ようこそ!地獄から地獄へ─転生先がBLEACHだなんて聞いてない!─   作:ブラックコーヒー

5 / 5
おっと、石田雨竜が虚の大量召喚に成功したようだ!

 

夢から目が覚めれば、いつもと変わらない部屋の風景が視界に入り、違和感を感じて左手首を見た。

 

俺の一部だった物が戻って来て、不思議なくらいの安心感を覚えた。

 

俺の術式だった加具土命が具現化された珠々玉になって、こうして一緒にいるのは、15年振りだ。

 

 

 

 

「白石くん、今ちょっといいかい?」

 

お昼休み、お弁当を食べ終えてラノベを読んでいると、ふと俺の前に石田雨竜が現れた。

 

今もちょっとも、···話が今いい所なんだが!!

 

ちなみに読んでいるのは、○屋のひとりごとだ。

 

猫○と○氏様が洞窟であれやこれやあって、○氏様のチソチソをカエルだと言い張る部分にさしかかっている···そこに水を差すのか石田雨竜よ。

 

今とっても先が気になる展開を読んでいるのだよ石田雨竜よ。

 

どうせあれだろう?

「君は死神なのか?」とでも言うどーでもいい質問するだけなんだろう?

 

さっきから石田雨竜の視線が珠々(加具土命)の方へと意識されているのは知っていた。

 

てか何で俺?

黒崎一護の方に行けばいいじゃないか、···と思ったら朽木ルキアとじゃれ合っていた。

 

あー、あれかー、石田雨竜も思春期だもんなー。

 

なる程!リア充に声をかけづらいんだな···、うん、それは俺もわかる。

 

「その哀れみに満ちた視線はやめてくれないか···」

 

よし、ここは悩める(?)若人の為に、ここはひとまず中身なオッサンが人肌脱いであげよう!

 

「いや、何でもない。いいよ」

 

「それじゃあ、屋上で···」

 

「りょーかい」

 

石田雨竜···もう石田と呼ぼう。

彼の後ろをついて行き、屋上の重たい扉を開けば生徒は見事に一人もいなかった。

 

屋上には初めて来てみたが、思ったよりも眺めがいい。

 

「なぁ、···一つ聞いていいかい?」

 

バタン、とゆっくりと背後で扉が閉じた。

 

屋上の中心まで歩いて行った石田の隣に追いつくと、切長の瞳を細めて問いかけて来た。

 

威嚇、憎しみ、苛立ち、そんな負の感情を幾重にも重ねた空気に、ピリッとした空気を受け取った。

 

ここがあの世界なら、呪霊が誕生していただろう。

 

それまでに、石田雨竜の死神への憎しみの念は強いらしい。

 

無理も無い、同胞を沢山亡くしたのだから。

 

「何?聞きたい事って」

 

「君は、()()か?」

 

単刀直入に来た。

 

どうだろう···死神っちゃ死神(つい昨日なったばかりの新人)ではあるけれど、前世は呪術師だったし···加具土命は術式だったし、なんなら()()は特級呪具みてーなモンだろうし···。

 

呪術師でもなければ、死神でも無い···、改めて聞かれてみると、自分の立ち位置がちゃらんぽらんな事がよくわかった。

 

ただし、加具土命から「死神」になれと言われて俺は死神になった···はず。

 

「····石田くんからは、俺は何色に見える?」

 

死神と滅却師は霊力の色が違ったはずだ。

 

死神が赤、滅却師が白。

 

質問で質問をするのはいささか不躾にも思うが···。

 

「······、その質問をすると言うことは、僕が()()()()()()なのか知ってると受け取るよ」

 

「あぁ」

 

まぁ、知ってるのは原作を知っている上での知識だけれど。

 

「···分からないんだ」

 

「わからない···、だと?」

 

「あぁ、君の色は、赤でも白でもない···つまり、死神や滅却師以外の存在···と言う事になる。だけれど、君からは死神の匂いとしか感じ取れない。君は、いったいなんなんだ!」

 

それはまぁ、呪術師と死神のミックスですから。

 

つまり、あれだ「俺、最強だから」みたいな(冗談だけど)

 

「そんな事言われてもなー···生まれた時からこんなだったし。出来れば俺は石田くんとは争いたくないなとは思う。まぁ、憎ければ殺しにくるなり来ればいいさ、それで君の心が少しでも晴れるなら。ただ、俺もタダでやられる気はないけどね」

 

と、そこで昼休みを終えるチャイムが鳴った。

 

「聞きたい事がそれだけなら、俺は教室に戻るよ」

 

 

 

 

 

 

で、放課後。

 

下校中に大量の虚に囲まれた。

 

「石田くん、ジーザス!!」

 

 

どうやら、黒崎一護と接触した後に虚の召喚に成功したらしい。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

四楓院夜一と俺の話(作者:四角いトマト)(原作:BLEACH)

四楓院夜一とオリ主男の物語。▼AI利用しての執筆。▼ご容赦ください。


総合評価:238/評価:8.8/連載:7話/更新日時:2026年04月18日(土) 20:50 小説情報

美食ハンター志望の元フロアマスター(作者:色々残念)(原作:HUNTER×HUNTER)

天空闘技場の元フロアマスターがプロの美食ハンターを目指す為に、ハンター試験を受けにいく話▼


総合評価:1251/評価:7.76/短編:8話/更新日時:2026年03月08日(日) 23:48 小説情報

魔法科高校の熱を愛する者(作者:パクチーダンス)(原作:魔法科高校の劣等生)

呪術廻戦の秤金次っぽいオリ主を登場させました。


総合評価:4150/評価:8.28/連載:17話/更新日時:2026年05月22日(金) 20:30 小説情報

直哉の兄で十種持ち(作者:七罪の王)(原作:呪術廻戦)

「ドブカスじゃねえか」▼禪院家当主禪院直毘人の息子であり、後の炳筆頭禪院直哉の異母兄にして、十種影法術持ち。▼それが俺、禪院家次期当主筆頭候補、禪院直久。転生者である。


総合評価:1415/評価:7.85/連載:6話/更新日時:2026年04月25日(土) 22:38 小説情報

私の主は最高です(作者:ノーム)(原作:魔法科高校の劣等生)

これは魔法科高校劣等生に登場する北山雫の幼馴染み(義弟)兼北山家の(自称)最高執事を目指す男の物語▼本作の主人公は年下です


総合評価:645/評価:7.53/連載:14話/更新日時:2026年06月05日(金) 00:02 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>