ー「もう誰も信じない」―そう決めたはずだった。
 裏切りの果てに心を閉ざした第八王女レイチェルは、自分と同じ孤独な瞳を持つ令嬢レティシアを救い出し、魔法学院での穏やかな日々に安らぎを見出す。
 然し、その平穏は「輪郭の曖昧な男」の出現によって凍りつく。執着という名の狂気に追い詰められたレイチェルが、最後に選んだ救いとは。
―ミモザの蕾が狂い咲くように、運命は再び残酷な色を帯び始める。




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