勇気爆発プリンセッション・バーンブレイオーケストラ!!! 作:HBK
原作:プリンセッション・オーケストラ
タグ:クロスオーバー プリンセッション・オーケストラ 空野みなも プリンセス・リップル 勇気爆発バーンブレイバーン ブレイバーン(勇気爆発バーンブレイバーン) 阿羅醐 鎧伝サムライトルーパー 鎧真伝サムライトルーパー
話の制作経緯・プリンセッション・オーケストラ5人が揃ったので、話を作ろうと。プリオケの二次創作ガイドラインを見る・・・。私の得意分野封じられているじゃん!でも書きたいなぁ。ではバトルで。
→バトルといえば共闘だよね?コラボで。
→歌と言えばブレイバーンだよね!(本当にこのキャラを最初に思いつきました。)
→最近やっているサムライトルーパー見たら歌っている!では、この敵キャラと戦わせよう。前作の。知らないけど、歌っているよね?・・・歌ってねぇ。まぁいいや歌わせよう。外見も変えよう。
最終的にプリオケ5人が合体して、巨大戦士になります(ロボじゃないです)。仲間がブレイバーンです。巻き込まれて、キャラ崩壊等ご了承ください。
アリスピアという不思議な国での私達の戦いは、風花さん姉妹が仲間に加わった事で、遂に佳境を迎える。白の女王。彼女との対決は近い。
私、空野みなもは、5人になった事を喜びながらも、どこか不安を感じていた。
以前には赤の女王という人達と戦った。その後に、白の女王。私達の戦いは終わらないのかな・・・。平和って永遠に来ないのかもしれない。来たとしても長続きしないのかもしれない。だったら私達、何の為に戦って・・・。
考えるのを止めた。私はこういうネガティブな考え方はしないんだ。今日はプリンセスフェスティバルだよ!私達は変身して5人揃って歌い、何曲か歌ったところで・・・。
バーンバーンバンバーン!バーンバンバンバン! バーンブレイバーン!
上空から、赤と銀色を基調とした巨大ロボットが降ってきた。
着地して、なお歌い続けている・・・。私達は、唖然として歌うのを止めていた。
歌は5分程度フルで歌ったらしく、曲が終わり・・・。
「ふぅ・・・。さて、本題だ。この世界を守るプリンセスとは君達だね!このアリスピアに危機が迫っている!私と協力して戦うんだ!」
「「「「「・・・・・・・・・・最初っから言えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」」」」」
私達5人全員叫んでいた。
ブレイバーンから降りてきたイサミ・アオという人から話を聞いた。
邪悪な阿羅醐(アラゴ)と呼ばれる帝王が君臨していた妖邪界という世界がある。
阿羅醐は、昔、私達の住んでいる地球とは別の地球を支配しようと攻め込んだが、その地球の戦士達、サムライトルーパーに負けて滅び去った。
かに見えた。
だが、妖邪界は最近、新たなる力を手に入れて別の地球を侵攻しているらしい。
滅びた筈の阿羅醐もその力を手に入れて。
その力は、『歌』。
人々を支えている歌のエネルギーを侵略と虐殺に利用している。
私達5人は、全員『許せない!』と思った。
そして、阿羅醐は先の戦いで敗北したので、妖邪界での支配力を失い、再び勢力を取り戻す目的でアリスピアに攻めてくる。歌の力を吸収する為、歌に共鳴した人々からエネルギーを吸収する為。要するに私達の力が主な目的らしい。
「そんな・・・。じゃあ私達、アリスピアにいない方が・・・。」
「そうしたら阿羅醐はアリスピアを破壊し尽くすだろう。悪の目的とはそういうものだ。標的がいなければ、面白半分に破壊をする。」
ブレイバーンが言った。
・・・・・・・・・。
「すみません。ブレイバーンの言葉は、イサミさんが言っているんじゃ無いんですか?」
「いや・・・。こいつはな?半分自動操縦みたいなものなんだ。意思があり、勝手に動く。」
「・・・あのさぁ。危機が迫っているのは、わかったけど。このブレイバーンって何?フェス邪魔してさぁ!勝手に歌ってさぁ!空気読めっての!」
ながせちゃんがキレていた。
「私の歌は、私の自己紹介だ。最初の自己紹介するのはマナーだろう。」
「私達の歌を邪魔するのは、マナー違反だと思いますよ・・・?」
かがりちゃんも、顔をヒクつかせて怒りを抑えているようだ。かがりちゃんが怒るなんて珍しい。
そう・・・。このブレイバーンは何故か私達をイライラさせるのだ。
「ふーん。そうなんだ。ちなみに、阿羅醐の大きさは推定100メートルと目される。大地を揺らし、海を裂き、あらゆる災厄を生み出す存在。さて、私のトレーニング無しで君達に勝ってるっのっかーなー?んー?」
「アンタが戦えばいいじゃん。」
りりちゃん落ち着いて・・・。
「みんな言い争うのは止めて!強敵が来るんだ!・・・えーと、いつですか?」
「大体1ヶ月後と推測される。」
「1ヶ月後だ!それまでに、私達は強くならないといけない!ブレイバーン!私達をトレーニングしてくれ!」
風花すみれ先輩が乗り気だ。目の中に炎がある。・・・あなた、ブレイバーンのノリについて行けるんですね・・・。
「良い目をしている。君は強くなるだろう!後の4人は・・・、まぁ1ヶ月あれば、熱血戦士に仕立て上げられるだろう。」
「仕立て上げるとかいう言葉を使うから、あなた怪しく見えるんだよ・・・。」
「すまん!ブレイバーンはこういう奴なんだ!危機が来るのは本当だ!俺としては、こんな平和な世界が侵略されるのは耐えられない。俺に協力してくれ!」
イサミさんが深々と頭を下げた。・・・多分ブレイバーンで一番苦労しているのはこの人なんだろう。
「イサミさん・・・。よその世界の人なのに・・・。みんな、仲違いは止めるんだ!さぁ早速トレーニングを始めよう!」
すみれ先輩が燃えているので、私達はブレイバーンのトレーニングに参加する事になった。
「・・・そういえば、白の女王が攻めてくるかもしれない。強敵が2人も来るなんて・・・。」
「それは心配ない。私の強敵(とも)が足止めをしてくれているからな。」
ブレイバーンが言った。・・・なんか用意周到で、こいつが裏で糸を引いているのではないかと思ってしまう。
その頃
白の女王と赤の女王は、白い空間に強制転移させられていた。
「何だこの空間は!」
「わたくし達を転移させるとは・・・、何者?」
2人の目の前には、紫色の巨大ロボットと銀髪の長い髪の毛の少女。
「ん?事前の情報では、足止めは1人と聞いたが・・・。」
「ガガピー!ルルは危険な雰囲気を2人感じたんだ。だから、2人共ここに転移させたんだよ、オジサマ!」
「わらわ達が、何者かと聞いている。答えよ!」
「名乗らぬのは無礼。我が名はスペルビア。こちらは、我が相棒ルルだ!」
「ルル達の世界が救われた後、ルルは強くなるようトレーニングしたんだ。タイムトラベルの応用で作り出したこの空間は、外の世界より時間が遅くて・・・えーと・・・ガピー!
とりあえず4時間程度足止めするのがオジサマとルルの役目なんだよ!」
「・・・あなた方程度、5分で片付けます。わたくし達は、アリスピアで成さねばならぬ事があるのです。」
「そうはいかぬのだよ。部外者が干渉するのは非礼だが・・・。うぬらの目指す道は、そのまま進めば過ちに繋がる予感がする。故に足止め程度はさせてもらう。
ここの世界の真の戦士達が万全の体制で決着が付けられる様にな!」
ルルがスペルビアに搭乗し、スペルビアは金色に輝いた。
トレーニングが開始された。私達5人は『変身し続けたままトレーニングを行う』。
理由は、「ブレイバーンの最終決戦は連戦だった。同じ様な状態になり、変身が解けると危険だから変身状態に慣れないといけない」との事。
意外とまともな理由で驚いた。
ここから私達は変身し続けるので、
私ことみなも=リップル
かがりちゃん=ジール
ながせちゃん=ミーティア
すみれ先輩=ヴィオラ
りりちゃん=ネージュ
で、話を進める。
トレーニングその1。歌いながらランニング。アリスピアの街を中心に周囲およそ100キロ。
ジールがブレイバーンに聞こえないように言った。
「フルメタル・ジャケットっていう軍隊の訓練の暗部を描いた映画があるの。その映画では訓練生のランニングでは卑猥な歌を歌わせたり、他にも洗脳的な特訓が行われる・・・。
あのブレイバーンにはどこか軍人臭がするわ。もし、そんな事をやらされたら、あのロボの装甲の隙間各所に海水を流し込みましょう。」
・・・こんなに攻撃的なジールは見た事がない。
「そんな心配は無いよ、ジール。ブレイバーンを信じよう!」
ヴィオラという洗脳者1号がいたのを忘れてた・・・。
そして、ランニング開始。私達に元々体力は、あまり無い。変身しているとそこら辺はフォローされる為、気にしていなかったが、歌いながら走るって結構キツい・・・。
ちなみに、歌う曲は卑猥な歌でも、ブレイバーンの歌でも、私達の歌でもなかった。
日本の私達の親世代、あるいはそれより上の歌だった。
「何でこの歌のチョイスにしたの・・・。」
ジールが言った。
「妖邪界がエネルギー源にしている歌は、日本のこの辺りの年代の歌だからだ。敵を知り己を知れば百戦危うからず、と言うだろう。それに知らない歌を知る事は、楽しくないかな?」
結構まともな事を言うんだな、ブレイバーン。
「それとも『えー?こんなオッサン臭い歌、歌いたくないー!ダサーい!』とか思っているのかな?やれやれだ。プリンセスを名乗る者達が、こんなに心が狭いとは・・・。」
「別に否定なんてしていないでしょうが!」
ジールがまたキレた。本当にブレイバーンは余計な事ばかり言う・・・。
30分経過。ヴィオラ以外、ペースが落ちてきた。
「みんな、頑張るんだ!そんな事では、アリスピアを守れないぞ!」
「その通りだ。しかし体力無いなぁ君達は。この程度でへばるのかね?」
「・・・じゃあアンタ人間サイズになって走りなさいよ。歩幅が大きいからそんな事言えんのよ・・・。」
ネージュはもう殺気すら出している。
ブレイバーンがジールに囁いた。
「特に、ジール。君には失望したよ。君は、このメンバーの中で最も長く戦っている歴戦の戦士だと聞いた。それなら君が率先して他の者を導くべきではないのかね?
残念だよ。君の心の炎は、ライター程度にしか燃え上がっていないのだな。」
「・・・舐めるのも大概にしなさいよ・・・。やってやろうじゃないの!うぉぉぉぉぉ!!!」
ジールが加速した。
「いい調子だ!だが歌も疎かにしてはいけないぞ!人々の心を燃え上がらせる様に歌うんだ!」
「わかってるわよ!」
ジールは歌い続けた。はじめはやけくそ気味に。段々と歌が美しくなっていく。
1時間経過。100キロ完走。私達5人とも大の字になって寝ている。
「よく頑張った諸君!特にジール!君の成長はめざましい!」
ジールは立ち上がろうとした。
「まだ足りない・・・。もっと頑張らないと・・・。」
「今は休む時だよ、ジール。オーバーワークは厳禁だ。まだトレーニングは始まったばかり。そして時間も1ヶ月ある。心に余裕を持とう!」
「ブレイバーン・・・。」
洗脳者2号、ジールが誕生した。
「ランニングは持久力。次に必要なのは、パワーだ。君達には重い物を受け止めて、パワーを身につけてもらう。」
「なんだよ。山でも持ち上げろって言うの?無理だよ。」
ミーティアがキレながら言った。
「そうではない。これから持ってくるから。」
ブレイバーンが空へと飛び去った。
「このまま二度と帰ってこないといいな。」
ネージュは殺意全開だ。
そして・・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!
空気を切り裂く物凄い音と共にブレイバーンが隕石を持って落下してきた!
「さぁ!これを受け止めるんだ!」
「無茶だろぉぉぉぉぉぉ!!!!」
山よりキツい!と思うが。しかし、受け止めなければ、この周辺が巨大なクレーターだ!
私達5人は受け止めた。
「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!熱ちぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「リップル!君の仲間が熱さで苦しんでいるぞ!水の力で何とかするんだ!」
「言われなくてもぉぉぉぉ!!!」
私は水を拡散させてバリアのようにした。水はすぐ蒸発する。常に出し続けないといけない。
・・・駄目だ。いくら水が私の得意技でも限度がある・・・。
「リップル。想像するんだ。君が諦めたら、この辺の草や花はどうなる?健気に咲いている草花を守るのも君達プリンセスの役目だろう?」
「じゃあお前が止めろよ。」
「無視!
・・・リップル。想像するんだ。君が諦めたら、この辺の草や花はどうなる?健気に咲いている草花を守るのも君達プリンセスの役目だろう?」
「分かってる!でも・・・もう力が・・・。」
ヴィオラとジールが片手で私の背中に触れた。
「大丈夫よ、リップル!私があなたを支える!私の思いを受け取って!」
「そうだリップル。君は1人じゃない。そして、君の力はこんなものじゃない!私の思いを信じて力を出すんだ!」
「ジール・・・ヴィオラ・・・。うぉぉぉぉぉ!!!!」
私は洗脳者1号2号の励ましにより水を出し続け、私達5人はブレイバーンとの隕石の押し合いを続けた。
1時間後、ブレイバーンは隕石を空の彼方にぶん投げた。
「よく頑張った!みんな!特にリップル!・・・仲間の思いを感じてどう思った?」
「・・・凄く嬉しかった・・・。私に、こんな力があるなんて・・・。」
「それが絆の力だ。そしてそれにより目覚めた君自身の力だ。邪悪な隕石なんて目じゃない。その力は、果てしなく強くなる!それをこの1ヶ月磨き続けるんだ!」
「・・・はい!」
「その邪悪な隕石持ってきたの、お前だけどな。」
ネージュの呟きを無視して、私は洗脳者3号になった。
・・・以下は、私の心にほんの少し残ったツッコミ心がナレーションをする。
昼食になった。バーベキューだ。
大きい牛肉に大きい魚の切り身がどんどん焼かれていく。流石にブレイバーンの巨体では焼けないので、イサミさんが焼いている。ハンバーグも焼いてハンバーガーを作っている。
「うっひょお!うめぇぇぇぇぇ!!!!」
ミーティアがバクバク食べている。私達もおなかが空いているので、食べている。
そんな中で、ブレイバーンが、ミーティアにだけ囁いた。
「ミーティア。元気にハンバーガー食べているのはいいが・・・太るよ?」
「・・・あ?」
一触即発。
「あたしは必殺技でカロリー使うから太らねぇんだよ!」
「ほう?どんな?」
「ミーティア・アステロイドシャワー!」
地面を破壊せずに、そのまま無数の光線にして空の彼方へ打ち出した。
「ブレイブシュババババーン!!!」
ブレイバーンは特大の光弾を放った。
「おやおや。君の光線は小さいねぇ。これでは500キロカロリーも使ってはいまい。
・・・デブまっしぐらだ。」
「舐めんなテメェェェェェ!!!」
ミーティアとブレイバーンの光線の撃ち合いは続いた。
「・・・はぁ。・・・はぁ。・・・疲れた。」
ミーティアの方が折れた。
「よく頑張ったな、ミーティア。君にはこれをあげよう。」
「こっこれは、今流行りのお菓子ドバイチョコ!・・・なんで・・・あたしの欲しがってるものを知ってるの・・・?」
「これが、もてなしの心というものだ。相手の求めているものを頑張ってくれたお礼として差し上げる。紳士淑女として持つべき心だよ。」
「ブレイバーン・・・。おいしい・・・。おいしいよぉ・・・。」
ミーティアが洗脳者4号になった。
甘いもの大好きなジールにも当然デザートを出され、ヴィオラには麩菓子が。私はその前に、好物のオムライスをイサミさんに作られて出された。胃袋まで掴まれてしまった。
「・・・私は洗脳されない。されないんだ・・・。」
ネージュがフルーツ餅を食べながら呟いていた。
食休みを終えて、次のトレーニングになった。
合唱だった。歌は学校でよく習うものばかりだ。
「何で、こんな歌を歌うの?簡単な歌じゃない。」
ネージュが呟いた。
「簡単であり基礎だからだよ?君達は、これから5人で戦う事になるだろう。それは共に歌う事。だから基礎を固める事が必要なんだ。
基礎と言っても、合唱の基礎は難しい。『全員の気持ちを併せて歌う事。』そして『個人の個性を出す事。』、それは矛盾・・・同じく行う事が難しいと言うべきかな?その難しい条件を可能な限り実現させて歌う事が、合唱で人の心を掴むんだ。」
ネージュは小学5年生の女の子だ。ブレイバーンは難しい言葉をなるべく避けて説明している。
「私、合唱嫌い。学校も好きじゃない。友達も少ないし・・・。」
それを聞いてブレイバーンは、合唱曲を卒業曲の定番に変えた。
「・・・こんなの聞いても気持ちは変わらないよ?学校でいい思い出無いし。」
「本当にそうかな?君はあと1年ほどで初めての卒業を迎える。果たして、学校生活は嫌な事ばっかりだっただろうか?思い出してみるんだ。」
「嫌な事ばかりだよ・・・。だからアリスピアにいるんじゃない・・・。」
「運動会はどうだっただろうか?学校の給食は美味しかっただろうか?勉強は面倒くさいだろう。しかし、その勉強の成果で、テストで高い成績を出した時、達成感を得られたのでは?他にも遠足やら、社会科見学やら。
これらはね?大人になったら、もう二度と体験できないものなんだ。
そう二度と出来ない。そう考えながら、振り返るといい。本当に嫌な思い出ばかりだったかな?」
「私は・・・、私は・・・、もっとそういうイベントを楽しめば良かった・・・。私は、すぐに何かを拒絶しちゃう。嫌いになっちゃう・・・。」
お姉さんのヴィオラがネージュを抱きしめた。
「ごめんね。私がしっかりしたお姉ちゃんじゃないから。りりが好きになるものが少ないのは、私がちゃんと支えないせいだよ・・・。」
「違う・・・。お姉ちゃんのせいじゃない・・・。私がこういう性格だから・・・。でも、もうやり直せない・・・。」
「何を言っているんだ。あと1年もあるじゃないか。その1年で、今まで嫌いだったものにもう一度向き合ってみるんだ。嫌いじゃなくなるかもしれない。好きになるかもしれない。友達だって増えるかもしれない。・・・どうしても苦手なら適当にやり過ごすんだ。何でも出来る人間なんて存在しないからね。
でもさ、好きな事が多い方が確実に人生は楽しい。それは人生の先輩である私が断言するよ。」
ネージュは泣き崩れて、ヴィオラは抱きしめ続けた。
こうして、洗脳者5号・・・。もうこの表現もよそう。
私達は、1つの目標に向かって進む意思が揃ったんだ。
アリスピアは、現実世界の時間と流れが異なるので、長時間いても問題は無い。でも限度はある。両親が心配する。学校もある。そうしたら、ブレイバーンが答えた。
「君達の両親と、学校には、何日か合宿をする事を伝えてあるよ。我々と君達では住む世界が違うけど、我々は公務員でもあるから、コネみたいなものがあるんだ。」
根回しされていた。
その為、私達5人は、仲良くお風呂に入って、仲良く晩御飯を食べて「勉強もしなきゃいけない」と、ブレイバーンに出された宿題をみんなで教え合いながら片付けて、5人揃って布団で寝たんだ。修学旅行みたいだ。
ある夜のアリスピアの公園のベンチに、イサミはいた。ビールを飲みながら。
そして、ブレイバーンが着陸した。
ブレイバーンが光に包まれて、真の姿であるアメリカ海兵隊員ルイス・スミスになった。
「避難シェルターの設置は終わったよ。」
「おう、ご苦労さん。」
イサミは、スミスにビールを渡し、乾杯した。
「・・・イサミ。このアリスピアをどう思う?」
「平和な世界、理想郷・・・に見せかけた世界、だろうな。」
イサミは当初と違う事を言った。
「そう見えるよなぁ。根拠は?」
「1つ目は、何故、男は入れない世界なのか。理想郷とは、全ての人間に門戸を開いていないといけない。何らかの意図があるとしか思えないね。
2つ目。依存性が高すぎる。現実世界での生活を希薄にして、アリスピアの生活に依存する女の子も多いだろう。廃人ゲーマーを意図的に生み出しているゲームみたいだ。俺はそういうのは気に入らない。理想郷は、現実世界に反映させなければ、存在意義が無いのに。」
「同意見だね。赤の女王と白の女王という敵がいるが、敵じゃないかもしれない。もっと邪悪な事を企んでいる黒幕がいる気がするね。そうでなければ、この世界の制作者の価値観がおかしい。」
「そうだな・・・。俺達は、阿羅醐を倒したら、この世界を去るが、もし彼女達がその黒幕に打ちのめされて立ち上がれない時は?」
「その心配は無い。彼女達は強い。・・・だが、万が一の時は助けに来るさ。我々と彼女達はもう仲間だからな。」
「あぁ。・・・ところで、いつまでブレイバーンの正体を明かさないつもりだ?」
「戦いが終わるまで。正直さ、真面目なスミスより、意地悪なブレイバーンの方が人と接しやすいんだよ。」
「・・・毎回、ブレイバーンが暴言をはいてハラハラする俺の身にもなってくれ・・・。」
「すまないね。親友。」
私達は、プリンセスの変身維持に慣れてきたら、次は強化形態であるテイクミーハイヤーバージョンでのトレーニングをした。まだ、このバージョンを持っていないネージュとヴィオラも変身できる様になっていて。
そして、一ヶ月も経たないある日、とてつもない邪悪な気配を感じた。
アリスピアの上空に出現した巨大な顔が、おぼろげなシルエットからどんどん形を成していき・・・
かつての妖邪帝王だった阿羅醐が侵攻を開始した。
私達は、アリスピアンの人々の避難誘導を。
阿羅醐にはブレイバーンが立ち向かった。
「バーンブレイブビッグバーン!!」
ブレイバーンは金色になり巨大化。
「まずは話し合おう!阿羅醐!」
ブレイバーンの声ではなく、イサミさんの声だった。
「ワシはこの世界の心のエネルギーを」
「バーン・ブレイブアーク!」
え・・・?ブレイバーンが、イサミさんが、不意討ちビーム喰らわせたんだけど・・・。
「ふざけるなよ!ガラクタぁ!」
「この程度で怒るとは、心が弱き証拠!」
・・・いや、誰でも怒るよ・・・。
「無礼なガラクタにワシの新たなる姿を見せてやろう。ワシは精神生命体で、部下を手足に使っていた。その為に身体は必要無く」
「バーン・ブレイブアーク!」
「・・・無かったが、帝王から失脚し身体が必要となった。故に作り出した姿がこれよ!」
2度目の不意討ちビームに何の反応もしない。やはり強敵だ、阿羅醐は。
そして巨大な顔だけだった姿が変わる。
上半身は日本の鎧武者の姿に。顔を隠しているのは変わらない。いや、これが素顔なのかもしれない。鎧の色は赤と紫を基調とした派手な装飾だ。
下半身は馬が日本の鎧を着ている姿になった。鎧を着たケンタウロスといえる。
そして、巨大化したブレイバーンより数倍大きい。最初にブレイバーンが言っていたが、確かに100メートル以上ある大きさだ。そして両手に巨大な三つ叉槍を1本ずつ持っている。
私達5人は駆けつけた。
「ブレイバーン!アリスピアンの人々はシェルターに避難させたよ!」
「よし!プリンセスの諸君!必殺技で一気に畳み掛けるぞ!」
私達とブレイバーンは、必殺技を繰り出した。
「ファンタズム・ハート・グリッター!!!」
私、リップル、ジール、ミーティア3人の力を合わせた合体光線だ。
「ヴィオラクロスネージュクレイモアスマッシャー!!」
ヴィオラとネージュの合体回転斬りだ。
「勇気一刀流奥義!ブレイブビッグバン斬ーン!」
ブレイバーンが刀で切り裂いた。
が・・・。
「ハーッハッハッハ!痒くもないわ!」
阿羅醐は平然としていた。
「嘘ぉ!」
「く・・・やはり強いわね・・・。」
「では、ワシの力を見せてやろう。」
攻撃が来る!
と思ったが、
メロディーが流れてきた。というか、阿羅醐が変身してからずっと流れていたが、それが拡大された。
「さっきから何なの?このメロディーは!」
私は叫んだ。
「走るー走るー俺ーたーちー!・・・」
ランナーという曲だ。阿羅醐が歌っている。美声だ・・・。
シェルターに避難していたアリスピアンの人々が走りながら飛び出してきた!
みんな目が虚ろ・・・。洗脳されている!
「ハハハハハ!この世界の心の力が集まってくるわ!そうするとこんな事が出来る!」
阿羅醐が両手の槍を天に掲げた。・・・不気味な色の月が出現した。
「これは妖邪月!様々な災厄をもたらすのだ!」
アリスピア全体で大地震が発生した。みんな這いつくばって動けない。
街の遠くの山々が噴火している。そんな・・・火山じゃない筈なのに・・・。
雷雲が集まってきて、落雷を落とし続ける。竜巻も何個も発生した。
駄目だ。このままでは、アリスピアは壊されてしまう・・・。
でも・・・。こんな事で諦めたりしない!この1ヶ月近くで私達は精神的にも強くなった。
「このまま好きにはさせない!」
「調子に乗るのもいい加減にしてほしいよね!」
「アリスピアは私達が守る!」
「今こそ、みんなの力を、心を合わせようよ!」
「みんな、これからやる事は分かるよね!」
ヴィオラの言葉で、私達全員が叫んだ。
「「「「「合体だ!!!!!」」」」」
私達は光になって、空中で1つになった。
私達、いや私の衣装等はこの様にした。
テイクミーハイヤーバージョンをベースにし、銀色を基調にして、アクアブルー、ローズレッド、ネオンイエロー、ヴァイオレット、ピンクホワイトの五色をドレスの各箇所にちりばめて。銀色にしたのは、ブレイバーンの金色への区別だよ。私はヒーローじゃない。プリンセスだから。
五色を虹のようにしたリボンを背中から羽のように伸ばす。上に3本、下に2本。
髪型は、サイドポニーテールにした。これはもう1人プリンセスになるべき人、なっちこと陽ノ下なつに対する敬意だ。その代わり足首まで髪を伸ばすけど。髪を身体に螺旋を描く様に浮遊させる。そして、髪も銀色。
最後に武器を手にした。長いレイピア。これは指揮棒なんだ。歪んだ調律を整える指揮棒。
歪んでしまった人を、世界を、正しくする為の指揮棒。そう、私は指揮者(コンダクター)だから。
「プリンセス・コンダクター!私が希望の未来へ導いてみせる!」
私は100メートル以上の姿になって、優しさと勇ましさを含めて叫んだ。
「小娘が。ワシと同じ大きさになったとしても、この妖邪月の災厄は止められんわ!」
私はレイピアで『D.C.』と書いた。
「ダ・カーポ!」
叫んだ。ちなみに声は、プリンセス5人の声を併せて言っている。
アリスピアで起きている噴火や落雷が元に戻っていく。それによって受けた被害も。
そして、妖邪月も消えた。ダ・カーポは冒頭に戻る記号だから。
「な?こんな馬鹿な?・・・こうなれば住人を襲って魂を奪ってくれる!」
阿羅醐がアリスピアンの人々を襲おうとエネルギーを溜め始めた。
そう、住人は戻していない。先ほどの妖邪月なんて出されたら、シェルターなんて意味無いし、人々は私が守るから。何より私達の戦いの観客になって欲しいから。これは欲張りだね。でも、観客のみんながいないと、私は戦えないんだ。
私はレイピアで『♩=192~208』と書いた。
「プレスティッシモ!」
私は、音速を遙かに超えたスピードで阿羅醐の顔を左手で掴み、そのスピードのまま持ち上げて上昇した。プレスティッシモは極めて速くという記号だ。
私は、私達プリンセスの歌を歌いながら上昇を続ける。
「ぐ!がが・・・。」
ごめんなさい。アリスピアに、被害をもたらすわけにはいかないんだ。
そしてあなたを掴んでいる意味はもう1つある。あなたの心を知る為だ。
征服、支配、殺戮、蹂躙・・・。あなたは本当に負の心ばかりなの?だったら何故あなたは部下を作り出したの?歌を求めたの?
・・・そう、あなたの本当の心は・・・。
「アリスピアには超巨大スクリーンを作り出して置いてきた。私達の戦いをアリスピアンの人々も見てくれるだろう!」
ブレイバーンが並列して上昇している。いつの間にか私と同じ大きさになって。
「大きくなったのが気になるかい?私は勇気によって無限に強くなる!大きさも無限大だ!」
「あはは。何でもありだね。ブレイバーン。」
「お互い様だよ。プリンセス・コンダクター。」
そして、私達は宇宙空間へ出た。
「舐めるのも大概にしろ!小娘!ガラクタ!」
阿羅醐は両手の槍で攻撃をしてきた。速い!私もブレイバーンも斬撃や突きを防ぐので精一杯だ。
『頑張れ!プリンセス!ブレイバーン!』
アリスピアンの人々の声が聞こえる・・・。私達の力が、速さが増した。
阿羅醐は距離を取った。
「力が足りんという事か?」
「降伏しろ、阿羅醐!」
ブレイバーンが言った。
「そうはいかぬ!ワシに退路は無い!・・・この世界が別の世界と密接しているのを知っているよな?そこからエネルギーをいただく!」
私達の現実世界の地球の事だ。阿羅醐は再び歌った。
「うっえーをむーいて、あーるこーう・・・」
先程の歌よりも少し古い歌だ。でも私達も知っている有名な歌。そしてやはり歌が上手い。
宇宙に様々な亀裂が出来て、エネルギーが出てくる。それを阿羅醐は吸収している。
「この歌は別の世界・・・地球と言おうか。その各国で広まった歌だ。先ほど小娘が歌っていたチャチな歌とは年期が、知名度が、重みが違う!それ故、こうして地球の人間の心を掴み、多くのエネルギーを吸い取れるのだ!・・・ごばっ?」
・・・ブレイバーンが、阿羅醐に一気に接近し、殴った。
「・・・歌に必要なのは、知名度などでは無い!重みもお前の個人的判断だ!お前こそ歌を、彼女達を舐めるのも大概にしろ!」
「・・・ありがとう、ブレイバーン。
阿羅醐。確かに、私達の歌はまだまだ未熟だよ。拙いよ。でも、あなたの歌よりも人々の心を掴んでみせる。・・・何故ならあなたは『孤独』だから。それ故、人の心を知らないから。』
私は『FUTURE SESSION』を歌った。この歌の歌詞にある五線譜は、私達プリンセス5人の事だよ。でも、この歌の意味は、私達『だけが』未来へ進む為の意味を込めていない。
私達は、みんなが未来を切り開く為に使う剣なんだ。そして暗くて見えない未来を照らす灯火なんだ。
私達は、切り開いて、照らして、未来へとみんなを導く。
・・・その中には阿羅醐。あなたも含まれているから。
阿羅醐の身体からエネルギーが逆に放出され、元の現実世界へと帰っていく。
「何故だ・・・。こんな小娘の歌にワシが負けるというのか?あり得ん!あり得ない!」
「もう意地を張るのは、よそうよ。阿羅醐。あなたが求めていたのは・・・。」
阿羅醐自身のエネルギーが急速に高まった。全てを槍に集めて、その槍を私達に向けている。
最後の一撃を仕掛ける気だ。・・・そう最後の。
「同情も哀れみも不要だ!ワシの数えきれぬほど長い生涯を否定するな!」
「・・・プリンセス。『今の』彼はもう救えない。」
寂しそうにブレイバーンが言った。
「そうだね・・・。でも、やり直させるよ。私にはそれが出来るから。」
ブレイバーンが巨大な刀を召喚した。
「これは宿敵(とも)が変形し、刃となった姿!だが、その時の戦いより、私達は進化した!
宿敵(とも)がいなくても、心が繋がっていればこの刃は作り出せる!」
私は、レイピアを水平に構えた。貫く様に。
「・・・いくよ。」
「勇気一刀流秘奥義!勇気爆発バーンブレイブビッグバーンアルティメットファイナルゴッドユニバースブレイクゥゥゥゥゥ!!!!!」
ブレイバーンが阿羅醐を袈裟斬りに切り裂いた。
「姫煌一閃流(きおういっせんりゅう)秘奥義!戦姫絶唱プリンセッション・スフォルツァンド・スラストォォォォォ!!!!!」
私は光の矢の様に阿羅醐に突進し、その身体を貫いた。
阿羅醐は斜めに切り裂かれ、胴体に穴が空いて、火花を散らしている。
もう勝負はついた。
私はレイピアで『D.C.』と書いた。・・・死なせたくなかったんだ。
でも、阿羅醐は傷が治り、火花も治まったけど、身体の端から塵のように崩壊が始まっている。
「・・・無駄だよ。姫。ワシは精神生命体。心が敗れれば死に至るのだ。」
阿羅醐は私達に振り向いた。・・・顔を上げながら。
「あなたを宇宙に連れて行く時、あなたの心が、過去が見えた。あなたは遙か昔、人間だった。でも、憎しみが強すぎて、欲望が強すぎて、怒りが強すぎて、人を辞めてしまった。
・・・それは負の螺旋なんだよ。負の力が強くなればなるほど孤独は増す。孤独が強くなるほど負の力が強くなる。・・・そして、あなたの孤独を埋めてくれる人は現れなかった。」
「そうだな。ワシは昔負けた。・・・それは誰かに止めて欲しかったのかもしれんな。」
「そして、さっきから上を向いているのは、涙がこぼれないようにしている為かな?」
「その通りだ・・・。もう意地も張るまいよ。本当に孤独とは悲しいものだ。この歌の様に、幸せが、雲や空や月や星の先にある様に、手の届かない先にある様に思えてくる。」
「阿羅醐。この歌の歌詞に込められているのは『強さと希望』だ。悲しみに耐えていればいつか希望が来る。それを表現したんだ。だが君は、負の心が強すぎて希望が持てなかった。だから幸せがいつまで経っても来なかった。」
「そうだな・・・。ははは・・・。」
阿羅醐が消滅していくのが早くなった。
「あなたは何度も消滅と復活を繰り返しているよね。・・・でも、今度復活する時は私達を思い出して。私達は、あなたを支えるよ。導くよ。今度こそあなたが、この世界にいて負の感情を持たない様に。幸せだと感じる様に。
・・・また逢おうね。」
「・・・ああ。」
阿羅醐は消滅した。
私達は地上へ、アリスピアへ帰還している。
「なぁ、ブレイバーン。俺ら、彼女達にかなり差を付けられたな。」
「あぁ。だがすぐ追いついてみせるさ。それがヒーローだ。そうだろ?イサミ。」
「そうだな。」
アリスピアに到着し、私達は変身を解いた。
元の空野みなも、かがりちゃん、ながせちゃん、すみれ先輩、りりちゃんに戻った。
「いやー疲れた疲れた。」
「確かに、こんなに長時間変身した事は無かったからね。」
「でも、そう特訓しなければ勝てない相手だったよ。そのぐらい強かった。」
「・・・そんな強さを持っている敵がいるよね。・・・白の女王。」
その時、次元に裂け目が出来て、紫色の巨大ロボが現れた。そして、その中から1人の女の子が現れた。
「・・・やれやれだ。何とか使命は成し遂げたようだな。」
「ガピィ・・・。流石に疲れたよ・・・。
でも、ご褒美にルルとオジサマは、このアリスピアで好きなだけ遊んでいいんだよね?」
「勿論だ!2人ともよく頑張ってくれた!」
「・・・いや、ブレイバーンが滞在を勝手に決めないでよ。」
「んー?ながせ君がまた反抗的になったねぇ。これはまた教育が必要かな?」
「やっぱお前は気に入らねぇ!」
「そうね。次の敵は、あなたよ。ブレイバーン!」
「装甲の隙間に海水を流し込みましょう・・・。」
「泥水でもいいんじゃない?」
「みんな落ち着いて・・・。」
その後、紫のロボ、スペルビアから、白の女王だけでなく赤の女王もいる事を聞いた。
敵が2人になった。・・・いや、個人的な勘だけど、もっと大きな悪意が潜んでいる気がしてならない。
「脅威が拡大して不安かな?君達。」
「・・・いいえ。私達は立ち向かうわ。今までも、これからも。」
「困難は大きければ大きいほど、乗り越え甲斐があるんだよ。」
「私の過ちを償う為にも、この程度で挫けたりしない。」
「私も。・・・そして、トーマもそれを望んでいる筈だから。」
「そう、白の女王も赤の女王も、他にもっと恐ろしい存在がいたとしても、私達は戦う。決して諦めない。そして彼女達を『救う』。それが、プリンセスになった私達の使命だから。」
「本当に君達は強くなった。・・・いや、元から強かったな。この世界を託すよ、プリンセス達!」
「そういやさ?なんで、ブレイバーンって私達助けに来たの?」
「・・・自分達の世界が平和になって、暇になったから!」
・・・・・・・・・・・・・・。
「冗談だよ。私達は自分達の世界の戦いの決着後、様々な世界に行ってね。その伝手で、君達の世界を知り、危機を知ったんだ。」
「・・・全然冗談に聞こえねぇよ。自分のキャラもっと知ろうよ・・・。」
「では、この姿になって話そうか。」
ブレイバーンが光に包まれて・・・1人の外国の大人になった。
「俺がブレイバーンの正体、ルイス・スミスだ。初めましてと言うべきかな?」
「「「「「え・・・えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!人間だったのぉぉぉぉぉ!!!!!」」」」」
この戦い、一番の衝撃だった。
そして、私達はイサミさんとスミスさんと話をして、再会を誓って、彼らは帰っていった。
スミスさんは、真面目な人だった。・・・少し地味な印象を受けた。
・・・どうしてこんな人がブレイバーンみたいな性格になるんだ・・・。
スペルビアも帰った。このアリスピアは性に合わないらしい。
ルルちゃんはしばらく滞在し、私達に新しい友達が出来た。
私達の戦いはいよいよ佳境・・・かもしれないし、まだ続きがあるのかもしれない。
私達を打ちのめす出来事が起こるかもしれない。
でも、私達は決して諦めない。未来に向かって進んでいくんだ。
それが私達、プリンセス。歌で多くの人々に希望を与える者達の使命だから。