朱き腐敗ともちほっぺ   作:nakimikan

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更新遅れました......
エーリアスフロンティア読んだら考えてたものが結構吹きとびました。
それでまた考えてる最中にゴールディさんの良さに狂わされるは大変だあ。
誤字脱字や感想あればよろしくお願いします。


教主 ①

教主は妖精の森へ来ていた。妖精の森で発生したらしい異変を調査をするためだ。曰く、森が朱くなった部分があった。果物が熟れたような腐ったような匂いがした。森にキュウリを植えたい。

(最後のは多分関係ないな......)

報告のあった座標周りに来ると確かに森は朱かった。

「結構広いみたいだな。進んでみるか。」

奥に行くほどに、草木は朱く腐り、見たことのない菌類や気持ちの悪い沼地が広がっていた。

妙なことが多いエーリアスでもここ最近はさらに多い気がする。そういえば私と同じように外から落ちてきた人間がいるらしいと聞いたが、私はまだ会えていないな。そんな考え事をしながら歩いていく。腐った匂いに耐えながら、沼地に足がとられながら、奥へ進んでいく。一人で来てしまったことに少しの後悔を感じた時、朱く染まったその大地に似合わない一際目を引くものがあった。黄金に淡く輝く種子があった。

まぁ無関係ってことはないし、持っていこう。ネルやマヨにひとまず聞いてみようかな。

そうして、種子を手に取ったとき頭の中に声が響いた。

(...た......)

「うん?」

種子から声がしたように思い、まじまじと見る。

(...た......が......て......)

よく聞くと、幼い少年とも少女ともとれるような声。いやに魅惑的で官能的に感じるその声をもっと聞こうとさらに顔を近づける。何を伝えたいのか気になる。

(わ...しに......)

そう。もっと声を聞かせてほしい。私に何を伝えようとしているのか。早く。

(したがってほしい。)

その通りだ。私はこの声に従うべきだ。おそらく自分はこのためにここに来たのだ。この苦難の道も、この世界に来たのも、生まれてきた理由もすべてはこのためなのだ。そうと決まれば話は早い。早くこんな場所からは早く出て目的を果たそう。あぁ楽しみだ。この方が何を成してくれるのか。もはや世界樹教団なんてどうでも──

「ブルミパアアアアアアアンチ!!!!!!」

「うわああああ!」

突然のブルミに教主は思考をやめることができた。

「ブルミ!?どうしたの?」

「どうしたのじゃないよ。教主ちゃん!色々おかしかったよ!さっきの教主ちゃん。」

言われてハッとする。私は何を考えていた?明らかにいつもの自分とは違う思考。そして行動を行おうとしていた。それをおそらくこの種子が行ったという事実が今はひどく恐ろしく、恐ろしいと感じれる自分に安堵を抱いている。

「ブルミ、ありがとう。助かった。」

「いいのよ。教主ちゃん!守ってあげるって言ったからね!!」

「やっぱり、この種がなんかしたのかな?」

「多分ね。なんか妙な力を感じるし。種だけど親分とは明らかに違う気持ち悪い感じがするし。危ないし捨てちゃった方がいいよ」

[そうだね。そうしよう。]

->[まあ、一応持っておくよ。]

「え!う~んほんとに?」

「ほんとに。次は気を付けるから。」

「教主ちゃんがそういうならいいけど、また変なことされないでね?」

「そのときは、また助けてね。ブルミ。」

「え~!あたちだって暇じゃないんだよ!!」

「頼りにしてるよ。」

種子から感じた声は確かに自分を蝕むものかもしれない。自分を利用しようとしているのだろう。ただ、聞いたその声から感じた感情は憎悪に怒りや悪い感情ではなく、ただ誰かを想う心配や優しさだった。捨てなかったのはそれだけの理由。だから、

「一度ゆっくり、腰を据えてちゃんと話したいなあ。」

「...ほんとに大丈夫なのかなあ......」

 

*

 

エーリアスとは異なる世界から来た神人、マレニアは異世界で放浪の旅をしていた。

出会う魔物もマレニアにとってはどこかおかしく愉快なモンスターばかり。キャンディー中毒のお化け。かぼちゃのような魔物。どこか様子のおかしい獣。機械仕掛けの猫。

「やはり。この世界は何とも奇妙だな。」

旅の中で色々な人と出会った。獣人、エルフ、竜族、魔女、精霊、幽霊族。多種多様な人たちはみなトラブル続きだがうまく共生していた。

「中でもエルフは興味深かったな。私たちの世界にはない技術があった。」

初めて会った時には随分おびえられてしまったことを思い出し、兜の中で笑ってしまう。ゆるんでしまった口元を閉じ、話しかける。

「それで、貴公ら私に何の用だ?隠れて追い回すなようマネはしていないつもりだが。」

「バレてしまいますか......」

「貴公は、妖精王国の劇場の......」

「はい。受付です。あなたを拘束します。」

「戦いたくはないが、実力行使も嫌いではない。」

「理由を話しても分かってもらえるとは思っていません。」

私が勝てば、それを話してもらおう

マレニアは隣の竜族へと話しかける。

「戦うのは、貴公か、ゴールディ。」

「こういう商売はやっていないのですが、泣きつかれては断れませんでした。」

「余計なことを言わないでください!それではお願いしますね!!」

「行きますよ!」

神人と黄金の竜族の戦いが始まろうとしていた。

 

*

聖樹の種子

 

異なる世界で聖樹と呼ばれていた植物の種子

 

幼さ故か、目的のためか、肉体も愛もすべてを捨て、それでも敗れた神人がいた

しかし、それでも無くせなかったものがある

これはその残滓である

 

優しさも残酷さもきっと、それは誰が為に




ELDENRINGもトリッカルも色々語られないことが多く、誤った設定書くかもしれないので独自設定タグを追加します。
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