「......おはようございます、マイマスター」

「......ういっす?」

さてこの話、誰が信じてくれるであろうか。朝目がさめるとそこには、俺の作ったガンダムのプラモデル、通称ガンプラであるはずのユニコーンが美少女の姿をしていた。何を言ってるかわか(ry

と、とにかく。俺の作ったガンプラが、擬人化してしまったのだ。寡黙であまり表情を変えることのない彼女との生活も束の間、俺の作ったもう一つのガンプラも擬人化してしまう。

ユニコーン一人でも頭がどうにかなりそうなのに、もう一体のガンプラ擬人化。一体どうなってしまうのだろうか、俺の日常は。




「俺の声に応えろ、ユニコォォォォォンッ!!」

「......はいっ。マイ、マスター......っ!」



これは、二つのガンプラが擬人化してしまったおかげで平和な日常に終わりを告げた、そんな不幸な少年のーーー




「......マス、ター、んっ。もっと、優しく......」

「ご、ごめん!俺、こういったの初めてで......」



ーーー......不幸なのかどうかわからない、少年の物語。
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