宇宙戦艦ヤマト世界の元からヒャッハー宇宙で地球がこの先生き残るには…… 作:親と兄姉の姿を見て立派に育った未子
六章の予告出たので続き書いてみました!
旧作知ってるのに先の展開まったく読めなくてめちゃくちゃ気になります!
太陽系第三惑星地球。
地球連邦の首都星にあるとあるマッドサイエンティストの研究所では、今日も頭の上に豆電球を付けたロボットが二十四時間無賃金で働かされていた。
「節電くん」と、研究所の主であるマッドサイエンティストはロボットのことをそう呼んでいる。
『速報です! 地球連邦政府が正式に移民船団襲撃テロの元凶、ディンギル帝国への宣戦布告を表明しました!』
掃除機をかけていた節電くんの手が思わず止まる。
節電くんの視線は、そのままマッドサイエンティストの部屋にあるテレビへと吸い寄せられた。
『さらにガルマン・ガミラス、新政ガトランティス、ボラー連邦、アマール、エトス、フリーデ、ベルデルも同様に……』
「馬鹿なんですかね。ディンギル人は……」
ニュースを見た節電くんの口?から、ロボットとは思えない呆れという感情を滲ませた声が漏れる。
かつて、節電くんはちゃんと人間ボディを持っていた。
だが時に西暦2207年。
彼は破壊工作のためこの研究所に侵入を試みるも失敗し、邪悪なマッドサイエンティストの手で全身節電くんに改造されてしまった過去がある。
「ボラーにも劣る野蛮な辺境人が、勝てるわけないでしょう。あのイカれた地球連邦軍に……」
そう言って、節電くん――マッドサイエンティストこと明井里愛朱と地球連邦軍にわからせられた元デザリアム人のイジドールは、明井から押し付けられた日課の雑用仕事をこなすため、再び掃除機を手に取り視線を床に戻した。
デザリアム戦役終結後。
外交船ヤマトは真田志郎により最新の技術でさらなる魔改造が進められた。
改装の目玉として新たな防御装備である強力な魚雷、ミサイル攻撃を防ぐ対物理兵器ビーム防御膜を搭載。
この改装により波動防壁、空間磁力メッキ、めちゃくちゃ硬い通常装甲で守られていたヤマトの防御力がさらに向上した。ビーム防御膜は真田が少し調整するだけでハイパー放射ミサイルにも十分に対応可能だ。
その魔改造ヤマトに新たな任務が与えられた。
「これより、ヤマトは襲撃された移民船団の救助に向かう!」
おそらく、これがヤマト艦長として最後の仕事になる沖田の声が艦橋に響く。
ここ最近洒落にならない勢いで軍内部における発言力を強めている芹沢ら大軍拡派を少しでも抑えるために、穏健派筆頭の藤堂が急遽地球連邦大統領選挙に出馬した事で、沖田は後任の地球連邦軍統括司令長官へと推薦されている。
移民船団の救助、ディンギル帝国軍の撃退の任務をもって沖田のヤマト艦長としての任期は満了し、ヤマト艦長の座は後任の古代進に引き継がれることになるだろう。
「ヤマト、発進!」
艦長としての最後の役目を果たすため、沖田はヤマトを移民船団が取り残されている座標へと向かわせた。
「ヤマトに続け! プロの仕事を見せてやる!」
「もはや枯れ木にあらず! 卑劣なディンギル帝国軍め……今度こそ我が艦のボラー砲で消し去ってくれるわ!」
「疾風迅雷ィッ! 新政ガトランティスの輝き……とくと見よッ!」
さらに、ダゴン将軍率いるガルマン・ガミラス艦隊。
ボローズ元ガルマン星総督率いるボラー連邦艦隊。
クローンとして復活し、記憶処理されて綺麗?になったダガーム率いるガトランティス艦隊……ヤマトと縁のある各国の支援艦隊が銀河連合軍の先遣隊として続々とヤマトの後に続いた。
さらに、イスカンダル軌道上に集結している各国の連合艦隊。地球連邦、ガルマン・ガミラス、ガトランティス、ボラー連邦が誇る各巨大宇宙要塞もディンギル帝国との戦争を睨み出撃準備を開始した。
ルガール・ド・ザール率いるディンギル帝国地球制圧艦隊の撃破に成功した護衛戦艦ミズーリ。
その後ミズーリと唯一残存していた護衛艦ジョン・ポール・ジョーンズの二隻は被害に遭った移民船団の人々の救助にあたっていた。
しかし、
「前方に重力震反応っ! 新手です!」
オペレーターの報告と同時に、複数のディンギル艦がワープアウト。
波動砲を恐れて奇襲を仕掛けてきた新手のディンギル艦隊から放たれたハイパー放射ミサイルの雨が二隻の地球連邦艦へと殺到する。
さらに、
「後方にも重力震反応……超巨大質量、ワープアウト!」
ミズーリを挟み撃ちにするように、ディンギル帝国の指導者でありルガール・ド・ザールの父でもあるルガール大神官大総統を乗せた全長20.8kmにも及ぶ岩壁に覆われた巨大宇宙要塞。巨大な空母のような形をした都市要塞ウルクが出現。
ウルクから多数の戦闘機と水雷艇が飛来し、ミズーリとジョン・ポール・ジョーンズに飽和攻撃を開始した。
「ジョン・ポール・ジョーンズ被弾! 被害甚大!」
迎撃火器が火を吹くが、奇襲への効果は薄かった。
波動砲をチャージする暇もなくジョン・ポール・ジョーンズが被弾。
ミズーリにも多数のハイパー放射ミサイルが迫る。
「これまでか……」
警報が鳴り響く艦橋では、クルーたちが死を覚悟して静かに目を閉じた。
イスカンダル人のように肉体をエレメント化していない限り、生身の人間はいつか死ぬ。
地球人も、ガルマン人、ガミラス人であってもいつかは死んでしまう。
たとえ肉体をエレメント化しているイスカンダル人であっても、エレメントを保管している大記憶庫サンクテルを失えば事実上終わりを迎える。
人間である限り、死は避けられない。
いつか必ず訪れるものだ。
だがミズーリのクルーたちに死が訪れるのは、今日じゃなかった。
突如発生した眩く青白い光がミズーリを照らした。
それは、地球連邦艦特有のワープアウト時に発生するものだ。
この光と共に現れた鋼鉄の艦がミズーリの盾となり――ハイパー放射ミサイルの雨を無傷で受け止めた。
波動防壁、空間磁力メッキ、対ハイパー放射ミサイルビーム防御膜、異常に硬い通常装甲に守られているその戦艦の名は……
「ヤマト……ッ!」
「ヤマトが来てくれたッ!!」
次回は「運命の時」をbgmに波動砲&超兵器祭りですかね!
まだ本格的な規制条約発行されていないから撃ち放題なので!
追記
ちなみに、作者は最近「三体」というSF作品にハマってます笑
この作品に出てくる暗黒森林論という宇宙社会学理論がとても興味深かったです。
暗黒森林論を簡単に説明すると、
前提:
文明は生き残ることを最優先する。
宇宙の文明は常に増殖・拡大するが、資源は有限である。
結果、疑心の連鎖。
宇宙では異なる文明間では、相手が善意か敵意かを確認できない。
たとえ善意であっても、将来的に敵対する可能性を排除できないため、リスクを避けるために隠れる(沈黙する)ことが最善となる。
さらに……
下位文明が急速に技術を発展させ、上位文明を脅かす可能性があるため、危険を排除するために発見次第攻撃するのが最善である……という理論です。
「隠れる」か「滅ぼされる」か。
宇宙という暗黒森林には猟銃を構えている狩人たちが互いに猟銃を構えて隠れ潜んでいるから、宇宙では存在を曝け出す(通信を送るなど)ことは、即座に死を意味するということらしいです。
なるほどなあ〜と思いました笑
……もしかし、てヒャッハー世界の大軍拡派はこの理論を基に見つかって攻撃されても返り討ちにできるように軍拡しているのでは?
ガトランティス人は人間じゃないクローンのまま? それともバグって蛮族化?
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愛など不要! クローンのまま
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愛……愛愛愛愛ぃー ヒャッハー蛮族化