自称何処にでもいる高校生が転生したそうです   作:呪壊 赤城

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 まずは、お気に入り登録、評価、御感想ありがとうございます。

 今回は、魔物と戦闘するシーンがあります。また、主人公とサンチョが登場します。・・・二人とも上手く書けているか保証は致しませんが・・・(´・ω・`)。

 ちなみに、主人公の名前は小説版のリュカにしています。個人的にアベルよりリュカという名前の方が好きなので・・・。

 それでは本編どうぞ


第2話 主人公の仲間になった

 

 クレアさんを手伝って洗濯物を運び終わり、朝飯を運んだりし、なんとか昨日の分のお礼を返した俺は、飯を食い終わるとクレアさんに連れられてパパスと主人公がいる家に来ていた。

 

 

 ・・・でも、ゲームと違って協会からここまでって意外と距離あるんだな。

 

『当たり前だろ。ゲームと現実は違うに決まってるじゃねーか。よく見てみろ。ゲームよりは家の建っている数は多いだろ?』

 

 

 そう言ったケルベロスの言う通り、ここに来るまでにゲームでは存在していなかった場所にもちらほら家が建っていた。そういうことを踏まえると、他の街もゲームよりは家が多いという風に考えた方が良いだろう。

 

 

 それにしても、クレアさん遅いな。パパスさん居ないのかな?

 

『さあな。』

 

 

 ケルベロスとそんな会話をしていると、クレアさんが出てきた。顔を見ると残念そうな顔をしている。

 

 居なかったのか。

 

 

「・・・ごめんねカイトくん。パパスさん居なかったみたいなの。どうやら、朝早くに洞窟の中に行ってしまわれたようで・・・。」

 

「あ、いえ。そんなにきになさらないでください。とめてもらって、しかもごはんまでいただいてるだけでもありがたいですから。パパスさんだっていそがしいみたいですから、ごじつまたきましょうよ。おれはそんなにいそいでないので。」

 

 

 取り合えず、日本語の使い方は間違いじゃないよな?いや、そもそもここは日本ですらないけど・・・。そう思っていると、クレアさんの後ろにいつの間にか立っていた巨漢の魔物・・・じゃなかった、サンチョが会話に加わってきた。その横にはちゃっかり紫色のターバンとマントを羽織った俺と同じ背丈の少年が居た。その他には特別人も魔物も居ないようなので、恐らく序盤の序盤だろう。

 

 

『あの坊主レベル3だな。』 

 

 見ただけでレベルが分かるのか?

 

『ああ。ちなみにお前はレベル・・・。』 

 

 なんだよ。レベル1だろ?

 

『ま、いや・・・レベル5だ。しかも攻撃特化型。』 

 

 ん?なんだ今の言い直し。ってレベル5?・・・いや、まだ1度も魔物と遭遇してないだろ!?それで主人公より高いレベル5とか。

 

 

 俺がそんな話をケルベロスとしているとは知らないクレアさん達は大人の話をしていた。一方、サンチョがクレアさんと話始めたので少年は俺と話したそうにしていた。

 

 ・・・無視は悪いか。

 

 

「おれカイト。よろしくな!」

 

「うん!よろしくね!ぼくリュカ。」

 

 

 リュカねぇ。そういやクレアさん達は何を話しているのだろうと聞いていると、どうやらサンチョが俺が礼儀正しかったのとクレアさんが俺の現状を聞いてこの歳でそんなことがと涙を流していた。

 

 

 この人涙を脆かったのか。意外だな。

 

『まぁ、ゲームでもわりと泣いてたろ。』 

 

 いや、何故にお前がゲーム知ってる。

 

『良いだろ?誰が地獄にゲームが無いと言ったんだ?あるに決まってるじゃねーか。』

 

 

 そんな話をしているのを不思議そうに見ているリュカ。・・・まさかこいつ聞こえてるのか?一瞬そんな事を思ったが、リュカが言ったのは全く別の事だった。

 

 

「ねぇサンチョ。ぼく、カイトとあそびにいってくるね!いこうカイト。」

 

 

 そう言ったリュカは、正直なところ大人達の話に飽きてきていたのだろう。それにこの歳ならまだまだ遊びたい盛りなのだろうし、まぁ、良いかとリュカと遊びに行くことにした。

 

 

「じゃあ、くらくなるまえにきょうかいにもどりますね。」

 

 

 と、取り合えずクレアさんに言ってみる。

 

 

「そう?気をつけてね?」

 

「はい!」

 

「坊っちゃんもくれぐれも怪我が無いようにしてくださいね?特に、サンタローズの洞窟の中には魔物が沢山居るので、遊び半分に入るなんてことはなさらないで下さいよ?」

 

「・・・あの、サンチョさん。2人とももう居ませんよ?」

 

「ぼ、坊っちゃんーー!?」

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 サンチョの話は長くなりそうだったので、俺とリュカとケルベロスはさっさとその場を抜け出していた。ちなみに、サンチョがくれぐれもと言い始めるとすぐにダッシュでその場を抜けていた。

 

 そんな俺達は、今洞窟の入り口に居た。

 

 

「どうぐやのおじさんがかえってこないんだって。カイトもいっしょにさがそう?」

 

 

 と言われ、面白半分で付き合うことにした俺。ちなみに、ケルベロスは村の外に行くと言って一緒には来てない。

 

 

「きのうもはいったんだろ?そのときはみつからなかったのか?」

 

 

 洞窟まで向かっている間に情報を聞くためにリュカからどうして洞窟から帰ってこないのを知っているのかとか昨日は見つからなかったのかと色々聞いたりしていた。リュカの話だとダンカンの奥さんから昨日それを聞いて1度入ってみたらしい。しかし、洞窟の中はいりくんでいたし、何より魔物が何度も襲ってくるため、地下2階までしか行けなかったそうだ。それで俺が聞いたのが、2階には居なかったのか?という質問だった。

 

 

「うん。いなかったんだ。それできのうはもどってきたんだ。」

 

 

 帰りの分の薬草の残りとか、時間が遅くなったら困るとかで、結局昨日は帰ることを決めたのは正しい判断だろう。

 

 確か、俺の記憶では地下3階に道具屋のおじさんは居たはずだが、レベルはこの世界じゃ、命に関わることだからな。レベルを上げるというのは実際、かなり大事な所だ。そういう意味では、道具屋のおじさんとダンカンさん達には悪いが、リュカがホイミを覚えるまでは暫く待ってて貰った方が良いだろう。

 

 適当に別の所をもう一度探すとか言って魔物と遭遇すれば経験値が貯まる。そう思っていたのだが、洞窟に足を踏み入れた途端、魔物達に遭遇した。魔物はドラキーとスライムが3体におおきづち2体、とげぼうずとせみもぐらが1体ずつと言う鬼畜しよう。

 

 逃げられない状況だ。

 

 いやいや、なんで!? 可笑しくね?色々可笑しくね?流石にゲームとは違うといえ、1度に遭遇する数多すぎるだろ!?そう思い、リュカに視線を向けるとリュカも驚いている。流石に昨日はこんなに1度に襲い掛からなかったらしい。

 

 

「どうしたんだろ?」

 

 

 疑問を口にしながらも、袋から武器を取り出すリュカ。武器はどうやら樫の杖らしい。こいつ、昨日手にいれた金で買ってたのか。しかも袋に入れて。

 

 今はそれにいちいちつっこんでもいられないだろうと、俺も腰に下げている袋から銅の剣を出した。

 

 

「まぁ、それより、こいつらたおすのがさきだろ?」

 

「え?うん。」

 

 

 そして始まった魔物の群れとのバトル。始めに攻撃をしたのは俺だった。俺は、自分の素早さが高かった事に驚きつつも、おおきづちに斬りかかった。おおきづちは避けようとしたが、どうやら普通に当たり、そのまま倒れた。そして、俺に襲い掛かろうとしていたもう1体のおおきづちにはリュカがダメージを与え、もう1体のおおきづちも倒れた。

 

 俺達が続けざまに仲間を倒したのを見て怒りに触れたのか、ドラキー達が一斉にリュカの方に襲い掛かってきた。俺は、咄嗟にリュカの前に立ちドラキー達の攻撃を食らった。ダメージは6くらいだろうか?と頭の中で一瞬思ったが、どうやらダメージ6分は右腕3ヶ所に噛み傷が出来ることらしい。

 

 喧嘩でこのくらいの傷は大したこと無いが、まだ5回も攻撃が残っている。そう思ったのだが、スライム達はこちらの様子を見ていて、せみもぐらは身を守っていたため、結果的にはとげぼうずのみの攻撃を受けるだけで済んだ。

 

 

「カイト、だいじょうぶ?」

 

 

 魔物の攻撃が止むと、俺の体を心配して聞いてきたリュカ。流石に前世は不良に絡まれても普通に倒していたとか言えるわけもなく、そもそも、俺は記憶が飛んでいるとクレアさん達に言っていることもあり、無難に大丈夫だと返答を返すだけにとどめた。

 

 

「これくらいならだいじょうぶだよ。」

 

 

 そして、2ターン目。先攻はまたも俺で、取り合えず、攻撃が痛そうなと言う理由で、せみもぐらに斬りかかる。せみもぐらは危険を察していたのか、身を守ったが、俺の攻撃力が高かったためか、呆気なく切り伏せられた。

 

 次はリュカがとげぼうずに攻撃をし、とげぼうずを撃破。襲い掛かる魔物の攻撃は俺がリュカの前に立ち、全てを受ける。先程と同じように、ドラキー達は噛みつき攻撃をしてきて、スライム達は今度は攻撃をしてきた。2体の攻撃はそこまで大したことは無かったのだが、最後の1体はドラキーよりも強い一撃を放ったので流石に痛かった。それを見たせいか、リュカは心配そうにこちらを見てくる。流石に子供を心配させるのも悪いだろうと俺はリュカに声をかけることにした。

 

 

「リュカ!つぎいくぞ!」

 

「うん。」

 

 

 俺の声を聞いてまだ大丈夫と判断したのだろうか、リュカは敵を倒すことに集中することにしたようだ。

 

 そして、3ターン目。俺はドラキーを斬りつけ倒し、リュカもドラキーを攻撃。残りの1体は反撃だとリュカに攻撃するも、リュカはそれを皮の盾で防ぎかすり傷にとどめていた。スライム達は俺を狙ってきたが、今度は3体とも普通の攻撃だったため大したダメージはなかった。

 

 

「もうすこしだね。」

 

「だな。」

 

 

 その後は、残ったドラキーを倒し、スライムを倒して戦闘は終了した。戦闘が終わり、経験値がいくら入っただとか、テテテテッテテテーン。というのは流石にゲームの中だけのようだが魔物達が居た場所には、宝箱が1つとゴールドの入っている袋が落ちていた。宝箱の中には薬草が入っており、リュカに渡すと、リュカは笑いながら断った。

 

 

「カイトがもってて。」

 

 

 まぁ、そう言われたら貰っておこうと持っていることにした。その後も、俺とリュカは薄暗い、じめじめした洞窟の中を歩いていったが、その途中、嫌というほどの数の魔物に遭遇し、戦闘になっていた。皮肉にも、そのお陰でリュカはホイミとキアリーを使えるようになり、俺はというとちからためだけを覚えていた。

 

 ・・・何故にちからためだけ?あれ、俺ってキラーパンサーと同レベルなの?

 

 そう思って落ち込んでいると、リュカに声を掛けられた。どうやら、地下3階に着いたようだ。

 

 

「あのいわのしたにいるひとがとうぐやのおじさんじゃないかな。」

 

 

 そう言って近付いていくリュカ。俺もリュカにならって近付いていく。リュカがおじさんに声を掛けるとグースカ寝ていたおじさんはハッと目を覚ました。

 

 

「・・・はっ!いかんいかん。動けんと思って寝てしまったか。おお、そこの坊や達、ちょっとこの岩を退けてくれんか?」

 

 

 いや、寝るなよ。と心の中でつっこむも、リュカは岩を退けるつもりのようで、俺も仕方なく手伝うことにした。流石に2人係のお陰か、岩はすんなりとずれた。おじさんはそれを見ると起き上がり礼を言うとそそくさと居なくなった。

 

 岩の下敷きになったわりには元気だなおい。おじさんが居なくなったあとそのまますぐに戻るのかと思ったが、意外にもリュカはまだ道があるから行ってみないかと言ってきた。まぁ、確か、ここには旅人の服とか宝箱に入ってた気がするしと、付いていく。連戦をしまくっていたお陰か、俺達は魔物にそれほど遭遇することもなく、また遭遇しても逃げていったりしており、洞窟の中はすんなりと探索できた。

 

 途中、やはりというか、宝箱があり、その中には旅人の服が入っていた。それを手にいれたリュカは俺に着ないかと言ってきたが、流石にそれは悪いと、リュカに装備させた。

 

 そして、洞窟の一番奥に行くと、そこにはスライムが1体居た。リュカが話し掛けると、そのスライムは驚いて慌て始めた。

 

 

「プルっ!僕は悪いスライムじゃないよ。いじめないで!」

 

「うん。」

 

 

 話が通じるのが嬉しいのかそう言ってにこにこ笑っているリュカ。一方の俺はスライムがどんな感触なのか気になっていた。

 

 

「さわっていいか?」

 

「プル?うん。触るくらいならいいよ。」

 

 

 許可を貰って取り合えず、触る。スライムの体は意外にひんやりとしていてるが触っていて嫌という感触ではなかった。スライムを触っていると、お祭りとかに有った形の変わるスライムを思い出した。そういや、あれもスライムだったと。

 

 

「サンキュ。」

 

「プルっ。別にいいよ。そういえば、いじめないでくれたお礼に良いこと教えてあげる!外に居るときは、森や山を通らない方が魔物に会いずらいよ。」

 

 

 そんな豆知識を披露するにスライムに感心しながらそろそろ戻るかと思っていると、リュカがスライムの言った豆知識にお礼を言っていた。

 

 

「そーなんだー。ありがとうね。スライム。」

 

 

 リュカ。お前分かってお礼を言ってるのか?

そう思っていると、スライムが心配そうに帰宅を促してきた。

 

 

「プル。いいよ。そういえば、戻らなくていいの?そろそろ暗くなってきてるんじゃない?」

 

 

 こいつ、本当に悪いスライムじゃないな。寧ろ良いスライムだろ。そう思いつつ、俺はリュカと一緒に、元来た道を辿って洞窟から出た。

 

 

「キャウ。」

 

 

 その声と共に茂みからケルベロスが出てきた。こいつ、今まで何をしてたんだ?そう思っていると、リュカが話し掛けてきた。取り合えず、自分はダンカンさんの奥さんの所に言いに行ってくると。

 

 

「じゃあ、おれはどうぐやのおじさんとこみてくるよ。いちおうしんぱいだし。」

 

「うん。じゃあ、またあしたあおうね。」

 

 

 そう言って走っていったリュカの姿が見えなくなり、俺も道具屋に向かい歩き始めると、ケルベロスが話し掛けてきた。

 

 

『お前、戦ってレベル6になったんじゃねーか。』

 

 よく分かったな。そういや、パラメータとか分からないのか?

 

『無茶言うな。分かるのはレベルがどれくらいかとか、あとどれくらい経験を積めばレベルが上がるかくらいしか分からねぇよ。』

 

 いや、寧ろそこまで分かるならお告げ聞かなくて良いじゃんか。

 

『ついでに冒険の書も記録できるぞ。っと、道具屋に着いたな。』

 

 

 いや、どんだけ万能なんだよお前。と言う前に、道具屋に着いてしまったので、取り合えず、中に入っていくと、道具屋のおじさんはお礼にそこの引き出し開けてみろと言ったので開けてみると、中には手織りのケープが入っていた。

 

 ・・・いや、これ、俺もリュカも装備出来ないじゃんか。とは思ったが、折角だし貰っておくことにした。確か、明日には、リュカ達はビアンカ達の町に行く筈だったと思い出したからだ。

 

 そして、時間が夕方くらいだと思いだし、道具屋のおじさんに礼を言うと慌てて協会に向かった。

 

 協会に行くとクレアさんが心配そうにしていたが、大丈夫そうなのを見ると協会に入るように言った。

 

 夕食の準備や、その他色々の手伝いをし終わって、夕食を食べ終わり、後片付けを手伝ってあらかた終わるとクレアさんは一度協会から出ていき、1~2時間後に小包を持って嬉しそうな顔をしながら話し掛けてきた。

 

 

「さっきパパスさんが戻ってきたから貴方の家族を探してもらえないか頼んだの。もしかしたら近くの町に辿り着いているかもしれないと思って・・・。そうしたら、パパスさんが貴方も一緒に連れていって下さるって。取り合えず、何時パパスさんがまた旅に出るか分からないから、これ急いで準備しておいたの。パパスさんが旅に出るまでは今まで通り此処に居て良いからね。

・・・じゃあ今日はもう寝ましょうか。」

 

 

 そう言い終わると、服を着替えにクレアさんは上に上がっていった。残された俺とケルベロスは取り合えずその包みを開けてみることにした。中には、樫の杖と旅人の服と皮の楯、薬草10個、毒消し草10個が入っていた。クレアさんの優しさに感謝しながら、俺はこれからの事を考えていた。取り合えず、明日はパパスとリュカに付いていくことになるだろうと。

 

 少しして、降りてきたクレアさんに呼ばれて上に上がって、また眠りづらい夜を過ごしたことは言うまでもない。




mission いっかくウサギを倒そう。

カイト「・・・なぁ、あれっていっかくウサギだよな?」

リュカ「うん。」

カイト「いっかくウサギってこのどーくつにもいるんだな。」

リュカ「うん。そうだよ。」

カイト「きょうはウサギなべだな。」ボソッ

いっかくウサギは命の危険を感じて逃げた。

リュカ「なんか、すごいいきおいでにげたね。」

カイト「チッ。」

mission 失敗・・・。
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