ドラゴンボールZ 僕は孫悟空の息子   作:くまたいよう

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 新章。

 悟飯の容姿。

 セルゲームのノーマル悟飯を未来悟飯のように片腕で傷ある顔にした。諸事情で髪は切ったから。

 ビーデル、諸事情でわかりやすくショートヘアを小さくしたり時折、カツラやバンダナでGTのパンみたいに。


動き出していた恐怖

 人造人間を停止させた日から、一年。

 

 科学が進んでいた世界だからこそ、カプセルコーポレーションのような場が破壊された代償が大きかった中で鈍行というべき形に復興は進む世界となっていたある日。

 

「悟飯く~ん、準備出来てるわよ」

 

 悟飯とビーデルは日帰りキャンプをウーロンにプーアルと一緒に行っていた。

 

 ブタを人間の子供程度な身長の二足歩行な人種なウーロン。

 

 空を飛ぶ青っぽい猫を二足歩行にした人種なプーアル。

 

 二人共、ブルマが悟空に出会って最初にドラゴンボール探しに旅立った時以来な付き合いだ。

 

 仙豆の無い環境で漸く身体を動かせるようになった悟飯が捕って来た魚を豪快に焼く。悟空を知る二名を始めとしてジングル村の人々や16号以外な人付き合いを避ける中でいつ以来かな娯楽。用意していたカレーもチチから教わった悟飯の好みな味だ。

 

「噂には聞いてたけど、マグロみたいな川魚。味も美味しいし」

 

「おぉ、悟飯のお陰だぜ。この類いの魚を気軽に取れるのは悟・・・・いや、悪いな」

 

「ウーロン・・・・」

 

 嘗ては変身幼稚園で良くイジめられていたプーアルからしてもウーロンは気落ちしていたが、人造人間が現れた頃よりは前向きにはなっている。

 

「武天老師様も、最近は修行し始めてるそうですね」

 

「ああ、昔なら今更ってとこだったがよ。冷静に考えたら、あの爺さんは武道家としちゃ実はすげえし。案外。昔の大魔王な方のピッコロ封印したお師匠さんみたいな技を編み出そうとしてるかもな、俺みたいに戦った事ないのよりはマシだ」

 

「僕はウパと一緒に戦った事あるよ」

 

 うらないババの館でクリリンが真っ先に敗れたドラキュラマンをヤムチャの案でウパとプーアルのタッグで下した時だ。あの時が自分達が一番楽しかった時かもしれない。

 

「懐かしいな・・・・もうヤムチャ様もいないけど何とか・・・・」

 

 以前とは違う形に笑い合いたいがぎこちないのだ。それは悟飯も同じなので承知している。そして、後片付けを終えた時。

 

「~~~っ!」

 

「ど、どうしたんたよ?」

 

「な、何よ貴方達。」

 

 ビーデルも気配で相手のパワーを感知は出来る域にあった。いつの間にか森から迫る影に思わず声を荒げた。強いのはわかるが、ハッキリ言えば【嫌な気配】だからだ。

 

「噂通り、わかるようだな。お前が孫悟空の息子か?」

 

「お、お前達は・・・・?」

 

 大中小とすべきサイズな計三名がフードとマント姿で何か既視感のある動きをしかけたようで思い留まる。

 

「諸事情でな、貴様に手合わせ申し込むぜ」

 

「何故と言いたそうだな。貴様は半分はサイヤ人だから我々のようなものに目を付けられるに決まっていよう」

 

「そ、そうか」

 

 実は多少考えてはいた。自分の叔父に当たるラディッツの話だけで目を付けられるべきだ。

 

「後ろにいる三名を気にする事は無い、用があるのはお前だけだ。行くぞ!」

 

 悟飯は一旦上空に逃れて相手の動きを探る。人造人間に比べれば大した事は無いが、スピードはある。片腕なので迂闊には格闘は出来ないので一番の大柄な相手に機を見て右拳の一撃を仕掛けたが、ガードされたものの後方に弾き飛ばした。相手は腕が痺れたようだ。

 

「チビのクセに。な、何てパワーだ。しかも戦闘力が変わってないぜ?」

 

「恐らく、瞬間的に高めているのだ!片腕だからこそ、頭を回しているようだな」

 

「はっ!」

 

 エネルギー波を残った二名に正面から撃つがスピードが無い。分散した中間を通り抜けたが、リーダー格は実戦経験から危険を感じた。

 

「危ない!」

 

 後方に飛んだエネルギー波が拡散。それがまるで意思を持ったように三名を襲う。嘗て、悟飯にとって兄貴分なクリリンがサイバイマン複数を倒した際に使った技とヤムチャの使った操気弾の合わせ技とすべき攻撃だ。

 

【頭を使え】

 

 バーダックと名乗る男に言われたように悟飯なりに戦い方を研究していた。三名は何とか自分達もエネルギー弾で相殺をして改めて悟飯と向き合ったが、何故か地上に降りた。悟飯も降りてビーデル達を背にした。

 

「な、何だ。アイツら悟飯にビビったのか?」

 

「で、でも始まったばかりだよ」

 

 ウーロンとプーアルが言うように三名はまだ底を見せてはいない。だが悟飯は冷や汗を流し、ビーデルも気を感じられるようになってから感じた事が無いレベルの気に金縛りにあったように動けなくなっていた。

 

 その姿には悟飯は既視感がある。

 

 そして、跪く三名の視線は川の向こうだが、現れたのは知る気配と酷似していて容姿はより精悍さがある。思わず悟飯は良く知る名を口にした。

 

「・・・・っ、ふ、【フリーザ】?」

 

「ふむ、まだ覚えているか。貴様が孫悟飯・・・・。我が父と弟を倒した孫悟空の息子・・・・成る程、父親にはまだ及ばんが本物のようだ」

 

「【父と弟】・・・・っ、じゃあ・・・・お前は?」

 

「自己紹介しようか、俺の名は【クウラ】・・・・フリーザの兄だ」

 

「ふ、フリーザの兄。な、何の用なんだ!地球を侵略に来たのか?」

 

「そう思うのも当然だな・・・・実は貴様に悪くはない取り引きをしに来たのだ・・・・簡単に言う。我々は【新ナメック星】を発見した。ドラゴンボールを使いたいが、弟が迷惑を掛けた立場上で俺は受け入れられまい。そこで取り引きといかんか、孫悟飯よ。現地のナメック星人達との仲介を頼みたい、貴様等もドラゴンボールを使えば貴様の死んだ父や仲間を生き返らせられるのだろう?」

 

 それは悟飯にとって一番の揺さぶりだとする算段であった。

 

 

 そして、真意が知れないクウラに対する策が悟飯にはある。ナメック星のドラゴンボールは元のように集めているとは限らないのでブルマにドラゴンレーダーを頼みに行くとして、クウラ達には宇宙船に待機してもらいつつ再建が進む西の都に向かった。

 

 

「ちょ、ちょっと。何の真似よ」

 

 スカウターを始めとした規格外な機器での盗聴を避ける為にブルマに頼んで徹底した盗聴防止を研究所で行った。実はビーデルにはドラゴンボールと聞いて父であるミスター・サタンが生き返るかもと密かな希望を芽生えさせたが、悟飯は申し訳ないとしながら告げた。

 

「い、生き返れない?」

 

「はい、ドラゴンボールは死んでから一年以上経ってると生き返れないんです。それに、病気の場合も自然死だから・・・・」

 

「そ、そうなの。悟飯君達が孫悟空さんが死んだ後にナメック星を探したりしなかった理由がわかったわ」

 

「うん、クリリンやヤムチャがピッコロ大魔王やサイヤ人との戦いで死んだ後も、本来は一年待たなきゃ駄目だけど神様が再使用出来るようにしてくれたりでね・・・・」

 

 何となくビーデルはわかった。話に聞く界王はナメック星のドラゴンボール使用に際して賭けの成功の後、たまたまナメック星のドラゴンボールは再使用迄の期間が短かったから不要となったが、死んだ戦士達を生き返らせる際は神やナメック星人に直ぐにドラゴンボールを再使用出来るようにさせる気だったのだ。

 

 あの時はサイヤ人との決戦前の悟空の修行期間同様のウッカリとしてブルマ達は冷や汗を流したものだとした。

 

 次に悟飯には気になる事がある。

 

「僕はクウラが何でこんな回りくどい事をするかが疑問なんです。僕はまだフリーザには勝てないだろうからクウラにも勝てない、だからクウラがナメック星に行ってボール探しにレーダーを欲しいなら力付くでやれば良い。それをしなかったのは?」

 

 ブルマ達は嫌な推論が複数次々と立てられた。確かにおかしい。

 

「わかって来たわ。つまり、クウラは万一の何か恐れてるとかで、力づくは避けてるのね。フリーザみたいに自分が不老不死になろうと考えてるなら力づくで良い・・・・けど、それをしないのは・・・・【単に自分が不老不死になるだけでは駄目な事がある】・・・・っ!!」

 

「い、一体。何が起きてるの?」

 

 隅で不安に震えるウーロンとプーアルも事態を悟った。単に強い敵とすべき存在が現れただけではない事態が動き出していたのだ。




 クウラ、先ずは何かを考えてる。

 ナメック星の一年以上経つと生き返れない云々な細かい点は、ピッコロ大魔王編の時みたいにドラゴンボールは一回使うと一年使えないハズが直ぐに使えるようにした神様を宛にしてたのか?な私的要素。
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