーは納得したように頷いているし、ブロリーは嬉しそうだし。

 

……はぁ。

まぁ、今はいいか。

次に問題を起こしたら、その時こそ処分しよう。

 

 

「ああ、あと、名前。メタルクウラってのも……私と被るし、変えなきゃ。うん……お前の名前は──

 

 

私はちみっこいメタルクウラを見て、名前を告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クウラ軍の古参であり、総務部である俺は頭を抱えていた。

それも当然である。

 

 

「レモ先輩!備品の配備、完了しました!」

 

 

自分の上司、それもとびっきり上の上の軍団長と瓜二つで、幼い少女然とした後輩が出来たからである。

 

上司であるサウザー様から聞いた話、曰く──

彼女の名前は、『ゲデス』。

命名はクウラ様らしい。

なんでも機械生命体らしく、常識に疎いのだとか。

 

しかし、何故、クウラ様そっくりなのかは俺にも分からない。

 

 

「おう……じゃあ、次は格納庫まで工具を運んでくれ。それが終わったら休んでいいから」

 

「承知いたしました!」

 

 

元気に返事をしながら、スカートをふりふりとさせた。

ゲデスは何故か、メイド服を着ている。

理由は本当に不明だが、少なくともサウザー様の案ではないのは確かだ。

 

つまり、幼なげなクウラ様がメイド服を着て雑務をこなしている……そんな絵面になる訳で。

クウラ様の苛烈な面を知る者達は遠巻きに恐れており、クウラ様を崇拝する者達からは可愛がられている。

 

目の前でゲデスが工具の入ったコンテナを、軽々と二つ持っている。

とんでもない馬鹿力に、俺は苦笑する。

 

 

「では、レモ先輩。行ってまいります!」

 

「おう、気をつけていけよー」

 

「はい!」

 

 

どたどたと倉庫から離れていく姿を見て、俺はため息を吐いた。

 

 

「クウラ様はなんでこうも、俺を信頼してんのかねぇ」

 

 

クウラ様から下されたのは、ゲデスの監督……そして、教育である。

物事の常識を教えて、クウラ軍で問題を起こさぬように教育することを指示されている。

 

指示されている……ということは、出来ると思われているということで。

 

 

「自分より強い機械生命体に情操教育なんて、俺に出来る訳ねーってのに」

 

 

俺は頭を掻いて、床にへたりこんだ。

ひんやりとした感触に、また不安を吐いた。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

TS転生幼女は伝説の超サイヤ人を救いたい。(作者:こねこねこ)(原作:ドラゴンボール)

かつて不死身だった幼女と、それに人生を歪められてしまったブロリーさんのお話。


総合評価:3809/評価:8.27/連載:72話/更新日時:2026年05月10日(日) 20:00 小説情報

TS転生憑依ロリ人造人間16号(作者:政田正彦)(原作:ドラゴンボール)

お、俺はただ……じ、人造人間16号を美少女にしたら……▼お、おもしれえんじゃねえかと思ってよ……へへ……▼だ、だから……美少女にした上で記憶ぶっこ抜いた男を憑依させて……TS転生憑依ロリ人造人間16号を造ったんだ……▼クククッ……も、もう止められんぞ……▼ヤツの曇らせと勘違いの嵐は……!!▼なんか思ったより長引きそうだから短編から連載に変えたぞ……クククッ……


総合評価:4762/評価:8.66/連載:12話/更新日時:2026年04月03日(金) 14:20 小説情報

伝説のTS美少女ポケモン吟遊詩人はサトシストッパーになるようです(作者:GT(EW版))(原作:ポケットモンスター)

 ポケモンリーグセキエイ大会5回戦、ヒロシとの一進一退のバトルは、ピジョンから進化したピジョットの活躍によってサトシの逆転勝利となる。▼ そして迎えた準々決勝、サトシの相手は同じマサラタウン出身のポケモン吟遊詩人ヒイカだった。2か月前のリベンジに必ず勝つと意気込み、サトシはこれまでの冒険で培った全てを彼女にぶつけるのであった。(存在しない記憶)


総合評価:13129/評価:8.89/完結:7話/更新日時:2026年02月25日(水) 21:22 小説情報

一般男性、TS令嬢転生(嫌々)からのしたくもない異世界統治(作者:柴野沙希)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

現代日本で日の目を見ること無く、うだつの上がらない人生を過ごしていた一般男性。▼彼は、自殺しようとした見知らぬ誰かを助けようとして死ぬ。▼神と問答する中で、気がつけば異世界転生が確定してしまい、あれよあれよと送られてしまう。▼次に目覚めた時には、TS、しかもロンディルト王国の公爵家令嬢に転生してしまったのだ!▼なんてことだ!もう(責任から)逃げられないゾ♡▼…


総合評価:20417/評価:8.84/連載:63話/更新日時:2026年05月07日(木) 07:40 小説情報

転生者『虚飾の魔女』(なお中身)(作者:白金の絹糸)(原作:BLEACH)

『虚飾の魔女』パンドラの身体で転生した一般リゼロオタク女子の話。斬魄刀はイマジナリーエキドナ。▼ なお、ブリーチの事は全然知らないものとする。▼↓扉絵風イラスト▼【挿絵表示】▼


総合評価:13213/評価:8.6/連載:34話/更新日時:2026年04月04日(土) 17:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>