白の人柱力、異端の英雄を目指す   作:takuタク

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1話投稿してから多くの人に見てもらえてうれしいです。
これから頑張っていきます。


2話 自己紹介

 迷宮都市オラリオ

ダンジョンと言われる地下迷宮の上に築かれた巨大都市。

都市、ひいてはダンジョンを管理する『ギルド』を中核にして栄えるこの円錐構造の都市は、ヒューマンも含めあらゆる種族の亜人が生活を営んでいる。

 この都市に入るには大きく分けて2つある。

1つ目はオラリオの東西南北にある4つの門から入る方法

2つ目は闇派閥(イヴィルス)の使う隠し通路。この通路はまだギルドもオラリオの冒険者たちも知りえていないものになる。

 

「ま、僕たちは普通に入りに行くんだけどね~」

 

「ですがベル様。そうなると、タレント部隊の皆様は2つ目の方法でオラリオに入られたのですか?」

 

「いや違うみたい。」

 

「では、どうやって?」

 

「僕も気になってたんだけど、ヘラ姉(ヘラねえ)からの手紙に書いてあったよ。なんでも『肌の質感そっくりな包帯や布を作ってそれで侵入した。』て。」

 

「そ、それはまたすごい方法ですね」

 

「ああ、僕も驚いたよ。あ、そろそろ僕たちの番だから静かにしておこうか。」

 

「そうでございますね。」

 

 

「次の方~こちらに来てくださ~い」

 

「「はい。」」

 

「え~と二人組ですか?」

 

「そうですね。オラリオには冒険者になるために。」

 

「へ~そうなんだ~。あ、私アーディ・ヴァルマ、ガネーシャファミリアの副団長をやっているんだ、二人ともよろしくね。何か困ったことがあれば遠慮なくいってね。」

 

「ありがとうございます。....え~と、すみません。早速お願いしたいことがありまして。」

 

「ん?どうしたの?」

 

「僕、とある神様の恩寵を刻まれているので、神ガネーシャ様を読んでもらってもいいでしょうか?」

 

「あ~、なるほどね。まっかせって。すぐに呼んでくるよ。...お隣さんも?」

 

「え~~、まあ似たようなものでございます。」

 

「わかった。少し向こうで待っていてもらっていいかな?」

 

 指をさしながら言っていたほうを見てみると家より一回り小さい小屋があった

 

「分かりました。ありがとうございます。」

 

「うん、それじゃあ少し待っていてね~~」

 

 そういってアーディさんはそのまま走っていた。おそらくファミリアのホームがある場所に向かって

 

「....良かったのか?春姫。」

 

「?、何がですか?」

 

「自分から、あれほぼ、恩寵は刻まれてます。って言ってるようなものだと思うんだが?」

 

春姫は優しく微笑みながら言った

 

「..ベル様はどうせ時期が来たらご自身の秘密をオラリオにさらけ出すおつもりなのでしょ?なら今ここで隠していても意味がありませんので。」

 

「まったく、オラリオに入るまでの心配を返してくれ」

 

「今までのそしてこれからの私たちの心配に比べれば些細なことです。」

 

「う....」

 

《一.確かに》

《二.それはそうですね》

《三.無茶しかしないもんね》

《四.まったくだ》

《五.いかれてますからね》

《六.正気を疑うからな~》

《七.まともじゃない》

《八.自己犠牲の塊》

《九.歴代人柱力で一番のいかれ野郎》

 

「みんなしてそこまで言う?普通??」

 

「『《そこまで言われることをやってきているんだよ/です》』」

 

「う....すみません」

 

「はあ~~、何度聞きましたかね~...まあそれがベル様らしいといえばらしいですが(この様子ですと尾獣の皆様にも言われているようですね)」

 

「ん?何か言ったか?春姫?」

 

「いえ。...!...それよりも来たようですよ。ベル様。」

 

「...意外と早かったな。」

 

春姫が向いている方向を見ていれば、上半分を覆う像の仮面を装着した男神と思われる男性と少し後ろにいる、おそらくファミリアの団長と思われる、青みがかった黒髪をショートカットにした怜悧な顔立ちの長身の麗人、その隣にはアーディ・ヴァルマさんがいた。おそらく二人は姉妹だとわかるほど似ていた。

 

「それで、アーディこの者たちか?」

 

「うん。そうだよ!お姉ちゃん。名前は.....え~~~と..」

 

「そうでしたね。自己紹介忘れていました。....僕の名前はベル・クラネルです。」

 

「私は、サンジョウノ・春姫と申します。」

「そうか、私はガネーシャファミリアの団長シャクティ・ヴァルマだ。よろしく頼む。」

 

「私ももう一回自己紹介やっておくね。なんとシャクティお姉ちゃんの妹にしてガネーシャファミリアの副団長のアーディ・ヴァルマだよ。改めて、二人ともよろしくね。」

 

「そして俺こそがガネーシャだーーー!!」

 

『.....』

 

「はあ~....、すまないな二人とも。この神は少々暑苦しくうるさくてな...はあ~。」

 

「...?どうかしたの二人とも?」

 

「あ、いえいえ、すみません。ただ少々知っている人と被りまして。」

 

「ですね。とても似ていたので呆気に取られてしまいました。」

 

「....だからこそ、そういった漢(おとこ)は一本筋の通ったかっこいい人物だとわかりますけどね。」

 

「ふあ~~~~~~~、.........ガネーーシャはとっーーーても感激だあーーーーー!!!」

 

その日オラリオで一番でかい声が出たガネーシャであった。が直ぐに団長からの怒号で黙らされた。

 

「うるさい!!!」

 

「ガネーシャ...しょんぼり」

 

「まあまあ、落ち着いてお姉ちゃん。ほら、二人の話聞かなきゃでしょ」

 

「ああ、そうだったな。アーディ、お前は門番の仕事に戻っておけよ。」

 

「ぶ~~、お姉ちゃんの意地悪。」

 

「団長と呼べと言っているだろ。...では二人ともこちらに来てくれ。」

 

「わかりました。」

 

 この時までは神ガネーシャ、シャクティの二人は知りもしなかった。七年前の『大抗争』で一番最初に誰が傷ついたのか、そしてどれほどの覚悟と決意をもってベル・クラネルがオラリオに来たのかを知ることになる。

 

 

 とあるホームで、女神は空を見ながら口をこぼした。

「エレボス、あなたを見送ってから七年。最後に言ったこと、本当にあなたの言う少年はこのオラリオに来るのかしら。」

 




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