AFOの介入により、天空の闘技場は混沌の極みに達していた。連の「創世」の光がAFOの「略奪」に侵食され、連の身体がノイズのように点滅し、存在そのものが消えかける。
緑谷「暁くん!!」
その窮地に飛び込んできたのは、緑谷出久だった。OFAを全開にした緑谷は、黒鞭と発勁を駆使して連に迫るAFOの触手を弾き飛ばし、膝をつく連の背中を支えるように立った。
連「……緑谷。アンタ、何を……」
緑谷「……君一人の世界じゃないんだ! 君が創りたかった平和な日常を、ここで終わらせてたまるか!!」
連は自嘲気味に笑い、血の混じった唾を吐き捨てて立ち上がった。
連「……フン、勝手に助演男優賞を狙うな。……だが、いいだろう。この『バグ』だけは、俺たちの手でデリートする」
白銀の神と、歴代の意志を背負う少年。かつて反目し合った二人の継承者が、今、初めて背中を合わせた。
AFO 「無駄な足掻きを……! 二つの大いなる力、まとめて僕の糧となるがいい!」
AFOが死柄木の肉体から、ジャマトの蔓と無数の個性を融合させた巨大な黒い腕を振り下ろす。
連「緑谷、道を開けろ! 俺が理を書き換える!」
緑谷「わかった……全力で行くぞ!!」
緑谷が**「ワン・フォー・オール:フルカウル 100%」**の光を放ち、空を蹴る。
「疑似100%……変速! 五重(クインティプル)!!」
緑谷の超高速の連撃が、AFOの防御壁を一点突破し、その懐を無理やり抉じ開けた。
その隙を見逃さず、連はバックルのレバーを全開に回す。
**『BOOST IX VICTORY!』**
連「……これでチェックメイトだ。アンタにふさわしい地獄を創ってやる」
連の九本の尾が緑谷を包むように広がり、二人の力が一つに収束した。緑谷の「継承されてきた想い」が、連の「創世の力」の燃料(ブースト)となり、白銀の光は純白を超えた黄金色へと輝きを増す。
連「……消えろ、時代の遺物!!」
二人の同時攻撃がAFOの核を貫いた。
それは物理的な破壊ではない。連が放ったのは、AFOという「奪う個性」そのものを、この世界の歴史から「存在しなかったこと」に書き換える概念的一撃。
AFO「な、なんだ……僕の力が……個性が、溶けていく……!? 僕は、僕は王だぞぉぉぉッ!!」
AFOの悲鳴と共に、死柄木の身体から漆黒の悪意が剥がれ落ち、光の中に霧散していく。ベロバの遺したジャマトの核も、連の光によって清浄な命の欠片へと還元され、富士の麓へと降り注いだ。
衝撃が収まった闘技場には、ただ静かな風が吹いていた。
死柄木は元の少年の姿に近い状態で意識を失い、緑谷は肩で息をしながら、少しずつ消えかけている連の腕を掴んだ。
緑谷「……やったんだね、暁くん」
連「……ああ。だが、少し出力が大きすぎたな」
連の身体は、もはや半分以上が透き通っていた。
ツムリ「連様……!」
駆け寄るツムリの瞳に、初めて涙が浮かぶ。
AFOを排除した代償として、連はこの世界の因果から完全に切り離されようとしていた。
連「……香山さん、エリ……。あとの物語(日常)は、アンタたちが自由に描け」
連は最後に、自分を呼び続ける人々の声を背に、満足げに微笑んだ。
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天空の闘技場が、黄金の光の粒子となって溶けていく。AFOという「バグ」を完全に消去し、世界を再構築した代償。それは、暁連という存在がこの世界の歴史から切り離されることを意味していた。
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ミッドナイト「……連! 行かないで、お願い!!」
香山睡が、今にも消えそうな連の身体を必死に抱きしめる。だが、彼女の腕は虚しく空を切り、連の輪郭は光に溶けていく。
連「……香山さん。アンタの涙は、俺の創った世界には似合わない」
連は最期に、穏やかな、一人の青年としての笑みを浮かべた。
連「エリ、緑谷、爆豪……。この世界を、最高のゲームにしてくれ」
その言葉を最後に、白銀の光が爆発的に広がり、世界を包み込んだ。
数ヶ月後。
復興を遂げた雄英高校には、平和な日常が戻っていた。人々は「巨大な脅威」が去ったことは覚えているが、それを誰が救ったのか、その詳細な記憶は霧のように消えていた。
「……ねぇ、出久君。私たち、誰を待ってるんだっけ?」
お茶子の問いに、緑谷は胸に手を当て、空を見上げた。
緑谷「分からないんだ。でも……すごく大切な、格好よくて、少し意地悪な誰かが……僕たちにこの平和をくれたことだけは、忘れたくないんだ」
香山睡の部屋には、持ち主のいない白銀の狐の面が一つ、大切に飾られている。彼女は時折、その面を見ては理由の分からない涙を流し、それでも凛としてヒーローとしての日常を歩み続けていた。
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一方、この世界の理の外側——。
次元の狭間を、一台の真紅のバイク、**ブーストストライカー**が駆けていた。
ツムリ「……終わりましたね、連様。あの世界は、もうあなたを必要としないほど、強く、正しく再構築されました」
後部座席に座るツムリが、手元のタブレットを閉じながら告げる。
連はヘルメット越しに、後ろに流れていく数多の銀河を眺めていた。その身体はもはや透けてはいない。神としての力を完全に取り戻し、より洗練された輝きを放っている。
連「……ああ。攻略完了だ。少し……長く居すぎたかもしれないな」
連はバックミラーに、一瞬だけ映った香山睡やエリの幻影に別れを告げるように、アクセルを強く回した。
連「さて、ツムリ。次の『ステージ』の状況は?」
ツムリ「はい。別の次元にて、深刻な『絶望』の観測データが入っています。救済を待つ人々、そして……あなたという神を必要とする不幸な物語が」
連は不敵に口角を上げた。
連「……いいだろう。どんな難解なバグも、俺が最高のハイライトに書き換えてやる」
赤い光の尾を引きながら、バイクは新たな世界の境界線へと飛び込んでいく。
暁連。
彼は一箇所に留まるヒーローではない。
彼は、世界の悲劇を喜劇へと創り変え続ける、永遠の不敗の神。
連「ここからが、本当のハイライトだ」
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**[僕のヒーローアカデミア×仮面ライダーギーツ:創世の継承者 ―完―]**
最後まで読んでくれてありがとうございます!。次はナルトの二次創作を書きますのでお楽しみにそれとアンケートの結果は雷系の能力にしたいと思います。アンケートに答えてくれてありがとうございます!。
ナルトの二次創作で見たい尾獣の能力は?
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炎系
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雷系