転生者が13人同じ屋根の下、何か起こるはずもなく… 作:希捨酸
「桜羽ッ!根性見せろォ!!」
「ヒロっちぃ〜信じてるからなー!」
目の前には火かき棒を持った二階堂ヒロ、手には炙りビン。
周りの魔女候補からの歓声を背に桜羽エマは炙りビンをぎゅっと握りしめた。
どうしてこうなった……
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時間は当日の朝まで遡る。
牢屋敷の食堂、そこでは少女達がゆったりと朝ごはんを食べていた。
この混沌とした牢屋敷を楽しんでいるのが半分、未だに困惑しているのが半分だがそれはそれとしてご飯はおいしい。
♪ピンポンパンポーン
「み、みなさん。火精の間で火事が起きました!現在消火活動中ですので近寄らないようにお願いします!」
朝早く、穏やかな朝食の時間に似合わない緊迫した放送が流れる。
瞬間、全員の脳裏に1-3の記憶が走る!
(ハンナちゃんが……!!)
1-3、犯人絶対ぶっ殺すモードになったはずの共犯者達の心を破壊した魔の章!
もちろん少女達(ナノカちゃん以外)の脳に深く刻み込まれている。
真っ先に動き出したのは我らが主人公桜羽エマだ!
「見に行こう!メルルちゃん!シェリーちゃん!ハンナちゃん!」
「ハンナちゃんが死んでるかもしれない!!!」
「はい……!」
「急ぎましょう!」
「そんなに走ると転びますわよ〜」
あれ……?
少女達が火精の間の前に着いた頃には火はほとんど鎮火していた。
こっちのゴクチョーは夜はぐっすりスヤスヤであるため発見が遅れ、火精の間は元の形を留めていなかった。
「……誰かいるかもしれない!探さないと!」
そんなエマの一声で牢屋敷総出で残骸の捜索が始まった。
ゴクチョー、ハンナが空から探し、地上ではシェリー、なれはてが焼け残った柱や壁を持ち上げて下の残骸の中を漁る。ノアは皆がヤケドしないように水を操作し、ココは千里眼で残骸の隙間から見られることを祈った。
そこまでしても何も見つからなかった。
時々「ウワーーッ!ハンナちゃんが生きてる?!?! 」という声は聞こえたもののそれ以外なんの報告も無いまま時間は過ぎる。
「ただの火事……ですの?」
「老朽化も進んでますし……漏電とかですかねぇ」
殺人のトリックとしての火事ではなく、単なる火事。そう結論付けられそうになったその時、桜羽エマはとあるものを見つけてしまった。
「ゴクチョー、1つ確認なんだけど……」
原作を知っているからこそ記憶に残ったもの。
「このホウキの柄って、玄関ホールにあるやつだよね?」
あるはずの無い不審物。
「ちょっと待ってくれ、この焦げ方を見るに、おそらくこのホウキが火元だよ」
レイアの知識により更に事件性が高まる。
「さっきから気になってたんだけどさぁ」
そして普段から千里眼により周りが見えているココが気づいてしまう。
「ヤンキー、どこ行ったん?」
こうして、その日の夜に紫藤アリサ殺人事件の裁判が決定した。
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今回は前後編で別れます。上手くまとまらないんで一旦投稿させていただきます。再投稿するかも。
後半は結構遅くなりそうです。この事件の真相を推理でもして待っててね。
ところで皆さんサイバーパンクエッジランナーズ2はみましたか?僕はキョウコが頭から離れません。どっか行け。
次の話
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ミリア(別のになるかも)
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ユキ