今回はかなり短い内容となりますが、お読みいただけると幸いです。引き続きよろしくお願いします。
「あるじゃねえか! 全員助かる方法! 俺に呪力があればいいんだろ!」
「やめろ……やめろ!」
「ケヒッ、ヒヒッ、素晴らしい! 鏖殺だ!」
2018年6月――
特級呪物『両面宿儺の指』の取り込みにより、両面宿儺が虎杖悠仁に受肉。
千年の時を経て「呪いの王」が、現代に復活を遂げた。
「動くな。お前はもう人間じゃない! 呪術規定に基づき、虎杖悠仁。お前を呪いとして祓う!」
満身創痍の伏黒恵が、血を流しながらも震える手で構えをとる。その重苦しい現場に、あまりにも不釣り合いで軽快な声が響き渡った。
「今どういう状況?」
「なっ、五条先生! どうしてここに……!」
「やっ、来る気なかったんだけどさ。いやーボロボロだね、2年のみんなに見せちゃお」
パシャパシャと無駄にスマホのシャッターを叩く五条に、伏黒は呆然とする。
「さすがに特級呪物が行方不明となると上が五月蠅くてね、観光がてらはせ参じたってわけ。……で、見つかった?」
その問いに、頭を押さえていた虎杖が、申し訳なさそうに手を挙げた。
「あのー。ごめんそれ、俺食べちゃった」
「マジ?」
「「マジ」」
伏黒と虎杖の声が綺麗にハモる。五条は顎に手を当て、背後へ視線を送った。
「んー、月詠、チェック」
闇の中から足音が響き、伏黒と同じ制服を着た少年がふらりと現れる。
「あーあ、マジだ。てか恵、すぐゆらゆらしようとすんな」
「月詠さん……!」
「僕もいるよー」
月詠の隣から、2人とは違う白い制服を着た照がひょっこりと顔を出して手を振る。
「照さんまで……!」
(特級術師が三人も……どうして……)
規格外の存在が一堂に会した光景に、伏黒は圧倒的な圧迫感で息を呑んだ。
「暇そうだったから拾ってきた! で、君さ、宿儺と代われるかい?」
「スクナ?」
「君が喰った呪いだよ」
「ああ、うん。多分できるけど」
「OK、じゃあちょっと待ってね」
五条はくるりと振り返り、双子の前でパシッと手を叩いた。
「そこ、じゃんけんして! はい、じゃーんけーんぽん!」
「げっ」
照がグー、月詠がパー。容赦のない勝敗が一瞬で決まる。
「てことで記念すべき宿儺の最初の対戦相手は、照君になりましたー! はい拍手!」
「普通に死ぬと思うんですけど……」
死刑宣告のような指名に照が引きつった笑みを浮かべるが、五条はポンと彼の肩を叩いた。
「大丈夫大丈夫! 君、十分強いから。じゃあ20秒ね、20秒経ったら戻っておいで」
「20秒……か」
照が腹をくくって溜め息を吐き、静かに前へと歩み出る。
直後、虎杖の顔面に禍々しい紋様が浮かび上がり、その身に宿る「最悪」が意識を塗り替えた。
『――ケヒッ!』
ドツ、と重い足音が響き、受肉した呪いの王が凶悪な笑みを深める。
対峙する照の全身から、紫電のような激しい雷光がバリバリと弾け飛んだ。
呼吸が止まるほどの静寂の中、千年の呪いと未来を背負う術師の視線が交錯する――
出てきてほしいキャラ、絡みを見たいキャラを教えてください(複数の場合は感想に加えてください)
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九十九由基
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東堂葵
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七海建人
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伏黒恵
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京都校メンバー
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ドブカス
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秤、綺羅羅