小さな巨人の転生小人族 作:桃です
ライガーファング強化種を倒した後、俺は十七階層にまで降りてきた。
「ミノタウロスとかも紙吹雪みたいに吹き飛んでいったなぁ・・・」
ミノタウロス他モンスターの襲撃を受けた際、拳を振るうとソレで生じた衝撃と風圧によって紙吹雪のように吹き飛んでいった光景を思い出す俺は虚しさを感じ始める。
「まぁ、とりあえず十八階層でエレボスの任務を熟すかって・・・ん?」
俺がそう言いながら十七階層の最終地点・嘆きの大壁に辿り着くとそこには・・・。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「えぇ、ゴライアスいるじゃん・・・」
十七階層の階層主であるゴライアスが健在だった。
「まぁ、いっか。これでまた
そう言いながら俺は戦いの場に足を踏み入れるのだった。
ゴライアスが俺のことを視認した瞬間、巨大な拳を振り下ろしてくるが・・・。
「軽い」
俺は難なく受け止め、引き寄せる。
俺の力に負けてゴライアスが体勢を崩し、倒れ込む。
「死ね」
【グロウパンチ】
その言葉と共に渾身の拳を放つと、見事ゴライアスの魔石を粉砕し単独討伐をなすのだった。
「さて、十八階層着いたからさっそく作業を始めるか」
俺は念のために他の
他の
【かえんほうしゃ】
炎が火炎石に触れた瞬間、大爆発が起こった。
更に、爆発が起きたことによって十八階層を焼き尽くす勢いの炎が舞い踊る。
そんな状況にリヴィラにいた冒険者達が錯乱状態になったところで
「・・・まぁ、俺もあっち側だから何も言えねぇわ」
俺はそう言ってその場を去ろうとした時、赤髪の冒険者が部隊を率いて現れた。
「やっぱり、別働隊が居たわね!!」
現れたのは正義の女神の派閥【アストレア・ファミリア】だった。
「まぁまぁ、ここまで大それた事をなさるなんて
「輝夜、
「わかっておるわ、ぶわぁ~~~~かめっ!!皮肉に決まっておろうが、解りきっていることを言うな青二才!!」
「誰が青二才か!!」
「貴様のことに決まっているだろう、クソ雑魚ポンコツ妖精!!」
「輝夜ぁ~~~っ!!」
「お前らいい加減にしろって、さっさとコイツ捕まえて避難すっぞ!!」
アストレア・レコードで見ていたやりとりを見れて良かったです、なんて感想を脳内でした後拳を握ってエレボスに渡された変声器を使用する。
「【アストレア・ファミリア】・・・、正義の眷族」
「えぇ、そうよ。私達は・・・「無茶なダンジョン探索をして主神に雑草のクソマズ
「しかも、その主神に気を遣われて罪悪感が増し増し」
「うわぁああああああっ、思い出させんなぁあああああっ!!」
アリーゼが名乗りを上げようとした時に黒歴史をぶちまけてやった。
そして、追加の口撃で
「自分の力量も過信する馬鹿な娘共というのが俺の評価だが、合っているだろ。死ななかっただけマシな・・・」
「確かにあの時はアストレア様に申し訳なかったわ。でもね、それと貴方を捕らえるのは別の話よ!!」
「それもそうだ、話は変わるがもう少し冒険者としてではなく女として腕を磨いたらどうだ?でなければ、嫁の貰い手が本格的に無くなるぞ」
「それも関係ない話ね!!」
「だが、好きな人に手料理を作って喜んで貰いたいとは思わんか?」
「うぐっ、確かにそうね。輝夜、帰ったら料理教えて貰えないかしら?」
「団長、今はそんなことを気にしている場合ではないと思うのだが・・・?」
「それもそうね!!」
俺の言葉に強気の言葉で返すアリーゼだったが、次の言葉で納得し輝夜に教えを請おうとする。
輝夜は怒気を纏いながらそう言うとアリーゼは気を取り直してこう言ってくる。
「中々やるわね、私達をここまで翻弄するなんて!!」
『達を付けるな、達を!!』
「勝手に寸劇始めたのはお前らだろ、俺は事実を伝えているだけだ」
シリアスがシリアルになる瞬間だった。
「俺の役目は終わった。だが、最後に・・・」
そう言いながら前傾姿勢になる。
「皆行くわよ!!」『了解!!』
そうすると、【アストレア・ファミリア】も戦闘態勢に入るが、俺の取った行動は・・・。
「三十六計、逃げるにしかず」
逃走だった。
「へっ、あっ、待ちなさい!!」
【ストーンエッジ】
追ってこようとする【アストレア・ファミリア】に対して攻撃をし、躱されたとしても燃え盛る木々が鋭利な石の礫の威力で折って倒すことで追撃を避ける事が出来た。
「うん、今日は原作キャラに逢えて満足満足」
こうして、俺の初めての任務は終わりを告げるのだった。