SAO〜片手半剣使いのおっさんが剣聖と呼ばれるまで〜 作:蒼月紅夜
〜2層の街【ウルバス】にて〜
「ねえ、キリト君、紫煙の剣聖って噂知ってる?」
「いや、知らないな、有名なのか?」
「1層でも2層でも常にフィールドでタバコを咥えたプレイヤーがモンスター狩りしてるのを目撃されてるの、それで度々安全地帯に行くとタバコの煙の香りが残ってる事もあるんだって」
「へ〜、このゲームタバコもあるのか···まあ、俺は吸わないけど、そのプレイヤーがどうしたんだ?フィールドでの狩りなんてmmoでは定番の···って、そうかこのゲーム命掛けだな」
「そう!それでもってその紫煙の剣聖に命を救われたってプレイヤーが結構居るの」
「噂になる程度には人命を救ってる聖人プレイヤー···だから剣聖か」
「名前とかは分からないみたいなんだけど会ってみたいよね」
「ん?名前分からないのか?」
「そう、救って貰ったプレイヤーがお礼言おうとしたら既に遠くに行っててプレイヤーネームが確認出来なくってかろうじて頭文字がTなのが分かってるくらい」
「そんなに会いたいならフィールド出てみるか」
「うん、そうしよう、運が良ければ会えるかも」
こうして黒の剣士達は動き出した、なおその日は見つけられかったらしい
〜2層某所〜
「ウーン、オジさんが噂になってるネェ」
情報屋は1人呟きをこぼす、常にフィールドにいるタバコを咥えた剣士、その人は人命を救っても名乗らずすぐにその場を離れお礼も言わせてくれないちょっと困った聖人
その人の武器は「片手剣だった」という人もいれば「両手剣だった」という人もいる、それでも「剣」というのは共通しているのでついた渾名が「紫煙の剣聖」、ちなみにこの剣聖は「剣を扱うのが抜群に上手い人」という意味ではなくあくまで「剣を使ってる聖人」を縮めての剣聖だ
「ホントは片手半剣、バスタードソードなんダケどね」
その剣聖の正体を知ってる数少ない人物としてちょっとだけ優越感に浸りニヘラと笑みが溢れる
「オット···いけないいけない、お仕事お仕事」
キリッと表情を戻し情報収集の仕事に戻る、この2層のボスの情報だ、この情報の良し悪しで攻略組の命が左右される、優越感に浸ってる場合では無いのだ
〜2層宿屋〜
「ブエックション!!···風邪ひいたか?いやこのゲームに風邪なんて概念あんのか?」
盛大にクシャミをして鼻をすする、今日は休養日にしようかな、オックスの肉は100個集まったし青銅の塊もあと1個だ、その1個がなかなか出なくて困ってるんだが···
と、一服しようとしてタバコを確認したらいつの間にか切れていた
「あら?そんなに吸ってたっけ?まあ、良いやアルゴに連絡して料理人プレイヤーとコンタクト取ってもらおう」
そんな事を考えつつ動き出す、さて依頼人にブツを渡したらタバコ買おう
なお、オジさんはたまたま目に入ったピンチのプレイヤーを救うついでに狩りをしてるだけなので噂になる程救ってるとは全く思ってません
誤字脱字、ご指摘感想待ってます
この小説の主人公タードおじさんのイメージcvは?
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諏訪部順一
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津田健次郎
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大塚明夫
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その他(感想にてお待ちしております)