化けガラスってマジっすか……。   作:SOGEKIKUN

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 やっぱり夏の思い出は最後まで楽しくにですね!(白目)  



注意書き:なお、百合成分がかなり強いので、苦手な人はご注意を。

 あと最後を締めくくる為に少し長めです。





閑話休題(其の二):「夏だ!海だ!!楽しく遊び尽くそう!!えっ?今の季節は春だって?何とかするって!!(焦り)」〜三日目終〜

 

 

 

 

 

 

 

 無事私が個人で撮っていた定点カメラを回収され尽くされた後、その殆どが廃棄されることもなく生き残る様を見届けた私だったが無事解放されたのは喜ばしいことだね。

 

 

 そうっ!なんとか私の宝はバレずに済んだのである。いやぁ〜写像するために頑張ったからな〜。あれだけは譲れないので良かったよ。

 

 

 かくして私は、署から釈放された冤罪者のような煌びやかな気分の中、夜風を浴びるためにも椿ちゃんと夜のタブルデートをしていた。

 

 

 文と影狼ちゃんは私とよく散歩していたので今回はパスらしい。と言うよりも空気を読んで貰った感じなのかもしれない。まあ、このまえの椿ちゃんが私を独占する筈の御柱祭りに乱入しちゃったからね。それの反省の気持ちとのことらしい。私としては4人でお散歩でも良かったんだけどな〜?

 

 それにしても、夜の月明かりの下で波風を聞きながら海辺のデートとは中々にロマンティックだね?

 

 

 

「ふぅ……良かった〜。なんとか捨てられないで〜〜。」

 

「まあ、ただの皆さんが楽しんでいた風景が映っていた定点カメラだったので、皆さん許してくれた感じですよね〜。」

 

「まあね椿ちゃん。皆のいい写真を撮ろうと思っただけだし?別に不純な動機がある感じじゃないし?」

 

「…………その言い方だと、まるでまだ何かあるみたいですね?」

 

「…キノセイダヨ。」

 

 

 ― ジ〜 ―

 

 

 うぐぐ………そんなに私って嘘がバレやすいの?顔にでも出てるのかな?

 

 

 

「はぁ……まあ良いです。飛燕さんならちゃんと他人に私達の恥ずかしい写真を勝手に渡すようなことをしないでしょうし……それにこのことはお互い様でしょうし、別にいいですよ。」

 

 

「…………ん?お互い様?何が?」

 

「ふふふ〜♪秘密で〜す♪」

 

「わぁ〜!気になる〜!!教えてよ〜〜!」

 

「嫌で〜す!飛燕さんには教えてあげませ〜ん!」

 

 

「む〜!椿ちゃんのケチぃ〜〜。」

 

「秘密は多いほど乙女は美しくなるんです〜!!」

 

「くぅ〜〜!なら、沢山椿ちゃんの身体からその秘密を暴いてあげようかな?」

 

「キャー!駄目です〜〜!!今日は文さん達がいるのでエッチは禁止ですからね〜?」

 

「その癖、その魅力的なお尻をそうやって誘ってくるみたいにフリフリ振るのはどうしてかな〜?椿ちゃ〜ん?」

 

「ふふふ♪勿論挑発です!」

 

「なら、その挑発に乗ってあげよう!がおぉ〜〜!」

 

「キャーーー!!飛燕さんのエッチ!」

 

 

 

 

 ― アハハハッ キャー ―

 

 

 

 月明かりの浜辺を私と椿ちゃんは波を避けながらサンダルで小走りに進んでいく。

 

 

 そんな私達の耳には小波の音がこの時は少し小さく響き渡っていた。

 

 

 

 こんなくだらない映画のようなワンシーンを真似してみても、椿ちゃんとやるなら、とても綺麗に映えていてて凄く良い雰囲気に感じるよね。

 

 

 

 

 

 やがて、わざとスピードを下げてきた椿ちゃんに対して、それを知りながらもワザと私がゆっくりと椿ちゃんを押し倒す形で、椿ちゃんのその美しい身体に跨り、そして、そのまま椿ちゃんの上に馬乗りに乗る私。

 

 

 

 ― ドサ ―

 

 

 

 

 

 そして、本当に幸せそうに私のことを見つめてくる椿ちゃんの目と私の目が合う。

 

 

 

 

 その時、月明かりに照らされた椿ちゃんの顔がはっきりと見えるようになっていて。そんな椿ちゃんの表情はどうしようもないほどの美しさと興奮の感情と、どこか乙女らしさのある緊張感に包まれていて、それがとても綺麗で、私は胸の高まりと共に下腹部と股下が熱く疼き出していくのを感じてしまっていた。

 

 

 

 ― ザー スー ザー スー ―

 

 

 

 

「お互いの下半身の方の水着が凄いことになってますよ?飛燕さん?やっぱり、私と二人っきりで浜辺を歩き始めた時から、飛燕さんもずっと期待していたようですね?」

 

「ありゃりゃ?……どっちだと思う?」

 

「ふふふ…………そんなに身体をプルプル揺らして、その濡れている所を、水着越しに私の下腹部にスリスリとくっつけてしまっているんですから………それはバレバレになってしまいますよ?

 それとも、その行為は無意識にやっているんですか?なら、随分と可愛らしい行為ですね?飛燕さん?」

 

「あ……うゔう〜……。」

 

 

 ワザとお茶目っぽい顔をして誤魔化していた私は、朗らかな笑みな椿ちゃんの指摘に、今自分が無意識にしていたことに気が付いて、余りにも恥ずかしくて思わず赤面してしまう。

 

 

「うゔぅ〜……そんなの…まるで、私がまるで淫乱みたいに……そんなの………ゔぅう……。」

 

 

 まるで、私がしたくてしたくて仕方がないみたいって媚びてるみたいじゃん。そんなの恥ずかしくて……けど、それがどうしょうもない事実で、嬉しくてそしてその事実を指摘されてしまったことに興奮している自分がいた。

 

 

「ふふ……いいじゃないですか?淫乱でも?……それに、これからもっと汚れるんですから?どうでもいいでしょうに?何を躊躇ってるんですか?」

 

「……だ、駄目だよ、椿ちゃん。文さん達が近くにいるってさっき言ってたのに……。」

 

 

 そう少し気恥ずかしそうに目を逸らしながらも、今している凄く恥ずかしいことを止めることすら出来ていなかった私の説得力のない発言に、椿ちゃんクスクスと小悪魔で悪戯な笑みを浮かべているとは私の頬を優しく撫でてくれる。

 

 

「クスクス、その勝手に動いていてビチョビチョに濡れだ始めた下半身では、全く説得力がないですよ?飛燕さん?それに、大丈夫です。ある程度"ろぐはうす"から距離は離れているんですから、ある程度声を出してもきっとバレませんから?ね?」

 

 

 そうして椿ちゃんは、無意識に私の背中に両腕を回して、私の腰を強く引き寄せることで、わざとらしく下腹部にあるその丸わかりだろう女性の形の象徴の膨らみを私の股下において少し強く押し当ててくる。

 

 

「ンッ………ハァ…ハァ…。フゥ……フゥ〜……。」

 

 

 そして、強い刺激を食らった私は、身体をビリビリと味わってしまい、身体を強く震わせて声とも言えない声を漏らしそうにしてしまいながら、そのどちらをも抑えるために、力なく椿ちゃんに重なるように身体を前に倒してしまう。

 

 小刻みに震え続けているそんな私に、今度は私の腰を両手で掴んで、自身の下腹部の膀胱の上あたりを私の下腹部の膀胱の上あたりに当てて、そのまま何度も往復するようにスライドするようにヌルヌルと濡れ始めてジワジワと漏れ出始め、濡れ出した下腹部をつかって何度も捺せてくる。コリコリとしている腹部の内側同士がぶつかる感触に悶絶しそうだった。

 

 

「ちょっと……ンッ〜……だ、め……ンッ……もう、椿ちゃん?本当に止められなくなっちゃうよ?……ンッ」コソ

 

 

 そんな椿ちゃんの誘うかのような行動によってお互いのお腹の中にあるお互いの大事な部分を肌越しにコリコリと感じてしまったことで、私は余計に興奮してしまい、身体の震えが止まらなくなってきてしまった。そんな私は、震え声で吐息を荒くしながらも、まるで抵抗するかのように耳元で小さく椿ちゃんの耳元で呟くが、対して、椿ちゃんは私の耳を甘噛みしてきた私の耳元でこう呟き返してきた。

 

 

「飛燕さんはどうですか?…………感じますか?………私のお腹の温度をちゃんと感じられるますか?私は…感じますよ?飛燕さんの温度をちゃんと感じられるお腹の部位を。」コソ

 

「ンッ……うん…フゥ〜フゥ〜……言わないで…は、恥ずかしよ……うゔう…凄く恥ずかしいよ。だってまるで……。」

 

 

「まるで?……ふふっ………それ以上は言っちゃ駄目です。でも、そのことをかわりに身体で表してくださいよ。飛燕さん。」

 

「ンッ………それは…椿ちゃん…ンン〜///……意地…悪…ハァハァ…ンッ。」

 

「…………………ふふっ…私はずっと意地悪ですよ?飛燕さん?だから、観念して、口を開いてください?ほら、飛燕さ……ン……。」

 

 

 

 ― ザー スー ザー スー ―

 

 

 

「ぶはぁ……良い子です。飛燕さん…………ンッ。」

 

 

 

 いつもは聞こえるはずのあの椿ちゃんと私の唾液の乱れ混ざり合う濃厚な水の音は、少しでも離れてしまえば、砂浜を引いては押していく波音にかき消されてしまっているんだろうか?

 

 

 

 ― チュク チュッ クチュ―

 

 

 

 

 けど、それでも私達から溢れ出る唾液の混ざり合い音は、お互いに波のように、引いたり押したりと繰り返しながらと激しくお互いの身体を貪り尽くし食い尽くし合い、お互いの身体を重ね合い始めだした私と椿ちゃんの両耳には、はっきりとかき消されることなく、確実に、脳内に染み渡り続ける快感と共に響き渡るようにして聞こえ続けていったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 

 ― ザー スー ザー スー ザー ―

 

 

 

 

 あれ程低い位置にあった月が既にほぼ真上に位置するようになり、潮がさらに満ちてきた砂浜。

 

 

 

 その頃になると、そのついでに寝転んでいた私達の身体に海水が当たり出したことで、ことで我に返った私達は、愛し合うことを一時中断して、お互いに力の入らない足腰のままフラフラと浜辺の帰り道を支え合いながら歩いていた。

 

 

 私達の愛の証拠とも言える砂浜に残っていた私達の塩水の後やその染み後はあっという間に、あの海水によって混ざって洗い流されてしまっているだろう。

 

 

 

 

「フーフー。最近の飛燕さんの上達っぷりは本当に恐ろしいですね?

 あの短時間であれ程濃厚なやりとりをしてくるなんて………そのせいで、お互いに震えが止まりませんでしたし………………雰囲気も伴って正直ヤバかったですね?」

 

「………うん。私もやりすぎたかも。今も足腰があんまり力が入ってないもん。」

 

「………私もです。まだ火照りが収まってませんよ。けど、あの短時間で十数回もお互いに深く致してしまったのに………ずっと震えながらお互いの身体を求めあった筈のに………今でも、もの足りない自分がいます。

 だって……今抱き合いながら進んでいますけど、私の肌が飛燕さん肌が密接しているだけなのに今も快感が襲ってくるんですから。ンッ……。」

 

「実は私もなんだよね。まあ……それに、椿ちゃんはもうそろそろ欲が一番大きくなる時期だから………このままいくと私がリードする側じゃなくなると本当に気絶するかも………。」

 

 

 女性の性に関する欲は三十になると一番高くなる。だから、27になった椿ちゃんはこれから全盛期を迎えることになる。

 

 そしたら椿ちゃんが求める肉欲は海辺で身体を重なり合ったときのあの情熱と快感の嵐は、あと3年以内で益々と熱烈により激しくなるだろう。

 

 

 …………え?まだ上があるの?もう、足腰が震えて止まらないんですけど?ずっと余韻が続いててガクガク震えてますよ?私?

 

 

 絶対に出しちゃいけない声が、今にでも出そうなんだもん。

 

 

 でも、今出したら、お互いに抑えていた疼きがまた爆発してこの場でまたおっぱじめちゃうから、我慢だ私。椿ちゃんもそれを理解して震えながらも我慢しているんだ。

 

 

 けど、椿ちゃんはそれでも我慢できないようで、私の身体をギュッと抱きしめながらおねだりしてくる。まるで、まだまだ足りないとでも言うように。

 

 

「ねぇ……飛燕さん?もう……一度だけ………もう一度だけです。本当にしちゃ駄目ですか?」

 

「……駄目だよ。椿ちゃん。そろそろ帰らないと皆に心配かけちゃうよ?」

 

「…………むぅ…本当に駄目ですか?」

 

 

 椿ちゃんが私を背後のヤシの木に追いやって身体を弄ってくる。そして、椿ちゃんは私の手を椿ちゃんの水着の内側に入れて、また始めようとしてくるので、このままだとお互いに朝まで続けることに危機感を持った私は、何とか快感を抑え込みながら椿ちゃんの額に小指をチョンッとはねさせて正気を取り戻させることにした。

 

 

 

「わっ!?椿ちゃん?……メッだよ?、椿ちゃん?…メッ…あっ……ンッ……もうっ……メッ!」

 

 

「あてっ!?……むぅ〜〜足りませんね〜〜……まあ、続きは帰ったらにしましょうか?」

 

「……まだやり足りたいの?…すごいね。椿ちゃん………。」

 

「はい!最近は貴方を見つめるだけでも、身体がとても疼くんですよ〜!」

 

「喜ふべきなのかな?…それとも……絶望すべきことなのかな?とにかく駄目だよ?」

 

 

 もう1時間は経ってるだろうし、皆も待ってるだろうし、流石にこれ以上は駄目だよね?

 

 

「どうせなら喜んでくださいな。にしても……うゔ〜〜…本当に物足りませんね。どうしましょう。」

 

「また、皆が寝たらね?そしたら、また二人で抜け出してシよ?」

 

 

「はい!なら、我慢できそうです!!………にしても……身体がベトベトですね?それに凄く似合います……皆には香がしてはいけないエッチな匂いが……全身から………。」

 

「あっホントだ。流石にペースを飛ばすぎかもしれないね?」

 

「はい……お互いに汗やらなんやらで全身がベットベトになって砂まみれになってしまうほどでしたからね。」

 

「おっと…椿ちゃんそれ以上は駄目だよ?それ以上は危ない発言だからさ?

 …………あとさ?そろそろロックハウスに着く頃だし、少し身体と水着も洗らっとこうよ?今の私達って、本当に嗅がせられないような刺激的すぎる匂いがあるだしさ?」

 

「はい。少し、お口にチャックして進みましょう。…………本当にロッジに身体の洗い場があって良かったですね?」

 

「うん。良かったよ。本当に。」

 

 

 

 そんな雑談をしながらも、私達は雑魚寝部屋に帰る前に、寄り道をすることに決めた私達は、私は椿ちゃんに震えてしまっている足腰を優しく支えながらロッジの水場へと入っていったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 * * *

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の身体を桶を使って身体を洗っている姿に欲情してしまった椿ちゃんに何度か襲われるなどの妨害によって、振り出しに戻されたりしながらも、なんとか身体を洗い終えることができた私達は、そのまま冷めぬ熱を抱えたまま服を着替え始め、その途中で何回も椿ちゃんに襲われて足腰を立てなくさせられながらも何とか服を着替え終えた私は、椿ちゃんと一緒にロッジから退出することが出来たのだった。

 

 

 

 うゔう……もう月が西側に傾き始めてるじゃん。夜もとっくの昔に更け始めてたんだから、いい加減帰らないと。

 

 

 

 そして、雑魚寝部屋へと向かう途中で雑魚寝部屋から何やら声が歓声?のような声が聞こえることに気がついた。

 

 

 

 ― ワー キャー ―

 

 

 

「何でしょうか?」

 

「さあ?なんだろうね?……まあ?兎に角行ってみよっか?」

 

「はい。そうしましょうか……?」

 

 

 

 そして、私達は雑魚寝部屋の襖を一斉に開けたその瞬間、私と椿ちゃんは、その余りにも盛り上がりに溢れた光景に、拍子抜けしてしまっていた。

 

 

 

「いや……なんだこれ?」

 

「え?皆さん?………いったい何をしているんでしょうか?なんだか、軽い暴動みたいになってますけど?」

 

 

 

 ― ワーワー キャーキャー ―

 

 

 

 

 私と椿ちゃんの瞳には河童と山童の枕投げ合戦が起こっているの光景が映っていた。

 

 

 

 

 まあ、お転婆娘達と因幡達を率いているてゐ、そしててゐ達を総括してる諏訪子さんが第三勢力として場をかき回してたりしてるっぽいけど…………。

 

 

 なんだこれ?

 

 

 兎に角、この枕が飛び交う大戦争の原因を突き止めなきゃね。止めようがなさそうだ。

 

 

「取り敢えず、状況判断かな?龍さんならお転婆娘達を止めようとする筈無のに……。」

 

「はい。そうですね?全く、大巫女や義母上は何をしているでしょうか?」

 

 

 私達が手を繋ぎながらのんびりと騒ぎの渦中へと進んみながら時々三陣営の双方から降ってくる流れ弾ならぬ流れ枕を避けたり捌いたりしていく。

 

 そして、丁度騒ぎの中心に経っていた私と椿ちゃんは相変わらず飛んでくる大量の枕の流れ弾をはじきながら周りを見渡してみると、端っこに非難して大人組がのんびりと傍観しているのにきがついた。

 

 と、言うか、なんたならヤジを飛ばしたりして、楽しむつもりで観戦していた。

 

 

 ブレーキ役の大人組が諦めて楽しみ始めてるとか、本当に事態は無茶苦茶な事態らしい。

 

 

 いやさ?普通に止めようよ?

 

 

 

 ― ワーワー キャーキャー ―

 

 

 

 このカオスな光景に呆れながら、私は椿ちゃんの肩を叩いて観戦している大人組の方向に指差すと、それの大人組達の姿を見た椿ちゃんも呆れてかえってしまう。

 

 

 椿ちゃん。ステイだよ?ステイ。私も突っ込みたいのを我慢してるんだからさ。というか、この混沌だと流石にどっから突っ込めばいいのか分からないや。

 

 

 

 ― ワーワー キャーキャー ―

 

 

 

 

 そして、引き続き枕の流れ弾を弾きながらも、この状況に二人して呆れかえっていると、観戦していた大巫女さんと龍さんや神奈子さんは、私達二人が帰ってきていることに気がついて、皆揃ってこっちに来い来いという動作をしてくる。

 

 その大人組の動作に、これまた私達は訳も分からず、枕合戦の流れ弾や双方の枕を武器にした仁義なきカチコミ合いを避けながら、隅っこにいる彼女等の方へと向かっていき、たどり着くのと同時に私達は事情聴取をすることにした。

 

 

「凄いドタバタ騒ぎだけど?私達が散歩してる間に何があったのさ?」

 

「あのぉ〜……?これはどういう状況何でしょうか?皆さん?」

 

 

 状況の分からない私達に、龍さん、大巫女、神奈子さんは矢継ぎ早に順番に説明してくる。

 

 

「なんだか、よく分からないけど、河童と山童の大将同士がどっちの写真がよく撮れていたを競い合っていたんだが…………まあ、察しの通りヒートアップしてな―」

 

「―それで河童様達と山童様は、両種族同士によるいがみ合いが普段から習慣らしいので、両種族のリーダー同士のその枕投げ勝負に影響されて奮発してしまい、そのまま情景反射的に丁度手元にあった枕を投げ合ったり枕を武器に直接ぶつけたりとし始めたのです。

 そこにてゐ様が悪戯で混ざっていったのをきっかけに因幡様達及び、文様達や影狼様、わかさぎ姫様達が大三勢力として混ざってしまい…―」

 

「―そして、こよように三つ巴の枕合戦が始まったっていうわけさ。

 まあ、戦神としてはこのような祭事があっても嬉しいことだし?一応、諏訪の国でも枕投げ合戦を祭事にしてみようか?おっ?結構いい考えだな?

 ……コホンそれにしても椿、飛燕。この戦、中々面白いよ?三つ巴の戦なんて、余程のことがない限り滅多に出会えないからな。ふむ………それにしてもいい勝負をしている。」

 

 

 はぁ〜。結局のところ、この場の皆がちゃんと楽しんでるならある程度は好きにしたっていいけどさ?

 

 少しは節度を保とうよ。いや、さっきまでずっと盛ってた私達が言えた義理じゃないんだけどさぁ〜?ねぇ〜?

 

 

「………えっ?誰も止めなかったの?」

 

「………まぁ、河童と山童だけの合戦のときは最初は止めようとしていたんだが、てゐが乱入し始めたから場が混乱し始めてな………止められないなら、いっそのこと諦めた楽しんだほうが良いかと思って……いやな?飛燕?怒るなよ?」

 

「右に同じくだ。」

 

「私は諏訪子様を信じていますし、死人が出ないうえに、結局はじゃれ合いの範囲でなら、好きに自由に楽しむべきかと思いまして、結局はお止めしませんでした。」

 

 

 なるほどね?確かに三人の弁明からある程度は納得出来たけどね?

 

 

 今、楽しそうに因幡ちゃん達を指示して枕片手に山童勢を推し始めてるてゐさんや?

 

 事態を混乱させないでよ。これじゃあ大人組も止めようがないじゃないか。ワザとだね?この悪戯兎め。本当に悪戯には紳士なんだから。

 

 

「因みにどちらが勝っているんですか?義母上?」

 

「えっ!?、椿ちゃん?君もそっちにいっちゃうかぁ〜?」

 

「まあ、今のところ有力者が多い第三陣営のてゐ達が優勢だが、少しずつ河童と山童達が共闘しだしたからな。少し押されてるかも知れない。」

 

 

「ふむ……なるほど……なんなら私達も第四陣営枕投げ合戦に混ざりましょうか?飛燕さん?」キラキラ

 

「……にしても、椿ちゃん?凄く元気だね?あれ程、運動したのに?まさか?混ざるつもり?」

 

「はい!底なしです!!なんなら、あの運動で活力が回復しきって、力が漲ってきますからね!!なにせお肌もツルツルですから!!」

 

「アハハハッ!丁度いい。ついでにこの枕投げ合戦の大将も沈めてこい。椿。」

 

「えっ!?どうやって―「飛燕さん!いきましょう!!」―わっ!ちょっ!椿ちゃん!!私も!?」

 

「行ってこ〜い?私達は引き続き、怪我人が出ないように観戦……コホン、ちゃんと見張っておくから、楽しんでこいよ〜?」

 

「怪我がないようにしてくださいね〜お二人とも〜!」

 

「化けガラス殿。椿殿。どうせなら大金星をとってこい。」

 

「え〜!?止めてよーー!?大人組ぃ〜〜!!」

 

 

 

 私は椿ちゃんに引っ張られる形で再び戦場へと送られてしまい、枕が飛び交う地獄へと巻き込まれてしまった。いや切り替えよう。逆に考えたらここは天国じゃないかこれ?

 

 どさくさに紛れて私のいま疼いているこの愛で手を全力で発動させよう!ハァハァ

 

 

「くっ!?ここは地獄だ!!グフフフ。」

 

 

 私は枕なんて持たずに、とっかえひっかえに河童や山童達、そして因幡達を次々と抱きしめて『キャー!?』『飛燕さん!?』『わっ!?コンサルタントさん!?どこ触ってるんです!?』『くすぐた〜い!』などと反応と共にモフり倒していく一方で、

 

 枕をゲットした椿ちゃんがその枕片手に因幡達や山童、河童相手に無双しながら私の暴走に明確に突っ込んでくる。

 

 

「ちゃんと戦ってください飛燕さん!!どう見ても飛燕さんの頬が緩みきっていますよね!?」

 

「いやねぇ〜?警戒心のない河童や山童の少年少女達を抱きしめるのは今このチャンスしかないんだよ?椿ちゃん!!

 それに、私は決して河童や山童達や因幡達を抱きしめることで無力化してるから!!

 

 きゃあ〜!可愛い〜〜〜!こんなの抱きしめ放題じゃん!!ここは天国じゃないよね!!だよね?」

 

「きゃあ〜!?」「うわぁ〜!?」「飛燕さん!?辞めてきゃっ!?」「あはは〜!たのしい〜!」「もっとだっこして〜!からすのおねえさ〜ん!!」「ちょっ!?そこは触っちゃ!?ワァ〜!?」

 

 

「はぁ……幸せ。」

 

「いやっ!?思いっきし抱きしめまくってるじゃないですか!?ずるいで―飛燕さん!戦いましょうよ?」

 

「はっ!?……いやいや、何やってるんだ私?……兎に角、椿ちゃん。まずはたかねとにとりを沈めなきゃ。」

 

 

 そうだ。こういうのは大将を討ち取ればいいんだ。

 

 

「そうですね!……あっ!いましたよ飛燕さん!?」

 

「あっほんとだ。丁度いいや。」

 

 

 椿ちゃんが大立ち回りしながら指を差した方向を見ると、たかねとニトリの2人が世紀の大決闘をするような真剣な表情で対峙していた。

 

 

 どうやら、丁度良い所だったらしく。二人の大将は決闘をし始めたらしい。そして、遂に二人は片手に枕ともう片方の手にアルバムを持ちながら仁義なき決闘をし始める。

 

 

「ふっ!見てみな?たかね?私達河童の方が多く盟友から選ばれてるよ?これは私達河童の勝利かな〜?」

 

 

 アルバムをたかね見せつけるにとりはバックから出てきたアームが持つ沢山の枕のストックをたかねに向かって投げつける。

 

 

「ふんっ!数や量が大事だとは誰も言ってないけど?

 それに、実際に一番大きく貼られてるメイン写真に載せられてる数は私達山童の方が断然上だから。ほらっ今だって全然枕が当たってないし。

 これだから河童は、機械に頼ってばかり。だから今も私に一つも枕が当たらないんだよ?

 それは写真も同じさ。量や数よりも質なんだよ?にとり?勝利を確信するための判断には少し早すぎないかな?寧ろ、そんな油断してたら足元をすくわれるよ?」   

 

 

 が、たかねも後ろのバックから取り出した枕で向かってきた枕をたたき落としたり避けながらも、即刻ニトリに枕を投げ返していくのでお互いに有効打が生まれない。

 

 

「掬えるような長い足をしてないだろう?それに、そっちだって、的確に狙ってきてるけどそんなへなちょこな枕の威力じゃ私のアームパーツで容易に防げちゃうもんね〜!!

 結局、私自身に一つも当たってないじゃないか?それで質を語るのかい?バカバカしい。昔から決まってるんだよ。量と数はパワー!!圧倒的な弾幕は全てを解決するんだ!!」

 

「ふんっ!そっちこそ口だけだねやってみなよ!にとり!!今にも泣き顔にしてやる!!」

 

「口先三寸なのはそっちだろう!!泣き顔を私の目の前ににさらすのはたかね!お前だ!!」

 

 

 てゐや文達などはほんとだ遊んでる感じだったが、この二人だけはレベルが違う攻撃(口撃)の応酬を繰り返していく。

 

 

「「……………ぐぬぬぬぬ。」」

 

 

 もうっ!仲良くしなよ!!二人共!!

 

 

 

 やっと二人の元に辿り着くことが出来た私は、椿ちゃんと一緒に、それぞれぞれ二人のことを羽交い締めにして止めた。

 

 

 

「こらっ!二人共!!喧嘩は駄目だからね!仲良くだよ!!」

 

「はなせ!盟友!!ここであいつと決着をつけて!!白黒つけるんだ!!私の写真技術の方が良いって!!ついでに、最終報酬のきゅうりの数は私達河童の方が山童よりも多く貰うべきだ!!」

 

 

「たかねさん!一旦落ち着きましょう?ね?……にしても、随分と力が弱くて……かわいらしいですね?」ギュ

 

「くっ!椿ちゃん!!急に私のとこを抱きつかないでよ!?離してくれ!?私はあの機械バカに今すぐに言ってやるんだよ!私の方が撮り方が上手いって!それで飛燕から河童たちよりもより多くのきゅうりを貰うんだ!!」

 

 

 二人は妖怪として、凄く力が弱いので、にとりとたかねのそれぞれの身体を押さえている私と椿ちゃんからの拘束から抜け出せず、小動物が暴れているようにしか見えない。

 

 

 きゅうりて……………内容がまるでガキの喧嘩である。

 

 

「「で?見てたんだろう?なら、どっちの写真の撮り方が上手だったか教えてくれないか?鴉くん(盟友)!?」」

 

 

 こういうときはなんだっけ?確か、喧嘩両成敗だったっけ?

 

 

「これ以上喧嘩するから、皆の前で、追加報酬として、公開ディープキスしてあげるよ?それも、きゅうりの対価報酬はなしで。」

 

 

「「そ、それだけは、きゅうりは絶対にあってほしい!!」」

 

 

 ………え?キスはいいの?ま、まあいいや。兎に角だ。話を突っ負けよう。

 

 

「ここで仲直りして二人共きゅうりの追加分を同数でもいいと思ううんだよね?だって、私は河童と山童のどっちも同じくらい凄く上手だと思ってたしさ?

 ね?……………無しよりもマシだと思うけど?そらとも喧嘩を続けてディープキスをして、きゅうりだけは要らないの?」

 

 

「「はい!喜んで!!今すぐやめます!だから、きゅうり無しだけは勘弁してくだせぇ!!飛燕様!!キスでも何でもしますから!!」」

 

 

 私がそんなことを言うと、2人して顔を真っ赤にしながらアワアワと首を振り謝ってくる。

 

 

「あ、で……でも…キスはその……皆の前だと恥ずかしいので……。にとりともしたことはないのに………」

 

「め、盟友……流石に……ちょっと皆の前では恥ずかしいよ………。たかねともしたことはないんのに……。」

 

 

 でも、意外とピュアなのかな?二人共?それも初めてなんだ〜?へぇ〜?

 

 

 なら、お姉さんが後で色々なことをこれから沢山教えてあげようかな?グフフフ。

 

 

「「「…………………。」」」(殺気)

 

 

 

 私が震える河童と山童二人組に舌なめずりをしていると、後ろから何か圧を感じ取る。

 

 

 …………ん?殺気…………?なんで?それも複数の?しかも後ろから?え?本当になんで?

 

 

「飛燕さぁ〜ん?」ゴゴゴ

「アホカラス〜?」ゴゴゴ

「バカカラス〜?」ゴゴゴ

 

 

 ― ガバッ ―

 

 

「えっ!?急にどうしたの椿ちゃん!?影狼ちゃん!?文?なんで私の身体を急に羽交い締めにして?……………はっ!?まさか!?」

 

 

「ええ………そうですね。女の勘です。また浮気しようとしましたね?それも私達三人を前にして?いい度胸ですねぇ〜?」

 

「……あら?飛燕。私にとっては発情の匂いで丸わかりなのは忘れたかしら?鳥頭ちゃん?」

 

「言うまでもなく契約よ?飛燕、忘れたとは言わせないわよ?というか、私の飛燕なんだからね?そこの所を身体で分からせないと駄目なようなのね?」

 

 

 

 う、うわぁ……凄い。漆黒の絶望のオーラレベルマックスだね?……………さ、三人とも?(震え)

 

 

 

「お仕置きです!実行役は影狼ちゃんに任せます!!」

 

「任されたわ!椿!!文は足を!!!」

 

「オッケーよ!足を狙うわ!!影狼は脇を狙いなさい!!!知ってるだろうけど、そこがアホカラスの弱点よ!!!」

 

 

「えっ!?なっ!?ちょっ!?―アヒャヒャヒャヒャ!!ちょっホントに私は―アハハハッ!?アハハハッ!死んじゃう!!脇をくすぐるのは色々と弱いのは、三人とも知ってるじゃ―アヒャヒャヒャッ!!?」

 

「限界までヘトヘトになるまで、擽りの刑よ!笑い死になさい!アホカラス!!」

 

「良いですよ〜?その表情ですよ?飛燕さぁ〜ん。その恍惚な表情、とても綺麗ですよ〜?もっと見せてください?それに、このあと夜中も休めませんからね?さっきの情事の何十倍も貴方の身体をむさ振り尽くしますからね?覚悟しててくださいよ?」

 

「ふんっ!あんたは脇や脇腹が弱いのは知ってるから。どうせなら直接肌に向かって舐めてやる!!」

 

「ちょっ!?死んじゃン゙〜〜!?アハハハッ!!ちょっ!駄目だってン゙〜〜〜!!!?アハハハハハッ!?」

 

 

「私もやりた〜い!!」

 

「………私も下賤ながらお手伝いさせてもらいます。はたて様。なんだか、楽しそうです。」

 

「私のツバキを奪った恨みぃ〜!!ここで晴らしてやるぅ〜〜!!!」

 

 

「くっ!…くすぐり機の試験の機会が図らずともできたし、こうなったらきゅうりをもっとせびる為にも、一旦は停戦協定だね?たかね?」

 

「……仕返しとは、言わないけど、私とにとりの邪魔されたんだ。不本意だけど私達もやり返そう、なぁ?にとり。クフフフ。」

 

「…………悪戯?なら私も仲間はずれは駄目うさよ?絶対に参加するうさ!因幡達ぃ〜〜!!飛燕を擽れるいい機会だよ〜〜!!全員集合〜〜〜〜!!!」

 

「「「「ほんと〜!!わたしもわたしも〜〜〜〜!!!!!」」」」

 

 

 ― ワー ―

 

 

「ちょっ!?ホントにタンマ―アヒャヒャヒャッ!!ヒーヒー!?ふ〜!!アハハハハハハッ!!」

 

 

 

 

 

 

「…………取り敢えず騒動は収まりましたけど……これは………本当に大丈夫なんでしょうか?飛燕様は?」

 

「あれくらいなら大丈夫さ。大巫女。妖怪はそれくらいじゃ死ないからな。」

 

「まあ……少々化けガラス殿の顔が完全に見せられない程に頬が緩みきってるが?………これは流石に映せないぞ?」

 

「まあ、言わないほうが吉だな……………あっ…飛燕……漏らしたか?これはヤバいな……止めに入ったほうが良くないか?」

 

「………誰にでも愛想を振りまいている化けガラス殿にはいい薬だ。ならば放っておいた方が本人の為だ。まあ、あの調子では効果はなさそうだが………。」

 

「………あっ…完全に画面には映せないです。本当に駄目ですね。もう何も言えません……あと…そのぅ……少しお花摘みに行ってきます。私もそろそろいい歳ですのに、疼いてしまうなんて……少しダメですね。フゥ〜……ふぅ〜………。」

 

 

「……大巫女も大変だな。まだまだ容姿も整ってるんだから、正直になればいいんだが……。」

 

「………まあ、そこら辺は私も何も言えんな。大巫女も私と同じく化けガラス殿の毒牙に掛けられていたか……お気の毒に。」

 

 

 

 

 

 

 

 死んじゃうーー!?アハハハハハハッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな騒動がありながらも、3日間の思い出はこんなくだらない日常で幕を閉じた。

 

 

 

 

 けど、幸せな思い出は結局は特別な思い出じゃなくて、こうした当たり前の日常の中にあるんだと思ったよ。

 

 

 

 『この日常が少しでも長く続きますように。』

 

 

 

 そう、私は擽ったくて大笑いしながらも、かすかに思うことが出来たのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―閑話休題:「夏だ!海だ!!楽しく遊び尽くそう!!えっ?何?今の季節は春だって?な、何とかなるって(焦り)」―

 

 

 ―終―

 

 

 

 

 






 この閑話休題の回を読んで、読者の皆さんの残暑の熱さが吹き『飛んで』くれたら幸いですね。


 次回から第三章に進みます。第三章も面白く出来るように試行錯誤しているのでお楽しみにー!!




読者の皆様にとっての女オリ主のイメージを教えてください!

  • 可愛い! ここに皆入れてね!
  • 格好いい! そう?まあそれもありだね?
  • 美しいね! エヘヘー分かってんじゃん!
  • 変態! でも変態なお姉さんは好きでしょ?
  • 人情姉さん! 私についてきな!君達!
  • 大人なお姉さん! 妥当だよねー!うふふ♪
  • 乙女だよ! 分かってるねー!
  • 人妻最高! 良い子の皆は入れないでね?
  • 未亡人最高! なんか投票欄が怪しくない?
  • もっと強くなれよ! あっはい、頑張ります
  • ポンコツだね。 ん?これは褒め言葉?
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