化けガラスってマジっすか……。   作:SOGEKIKUN

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 1日目の夜はだいぶほのぼのしてたので2日目の夜は盛り上げたいですね〜!!


 なお、9/1の今現在から9月いっぱいまでは2日に一度投稿です。リアタイ派の方はご了承ください。




閑話休題(其の二):「夏だ!海だ!!楽しく遊び尽くそう!!えっ?今の季節は春だって?何とかするって!!(焦り)」〜2日目終〜

 

 

 

 

 1日目とは違ってそれぞれが親交を深めることが出来たらしく、今日は気兼ねなく皆が入り乱れてバーベキューを楽しんでいた。今日の晩餐のメインはなんと、数匹分のマグロとカジキだ。

 

  

 うわっ!?デカっッ!?大きめに作っておいたバーベキューコンロなのに、大きめのコンロ1台じゃ全部乗せきれてなくていくつかの別のコンロに切り分けてあるくらいデカいじゃん!?

 

 

 

「うわぁ〜!!すっご〜〜〜!!」

 

「海ってこんな魚もいるのね!!凄く大きい!!」

 

「そうですね。はたてさん、文さん!!」

 

「これは……中々の大物だね。」

 

「ああ………凄いな…………。」

 

 

 流石の大きさに皆も顔を輝かせて驚いているようだ。特にはたてはもうキラキラし過ぎて漫画でよく見る輝くエフェクトが凄くなっていた。

 

 よし!これも後で写真にしとこうか。グフフフ。

 

 

 

 驚き慄く者たちもいれば、その大きさとスケール感にキラキラと目を輝かせる者達の姿ににとりはその背の低い身長をカバーするかのような大人一人分の高さのある高台に乗ってものの見事なドヤ顔を決めていた。

 

 

「実の所、今朝は大きなサメが捕れたんだよ!!このにとり様が直々にとってきたのさ!!さあーさあー!皆私に感謝して食べるんだねーー!!しっしっしぃ〜〜!!」

 

「………自慢が大好きな鼻高天狗達よりも有頂天になっているな………にとり殿は。」

 

「そうですね…………大天狗様。」

 

「ぷっ!?……あの機械バカなにとりの鼻が伸びてる様子を想像したら……笑えてきた。ぷぷぷ。」

 

「ちょっと!たかね!!今の発言、私にちゃんと聞こえてるからな!!覚えてろよ!!」

 

 

「………私がサメを捕まえるための撒き餌の囮にされたことは忘れてないわよね?………いや、あれは絶対に忘れてるわ。いっちょ、今からでもしばき回そうかしら?あの河童のことを……。」

 

「辞めときなさいわかさぎ姫。あんた虫も殺せないんでしょ?というか、他人を殴るなんてしたことあるの?」

 

「ぐぬぬ〜………確かに…ないわね………よくよく考えたら出来ないじゃない。」

 

「なら、辞めときなさいな。後であなたを酷い目に合わせたらあのゲスな河童については私がしばいてあげるから安心しときなさいわかさぎ姫。……ねぇ?…にとり?」

 

「ひゅいっ!?……や、やだなぁ〜?べ、別に忘れたわけじゃないさ〜!!ちゃんと後でお礼はさせてもらうから!きゅうりあげちゃうからは?ね?許してくれよ?

 うゔん、気を取り直すついでに、さて!そろそろ乾杯しよう!!皆!なんで小妖怪の河童の私がやらなきゃいけないかなんて、まるっきり知らないけど、やればいいんだよね?やれば?ということで〜!!私とわかさぎ姫の健闘にかんぱ〜い!!」

 

 

「「「「「かんぱ〜〜〜い!!!」」」」」

 

 

 なんだか締まらない仕方の乾杯の合図だけど、まあ宴はその前に始まってたし皆大して気にしてないから良いでしょ。

 

 

 にしてもいやぁ〜!今日もいい写真が沢山撮れたな〜!この宴の後半くらいにはビックイベントが一つあるからそれも楽しみだね。

 

 

 

 そうして、私達は2日目の宴を楽しんでいった。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

 

 

 

 ― ザー スー ザー スー ―

 

 

 

 皆でワイワイ騒いだ宴もある程度時間が過ぎて熱狂してきた頃。私達はカジキマグロとマグロのステーキを中心としたバーベキューを味わい尽くして満腹になったお腹を擦って、夜の海の静かなさざ波の音を聞き取りながら、それぞれの腰掛けにある背もたれに体重を預けていた。

 

 

 

「ふぃ〜〜〜昨日に続いて凄く美味しかったうさね〜〜?影狼。」

 

「ええ……そうね老骨兎。竹林での健康的な食事もいいけど、これはこれで海の幸も悪くないかもしれないわね。保存食も手に入れられたし……。」

 

「………影狼。なんで私の方を見ながらヨダレを垂らしてくるのかしら?」

 

「……ナンデモナイワヨ。ジュルリ」

 

「いやっ!私のこと食べる気満々じゃない!!どんだけ食い意地張ってるのよ!!」

 

 

「ふぅ〜。文?満足したかな?」

 

「ええ。今凄く幸せよ。それに飛燕の心地もいいし。」

 

「……文も私の膝の上に慣れてきたんだね?最初は乗せるだけでも暴れてたのに。」

 

「……今日はそういう気分なの。」

 

「はいはい。好きな時に甘えてくれればいいよ文。私はいつでもウェルカムだからね。」

 

「ずるいですね〜。私も文さんのように飛燕さんに甘えたいです。ケプッ………まあ、もう少し休んでからでも良いんですけど。」

 

「………椿ちゃんは調子にのって食べすぎだよ。」

 

「……美味しすぎて食べすぎました。たはは……ケプッ。」

 

 

「つばきぃのお腹、少し膨れてるね〜?触ってもいい〜?」

 

「はたて様。さすがに乙女にそれは駄目ですよ。」

 

「えぇ〜〜。分かったよ〜椛〜。でも、赤ちゃんが出来たみたいだったから触ってみたかったな〜。」

 

「ふふふ……そう言うならば、良いですよ?はたてさん。」

 

「ホントっ!?椿〜〜!!ワ〜イ!!」

 

「いやっ良いんですか?椿様!?」

 

「大丈夫ですよ。それにしてもはたてさんは分かってますね〜!どうですか〜?私の今のお腹は〜?」

 

「うん。凄く大きいね〜?沢山食べたんだ〜!!」

 

「はい!食べ過ぎちゃいました!!………それにしても、飛燕さんとの子供ですか?……女性同士なので、絶対に出来ないのは知ってますが、想像するだけならとても良いですね……。飛燕さんとの子供………グフフ。」

 

「なんだかつばきが怖いよ〜?椛〜?」

 

「………はたて様。そろそろ離したほうが宜しいですよ?あれはもう手遅れですから。」

 

「う、うん?なんだか分からないけどわかった〜!」

 

 

「椿ちゃん……最近変態度が増してきてるな…………。文はああなっちゃ駄目だよ?」

 

「……成る程?良いわね?どうやってするのか知らないけど、飛燕と子供を作るか…………以外と悪くないわね?」

 

「文っ!?」

 

 

「…………結局全員変態だったのね。酷いわね。色々と。」

 

 

 

 

 

「それにしても、鮪……身に脂が乗っているな。いい機会だ。天狗の里の流通に加えてみるか?いや、鮮度が悪くなりやすいとわかさぎ姫殿から聞いているからな……どうするべきか?」

 

「ああ。もし、長期間保管するならば、塩や醤油などでつけて保存してみるのはどうでしょうか?龍様。」

 

「成る程……いい案だ。流石大巫女だな。いい参考になった。」

 

「フッフッ〜ん!どうだい飯綱丸?私の大巫女は?頼りになるだろう?」

 

「こらこら。諏訪子。幾ら相手が妖怪だからといって子供みたいにはしゃぐのは違うだろうに。それにはしたないから私の膝の上で立つのは辞めろ。」

 

「ハッハッハッ。諏訪子殿の言うとおりだな。大巫女は人間にしては上出来だ。もし、許されるならば攫いたいくらいだがな。どうだ?大巫女?私の補佐をやってみないか?」

 

「あぁ〜!!飯綱丸〜!私の大巫女に手を出すなんていい度胸だね〜?私の目が黒いうちは大巫女はあげないからね!!大巫女を取りたいなら私達を倒してからだ!!それでもあげないけどね!!」

 

「よしっ!力ずくなら今から勝負しよう!!いい口実だ!!私が負けたら大巫女を1週間貸してやるからさ?だから、私と勝負しよう!!今すぐに!!!」

 

 

「………神奈子様?諏訪子様?」

 

「「はい!ほんの冗談です!!」」

 

 

「ワッハッハッハッハッ!椿に負けて劣らず、そなたも随分と神々から愛されてるな?大巫女?」

 

 

「もう…本当にお恥ずかしい限りです。まあ…ですので龍様。そのお誘いはお断りします。何せ、私を必要としてくれる神々が有らせますからね。」

 

「ああ。そうだな。私の軽弾みだったな。なら、諦めるとしよう。」

 

 

 

 

「…………椿ちゃん?あの?冗談だったから御幣を下げようよ?いったいその水着のどっから、御幣を取り出したのさ?」

 

 椿ちゃん……今水着に上着の衣くらいしか着てないじゃん。一帯どこから取り出したの?

 

 

「そ、それは………言わせないでください!飛燕さんのエッチ!!」

 

「えっ!?どういうこと!?」

 

 

 

 そんな調子でのんびりしながら春の大三角形が浮かんでいる夜空を皆で眺めていたら、ワチャワチャといつも通りの喧嘩をしながらも木製の高台に乗っていたにとりとたかねが、控えめの大きさのマイクメガホンを取り出して私達に声をかけてきた。

 

 

「さぁさぁ〜〜!!お腹も満たした!酒で喉を潤した!!そろそろ皆の肩の力も抜けてリラックスしたい頃だろうかな?チッチッチッ。残念ながら皆さんにへそんな暇なんてないんだなそれが?」

 

 

 そうメガホンを使って皆に言い放った、たかねに対して、私達や周りの因幡達、そして喧嘩じゃないけど酒飲の見比べで騒いでいた河童達や山童達がザワザワとし始めて、全員の視線が小さな高台に乗ったたかねと何やらモジモジしているにとりの2人組の方へと集中する。

 

 その視線の集中にたかねはまるで全然緊張していないかのようなニコニコな営業スタイルで話を続ける。

 

 

「なぜなら〜〜!!あんたら顧客はこれから目を輝かせることになるからね〜?『………ほらっ!にとり!!』。」コソ

 

「わ、分かったよ!たかね………うゔ〜〜……なんで私が皆の前でこんなに目立つことを……。なぜならぁ〜〜!!わ、私が開発した〜!!この"手持ち花火"が今ここに沢山あるんだからね〜〜!!はい!!」

 

 

 たかねの謎のハイテンションに合わせていたにとり、やけくそ気味に声を出しながらも、胸元にあった鍵で背中に背負っていた大きなバックを開ける。その瞬間、取り出した機械のアームの手に握られていた前世で見覚えのある全員分はあるだろう大量の手持ち花火のセットがそのにとりのアームによって私達の手元に届いてきた。

 

 

「手持ち花火〜?なにそれ!?ねぇ〜どんなものなの!?」キラキラ

 

「わぁ〜〜!楽しそう〜〜!!」キラキラ

 

「何やらワクワクしますね!飛燕さん!!」キラキラ

 

「ふふ…そうだね。椿ちゃん。楽しそうだね。」

 

 

「わ、わぁ〜!!私もやりたい!!神奈子!!これはどうするんだい!!」キラキラ

 

「…………諏訪子。」

 

 

 はしゃぐ娘達の傍らで、お姉さん達や大人組達が珍しくワクワクしている様子で、にとりの背後のリュックから飛びたしているアームから貰った手持ち花火を受け取っていく。子供帰りしていた諏訪子さんについては皆に負けないくらい可愛かったよ。あとで抱きしめてあげよう。グヘヘへ

 

 そして、ザワザワからワクワクへと変わっていく全員に、全員がタップリと遊べる量の手持ち花火と火消し用のバケツが行き渡っていったのを見回して確認した高台の二人は緊張した素振りで一瞬頷き合って、再びメガホンで喋りだす。

 

 

「さて!全員に行き渡ったようだね?じゃあ!説明しようか!にとり。」

 

「じゃあ、実践して見せながら説明するから、ちゃんと私の手順を見ながら私の説明を聞きなよ?皆〜?くれぐれも勝手にやりはじめないようにね?」

 

 

「「「は〜〜〜い!!」」」

 

 

 因幡達の元気で純粋な返事に元気付けられたにとりは、先ほどまでずっとビクビクしていた様子とは打って変わるように、意気揚々と喋りだした。

 

 

「ふむふむ。いい返事だ因幡の兎達の諸君!!それじゃあ説明するぞ〜?まずは先端の鮮やかな飾り付けに火を灯すと…………ほらっ!こうやって光り出すんだ!!」

 

 

 ― パチ パチ ―

 

 ― シュ〜〜 ―

 

 

 

 にとりが皆に見せつけるように左右に優しくその綺麗に輝く線香花火を振ると、皆からキャーキャーやワーキャーなどいい反応が返ってくる。

 

 

「おお〜!凄いわね〜!!はたて!!」

 

「うん!すごく綺麗!!」

 

「「すご〜い!!」」「きれいだ〜〜!」「どうやってやるの〜?」

 

 

 その反応に自信が芽生えたようで、勢いづき始めたにとりは大手を振ってアピールしようとする。

 

 

「しっしっしっ〜。凄いだろ〜〜!!皆〜〜〜!!これが河童の技術だよー!!」

 

 

 その手に持つ線香花火はにとりの真上に位置してしまうので、真上からにとりの元へと線香花火の火花の一つが当たって『アチッ!?アチッ!?』とコサッカダンスをし始めた。

 

 そんなにとりのお間抜けな様子に、会場が朗らかで柔らかい笑い声に包まれる中、少し離れていたたかねは相棒の失態にニヤリと笑いながら、混乱するにとりを助けて、皆に向き直る。

 

 

「ほ、本当に…ありがと……!たかね!!ふぅ〜………なんとか助かった〜。」

 

 

 

 たかねに救われたことで冷静を取り戻そうとにとりが額の汗を手の甲でぬぐているのを油断していると見たらしい、たかねは、因幡達の扇動し出す。

 

 

「けどね!皆!!こんな感じで上に花火を向けたり振り回すと自分や周りが酷い目に合うから、この隣のアホなにとりみたいなことはしないこと!!!

 後、いい教科書を皆に見せてくれたにとりに感謝して欲しいんだ!!!さぁ!にとりに感謝を!!」ニヤ

 

「「「ありがと〜〜〜〜!!かっぱのりーだーさ〜ん!!」」」

 

「ッ〜〜〜〜!!?!」

 

「ありがとね。見本を見せてくれて。にとり?クックックッ。」

 

「ん〜!!ッ〜〜!!ぐわぁ〜〜!!」

 

 

 たかねの悪戯な発言と共に恥の上塗りどころか傷に塩を塗ってくるのに悶絶しかかっていたにとりは、更にたかねから煽りも兼ねた見事な顎クイを食らった。そして、それと共ににとりは羞恥心が爆発してしまったのか、羞恥と別の照れのような感情にに苛まれてしまい、顔を真っ赤に染め上げて声にもならない声を出しながらのた打ち回り始めてしまう。

 

 たかねはその姿を横目にして、太陽のような悪戯な笑顔で向き直り、コンサルタントでありこのイベントの考案元である私に、こっそりと蔓延の笑みでウインクをかましてからしてから開始の合図をし始めた。

 

「さて!場の勢いも熱も盛り上がってきたようだし!!始めようとしよう!!……すぅ〜『手持ち花火大会』の開祭だよ〜〜!!!」

 

 

 

「「「「「ワァーーー!キャーーーーー!!」」」」」

 

 

 こうして、私達の手持ち花火大会は始まったのだった。

 

 

 

 あっそうだ、たかね。今のはウインクはすごく良かったよ?後で写真で送ってあげるね〜。にとりの恥ずかしがる顔も一緒にね〜。グフフフ。

 

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 

 食休みも程々にすることにした私達は、皆で輪になるように並んでいた。その手に持っているのは、勿論手持ち花火だ。

 

 

「よ〜し!それじゃあ花火に火を灯すよ〜〜!」

 

 

 

 諏訪子さんがバーベキューコンロから火をススキ花火にうつししてから少しタイムラグがあった後に、諏訪子さんの持つススキ花火が勢いよく燃え上がりはじめる。

 

 

 

 ― シュー ―

  

 

 

 

 勢いよく噴き出した花火が赤いろから黄色、黄色から緑へと様々な色に変化していきながら、私達の瞳にその明るい光を映し込んでいた。

 

 その幻想的な花火の様子に初めて出会った皆は、その花火の美しさに感嘆の息を漏らしながらじっと諏訪子さんの持つススキ花火の燃え上がる綺麗な火花を眺めている。

 

 

「わ、わぁ〜!綺麗ね〜!早くやりましょ!!」

 

「そううさね。影狼。」

 

「私も火を移させて〜〜!!諏訪子〜〜!!」

 

「ほら、どうぞ。はたて。」

 

「丁度いいや。ススキ花火は長く皆も諏訪子さんから火のおすそ分けさせてもらおうかな?」

 

 

 

「賛成だな。化けガラス殿。」

 

「少し怖いですが、まあものは試しですしね。」

 

「文様。はたて様。落ち着いて行ってください。見ててヒヤヒヤします。」

 

「諏訪子。私にもおすそ分けしてくれないか?」

 

「はいはい。神奈子。」

 

 

 私の言葉に皆が同意の声を示しながら、次々へ自分の手に持つ花火を諏訪子さんのススキ花火へと近づけて点火させて、徐々に右から左へと広がるようにして火を移していく。

 

 

 

 そして、やがて全員に火が灯るようになった頃には、皆が自身の手に待っているそれぞれの手持ち花火に夢中になり、魅入ってしまっていた。

 

 皆の手元ではススキ花火を代表に、スパーク花火など様々な色や形のする花火がそれぞれの個性に合わせて光り輝いている。

 

 

「はぁ………。なんだか癒されるわね…………。」

 

「そうだね。影狼ちゃん。まるで影狼ちゃんの尻尾みたいだね。」

 

「どさくさに紛れて触っちゃって。お尻の次は尻尾かしら?エロカラス。」

 

「まあね。影狼ちゃん。ここのところ影狼ちゃんに構えなかったからさ。かわりのスキンシップでもしようかなってね?」

 

「ふふふ……そうなのね。なら、今日は尻尾を触ることを特別に許してあげるわ。感謝してよね?」フリフリ

 

「やった〜!やっぱり影狼ちゃんは優しいよね〜!!」

 

「ちょっと!誰も胸まで揉めと言ってないわよ!しかも皆の前で!!」

 

「良いではないか〜。良いではないか〜!」

 

「……ふんっ仕方ないわね〜!!…………ただし、その間はちゃんと私と身体をピッタリと寄せ合うこと。暴れたりすると花火で危ないから。それが条件だから。」

 

「………うん。分かった。影狼ちゃん……これでいいかな?」

 

「ふんっ…それでいいわよ。……はぁ〜相変わらず調子がいいわね。飛燕……。ンッ…服の内側は駄目よもう……。」

 

 

 

 

 

「むむむ…なんだかいい雰囲気ですね。お二人とも。」

 

「なに椿。私じゃ不満なの?」

 

「いえいえ。文さんも文さんで私は好いていますからね。とりゃあ!」

 

「きゃっ!?………危ないわねー。花火を持って抱きつかないで頂戴よ。あとなんで私の背中を弄るの!?」

 

「慰みですー!文さんの背中から腰辺りに隠されているあの綺麗な黒い羽根、一度触って見たかったんですよ〜!」

 

「………あんたも飛燕くらい図々しいわね〜。減るもんでもないから別にいいし、私とあんたの仲だから好きなだけ触りってもいいけど………ったく……いったい誰に似たんだか…?」

 

「あやぁに似たんじゃない?」

 

「そうですね。文様に似たんですよ。」

 

「うっさいわね!馬鹿娘二人組!!」

 

 

「ねぇ…にとり。なんで私の手持ち花火の燃え方だけ全部人魚みたいな形してるの?」

 

「きしししぃ〜!今朝の鮫を釣ったときに囮役をしてくれたそのお礼だよ。わかさぎ姫。君のだけは私が早朝から時間の隙を見てじっくりと手作りしたのさ!感謝してくれたまえ。えっへん」

 

「………まあいいけど。貴方の奴も特別な奴?………全部きゅうりの見た目だけど………?」

 

 

「ふっふ〜んそこに気がつくとはお目が高い。河童達と山童達だけはきゅうりの見た目仕様なのさ!いいだろう?」

 

「ふっ河童や山童らしくていいんじゃない?………にしても中々に器用ね。」

 

「ということは、………私や部下の因幡達の花火が人参型なのはそういうことであってるうさか?」

 

「そうだよ。まあ、兎型や人参型は私と山童達の手作り性なんだけどね。この機械馬鹿は、人手が足りないからってそこまでものづくりは得意じゃない私達山童まで手伝わせて作り終えたくらきだから。お陰で昨日は他の仕事もあって寝れなかったんだよ。まあ、私達妖怪は皆寝なくても生きていられるからいいんだけど、辛いもんは辛いねこれ。」

 

 

 あ〜ね。昨日の朝私が確認してた奴の中に、山童達やたかねの寝顔が混じってたのはそういうことなのね。色々とごめんね。二人共。でも、ありがとね。

 

 

「神奈子!!神奈子!!私と線香花火で勝負しよう!!」

 

「はいはい。分かったよ。でも、どうせ勝負をするのなら皆でやろうか?諏訪子?」

 

 

「いいね〜!神奈子さん!それじゃあ皆!!線香花火は残しといて他の花火が終わったら最後に勝負しよう!!」

 

「いい考えうさね!飛燕!!」

 

「負けないわよ〜!」

 

「私もやる〜〜!!」

 

 

 そうして、一通り手持ち花火を楽しんだ私達は、最後に残しておいた一本ずつの線香花火を持ち出して一斉に火を灯した。

 

 

 諏訪子さんの線香花火は何故かカエル型。神奈子さんのは御柱と諏訪子さんの見た目の型。龍さんや大巫女さんのは有名でオーソドックスな火の玉の綺麗な型。影狼ちゃんのは三日月型。椿ちゃんと文やはたて、そして椛ちゃんのは鴉や天狗の型。わかさぎ姫ちゃんの型は人魚の型。にとりとたかねはきゅうりの型だ。

 

 

 皆の線香花火は中々個性があって面白いね。やはり、河童の技術は恐るべしだ。

 

 

 

 えっ?最後に線香花火が最後まで生き残ったヒトはだれなんだだって?

 

 

 それは勿論てゐだったよ。あの老骨兎。運がいいからね。ちゃんとこういう所はちゃっかりいい所を貰っちゃうんだから、抜け目がないよねホント。

 

 

 

 

 

 さて?最後の三日目はどんな1日になるんだろうか?

 

 

 

 いや、きっと最後だからこそ、これまた格別に楽しくなるんだろう。

 

 

 

 

 

 私はそんなことを考えながらもワクワクを隠しきれていなかった私は皆と一緒に雑魚寝部屋で最後の一日目を楽しむための休息の為に、眠りについたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 玩具花火の種類について説明しておきますね〜。夏といえば色々ありますが夏の最後を締めるとなるなら、手持ち花火ですよね〜。


1. ススキ花火

 手持ち花火の代表格で、先端の紙筒からススキの穂のように長く火花を吹き出す。燃焼中に色が変化する変色タイプも多く、長い時間楽しめる。


2. スパーク花火

 針金や竹ひごに火薬が塗られており、点火すると激しく火花を散らすらしい。光が非常に強く、派手な演出が可能。煙が少なめのタイプや、おみくじのように火花の色が変わる商品もあるらしい。


3. 線香花火

 日本の伝統的な花火。火薬が丸まって火の玉になった後、「牡丹」「松葉」「柳」「散り菊」と順番にパチパチと火花が変化し、最後は儚く消えるのが特徴だとのこと。

4. 手持ち噴出し(手筒)

 花火手に持ったまま、高さ1.5〜2メートルほどの火柱や火花をダイナミックに吹き上げる花火。手持ち花火の中でも特に迫力があるけど、良い子の皆は住宅地近くでやろうとしないで、周りに家がない河原でやろうね。
 

5.ロケット花火

 細口の空き瓶などに真っすぐ立てて遊ぶ。20m近く飛ぶらしいので電線や家のない広いところで遊ぶといい。今はお店も中々取り寄せていない昭和や平成の下町の悪ガキたちに親しまれた悪戯品。一度作者も取り寄せてみたいものだ。


6.回転・音物花火

 一端から火の粉を噴出させて激しく回転するという狂気の代物。糸付きの花火や地面において回転させるものがある。よくパレードで使用される。


7.パラシュート

 昼に打ち上げる打上花火の一種だが、一応個人で取り寄せ可能なので載せている。打ち上げた筒からいくつかのパラシュートが降ってくるらしい。電線などに引っかかる恐れがあるので、電線のない広い場所で遊んぶといい。これも花火やさんなどしかお店にない。因みに作者も直接見たことはあんまりない。
 学校の運動会の日の早朝に合図で打ち上げられることが多い。あれは嫌でも起きるので学生の経験があるだろう寝坊助さん達には起こされた経験が沢山あるだろう。作者はそもそも早起きなので関係なかったが。


8.ナイヤガラ花火

 仕掛け花火とも呼ばれ、準備に少し手間を要すが、その分流れ落ちる火の粉は大変綺麗らしい。これもパレードなどで使われることが多い。


9.爆竹

 点火すると連続して爆発音をおこす。手には持たずに地面において火をつけるように注意を。なお、これも悪戯品として昭和平成の悪ガキ達に使用されていた。普通に危険なのでいい子は使うことを推奨しないので自己責任で使おう。


10.その他

 人魂の様にゆらゆら燃える花火や、ヘビ玉の様なにゅるにゅる伸びる花火など、ちょっと変わった面白い花火。

 作者は子供の頃にヘビ玉を観たことがあるが、中々の迫力だった。だが、友達とお喋りしていたときに又下にヘビ玉が通ってきた時は恐ろしかった。それも込みで楽しかった思い出がある。


読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!

  • 可愛い! ここに皆入れてね!
  • 格好いい! そう?まあそれもありだね?
  • 美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
  • 変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
  • 人情姉さん! 私についてきな!君達!
  • 大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
  • 乙女だよ! 分かってるねー!
  • 人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
  • 未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
  • もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
  • ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?
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