「ギャラルホルンのカウンターは1になる。この三ターンが君の破滅へのカウントダウンだ。さぁ、かかってこい!」
オスカーの不敵な笑みがハジメに向けられる。
「ハジメ…」
外周でハジメとのデュエルを見ているユエは今まで見たことの無い高度なデュエルに驚きつつハジメのことを心配する。
『オーディンの眼がある限りこちらの手の内は読まれる。でも、俺は知っている。全知全能だからこそ付け入るスキがあることを!!』
「俺のターン!ドロー!!」
ハジメ SP2
オスカー SP9
「俺はスターダスト・ファントムを召喚!」
スターダスト・ファントム DEF0
「このカードが破壊され墓地に送られた時、墓地に眠るスターダスト・ドラゴンを特殊召喚することができる。さらに、墓地のスターダスト・ファントムを除外することによってスターダスト・ドラゴンの守備力を800ポイント下げるごとに破壊される効果を無効にできる。カードを一枚伏せてターンエンド」
「なるほど、そう来るのか。神の威光は墓地で効果を発動するスターダスト・ファントムの効果まではトールをもってしても無効にできない…。でも、次のターンで僕のスピーカーカウンターは10になる。僕のターン!!ドロー」
ハジメ SP3
オスカー SP10
「僕はスピードワールド2の効果を発動!スピーカーカウンターを10こ取り除くことでフィールドのカードを一枚破壊する!!スターダスト・ファントムを破壊!」
「この瞬間、スターダスト・ファントムの効果を発動。このカードが破壊され墓地に送られた時、スターダスト・ドラゴンを守備表示で特殊召喚!!来いスターダスト・ドラゴン!!」
スターダスト・ドラゴン DEF2000
「行けトール!!」
『サンダー・パイル!!!』
「スターダスト・ファントムの効果を発動!!墓地のこのカードを除外することによってスターダスト・ドラゴンの守備力を800ポイント下げることによってバトルでの破壊を免れる」
スターダスト・ドラゴン DEF1200
「行けロキ!!」
『バニティ・バレット!!!」
「もう一度スターダスト・ファントムの効果を発動!!」
スターダスト・ドラゴン DEF400
「これで終わりだよ。もうスターダスト・ドラゴンにスターダスト・ファントムの効果を発動させるための守備力は残っていない!!行けオーディン!!」
『ヘブンズ・ジャッチメント!!!」
「牙城のガーディアンの効果を発動!!自分の守備モンスターが攻撃された時、このカードを墓地に送ることでエンドフェイズまでそのモンスターの守備力は1500ポイントアップする!!スターダスト・ファントムの効果を発動!!」
スターダスト・ドラゴン DEF1900→1100
「何!?」
「すまない。スターダスト・ドラゴン。よく耐えてくれた…。」
「神の攻撃をしのぎ切るとは。本当にまだどの迷宮も効力していないのが嘘みたいだ。君の行動力には脅威すら感じられる。なら、念には念を入れよう。僕は君のフィールドに極星邪龍ヨルムンガンドを特殊召喚!!」
極星邪龍ヨルムンガンド DEF3000
「よりにもよってこのモンスターかよ…!!」
「ヨルムンガンドは自分のフィールドに神がいる時、手札から相手のフィールド守備表示で特殊召喚することができる。そして、ヨルムンガンドを攻撃表示にしたとき、そのプレイヤーは3000ポイントのダメージを受ける。さらに、罠カード「神の桎梏グレイプニル」を発動!!このカードは自分フィールドに神がいる時、デッキから極星邪狼フェンリルを手札に加える!!このカードはフィールドに神がいる時、相手フィールドに守備表示で特殊召喚できる」
極星邪狼フェンリル DEF4000
「このカードバトルフェイズになった時、自分のフィールドの守備モンスター全てを攻撃表示にすることができる。さらに、このカードのバトルで発生したダメージはお互いのプレイヤーが受ける」
「っち!!本当に忌々しいコンボだ!!」
「僕はカードを一枚伏せてターンエンド。そして、ギャラルホルンのカウンターは2になる・・・」
「俺のターン!」
ハジメ SP4
オスカー SP1
「罠カードオープン「活路への希望」!!相手より自分のライフが少ないとき、1000ポイントのライフを払うことで相手とのライフの差1000ポイントごとにカードを一枚ドローできる!!」
ハジメ LP200
「これでお前とのライフの差は3000以上だ。三枚のカードをドロー!!!」
『なるほど、次のターンでギャラルホルンを防ぐ手立てはない。自らセーフティラインを越える賭けに出たか』
「俺はライフガードナーを召喚!!」
ライフガードナー ATK0
「さらに、このカードは自分フィールドのモンスター一体を除外して特殊召喚できる。ヨルムンガンドを除外して異次元の精霊を特殊召喚!!」
異次元の精霊 ATK0
「俺はレベル1のライフガードナーにレベル1の異次元の精霊をチューニング!!!」
『集いし願いが、新たな速度の地平へ誘う。光さす道となれ!!!シンクロ召喚
希望の力!シンクロチューナーフォーミュラ・シンクロン!!!』
「何!?シンクロチューナーだって!!」
「ライフガードナーの効果を発動!このカードがシンクロ素材になった時、ライフを800ポイント回復する!!さらに、フォーミュラ・シンクロンの効果を発動!!一ターンに一度、デッキからカードを一枚ドローできる」
「やってやる…!!俺の進むべき、光さす道への力、アクセルシンクロンを!!!!!」
「俺はレベル8のシンクロモンスター、スターダスト・ドラゴンにレベル2のシンクロチューナーフォーミュラ・シンクロンをチューニング!!!」
『集いし夢の結晶が、新たな進化の扉を開く!!光さす道となれ!!!!!
アクセルシンクロ!!! 生来せよ、シューティング・スター・ドラゴン!!!!!』
シューティング・スター・ドラゴン ATK3300
「手札からスピードスペル「スター・フォース」を発動!!このカードはスピーカーカウンターが四つ以上ある時、自分フィールドのモンスターを除外することによってエンドフェイズまでそのモンスターのレベル×100ポイントの攻撃力をフィールドのモンスター一体に加えることができる。フェンリルを除外!!フェンリルのレベルは10よって1000ポイントの攻撃力をシューティング・スター・ドラゴンに加える!!!」
シューティング・スター・ドラゴン ATK4300
「まさかフェンリルまで逆手に取るなんて…」
「シューティング・スター・ドラゴンの効果を発動!!一ターンに一度、デッキの上からカードを五枚確認してその中のチューナーモンスター一体につき攻撃回数を増やせる!!!チューナーモンスターは三体!!よって三回攻撃が可能だ!!行け!!シューティング・スター・ドラゴン!!」
『スターダスト・ミラージュ!!!!!』
オスカー LP1900
「っく!!まさか、僕が押されるなんて…。君が確認したチューナーモンスターがもう一枚あったら確実に僕は負けていた」
「俺はカードを二枚伏せてターンエンド」
「このターンのエンドフェイズに神は復活する。甦れトール、ロキ、オーディン!!!」
極神王トール ATK3500
「トールが蘇る時、相手に800ポイントのダメージを与える」
ハジメ LP200
極神王ロキ ATK3300
「ロキが蘇る時、墓地の罠カードを一枚手札に加える。僕は「神の桎梏グレイプニル」を手札に加える」
極神聖帝オーディン ATK4000
「オーディンが蘇る時、デッキからカードを一枚ドロー。そして、シューティング・スター・ドラゴンの攻撃力も元に戻る」
シューティング・スター・ドラゴン ATK3300
「僕のターン!!」
ハジメ SP5
オスカー SP2
『このデュエルに勝つにはもうこのカードに託すしかない』
「かかってこいオスカー!!」
「この状況でまだ諦めていないとは」
「俺は最後の最後まで諦めない!!カードがある限り、この腕がある限り、この命がある限り絶対にだ!!!」
「君は全知全能のオーディンの効果を忘れてるよ。勝負だ!!僕は極星将テュールを召喚!!」
極星将テュール ATK2000
「そして、罠カードオープン「オーディンの眼」このカードはフィールドに神がいる時、この効果を無効にできず、神の効果を無効にする代わりに相手の伏せカード又は手札を一枚確認することができる。そして、テュールの効果を発動!テュールをリリースすることで、神が受けるマジック、罠、モンスター効果の効果を消滅させることができる。これで「オーディンの眼」の使用による神のデメリットは無くなる!!」
「ハジメ…」
神に対する盤石な布陣を前にユエは心配な顔でハジメを見守る。
「「オーディンの眼」で確認するのは、そのカードだ!!!」
「俺はこの時を待っていた!!罠カードオープン「トリック・ミラー」!!!このカードは相手のトラップカードが発動した時、そのカードを自分のカードの効果として発動することができる。俺がコピーするのは「オーディンの眼」!!!」
「これで、神のモンスター効果は無効のままだ!!!」
「例えモンスター効果が無くても攻撃力4000のオーディンならシューティング・スター・ドラゴンの3300よりも遥かに上だ!!行けオーディン!!!」
「シューティング・スター・ドラゴンの効果発動!!シューティング・スター・ドラゴンは相手のターンに一度除外することで相手モンスターの攻撃を無効にできる!!」
「だが、これで君のフィールドはがら空き!僕にはまだ二体の神が残っている」
「罠カードオープン「ゼロ・フォース」!!自分のモンスターがフィールドから離れた時、そのモンスターの攻撃力以上の全てのモンスターの攻撃力を0にする!!!」
極神聖帝オーディン ATK0
極神王ロキ ATK0
極神王トール ATK0
「何!?神の攻撃力が0だと!!!?」
「このターンのエンドフェイズに永続トラップ「ギャラルホルン」の効果が発動する。「ギャラルホルン」はお前のフィールドの全てのモンスターを除外しその攻撃力の合計分のダメージを相手プレイヤーに与える。神の攻撃力は全て0。よって俺へのダメージも0だ!!!」
「馬鹿な!!!?」
「そして、このターンのエンドフェイズにシューティング・スター・ドラゴンは俺のフィールドに戻ってくる!!」
シューティング・スター・ドラゴン ATK3300
「行け!!シューティング・スター・ドラゴン!!ダイレクトアタック!!!!」
オスカー LP0
「ぐあああああああああ!!!!!!!」