ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドローさせてもらうぞ   作:マメットナイツ

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………ソロリソロリ………深夜の内にサラッと投稿しときゃ久しぶりの投稿だってことバレないだろ………(多分)



自分のデッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選択して捨てる。

 

 

 

 

「クソ!クソッ!クソ…!クソッ…ガぁぁぁ!!!」

「………あの、もうやめません?サレンダーしてどうぞ?」

「ふざけンなぁァァァ!!!!!」

 

永夜の砂漠に建てられし宮殿、虚夜宮。

その内部のとある一室。

白昼の天井で、擬似太陽が照りつけるその広場では、2つ影が砂に写っていた。片や一本の小さな獲物を手にし、歩は緩やかな小柄な影。片や四本の巨大な獲物を手にし、荒々しく風を斬る大柄な影。

2つの影の獲物は既に幾千と打ち合れ、常に火花を散らしていた。

 

「ふざけんなってねぇ………まぁ気持ちはわかりますけど、対戦してるコッチの身にもなってくれませんかノイトラさん?」

「テメェの気持ちなんざ知るかァ!!…レイ…っ、俺が!テメェの全部を、裂いてやる!!!!!」

 

咆哮と共にノイトラは4本の刃を水平に薙ぐ。一本は首を、一本は腕を、一本は腰を、一本は足を捉え、砂塵巻き上げ刹那縫うように進軍する。

先端の速度は音速を優に超えているようなその斬撃。

しかし、レイはそれを見て、避け、曲げ、踏みつけ、刃の動きを地に固定させる。

鎌は砂上に深々と突き刺さり、ノイトラがそれに驚愕する前にレイの竹光はノイトラの首を激しく打ち付け、その意識を刈り取る。

重量あるノイトラの肉体から力は失われ、四肢は四刀の鎌を手放し、倒れ込んだ。

 

「ほーら………」

「まだ、終わってねぇェェッッッ………!」

「ね?、じゃあもう………」

 

しかしノイトラは転倒の直後、わずか2秒足らずで意識を取り戻したが、その何度目かの覚醒をレイは竹光の切先で持って制した。

 

「耐性持ちだからって調子に乗って………もう終わらせるね?」

「ッッッ!?クソがッ!?」

 

ノイトラの何度目かの抵抗を、レイは無慈悲にも、させることなく一刀を下した。

 

「魂を吸え、竹光。」

 

レイの持つ竹光は枝葉を醜く伸ばし、竹光の覇気は揺れる髑髏となって口を開き、ノイトラをその内へと喰らう。

しかしノイトラは髑髏に噛み砕かれることなく、だが全身の力を奪われていく。

 

「ガッ!?なぁッ………レイ、テ、メェ………また、コ、レをォ!」

「いいでしょ、コレは殺さないからこうやって無力化させるのに丁度いいんだ。」

「ざ、けんなぁ………!」

「はぁ………早く、寝な。」

「………ちくしょ………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、やはり君はすばらしい。相変わらず十刃相手に無傷で完勝とはね。最早日常の一幕となって久しいが、故に満足度も高いと言うものだ。」

「うっわぁぁ………すっごい悪役みたいな台詞ですね藍染様。私としては十刃のサンドバッグになるのは、いい加減やめさせてほしいですね。サクッと終わらせてくれるスタークさんやハリベルさんとかは兎も角、いっつも食い下がってくるノイトラやグリムジョー・ジャガージャックはもう大変で大変で。」

 

虚夜宮の玉座の間にて、藍染はレイを自らの膝下に座らせ、先の戦い……試合によって乱れたレイの髪を撫で、解かしていた。

 

「私であれば三度までしか許さないことを、君は許し続けている。やはり君は慈悲深い。」

「まぁ、私は藍染さんみたく駒を使えるタイプじゃないので。」

 

藍染はレイの顔を覗き込むように、彼女の顎に手をやり引き寄せる。

レイは藍染の視線と視線を重ねると、ため息をつきながら彼の手を払い、膝下から立ち、歩きだす。

 

「報告は以上ですから、自由時間行ってきます。」

「ああ、行ってらっしゃい。」

 

玉座の間を立ち去るレイを見届けると、藍染は一人ごちるように息を吐く。

そして玉座の横の影に隠れていたのか、今来たばかりなのか、いつのまにか玉座の横に立っていた東仙に目線やる。

 

「要、ホワイトの調整はどうだったんだい?」

「はっ。少なくとも現在時点では安定しています。戦闘に出せば多少の揺らぎは生まれるでしょうが、それでなお支障はないかと。」

「そうか。なら、明日にでも実験を始めよう。」

「了解致しました。現世へと呼び込む標的はいかがいたしますか?」

「そうだね………では、彼女………レイの進言通り、彼にしようか。」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

「俺が……俺が彼女と一緒に居れば、彼女は助かるんだよな?」

「ええ、アナタさえ隣に居れば。」

「わかった。なら、それで!」

 

 

 

 

…………………会話に多少の差異はあるけど…、まぁ、許容範囲かな?

元の会話内容もあんまりハッキリ覚えて無いし。

………あっ、どもデュエリストの諸君。俺や、レイちゃんやで!

今何をしてるか気になるやろ?

いやぁ俺ってばホワイト君が真咲さんにドッキングするのに乗じて、シレっと現世に来たんだけど………完全に出るタイミングを見失ってさ。

最初は偶々現世で巡回してた一般隊士を演じて、一心さんと浦原さんに接触しようと思ったんだけど、よくよく考えたら俺って三席だから一般隊士と違って顔割れてたことに気づいて………今はこうして浦原さんのスーパー双眼鏡で一心さん決意のシーンを観察してた、というワケ。

 

「………しっかし、どうしよマジで……。今更帰るのも違うし………というかこのイベント逃したら、もう機会無さそうだし………。」

『______、______?』

「それじゃあダメなんだよ竹光。俺自身を藍染の被害者って思わせないと、即やられて終わりだしな。」

 

俺は懐でモールス信号を打つみたく光って[竹光]が提案してくれてるが………。

てか竹光お前光る必要ねぇだろ。普通に俺に喋りかけてるだろ。

………まぁ、頭に文字が浮かぶ感じだからか、声はわかんないけど。

 

『____________。』

「は?お前………そんなことできんの?」

『______。………____________?』

「いや初耳だよそんなの!?」

 

マジかコイツ………俺そんなの知らんかったよ………というかそれはもはや竹光のやれる領域超えてるだろ!?!?

 

『______、______。』

「は………?」

 

 

………………藍染がここに居なくてよかったぁ………。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ふぅ〜〜〜、とりあえずは、一安心ですかねぇ。」

「なんじゃ喜助、もう真面目もーどは終わりか?」

 

浦原喜助が畳座敷に寝転がると、黒猫が浦原の胸に捩り登る。

帽子が外れ、普段は隠れている瞳も晒した状態。

緊張の糸から解かれ、浦原はあくびをしていた。

しかし、その表情には影もまた落ちていた。

 

「………仕方ないですよ、夜一サン。……藍染が調整したであろう虚が現れた、ということは………そう遠くない内に、藍染は計画を推し進めるでしょう。そうなれば、幾らでも真面目になれますよ。」

「なるしかない、じゃろ?」

「ですね。だからまぁ、そ______ッ夜一サン!!」

「!?」

 

二人の判断に迷いはなかった。

浦原は紅姫の抜刀と同時に始解を発動。解号を省略したそれは鞘から引き抜かれるのを待たず、霊力を圧縮、発散させ、決して広くはない駄菓子屋の部屋全体を光で満たす。

夜一は飛び上がりながら猫の変化を解き、天井に着地。僅かな暇も無く、足を畳み、手刀を作る。そして重力の加速より早く、上からの必殺の強襲を今、目の前の"侵入者"へと放った。

 

『無駄、だよ。』

 

しかし、侵入者へ、二人の攻撃は意味をなさなかった。

外したわけではない。手加減したわけではない。

ただ純粋に通じていなかった。

夜一の手刀は侵入者を肌の表面、薄皮一枚すら破れず止まり、浦原の紅姫の光は侵入者の衣服すら焼くことができていなかった。

夜一は即座に飛び退き、警戒を緩めないままに構えを直す。それに対して浦原はツバを上げ、侵入者の容姿を隈なく観察していた。

しかしそれは敵に対する警戒というよりは、科学者としての興味、それに近いものだった。

 

『閃刀機、イーグルブースター………うん。やっぱり便利だね。』

「それはぁ………機械の羽ですか?まるで航空機みたいっすね。」

 

侵入者は女性、死覇装を着用していることから死神だと考えられるが、その背には機械仕掛けの羽を背負っており、さらにその顔には髑髏の仮面………浦原はそれをただの装飾と考えることはできなかった。

 

「貴様………何者じゃ、どうせ藍染の手の者じゃろうがな。」

『逆です。被害者ですよ、私は。』

「は?」

 

侵入者は背中に備えていた機械仕掛けの羽を消すと、髑髏の仮面を顔が見えるように額まで上げた。

 

「アナタは………!?」

「お久しぶりです。浦原隊長……じゃなくて、浦原さん。」

「レイ、サン!?」

 

仮面を上げたレイは表情を崩して、にやっと、困るように笑ってみせた。浦原が目を丸くしているのに対し間髪入れず、レイは深く頭を下げる。

 

「お願いします、浦原さん。私を………匿ってください!」

 

そしてレイは張り裂けるような声色で、浦原と夜一にそう懇願した…。

 

 

………………………

 

 

……………最後に…時は少し遡る。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「藍染様………それは、事実なのですか?」

「ああ、私も初めは驚いたさ。あれは、一死神が有しているような素質ではなかったからね。」

「しかし……それならば、彼女は何故理性を保っていられたのですか?現在の鍛錬を重ねた身ならば兎も角……かつての、霊術院時代の時では…。」

「………それはきっと、彼女が強者だからさ。」

 

 

「竹光というホワイトと同じ構造の……天然の虚………それを支配して当然としたのが、彼女の、レイの強さなのだろう。ふふふ………くふ、ははは…!やはり彼女は………素晴らしいね。要。」




竹光ちゃんが弱いだけ、という可能性を、今はまだ誰も知らない………
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