冬木アクターズ・ラプソディ ~観光に来た演劇バカの女子大生、うっかり龍之介を轢いてしまったので、キャスターの「ジャンヌ役」として聖杯戦争を完遂します~   作:斉宮 柴野

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彼女は敵ではなかった。
だから誰も防げなかった。


救済の暴力

「おおお!ジャンヌ!私に力を!!聖女の旗の下、我はかつての栄光を取り戻さん!!」

 

すごい声量だ。腹式呼吸が完璧にできている証拠ね。彼の熱意に呼応するように、私のテンションも上がる。共演者が本気なら、座長も本気で応えなきゃ失礼というもの。

 

「良いでしょう。宝具の開帳を許します」

 

ケイネスさんも言っていたし、こんな感じのノリが良いんでしょう??私の「眼」が、ジルの霊基を一時的に書き換える。

 

本来、キャスターである彼には剣の宝具など使えない。でも演出家のさじ加減ひとつで、魔法使いが剣豪になったっていいじゃない。要は「見栄え」よ!

 

「『神聖たる旗に集いて吼えよ』!!!!」

 

ジルが叫ぶと共に、彼の全身から赤い蒸気が噴き出す。

 

【神聖たる旗に集いて吼えよ】

ランク:B 種別:対人宝具(自身)本来キャスターであるジルには使えないはずの、セイバー・ジルの宝具。攻撃力・防御力を大幅に向上させ、敵が沈黙するまで自動攻撃を行うバーサーカー状態となる。

 

ジルが消えた。いや、速すぎて目視できないだけだ。次の瞬間、彼はセイバーちゃんの懐に飛び込んでいた。ガギンッ!!ギギギギ……ッ!!剣と剣が激突し、火花が散る。

 

「ぬぅっ……!!重い……!!キャスターの腕力ではないぞ!?」

 

「良いわよジル!貴方の殺陣、凄くいい!惚れちゃうわ!!その鬼気迫る表情、まさにフランス元帥!!狂気と忠義が入り混じった、絶妙な表情筋のコントロールね!」

 

普段はあんなに目が大きくて不気味なおじさんなのに、剣を持つとこうも変わるなんて。ギャップ萌えの極致だわ。

 

「くうう……ふざけた真似を!邪法で強化しただけの紛い物が!!だがその程度で!受けよ!!『風王鉄槌』!!!!」

 

彼女の剣に纏わりついていた「風」が、圧縮され、臨界点に達する。

 

ゴオオオオオオオオッ!!!!

 

わあ、すごい特効。巨大な扇風機でも隠してるの?それとも最新のVR技術?どっちにしても、当たったらメイクが崩れるわね。よし!今度は私!前回は旗で物理的に殴り返したけど、今日はちゃんと防御宝具として使ってあげる。聖女の盾、見せてあげるわ!

 

「させません!『我が神はここにありて』!!」

 

旗の紋章が輝き、聖なる光の結界が展開される。それは物理的な衝撃も、術的な干渉も、あらゆる悪意を遮断する絶対防御の輝き。

 

さすが私。これでアルトリアちゃんの攻撃は効かないわ!……でも、ちょっと待って。この宝具、展開中は私も動けないし、こちらの攻撃も外に出ない「完全遮断」タイプなのよね。

 

このままだと、お互いに見つめ合うだけの膠着状態になっちゃう。私はともかく、せっかく見せ場をもらったジルが攻撃できないんじゃ、尺が持たないわ。観客も退屈しちゃう。

 

……よし、改変!!誰でもできるわ!アドリブよ!現場のノリで設定を変えるなんて、演劇じゃよくあること!

 

「設定変更!味方の攻撃は通す!以上!」

 

瞳の中で、幾何学模様が高速回転する。解析した宝具の術式に、強制的に介入する。「ALL BLOCK」のコードを、「FRIENDLY FIRE OK」に書き換える。

 

「はぁっ!!」

 

「なっ!?」

 

「体が……軽い!?守られながら攻めることができるとは!!まさに奇跡!!ジャンヌの加護ぞ!!」

 

「馬鹿な……!防御宝具を展開したまま攻撃だと!?そんな理不尽な宝具があってたまるか!!」

 

「あるわよここに!新作だからパッチ修正が入ったのよ!」

 

ゲームバランス?知ったことじゃないわ。面白い方が勝つのよ。

 

「さて……見えたわ!あっちの方向にアルトリアちゃんの助演がいるわね」

 

さっきの狙撃の射線。カメラの配線。そして、微かな力の流れ。それらが集束する一点。このホールの天井。そのさらに上。3階……いや、4階の奥の部屋。

 

そこに、「彼」がいる。階段で行く?面倒くさいわね。エレベーターもないし。

あった。城の装飾用に置かれていた、甲冑の置物が持っているロングソード。あれでいいわ。

 

「よし!この剣を……えーい!!!」

 

大きく振りかぶって。狙いは天井の一点。

 

ブンッ!!ズドオオオオオン!!!

 

私の手から放たれた剣が、音速を超えてコンクリを粉砕し、鉄骨をへし折り、そのまま2階の床、3階の床、そして4階の床までを一気に貫通していく。

 

「ジル、ここは任せたわよ!私はプロデューサーさんに挨拶してくるから!」

 

「はっ!武運を!!」

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

ゴホッ、ゴホッ。ちょっと埃っぽいわね。換気が悪いのかな、このスタジオ。

 

「お待たせしましたー!ショートカット開通です!」

 

そこは、無機質な機材が並ぶ薄暗い部屋だった。古城の優雅さとは無縁の、モニターとケーブルの山。

 

そして、その中央に立ち尽くす二人の男女。まあ、そうでしょうね。床をぶち抜いて聖女が現れるなんて、脚本にはないサプライズだもの。

 

「貴方がアルトリアちゃんの助演さんですね。アイリスフィールさんが言っていた切嗣さん……ですか〜?」

 

「ジャンヌ・ダルク……!」

 

顔色が悪いわね、切嗣さん。徹夜続きの編集マンみたいな顔してる。役作り?それとも素?どっちにしても、その「疲れた中年男性」の哀愁、嫌いじゃないわよ。

 

「で……隣の女の人がさっき狙撃をしてくれた人ですね!うーん、タイミングが悪かったですね。あと半瞬遅れて撃たないと当たりませんよ?私の動きを予測して偏差射撃をしたつもりでしょうけど、私は『予測を裏切る動き』をするのが得意なんです」

 

無表情の中に、鋭い殺気を秘めたプロの顔。いいわね、この二人。「ハードボイルドな探偵と、その有能な助手」って感じ。

 

「切嗣!下がって!!」

 

んんんん????

 

これは・・・・・・・私の「眼」が反応する。二人の距離感。呼吸の同調率。そして、互いを信頼しきっているがゆえの、言葉の少なさ。もしかしてもしかすると、この女の人、切嗣さんの愛人!!いや、愛人と言うにはあまりにも実務的すぎる。

 

でも、ただの部下にしては、距離が近すぎる。間違いないわ!彼女の演技に「雌」の顔を感じるもの。守る対象を見る目じゃない。「私の全てを捧げた男」を見る目だ。……待って。

 

整理しましょう。アイリスフィールさんは、切嗣さんの「奥様」という設定よね?で、この舞弥さんは?あ、わかった!ここは舞台。アイリスフィールさんは「配役上の妻」で、この女の人は「実生活での妻」なのね!

 

芸能界によくあるパターンだわ。夫婦共演は割とよくある話だけど、夫が劇中で別の女優と夫婦役をやってるから、裏方として現場に入っている奥様が、ちょっと嫉妬しながらサポートしてるんだわ。

 

うわぁ、複雑!楽屋の空気が重そう!でも、そういうドロドロした裏事情、大好物よ!

 

「貴女、お名前は?スタッフロールで確認したいので教えてくださる?」

 

「…………」

 

舞弥さんは答えない。銃口を私に向けたまま、油断なく構えている。切嗣さんが目配せをする。アイコンタクト。通じ合ってるわねぇ。

 

「あら、顔が近いわね!やっぱり当たりね!夫婦の呼吸だわ!」

 

「……久宇、舞弥。と言います」

 

「良いお名前ね。仕事では旧姓をお使いになっているのですね。わかります、業界では結婚しても名前を変えない方が便利ですものね。でも、普通に『衛宮舞弥』でよろしいのでは?その方がファンも喜びますよ?」

 

「……は?」

 

照れ隠しかしら。

 

「貴方達の顔を見ていればわかるわ。そういう関係なんでしょう?長年連れ添った夫婦のような、あるいは共犯者のような……。それに……」

 

舞弥さんが警戒してトリガーに指をかける。でも、私は止まらない。彼女の目を覗き込む。

 

「舞弥さんは、お子さんを産んだことがありますね」

 

「!!なぜそれを……?」

 

あら、やっぱり?ママさん女優だったのね。

 

「私の眼には、貴女の骨盤の形状や、ホルモンバランスの微細な痕跡も見えますから。全てを真似るには、全てが見えなくてはならないの。役作りの基本ですよ」

 

……ん?おかしい。「幸せな母親」の体じゃない。慈しみや、母性といった柔らかいものが、ごっそりと抜け落ちている。あるのは、機能美。戦うためだけに研ぎ澄まされた、刃物のような肉体。

 

「貴女……切嗣さんに全てを捧げている……そんな顔をしている。でも、それは愛する夫を見る目じゃない。もっと……切実で、痛々しい……」

 

彼女は反射的にサブマシンガンの引き金に指をかける。ためらいのない、殺意の決断。だが。

 

ガシッ。

 

「ッ!?」

 

発砲音はしなかった。私の人差し指が、彼女の銃のトリガーガードの中に入り込み、引き金の後ろに挟まっていたからだ。

 

「うん、違うね。奥様かと思ったけど違う。貴女みたいな配役は初めてよ!もっと見せて!魅せて!!私に演じる材料を頂戴!!」

 

鼻先が触れそうな距離。彼女の瞳に映る私は、きっと聖女ではなく、解剖好きのマッドサイエンティストに見えていることだろう。

 

「貴女は切嗣さんの何??友人……?違う。そんな対等な関係じゃない」

 

「…………」

 

「セフレ?違う。快楽の匂いがしない。もっと乾いている」

 

「…………」

 

「道具?……惜しいかな。違うね。道具にしては、意志が弱すぎる」

 

「自分」がない。あるのは、「誰かのために使われること」への渇望だけ。

 

「私に何を言っても無駄です。私は何者でもない。ただ……」

 

「ただ、切嗣の部品ですから……?彼の殺意を代行する、トリガーの一部ですか?うん。しっくりくるわね」

 

切嗣の部品。そう言った瞬間、舞弥さんの瞳がわずかに揺れた。肯定だ。彼女は自分を人間だと思っていない。機能だと認識している。

 

「貴様……!舞弥から離れろ!」

 

彼はコンテンダーを構えているが、私と舞弥さんが近すぎて撃てない。

 

でも、自分を部品と断じるなんて……こんな設定はなかなかないわね。「私は彼の剣です」みたいな騎士道的な忠誠心とも違う。もっと無機質で、もっと悲惨な……。近代兵器……。使い捨ての銃……。なら……。

 

「貴女……『元少年兵』(の設定)ね」

 

「!!」

 

ビンゴ。

 

「なるほど……戦場で切嗣さんに拾われた(設定)かな?幼い頃から戦うことしか教えられず、とうに自身の生命など無く、今の自分は切嗣の拾ったもの。ならば彼が自由に使い捨てればいい。そんなところか……」

 

「つまらないわね」

 

「何がつまらないと!!」

 

切嗣さんにとって、舞弥さんの過去は「つまらない」で片付けられるものではないはずだ。壮絶な悲劇であり、彼が背負う罪の一部なのだから。でも、私にとっては。

 

「私は聖女ジャンヌ。悩める子羊の声を聞かなければいけないのに……壊れた人間に悩みはない。愛もない……。葛藤がない役なんて、大根役者以下よ。なら……『道具に愛着をかけるくらい』しかないでしょう?貴方もその手合いなのですね?切嗣さん……?正義の味方を気取りながら、壊れた少女を拾って、自分の都合のいいように修理して、あまつさえ夜の相手までさせている」

 

「戦場で拾った少女の身体は、柔らかかったですか??罪悪感というスパイスが効いて、さぞかし興奮したでしょうねぇ?」

 

パァァァン!!

 

乾いた音が響く。私の顔が横に弾かれる。舞弥さんが、私の頬を平手打ちしていた。銃ではなく、その手で。

 

 

◇◇

 

 

「!………ふふ」

 

痛い。うん、痛い。結構本気で叩かれたわね。口の中が少し切れたかも。鉄の味がする。でも、それがいい。これこそがリアリティ。痛みこそが、彼女が「機械」ではなく「人間」であることの、何よりの証明書だもの。

 

「それが貴女の底ですね。舞弥さん」

 

いい色だわ。役者が殻を破る瞬間を見るのは、演出家として至上の喜びよ。

 

「焼き尽くされた洞のような心だと言いますが……心はあとから湧くものです。泉のように、あるいは石油のように。貴女が遠い昔に無くしたものは、消滅したわけじゃない。まだそこにあるのですよ。ただ、蓋をして見ないフリをしているだけ」

 

「そんなものはありません。私は……悲しみも怒りも、とうに捨てたのですから。この人格だって、彼が作った……戦うためのソフトウェアに過ぎない……」

 

拒絶している。自分の人間性を。自分の可能性を。でも、その震える声が、彼女の言葉を裏切っていることに気づいていないのかしら。可愛い人。

 

「貴女が闇の中にいるというのなら、私がそこを照らしてみせましょう」

 

「じきに貴女のいるそこも、理性の光と愛で満ちた光の世界に変わるのです」

 

「え?」

 

「貴女は『作られた人格』だと言う。切嗣さんの道具として調整された『偽物の女』だと卑下する。でもね、偽物だからこそ、本物以上に『女』であろうと努めようとする意志が生まれることもある。そこに貴女の『本物』を超えようとする意思があるなら、それはもう本物以上の輝きを放つのです!」

 

……まあ、随分と不感症な人生の設定よね。私としてもドン引きよ。普通ならトラウマで再起不能レベルのハードモードだわ。でも、だからこそ「映える」!悲劇のヒロインは、不幸であればあるほど美しく輝くのが、演劇界の常識だもの。

 

「今貴女は、自分の意思で切嗣さんに付き合っているのでしょう?命令されたから?違う。拾われたから……自分は切嗣さんのものだと決めたのは、貴女自身でしょう。その首輪をはめることを選んだのは、他の誰でもない、貴女の意思だわ」

 

「……」

 

「人生は選択の連続です。仮に選択肢の数が極少であったとしても、AかBか、あるいは『死』か『従属』か……その究極の二択で『従属』を決めたのは貴女。なら……貴女の心はまだそこにあるのです。死んでいない。生きようとあがいている」

 

舞弥さんは下がらない。下がれないのだ。後ろには切嗣さんがいるから。そう、彼女はいつだって「盾」になろうとしている。それが愛でなくて何だと言うの?

 

「貴女は……私に何を言っている……。私は…………」

 

聖女として貴女に語ればわかるかな?少し宗教的なアプローチで攻めてみましょうか。

 

「私はただ乙女として、貴女に説いているのです。主は全てを許し、貴女も許されている。過去の罪も、汚れも、全てはドラマのスパイスとして肯定されています。なら貴女は……そうね……もう少し主張すればいい。欲深くなればいいのです」

 

「欲……?」

 

「ええ。たとえば……『自分の前にいる男の昔の姿が良いから、今の女から半分くらい奪ってやる』……みたいなね」

 

動けないのね切嗣さん。私の圧倒的な「場」の空気に飲まれて。

 

「切嗣さんは今、綺麗な奥様と一緒で、ちょっと『幸せボケ』してると思いません?かつての冷徹な切れ味が鈍っている……そう感じているんでしょう?なら、貴女がそのナイフを研ぎ直してあげなさい。貴女という砥石の存在で」

 

「貴女の言う事は……わかりません。論理が……破綻している……」

 

え?わからないの??こんなに丁寧に教えてあげているのに??おかしいなあ。私の比喩表現が高度すぎた?それとも、演技指導が足りないのかしら?なら、もっと直接的に、もっとフィジカルに教えてあげるしかないわね。

 

「この世は須らく舞台!私の舞台に立つものは、端役であれ輝くべきなのです!貴女のような『影』に生きる女も、スポットライトを浴びて輝く権利がある!いや、義務があるのです!それでこそ私は輝き、世界もまた輝く……。わかります??私のために輝けと言っているのです!つまり、貴女の意思など関係ない……。貴女は今日ここで、貴女の『役者としての限界』を極めてもらいます。殻を破るまで、帰しませんよ?」

 

これは「説得」じゃない。「演出家命令」だ。

 

「やめろ……!舞弥に触れるな!!」

 

ようやく呪縛が解けたかのように、コンテンダーを構えようとする。でも遅い。私はもう、舞弥さんの手首を掴んでいる。

 

「元少年兵?良いですね。その設定、掘り下げがいがあります」

 

「眼」が、彼女の過去を容赦なく暴き立てる。古傷。焼き印。そして、肉体に刻まれた出産の痕跡。

 

「子供は……もしかして、戦場で犯された時の子供ですか!?望まぬ妊娠?暴力の結果?……悲劇は映えます!!最高にエモーショナルだわ!!」

 

「ッ……!!」

 

彼女の喉から、ヒュッという音が漏れる。誰にも言ったことのない、自分でも忘れようとしていた地獄の記憶。それを、初対面の他人に、あろうことか「映える」と称賛されたのだ。その衝撃は、銃弾よりも深く彼女の精神を貫く。

 

「切嗣さんにも抱かれたことありますよね?ありますよね?その身体の反応が教えてくれています!教えてくださいよ!切嗣さんがアイリスフィールさんと共演して、平和ボケして鈍っていく様を見て……貴女はどう思いましたか??嫉妬したでしょう?焦ったでしょう?」

 

「やめ……て……」

 

「『私だけの切嗣でいてほしい』と願ったでしょう!?『あの人は戦場でしか生きられない』と、彼を血の泥沼に引きずり戻したいと思ったでしょう!?それが愛です!それがエゴです!語ってください!輝いてください!!」

 

舞弥さんの手を取り、無理やり引き寄せる。抵抗できない彼女を、ダンスを踊るように回す。ワルツのステップで。1、2、3。1、2、3。

 

「そして皆で踊りましょう!!この舞台の上で!!!!さあ!!!さあ!!!!!さあ!!!!!!」

 

彼女の瞳からは、涙が一筋こぼれ落ちていた。感情がない?嘘つき。こんなに熱い涙を流せるじゃない。

 

「……化け物め……」

 

魔術師殺しと呼ばれる彼ですら、この「善意の暴走」の前には成す術がない。殺意なら対応できる。悪意なら計算できる。だが、この底抜けに明るい「狂気」は、彼の理解の範疇を超えている。

 

「さあ、舞弥さん!もっとステップを踏んで!その涙は美しいわ!観客に見せつけてあげなさい!『私はここにいる』って!『私は生きている』って!!」




刃は肉体を断つ。
言葉は人生を断つ。
そして善意は、その両方を越える。

この物語の行きつく先、ZEROのあとは

  • stay nightは見たいよね。
  • hollow ataraxiaが良いな
  • Apocrypha世界へ出張
  • Grand Order発令‼
  • Samurai Remnantは演技
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