とある空――。
そこには、ビリッ、ビシッと空気を裂く音を響かせながら、三機の飛行機が大気圏へと突入していた。もし普通の航空機であれば、瞬時に分解・消滅していただろう。しかし、その三機はただの飛行機ではない。
「チェンジ! ゲッター!」
叫びと同時に、三機は編隊を崩さぬまま変形を開始する。頭部、胴体、脚部――空中で分離し、再構成され、やがて一つの巨体へと合体した。
現れた姿は、白く巨大なイカを思わせる異形。しかし、その両腕に備えられた回転するドリルが、それが単なる生物ではないことを雄弁に物語っていた。
謎の白い機体は、迫り来るミサイル群へと一直線に突き進む。真ドラゴンへと到達させぬため、すべてを破壊するために。
「おぉぉぉぉぉぉ!」
「うぉぉわぁぁー!」
「……」
操縦席で誰かが不敵に笑った、その瞬間――。
眩い光が、地球そのものを包み込んだ……。
―――別の世界―――
「あんた達、誰?」
抜けるような青空を背に、ピンク色の髪を揺らした少女が訝しげに言った。
ズキリ、と頭痛が走る。
才人は眉をしかめ、重たい頭を振りながら答えた。
「誰って……俺、平賀才人だけど」
「そう。なら、どこの平民?」
少女は一拍置き、才人の隣へ視線を移す。
「それと……その隣の男性は?」
平民? 隣?
意味が飲み込めないまま周囲を見渡すと、確かに近くには一人の成人男性が倒れていた。意識はなく、呼吸だけがかろうじて確認できる。
さらにその周囲を囲む少年少女たちは、全員が同じ制服を身にまとい、手には杖のような棒を握っていた。
「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を二人も呼んでどうするのさ?」
誰かの声を皮切りに、
「ククッ……!」
「アハハハハ!」
ルイズと呼ばれた少女を除く全員が、腹を抱えて笑い出した。
「ちょ……ちょっと間違えただけよ!」
ルイズは顔を真っ赤にして怒鳴るが、周囲の笑いは止まらない。
なんだ……ここは……?
状況を理解できない才人を置き去りにし、事態は一方的に進んでいく。
「ミスタ・コルベール! も……もう一度、召喚をさせてください!」
召喚? 使い魔?
聞き慣れない単語ばかりが飛び交う。
「決まりだ、ミス・ヴァリエール。儀式によって『使い魔』を召喚してしまった以上、やり直しはできない。この神聖な儀式で呼び出された使い魔によって、君の属性は固定され、専門課程へと進むことになる。好みや結果に関わらず、彼らを使い魔にするしかない」
「そんな……平民を使い魔にするなんて、聞いたことがありません!」
「例外は認められない。儀式を続けなさい」
ルイズは悔しそうに唇を噛み、やがて才人の前に立つ。
「……ねぇ」
「な、なんだよ」
「感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、一生に一度あるかどうかなんだから」
貴族? 何を言ってるんだ、こいつ。
「我が名は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司る、ペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
そう唱え、彼女はそっと顔を近づけ――。
「ん……」
柔らかな感触。
才人は、何が起きたのか理解するより先に、それがキスだったと悟った。
「コントラクト・サーヴァントは、きちんと成立したね」
コルベールと呼ばれた男が、満足げに頷く。
「……っ!」
その直後、倒れていた男性が突然身を震わせた。
「ぐあっ……! ぐ、ああああ……!」
苦悶の声。しかしそれは長く続かず、すぐに静まる。
才人が恐る恐る手を見ると、そこには見覚えのない文字――ルーンが刻まれていた。倒れていた男性の手にも、同じものが浮かび上がっている。
「ふむ……珍しいルーンだな。後で調べるとしよう。さあ、教室へ戻るぞ」
その言葉と同時に、ルイズ以外の生徒たちは彼女をからかいながら宙へと浮かび、石造りの校舎へ飛び去っていった。
残されたのは、ルイズと才人、そして気絶したままの男の三人。
ルイズは深くため息をつき、才人を睨みつける。
「あんた、一体なんなのよ!」
その瞬間、才人の堪忍袋は切れた。
こうして才人は、謎の男を背負わされ、ルイズと口論しながら魔法学院の寮へと戻ることになる。道すがら、ここが魔法使いの学ぶ学院であり、ルイズたちが貴族であることを知った。
そして何より――自分が元の世界へ帰れないという事実を突きつけられる。
だが才人は、無駄に適応力が高かった。
「考えても仕方ないか……」
そう割り切り、とりあえず使い魔として生きることを決める。
未だ気絶したままの男を部屋の床に寝かせ、最低限の説明を受けた後、才人はそのまま眠りに落ちた。
翌朝。
再びルイズと口論しながら部屋を出た才人は、途中でキュルケという少女と出会い、二人の言い争いから、ルイズが『ゼロのルイズ』と呼ばれている理由を知ることになる。
その後、床での食事、授業への参加、魔法理論の説明。
そして、錬金術の実演。
結果――。
ド ワ ォ ! 大 爆 発!
教室は阿鼻叫喚となり、ルイズは改めて自分の評価を思い知るのだった。
一方その頃、コルベールは例のルーンについて調査を進め、校長と密談を交わしていたが……才人たちはそんなこと知る由もなく、瓦礫の片付けに追われていた。
やがて才人はルイズを軽く煽って部屋を追い出され、そこでメイドのシエスタと出会う。
話を聞いてもらい、食事を分けてもらい、久しぶりに人の温かさに触れた。
「俺に、何かできることがあったら言ってくれ。手伝うよ」
そう言い残し、才人はその場を後にした。
「なぁ、ギーシュ! お前、今は誰と付き合っているんだよ!」
最近ゼロの使い魔全巻と真ゲッターロボ全話を買い二次小説という物を書いてみました。作者は真ゲッターは全話見ましたがゼロの使い魔は今はまだ1話しか読み終えてません。1巻最後部分まで書き終えてから2巻目を読もうと思っています。
竜馬は生身で活躍?はたまたゲッター?
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ゲッター
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生身