一歩、二歩。縁へと近づいた僕は下を覗き込んでみる。
高い。ここから踏み出せば、全て終わらせられる。
一段だけ高くなっている縁の所へ、景色を背にして僕は立った。目を瞑る。大きく息を吸い込んだ。
……僕は、後ろに倒れ込むようにして身を投げたはずだった。
「やあ」
そう声が聞こえたと思うと、もう屋上の縁から離れているはずの僕の足は、まだ付いたまま。なぜか後ろから支えられるようにすんでのところで止められている。
後ろを振り向くと、目鼻立ちの整った紫色の髪のひとが、僕を受け止めていた。
※存在しないハーメルンバンドリ連載小説杯の投稿作品です。
高い。ここから踏み出せば、全て終わらせられる。
一段だけ高くなっている縁の所へ、景色を背にして僕は立った。目を瞑る。大きく息を吸い込んだ。
……僕は、後ろに倒れ込むようにして身を投げたはずだった。
「やあ」
そう声が聞こえたと思うと、もう屋上の縁から離れているはずの僕の足は、まだ付いたまま。なぜか後ろから支えられるようにすんでのところで止められている。
後ろを振り向くと、目鼻立ちの整った紫色の髪のひとが、僕を受け止めていた。
※存在しないハーメルンバンドリ連載小説杯の投稿作品です。