夢現世界の災凶姫~Disastress in the Parasomnias~   作:サッドライプ

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 いよいよだーくふぁんたじー感が出てきたので散々な目に遭ったキャラも多い人物?紹介第三弾。そいつらの詳細とかその後に触れると死体蹴り感が素敵()




★人物?紹介集(37話~52話まで)

 

霞悠斗(かすみ・ゆうと)

 我らが主人公、災害級電気ネズミ。ちょこちょこ闇が漏れてきたというか、半年以上暗い遺跡の中でグロいモンスターと命がけの殺し合いをやり続けたせいで感性が完全にぶっ壊れてる。悪魔も泣き出すホラーアクションなゲームを生身でノーコンクリアしてね!って言われてるのと大差ない環境にいた以上当然というか。

 むしろその状況を生き抜いた上でちゃんと倫理観を保って街中で普通に生活できてるあたり、愛の力は偉大………なのもあるけど元々メンタルの強靭さがずば抜けてたんじゃないか疑惑。しかも令和育ちのストレス受け流し能力と、飽和した大量のマンガやゲームに触れてきた経験から、大抵の壮絶な設定を「あーはいはいそういう系ね」とスルーできてしまう嫌な慣れを兼ね備えている。

 心の器にヒビは確かに入ってるけど、そこから悪堕ちするにはかなり道のりは遠いのでは。いっしょにバケモノになるんでしょ気長にがんばれプリナさん。

 最近可愛いカノジョの裸リボンの誘惑で無事童貞卒業した。ダンジョンで助けた少年がモンスター化してしまい殺人童貞も卒業したが、散々その手足でモンスターをぶちぶち潰してきておいて今更『元人間は殺せない~』的な鬱展開をやろうと思っても無理なので、どうあがいても悲壮な感じにはならなかった。

 

 

S・ソブリナス

 クジラ……もといシャワー娘……もといメインヒロインのプリナちゃん。千歳年下の若いツバメに寄生して養ってもらい、異世界転移前は高校生だったミュートくんについに手を出してようやく処女を捨てた、って書くと違う意味でやべーヒモ女。

 一応その気になれば世界中を水の底に沈めることが可能なバケモノなのだが、相変わらず設定が明かされる度に何かしら過去の死体蹴り案件が積まれていくおいたわしい地雷娘でもある。

 あ、次の章でもっかい死体蹴りあるからミュートくんに慰めてもらってね()

 

 

P・エルギノーザ

 エルギノーザしたわんこ。作者的に話のフックや解説役、ミュートと第三者の調整役としてものすごく便利。そんな立ち位置の都合上弁が立つキャラになったもんで、BSSを正論でメンタルブレイクに追い込むくらいにはちょくちょく言葉の火力が高い。その火力が時々ミュートやプリナにも向くのはご愛嬌である。まあ、ミュートくんに対しては「おしおき」が返ってくるのを期待してというかまって攻撃なのがほとんどなのだが。行動様式が普通にペットのそれである。

 普段はごすずんのお世話をしていればそれで幸せそうににこにこ笑っている和み系ケモ耳娘。が、不都合な秘密を知られたと思ったら古い付き合いの幼馴染相手でも存在ごと歴史から抹消する砲撃を躊躇(ちゅうちょ)なくぶち込むあたり、結局は千年モノの悪霊に心を喰われたジェネリックプリナちゃんなのであった。

 

 

E・コリー

 エルザの居た孤児院でマザーをやっている、ふとっちょおばさんシスター。パーティー追放食らってどん底状態だった時のエルザにすら遠慮なくお金をせびる鬼畜の所業を過去に行っているが、「力ある者が力なき者を守り助ける」という教義に忠実なだけなので彼女というか聖教会的にはむしろ教えに忠実なのである。

 彼女を母代わりとして慕っていた、エルギノーザする前のエルザさんが善意の人だったことから分かるように、目下と思った相手には本当に面倒見がよく優しいシスター。たとえ今のエルザちゃんからは豚を見る目で見られていたとしても。

 

 

S・アウレウス

 諸悪の根源。だいたい全部こいつのせい。なので、何を語ってもネタバレになってしまう。

 聖教会の大司教という地位にあり、教皇や枢機卿はいないので実質最高権力者。その地位に座る者の名前は、千年間一度も変わってないらしい……。

 

 

S・エピデルミディス

 ↑が延々一人でしゃべり続ける絵面がキツかったという事情だけで登場した、小国のお姫様。バトルジャンキー気質で、最前線都市パーシャルのギルド長と同じBランクと相当な実力者。

 アウレウスはなんとなく絶対近くに居て欲しくないタイプの人間だと勘で理解している。が、自身の血族だという女が、祖国より遥かに巨大な大陸中央の国を実質牛耳っている教会の最高権力者とあっては無碍にできず毎度イライラしている。それを分かってて彼女のもとを訪れるアウレウス。もちろんおちょくっている。

 

 

C・ビオラセウム

 こんなやつ居たっけ()………という末路はさておき、エルザの居た孤児院で一つ年上だった彼女の幼馴染。孤児の生まれのコンプレックスで相当性格が歪んでいて、宗教や特定の思想に傾倒してそれを信じる自分を何か崇高なものだと勘違いして他の集団を見下して(けな)す、嫌な意味でリアルにもたくさん居る感じの残念な人間。追放後ソロ狩りで足踏みしていたとはいたとはいえエルギノーザする前のエルザさんよりランクが高いのは、一応それ相応の才能と努力の証ではある。

 が、特に何の障害もなく自分の恋人、妻にできると思っていたエルザにマジレスフルバーストを食らって無事発狂。ストーカー化してプリナの正体に繋がりかねない秘密を聞いてしまい、コンプレックスの塊である彼にとって『自分のことを誰にも覚えてもらえていない』という最悪に惨めな方法で口封じされることとなった。

 なお読者からは「親に捨てられたのもそもそもその性格の悪さのせいじゃなかったん?」と追撃を食らった模様。もいっこ追撃しておくと、エルギノーザする前のエルザさんに告白していた場合でも、自分がパーティー追放食らってどん底状態だった時に都会で充実した毎日を過ごしていた人間が「ボクの恋人になって当たり前」みたいな視線を向けてきたことにさすがの人格者エルザさんもブチキレて、本編以上に手酷く拒絶していた模様。

 

 

S・フィオジェネス

S・アガラクティエ

S・ディスガラクティエ

 Cランクパーティー『ワンダーブラッド』のリーダー・フィオと、アージェとディジーの双子姉妹。生まれに厄ネタがあり、ギルド長との取引で後ろ盾を得る代わりに定期的にギルドの指名依頼をこなしているらしい。城塞都市パーシャルで抗魔士(イムニティ)蝕魔(インフェクター)に堕ちる侵魔化(アラージ)が発生した場合、これを秘密裏に処理することも取引内容の一つ。

 厨二言動の王子様系イケメンとメスガキ、そして自称妹ママという謎過ぎる組み合わせなので当然友達が少ないというかゼロだった。ディジーはミュートをフィオのおともだち認定して感動していたが、人が彼らを避ける最大の要因が妹ママを名乗る狂気の存在であることの自覚は多分ない。

 

 

C・ボツリヌス

 乳幼児にはちみつを食べさせてはいけません。という名前の由来ネタはさておき、親に“ボツ”呼ばわりされる愛されない子供。その献身が報われると期待することすら忘れ、劣悪な装備で魔物ひしめく蝕巣(フォーカス)に潜るEランク抗魔士(イムニティ)。そうやって必死に稼いできた金は、自ら働くこともなく常人の姉ばかりを可愛がる両親によって無為に消費されるだけだった。

 虐待とか搾取子なんて言葉がある訳もないファンタジー世界で、抗魔士(イムニティ)という強者である彼に救いの手が差し伸べられることは………まあ、ダンジョンで帰還不可能になったら『サンダーラット』さんが来てくれた訳だが。料金として全財産の半分が没収されるお助け屋の利用は、当然ながら彼の家庭環境を一変させる。

 偏愛と堕落の業を覚えたダメ夫婦とそれにひたすら甘やかされた姉と、そして彼らに疑問すら持てない哀れな子供。そんな関係に希望があった訳もなく、待ち受けるのは侵魔化(アラージ)という異形化への道だった。

 人生の最後に自分に冷たくないおにーさんと出会い、「ぴかぴかしてきれいなもの」と思いながら、そんな彼にあくまで人間として痛みもなく介錯される。それは救いと呼ぶにはあまりに残酷で、けれど冷えて固まった心にわずかな温かさを与えていたことには違いないのかもしれない。

 

 

C・ディフィシル

C・パーフリンゲンス

 毒親ズ。名前の由来もまんま食中毒菌。抗魔士(イムニティ)の素質を持っていた方の我が子を疎み、平凡な姉をことさら可愛がる。金を稼いで差し出してくるようになった弟の方は、気持ち悪いが役に立つ道具程度にしか思っていなかった。

 その認識が変わったのは、ボツが蝕巣(フォーカス)から帰還できなくなり救出依頼の対象になってから。贅沢に慣れて貯蓄などしていなかったために、依頼達成報酬として家財のほとんど全てを差し押さえられ、生活が破綻する事態に直面する。追い詰められた夫の方は、表面上はへらへらした兄ちゃんであるミュートにまさかの借金チャラを狙った凸をかまし、振り払われただけで手に複雑骨折を食らう。―――抗魔士(イムニティ)蝕魔(インフェクター)と伍する、常人とは別次元の暴力を有した化け物なのだと、今更に理解してしまうのだった。

 これまで従順だった息子を『愛せない他人』から『おぞましい化け物』と認識した夫婦。人の認識により儚くうつろう夢現世界(パラソムニア)において、それは最も危険な考え方。自意識の薄弱な息子は瞬く間に侵魔化(アラージ)に呑まれて本当の化け物となり、彼らが恐れたとおりにまず両親をその手にかけたのであったとさ。

 

 

C・ティターニ

 何の特別も持たない『普通』の娘ティータ。普通だったから超人だった弟と比べて両親の愛を注がれ、普通だったから搾取され利用されるだけの弟に疑問を持つこともなく、普通だったからそんな弟を見下すことに慣れ、そして彼の稼ぎで食べるものにも着るものにも困らないということの本当の意味を考えることも普通にできなくなっていった。

―――環境の被害者、という言葉は人道主義者気取りがしばしば逆張りで加害者を庇う際に使うお為ごかしではあるが。そんな環境から一日にして家族を失い一人で生きていくことになった彼女にとって、それが何かの救いになるのか。ミュートの不興を買うことを恐れ、「どうせ事実を話しても無理心中一家の生き残りの狂言としか思われない」としてギルドから見逃されたまではいいが、この後どんな生き方をしてどんな末路を辿るか次第だろう。

 ちなみにClostridium tetaniは破傷風を引き起こす細菌である。傷そのものでは死ななくとも、侵入した菌から産生される神経毒が体に回って死に至る病。いや、関係あるとは言わないけど。

 

 

H・デュクレイ

 直接の出番は序盤の2話分だけで、あとは名前しか出てこないのに異常な存在感を放っているマッチョな黒髪縦ロールお嬢カマ。ダンジョン産アイテムの取り扱いにおいてこの最前線都市でも一二を争う目利きだが、その分アイテムへの愛は止まることを知らない。特にレアアイテムがあると血走った眼で駆け寄り鼻息荒くガチ恋距離♂で舐め回すように視姦する。その光景の異様さは、この時代で初めてギルドというニンゲン達の組織の懐に入った状態のミュートを見守っていた警戒心バリバリのプリナちゃんを思考停止させたレベルだった。

 一応アイテムが関わらない話なら、口調はともかくかなり良識的で懐が深い。数々の実力者達の生きざまを見てきた経験から、深いことを言ったり言わなかったりもする。全部ビジュアルで致命的に台無しだが。

 

 

T・パリドゥム

 デュクレイ魔道具店(支店)の店員の女の子。落ち着いた雰囲気の美少女で、女子も憧れるタイプの長髪ロングなクール系。この作品が学園モノだったならメインヒロインの系譜だが、あいにく作者が作者である。

 港街の地元愛あふれる観光ガイド・デンてぃの姪。お嬢カマを純粋に先生として慕っていたり、尊敬する先生の店が廃れるのが許せないと言ってアダルトショップに改造するなど、真面目で善良なのだが何故か出力される言動が変なベクトルに向かう子。自分が面白いことをやっていると全く思っていないタイプのナチュラルボーン芸人である。

 

 

 





 いじょ。

………女の子に梅毒の原因菌の名前付けるとかどうなの。

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