聖杯は静かに泣いている   作:風梨

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約7200字




ゾルディック家

 

 

 

 ポンズは、目の前で開かれていく超巨大な扉を唖然と見送るしかなかった。

 

「ねえ、あれって実はすごく軽かったりするの?」

「い、いやあ、私も初めて目にしますよ、まさかⅦの扉を開けられる人が居るなんて……」

 

 掃除夫を名乗った男性が、冷や汗を拭いながら言う様を見て、嘘じゃないんだとポンズは実感する。あの少女が規格外すぎるだけだ。

 ポンズよりも小さなゴスロリ少女が、試しの門と呼ばれる、ゾルディック家の正門を堂々と開けている姿を見る。普通ならドン引きするか、選択を間違ったと思うかもしれない。けれどポンズの中にはそんな感情も思いもない。

 

「ふーん、そうなんだ。……ってことは私の選択は正解ね」

「は、はい?」

「ああいいのよ、こっちの話だから」

 

 それほどの実力者に『念』とやらを教えてもらえる自分はついてる。そう思ってすらいた。

 

 

 

 最終試験では色々あった。

 見学者であるポンズはもちろん試験に参加しなかったが、執り行われたのは負け上がりのトーナメントだった。

 初戦から白熱──というか意地の張り合いになって、ゴンという子供が血反吐も出ないくらいボコボコにされたりしたけど、一風変わってるだけの普通のトーナメントだった。

 その終わり方が、キルアというゾルディック家の男の子が、レオリオの対戦相手を殺してしまう、という呆気ないものだったのも印象深い。

 とはいえその流れでゾルディック家に訪問する話になって、ポンズもどさくさに紛れて同行できたのだから、ポンズにとって悪い話ではなかった。あくまでそう思うだけで、口には出さないが。

 

「ゼブロさん、ほんとに良かったの? 私たちなんかを、こうして招き入れちゃって」

「いやあ、どうなんでしょうね。実は私もドキドキしてますよ、ははは。でも、たぶん大丈夫ですよ。ここならまだね」

「ふーん、そうなのね」

 

 ポンズが現在滞在しているのは、ゼブロともう一人の使用人が使っているという家だった。

 もちろん、ゴン、クラピカ、レオリオ、カリスといった面々も一緒にいる。

 けれど、ポンズとしてはちょっと割って入りにくかった。

 

「ポンズさんは、彼らと一緒に居なくていいんですか?」

「んー、まあいいのよ。ゆっくりやっていくつもり」

 

 彼らは試験中に仲良くなった関係がある。そこにいきなり入るのもなんだかなーと思ってポンズはゆっくりやるつもりだった。

 幸いにも、この家でのトレーニングはしばらくかかる。その間に何か取っ掛かりでも掴めたらいいなと思っていた。

 

 この家はかなり特殊で、ゼブロたち使用人が日頃から身体を鍛えるために日常生活から鍛えられるようになっている。

 扉は200キロあるし、スリッパも20キロある。湯呑みも20キロ。椅子は60キロ。さらに常に50キロを超えるベストを身につけて過ごす。

 あらゆるものが重たい。非力なポンズには少し辛いが、これも『念』のためだ。

 

 カリスに言われたのだ。『念』を覚えたいならゴンを見習うといいと。

 半ば放任してるだけじゃない? と最初は思っていたが、意外とあの子(ゴン)は見ていて面白い。飽きずに続けられそうかも、と思いながらポンズの使用人家での生活は始まった。

 

 

 初日の夜のことだった。

 女性組であるカリスとポンズは、別部屋を用意してもらっている。その部屋に入る寸前に、声をかけられた。

 

「ポンズ。少し構わないだろうか?」

「あなたは、クラピカだったわね」

「ああ。今更ではあるのだが、少し話をしておきたい」

 

 そう言ったまま、クラピカは少し迷ったように口を閉ざしていた。

 

「いいわよ。場所を変えましょうか。……リビングでいいかしら」

「ああ」

 

 頷きを返したクラピカと一緒に家の中を歩いて、互いに椅子に腰掛ける。

 口火を切ったのはクラピカからだった。

 

「正直に言おう。なぜ私たちに……いや。カリスについてくる?」

 

 その口調はまだしも、瞳には疑念が渦巻いていた。

 こうなることはポンズも予め考えていた。理由は簡単で単純なことだ。ポンズは薬品を使う。切り札として蜂も使う。

 そんな寝首を掻こうと思えば掻ける、関わり合いの薄い人物が同行を望んだのだ。遅かれ早かれ、疑念が表面化するのはわかりきっていた。

 加えて、彼らはハンター試験に合格した。ハンターライセンスも得ている。

 

 そんな彼らに不合格となったポンズが同行を望んでいる。ライセンスを狙っているのではないか、という邪智や疑念はむしろ当然と言える。……まったく疑わずに同行を認めた、ゴンとカリスが普通じゃないのだ。カリスはライセンス得てないけど。ちなみにゴンとカリスが頷いたことにレオリオは動揺してた。

 

 それでもこのタイミングでクラピカが声を掛けてきたのは、私はお前を疑っているぞ、とある種の威圧をするためだろう。

 だから、ポンズとしては、気を悪くする理由もない。むしろ気苦労が掛けて悪いわね、と思うくらいだった。

 

「簡単には説明できないけど……」

 

 カリスに念のことは口止めされている。みんなには内緒にして、と。

 ポンズもまだ習っていないから教えようがないのだが、念に関することを一言でも漏らせば教えないと明言されてる。

 ……なぜ、仲間であるクラピカにまで内緒にするのか。なんてことは、まあ確かに気になる。でも念を教わりたい気持ちが勝る。だから、煙に巻くしかない。

 

「強いて言うなら、彼女のことが気になるから」

「……」

 

 それで? と言わんばかりに沈黙を続けるクラピカに、肩を竦めてみせる。

 

「別に好きとか嫌いって言ってるんじゃないわ。そこまで子供じゃないもの。──正直、あなたも気になってるんでしょ? 彼女のこと」

「……」

 

 今度のクラピカの沈黙は肯定の沈黙だった。心当たりがあるみたいだった。ポンズの立場からすれば、ハッタリかましたのでラッキーと言える。

 何が気になってる、とは言わない。言えば念に関して喋ったと判断されても不思議ではないことを言わなくてはならないから、ぼかしてギリギリのところをポンズは話してる。

 

 もしこれで納得して貰えないなら、嘘も交えて話すしかない。

 でも、この人って頭の回転速そうだし、猜疑心も人並み以上にありそうだから、嘘付いたらこっちがボロ出しそうで嫌なのよね。

 嘘がバレたらもっと疑心を深めそうだし、ここでうまく退かせられたらいいんだけど。

 そう思っていたのに、クラピカは何か気になることを思い出したように、口を開き始めた。

 

「……3次試験の時だった。私の知っているカリスは──」

 

 異常に頑丈だった事。壁を一撃で壊すほどの怪力を見せた事。

 4次試験では異様な索敵能力と、瞬きほどの速度で移動できる事。

 それらを語り終えたクラピカは、静かに問いかけた。

 

「お前は何かを知っているな? だからカリスに付いて来ている。あの力を、身につけるために」

 

 察しが良すぎる。思わず顔が引き攣りそうだった。

 ここまでバレているなら、もう隠しようがないのではないか、とも思う。

 

「……さぁ、どうかしらね。カリスに聞いてみたら? 私は、内緒って言われたけど」

 

 それでもポンズは誤魔化した。

 何でこんなにギリギリのところで煙に撒かなければいけないのだろう、と思いながら言い切った後にポンズは沈黙を保つ。

 それだけ念を知りたいとも言い換えられる。

 だが何より約束は守るものだ。ハンターの端くれとして、ポンズも意識は強かった。

 

「……いいだろう。だがこれで私が納得したとは思わないことだ。もしよからぬ行動を企むようなら──」

 

 その先は言わずにクラピカは席を立って自室に戻っていった。

 それを見届けて、たっぷりため息を吐いて、ポンズは机の上でだらけた。

 

「つかれた〜〜。あれだけ疑われてるんじゃ、しばらくは無理ね……」

 

 本当なら、この家で過ごしている時から念を教えてもらうつもりだったのに(ポンズの中では)クラピカのせいでそれは出来なさそうだった。大人しくゴンを見習って身体を鍛えるしかない。そんな未来の展望に少しばかりげんなりしながら、ポンズは自室に戻るために席を立つ。──あんまりに椅子が重くて四苦八苦したことは言うまでもなかった。

 

 

 翌日の朝から日常生活が始まった。

 薪を切ったり、料理を作ったり、掃除をしたり、やっていることは普通の生活だ。ただそれを高負荷で行うというだけ。

 カリス以外の全員が苦労しながら生活を続ける。

 

 とはいえ少しずつ楽になっていった。鍛えれば鍛えるほど、高負荷を日常的に与えているからなのか、見る見るうちに楽になっていった。

 当初は普通の日常生活すらままならなかったというのに、1週間も経つころにはもう慣れていた。人間の適応能力を少し舐めていたかもしれない。そんなことを思いながら、ポンズは食卓を囲んでいた。

 

「じゃあ、ポンズさんはインセクトハンターになるためにプロになりたかったんだね」

 

 20キロのお茶碗を片方の手に持ちながら、主菜を含めた料理を10キロのフォークで口に運んでいるゴンがそう言った。

 

「ええ、そうよ。私の住んでたところってすっごく田舎でね。コンビニなんてもちろんないし、外食する場所なんて1軒しかなかったわ。それも料理好きの夫婦が営んでるってだけの、料理は身近なメニューでね。当たり前だけど、普通の子供が遊べる場所なんてないから、野山を駆け回ってたわ」

 

 田舎あるあると話すと、ゴンも田舎出身だったようで話が弾んだ。

 

「オレの住んでる島はクジラ島って言うんだけど、同じくらい田舎だったんだ。あ、でも、外食する場所はたくさんあったよ。港も兼ねてたから、外の人たちが楽しむ施設はたくさんあったんだ。その分、子供だったオレが楽しめる場所はほとんどなくって、島の奥には自然が溢れてたから、そっちにばっかり遊びに行っちゃった」

「わかるわかる。やることないと森に入りがちよね」

「いろんな生き物がいるから飽きないし、友達もいっぱい出来たんだ」

「……いいわね。私も、今の子達と会ったのは森の中よ」

 

 帽子を指して言いながら笑った。

 

「まあ違った環境に生まれても、昆虫のことは好きになってたでしょうけど」

「自然の良さってどこでも変わらないね」

 

 そう言ったゴンと笑い合った。

 単純にポンズのことを警戒していないからかもしれない。ゴンは屈託のない接し方をしてくれる。子供なのに、なんていうか、不思議と話が弾んだ。これも経験豊富というのだろうか?そんなことを思いながら食事の時間は過ぎていった。

 

 

 また別の日。

 レオリオがたったの2週間で1の扉を開いた日に、お祝いとしてお酒も振る舞われたのだが、レオリオは結構な酒好きだったようでハイペースで飲んでいた。ゼブロさんとジークアントさんは明日も仕事があるから、と控えめにしていたので、残ったメンバーの中である程度はお酒の飲めるポンズが付き合う羽目になっていた。

 

「──だからよ、オレは絶対に医者になりてーんだ。ダチと同じ病気になったガキに、治療費なんざいらねえって笑って言ってやるのがオレの夢さ。いいか、ポンズ。お前もハンター試験であそこまで進んでたんだ。若いなりに経験はあるんだろうが、金は大事だぜ。何をするにしてもついて回りやがる」

「重々承知してるわよ。私がプロになりたかったのだって、一流企業並みの融資を求めてだし。プロハンターって信頼がないとそもそも調査を始めることだって難しいんだから」

「……信頼か。まあ確かに、そういう面もあるのか? オレは学費免除にしか目がいってなかったぜ」

「なんて言ったらいいのかしらね。あなたってお金に純粋な俗物とでも言えばいいのかしら」

「そうかもな! それでいいさ、医者になれるんなら、なんだって良い。──けどよ、勉強は自力でやんなきゃなんねーんだよな」

 

 お酒を呷った後で、レオリオはダハーと酒気の籠ったため息を溢した。

 

「知ってるか? 医者になるためには年間5000時間くらいの勉強時間が必要らしいぜ。これからの事を考えると、いや、気合いでどうにかするけどよ。それでもちょっと気が滅入る数字っていうか……」

「動機は十分だけど、やる気が削がれる、みたいな話ね」

「そんな感じか?」

 

 お酒で頭が回っていないのか、小首を傾げている。そしてさらにお酒を飲み干した。……何杯飲むつもりなの。

 

「そういう時は、目に見える合格ラインを毎日決めるのがいいって聞くけどね。例えば──」

 

 酔っ払いに何を話しても無駄だと思うけど、相談内容が相談内容なので、ポンズは少し真面目に答える。そんな会話をしながら夜は更けていく。

 そうこうしている内にレオリオは酔い潰れて、ガーガー寝息を立て始めた。

 仮にもプロハンターになった人間がこれでいいのだろうか、と思わないでもないが、苦笑いするのに留めて毛布を掛けてやるのだった。

 

 そしてゴンもクラピカも、そしてポンズも何とか1の扉を開けることに成功した。レオリオにいたっては2の扉まで開けてしまった。

 準備は万端。観光ビザの有効期限は残り10日ほど残っているとはいえ、そろそろ出発するべき時期だった。

 

 ポンズがチラリと視線を向けるのはクラピカだった。

 この20日間で幾度か会話する機会があったのだが、ピシャリとシャットアウトされている気分だった。

 必要最低限の会話だけで、向けられる視線には疑いが混じっている。彼の疑念を解くには至らなかった。……まあいいんだけど。ゴンとレオリオとは仲良く成れたんじゃ? という実感があるだけに、少し気になりはするけど、無理強いするものではない。これもゆっくりやっていこう。

 

 そしてゾルディック家の屋敷に出発したポンズたちを待ち受けた一切合切はゴンが主役となって切り抜けた。

 敷地門の前のカナリアも、執事館でのゴトーも、恐らくゴンでなければあの結果になっていない。

 不思議な魅力のある男の子だ。

 改めてそう思いながら、ポンズは合流した銀髪の男の子──キルアに目を向けていた。

 

「ああ、オレもそれ騙されたよ。タネあかしされるとハラたつくらいカンタンだぜ」

 

 ゴンは最後の最後にゴトーにコイン投げを挑まれて、ものの見事に外してしまった。

 その理屈を聞いたゴンにまずキルアが答えて、その後にクラピカが詳しい説明を話した。

 

「──というわけで、残るのは右手のコインというわけだ」

「う〜〜〜、ハラたつ〜〜〜」

「その通り。まあそのトリックを使ったのは最後だけだと思うよ。たとえゲームでもズルはきらいだから、ゴトーは。……それにしても、お前本当にガンコだな〜〜」

「え? 何さいきなり」

「ハンター試験合格したんだろ!? ならハンター証使えば、観光ビザなんてなくても、ずっと外国滞在できるんだぜ!!」

「オレ達もそう言った」

「う〜〜だって決めたんだもん。やること全部やってから使うって」

「なんだよやることって」

 

 お世話になった人たちに挨拶。

 カイトに連絡とって落とし物を返す。

 そしてヒソカにプレートを顔面パンチつきで叩き返す。

 

 やりたいことはこの三つ。ヒソカに叩き返すまではハンターライセンスは使わないと、ゴンは豪語していた。

 単純でわかりやすい子だとポンズは思った。

 

「ふーん。──でヒソカの居場所は?」

 

 そのキルアの質問に、まるで考えたことがなかった、と言わんばかりに無言で汗を垂らすばかりのゴンに、クラピカが答えた。

 

「私が知ってるよ、ゴン」

「本当?」

「9月1日ヨークシンシティで待ってる。──だそうだ」

「半年以上先だね」

「ヨークシンシティで何かあんの?」

「世界最大のオークションがある!」

「そうだ。9月1日から10日までの間だ。──というわけでその日、ヒソカはヨークシンのどこかにいるはずだ。見つけたら連絡するよ」

「わかった。ありがと!」

 

 クラピカはあえて省いたようだけど、恐らく幻影旅団に関わることなのだろう。ポンズの前で情報を極力漏らさない、という強い意志を窺わせる会話だった。……そこまで警戒しなくても良くない? いや、信頼されるようなことはしてないんだけどさ。

 

 内心の不満を僅かに表情に漏らしているポンズの前で、話はどんどん進んでいく。

 

「じゃ私はここで失礼する」

「え? もう私を警戒しなくていいの?」

「それも考えたが、しかし私の目的のためには、やるべきことがある。これからは本格的にハンターとして雇い主を探すつもりだ」

 

 ツーンとしたままクラピカはそう言った。

 

「それはそれで寂しくなるわね」

「ゴンたちに危害を加えるなら、私のリストに貴様の名が載ることになる。ゆめゆめ、そのことを忘れるな」

「別れ際にそれ言う? ブレないわねー、だからしないって」

 

 苦笑いして見せれば、クラピカは今までで一番柔らかい表情で頷いた。

 

「そうあってほしいものだ。……ここまで警戒を続けてきたが、少なくともポンズ。お前は私の前でそういった素振りを見せることはなかった」

「いちいち含みがあるのよ、あなた」

「事実を述べているまでだ。──こう言ってはなんだが、短気な人物なら早々に根を上げる程度には接してきたつもりだ」

「本人を前によく言えたわね、それを」

「レオリオ。お前も故郷に戻るのだろう?」

「ん? ああ、そうだな。やっぱり医者の夢は捨て切れねェ。国立医大に受かればバカ高い授業料は免除されるからな。……目の前の1日を追いながら、猛勉強してくるぜ」

 

 ポンズを見て、笑って見せるレオリオだった。

 あの飲み会の日のことを覚えているらしい。酔っ払っていただろうに、よく覚えていたものだ。

 クラピカが引き継いで言った。

 

「ポンズ、キミをある程度は信頼のおける人物であると認めよう」

「いちいち上から目線なの、どうにかならない?」

「カリスというお目付け役がいるのなら、ゴンたちの側にいることを認めないでもない」

「あー、はいはい。それはありがと」

「カリス、頼んだぞ?」

「うん、任せて」

「ねえ。そこは私なら大丈夫って答えるところでしょ」

「……?」

「何言ってるんだろうこの人って目で首傾げるのやめてくれない?」

「すまなかったな。後のことは任せた」

 

 さらっとクラピカがそう言って、驚いたポンズが聞き直すより先に締めにかかった。

 

 ──次は9月1日ヨークシンシティで。

 

 そう言って笑い合い、そしてクラピカとレオリオは飛行船で旅立っていった。

 

 そして残った面々が次に向かうのは天空闘技場。

 特訓のためにキルアがした提案は、満場一致で受け入れられた。

 

 

 







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