僕の幻想的な非日常記録   作:春雨豆腐

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#α7 試行錯誤

 今日は水曜日だ。と言っても、いつものように学校がある訳では無いのだよ。何故かと言うと、先週から春休みが始まっているからね!

 

 まぁ、たとえ春休みでも私がやる事は変わらないんだけどね。言ってしまえば、発明品にかける時間が増えた位だ。実験や発明品は私の生きがいだからね。

 

日和「お姉ちゃ〜ん」

 

アユミ「どうしたんだい? こんな朝早くから」

 

日和「今が朝早くだと思うの? 本気で言ってる?」

 

アユミ「違うのかい? 部屋が暗すぎて、外がどうなってるのか分からないよ」

 

日和「1回時間を確認してみてよ」

 

 そう日和に言われた。部屋が暗すぎて時間も確認できないから、部屋の外に行って私はスマホで時間を確認する。明るさ的に……10時くらいじゃないかな?

 

アユミ「今は……12時だね。どこからどう見ても、まだ朝早いじゃないか!」

 

日和「どこからどう見ても、今はもうお昼だよ?」

 

アユミ「お昼はギリギリ朝だと思うんだけど……日和は違うのかい?」

 

日和「そんなわけないでしょ……お昼ご飯ができたから、お姉ちゃんを呼びに行けって言われたの」

 

アユミ「そうだったのかい。なら、早く行こうか? 私朝何も食べてないからお腹が空いたよ」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

アユミ「日和?」

 

日和「どうしたの?」

 

アユミ「なんで着いて来るんだい?」

 

日和「この部屋ってどうするの?」

 

 昼食を食べ終えた後、一緒に私の部屋まで着いてきた日和にそんな事を聞かれた。

 

アユミ「どうすると聞かれても……どつしようもなくないかい?」

 

 ルーミア君が真っ暗闇にしてしまった部屋をどう片付けるか……これは、今までで1番難しい問題な気がするよ。なんと言っても、私達は『能力』というものがどういう感じなのかを知らないのだ。

 

 もしかしたら、ハル君は知っている可能性も無くはないが、知らない可能性の方が高いだろうね。

 

日和「う〜ん……いつものお姉ちゃんなら掃除機とか作りそうだけどね」

 

アユミ「……掃除機? 闇を吸い取るって言うのかい?」

 

日和「なんか、お姉ちゃんならそういう発明品作りそうじゃない?」

 

アユミ「流石にその発想は無かったよ……でも、普通の掃除機ならあるよ?」

 

日和「普通の掃除機で何とかなるものなの?」

 

アユミ「私は何事も試してみることが大切だと思うけどね」

 

日和「じゃあ試してみるよ?」

 

アユミ「あぁ! 頼んだよ! 私がお母さんに怒られない為にも!」

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

日和「………………そんな事ってあるの?」

 

 あれから、日和は掃除機を使ってみた。正直に言って、絶対に無理だろうと思っていた。でも、やっぱり何事も試してみるものなのだと実感することができた。

 

 突然だが、何が起こったと思う? 信じられないかもしれないが、掃除機で闇を吸い取れたのだ。

 

アユミ「綺麗に無くなってるよ……」

 

日和「まぁ何とかなって良かったじゃん!」

 

 この出来事のおかげで、能力が何なのか……それが余計に分からなくなってしまったよ。

 

日和「お姉ちゃん?」

 

アユミ「どうしたんだい?」

 

日和「暇になったから遊んで?」

 

 確かに、最近は(主に私がハル君の家に行ってたせいで)日和と全く遊べていなかったからね。久しぶりに遊ぶとしよう。

 

コンコン

 

日和「? なんか廊下から聞こえるよ?」

 

アユミ「さぁ? 使用人の誰かじゃないのかい?」

 

日和「気になるし、見に行ってみようよ!」

 

 人のことを言えないけれど、日和の好奇心って凄いと思わないかい? 物音だけで興味を示すんだよ? 全く……誰に似てしまったんだか……まぁ、私も気になるから止めはしないけど

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

日和「チルノちゃん達だ!」

 

アユミ「えぇ……」

 

  物音の正体は、廊下の窓を叩くチルノ君達だった。

 

チルノ「開けろ〜!」コンコン

 

ルーミア「早く開けて〜」トントン

 

 今も尚、窓を叩きながらそう言ってくる。そんなチルノ君達に、一つだけ聞きたい事がある。それは能力関係の事ではない。それはこの廊下の窓を叩いていることだ。

 

ガラガラ

 

日和「久しぶり!」

 

大妖精「お久しぶりです、アユミさん」

 

アユミ「え〜っと……」

 

チルノ「? どうしたんだ?」

 

アユミ「ここ3階なんだけれど……」

 

 そう。ここは普通に3階なのだ。なんで当たり前のように飛んでいるのかが分からない。まだ中庭側の窓なら良かった。だけれど、普通に道路側の窓を叩いているのだ。まぁ本人達が良ければそれでいいのだけれど……

 

日和「凄い! 飛べるんだね!」

 

ルーミア「適応早いのだ〜」

 

日和「破天荒な姉が居るからね……」

 

大妖精「大変そうだね…… 」

 

アユミ「それで……ハル君は一緒じゃないのかい?」

 

チルノ「あっ! そうだった! ハルが大変な事になってるから助けて欲しいんだ!」

 

アユミ「大変なこと?」

 

 チルノ君達から、その大変な事について聞いた。ハル君の方も闇で埋め尽くされてしまったのか……毎度思う事だけど、ハル君も大変そうだね。

 

日和「なるほど……でも、それもお姉ちゃんにかかれば何とかなるよ!」

 

アユミ「そうだね、ルーミア君? ハル君の家の方の闇って、私の方で出した闇と同じものかい?」

 

ルーミア「ダメなタイプ……」

 

アユミ「ダメな方なのかい……?」

 

チルノ「でも、アユミの部屋が何とかなったなら、ハルの家も何とかなるんじゃないの?」

 

アユミ「う〜ん……」

 

日和「何事も試さないといけないんじゃないの?」

 

アユミ「………………それもそうだね。行けるか分からないけど、一応行ってみよう」

 

チルノ「じゃああたい達に着いてきて!」

 

アユミ「わかったよ。それじゃあ日和、帰ってきたら遊ぼうか」

 

日和「やった〜!」

 

 そうして私は掃除機を片手に、ハル君の家へ向かった。

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 その後、無事にハル君の家の方の闇も吸い取ったのは、言うまでもないだろう。吸い取る間にルーミア君に聞いた事だけど、能力については慣れらしい。外の世界……つまり現代では上手く能力を使うことは出来ないらしいけどね。

 

 能力についての謎は、深まる一方である。それでも、私はそれを解明するために努力を続けるとするよ。何事も、試さなければ分からないからね。 




こんにちは!
あと少しで夏休みだね。やったね。
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