【南雲 ヒナタ】
「真壁さんが石鹸を踏んでころんだ‥‥その可能性はさっき否定されたね。
けれども、濡れた床が原因で転んだ可能性はまだ捨てきれないようだ」
【常盤 シヅハ】
「シャワールームの床はタイルでした。
‥‥掃除されずに【カビが生えている】のも相まって、かなり滑りやすい環境だったと思います」
【リヴィア・ローゼンタール】
「それゆえ、なにかの拍子に足が滑ってスッテンコロリン、頭からドーン‥‥と。
ありえない話とは言い切れませんが‥‥はたして本当にそうなのかしら?」
【早瀬 アキラ】
【リヴィア・ローゼンタール】
「‥‥どうにも辻褄が合わない部分があるように思えてなりませんわね」
【三条 エリス】
「それでも私は‥‥この中に殺人者がいるだなんて考えたくありません」
【鳳月 カナデ】
「しかし、現場に落ちていた【石鹸は第三者の何らかの介入を示す】可能性が高い、というのが先の議論の結論です。
そのロジックに乗っ取るなら、私達の中に犯人が‥‥」
【南雲 ヒナタ】
「今は話し合おう。真実が何であれ、それを解き明かすことに意味があるんだから」
【篠宮 マコト】
(リヴィアさんの発言中、アキラさんが
少し反応を見せていましたね‥‥)
【南雲 ヒナタ】
「早瀬さんのあの小さな呟き‥‥
拾ってみる価値はあると思うよ」
【篠宮 マコト】
(発言に対する呟きを《指摘》
‥‥やってみるとしましょう)
【常盤 シヅハ】
「シャワールームの床はタイルでした。‥‥掃除されずに【カビが生えている】のも相まって、かなり滑りやすい環境だったと思います」
【鳳月 カナデ】
「それでも、現場に落ちていた【石鹸は第三者の何らかの介入を示す】可能性が高い、というのが先の議論の結論です。
そのロジックに乗っ取るなら、私達の中に犯人が‥‥」
【篠宮 マコト】
「ちょっと待ってください!」
【篠宮 マコト】
「シャワールームのカビ、もしかしたら清掃で
落ちていたんじゃないでしょうか」
【倉科 ミオリ】
「おや‥‥?」
【倉科 ミオリ】
「マコト殿、現場の床で転けてしまわれた事‥‥
もうお忘れですかな?」
【篠宮 マコト】
「‥‥あ」
【三条 エリス】
「床のカビは、かなり頑固なようで、
私も何度かお掃除をしたのですが‥‥」
【三条 エリス】
「質の悪いここの洗剤では、どうしようもないほど
深く根を張っているようです‥‥」
【三条 エリス】
「ですので、私の力では
どうすることもできない状態でした‥‥。」
【三条 エリス】
「申し訳ありません、篠宮さま‥‥!」
【三条 エリス】
「私がきちんとお掃除していないせいで
転んでしまったみたいです‥‥」
【三条 エリス】
「お、お怪我はありませんでしたか?
わ、私が治療して差し上げます!」
【篠宮 マコト】
「い、いえ。怪我はしていないです。
お気遣いどうも」
【篠宮 マコト】
(エリスさんに
気を使わせてしまいました‥‥)
【篠宮 マコト】
(どうやら、事件当時にカビがなかった、
という可能性はないようです)
【篠宮 マコト】
(つまり、濡れた床で転倒する事故が
発生する蓋然性は、一定程度あったわけです)
【篠宮 マコト】
(‥‥しかし、それでもどこか
違和感があるような‥‥)
【篠宮 マコト】
(もう一度皆さんの発言を
よく聞きましょう)
【篠宮 マコト】
「石鹸が第三者の何らかの介入を示す
‥‥本当にそうなのでしょうか?」
【鳳月 カナデ】
「‥‥?
何を言っているのですか?」
【鳳月 カナデ】
「ついさっき、あなた自身が石鹸は偽装工作の
可能性があると主張したではないですか」
【篠宮 マコト】
「たしかにそうかもしれません。
‥‥けれども考えてください」
【篠宮 マコト】
「事件現場はシャワールームなんですよ?
石鹸の1つや2つ、置いてあるのが普通です」
【早瀬 アキラ】
「つまり、お前は自分の推理を
自分で否定しようっていうのか?」
【白川 ミト】
「‥‥自分の発言には
責任を持ったほうがいいと思う」
【黒部 ナノカ】
「そもそも‥‥現場に置かれていた石鹸は
サイズが全部新品なみに大きかったわ」
【黒部 ナノカ】
「おそらく、封を開けたばかりのものが
置かれていたんだと思うんだけれど‥‥」
【黒部 ナノカ】
「‥‥やはり、さっき篠宮マコトが言ったように、
石鹸は偽装工作だと考えるべきよ」
【南雲 ヒナタ】
「‥‥篠宮さん。
流石に僕もどうかと思うな」
【篠宮 マコト】
(袋叩きにされてしまいました‥‥。
自分の推理は簡単に曲げてはいけませんね)
【篠宮 マコト】
(もう一度皆さんの発言をよく聞いて、
どこかおかしな点がないか考えましょう)
【早瀬 アキラ】
「そういえば、死体のあの状況‥‥」
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「アキラさん。少し良いですか?」
【早瀬 アキラ】
「‥‥その新しいフィクスマージ語には
触れないとして‥‥。なんだ、どうした?」
【篠宮 マコト】
「今、リヴィアさんの発言に対して、
小声でなにか呟いていましたよね?」
【篠宮 マコト】
「なにか気がついたことがあるのでしょうか?」
【早瀬 アキラ】
「いや、気づいたと言うか、
大した話でもないんだが‥‥」
【早瀬 アキラ】
「ここまで、被害者は“事故で転んで気絶した”
っていう仮説で話してきたわけだが‥‥」
【早瀬 アキラ】
「‥‥その割には“あるべきもの”がないな、と」
【篠宮 マコト】
「その、“あるべきもの”、とは?」
【早瀬 アキラ】
「‥‥“アザ”だよ」
【早瀬 アキラ】
「俺も真壁の死体をある程度は調べたんだが、
どこにもそれらしき跡はなかった」
【早瀬 アキラ】
「後頭部にも額にも‥‥一切」
【篠宮 マコト】
「なるほど‥‥たしかに妙な気もします」
【早瀬 アキラ】
「厳密には、腰のあたりと首の裏に
細長いアザが確認されている」
【早瀬 アキラ】
「だが、転倒した際のアザにしては不自然だ。
今回は除外して考えていい」
【早瀬 アキラ】
「問題になるのは、転んだ際につくであろう、
“打ち身の跡”が一切ない‥‥その1点だ」
【早瀬 アキラ】
「なにかのヒントになったか?」
【篠宮 マコト】
「ええ、恐らく。
今の意見、発言に加えてくれませんか?」
【早瀬 アキラ】
「承知した」
【南雲 ヒナタ】
「呟きを回収できたようだね、篠宮さん」
【篠宮 マコト】
「ええ。これが《指摘》する‥‥
ってことなんですね」
【南雲 ヒナタ】
「僕自身、うまくいくか分からなかったけど‥‥
思ったよりも効果があるようだ」
【南雲 ヒナタ】
「今拾った意見は発言として、
今後の議論にも登場する」
【南雲 ヒナタ】
「それに対して反論するもよし。
あるいは‥‥《賛成》してもいいかもね?」
【南雲 ヒナタ】
「なんにしても、追加された発言のおかげで、
議論は進むはずだ。注意深く耳を傾けよう」
【篠宮 マコト】
(追加されたアキラさんの発言‥‥
注目したほうが良さそうですね)
【南雲 ヒナタ】
「真壁さんが石鹸を踏んでころんだ‥‥その可能性はさっき否定されたね。けれども、濡れた床が原因で転んだ可能性はまだ捨てきれないようだ」
【常盤 シヅハ】
「シャワールームの床はタイルでした。‥‥掃除されずに【カビが生えている】のも相まって、かなり滑りやすい環境だったと思います」
【リヴィア・ローゼンタール】
「それゆえ、なにかの拍子に足が滑ってスッテンコロリン、頭からドーン‥‥と。
ありえない話とは言い切れませんが‥‥はたして本当にそうなのかしら?」
【リヴィア・ローゼンタール】
「‥‥どうにも辻褄が合わない部分があるように思えてなりませんわね」
【早瀬 アキラ】(追加発言)
「被害者の体を俺は調べたんだが、死体のどこにも【アザらしきものは見つけられなかった】。
事故で転んだにしては‥‥違和感が拭えない状態だったな」
【三条 エリス】
「それでも私は‥‥この中に殺人者がいるだなんて考えたくありません」
【鳳月 カナデ】
「しかし、現場に落ちていた【石鹸は第三者の何らかの介入を示す】可能性が高い、というのが先の議論の結論です。
そのロジックに乗っ取るなら、私達の中に犯人が‥‥」
【南雲 ヒナタ】
「今は話し合おう。真実が何であれ、それを解き明かすことに意味があるんだから」
【篠宮 マコト】
(アキラさんの呟きを拾ったことで、
議論が少し発展したようです)
【篠宮 マコト】
(今なら、これを元にさらに議論を
発展できるかもしれません)
【篠宮 マコト】
(やってみるとしましょう‥‥!)
【常盤 シヅハ】
「シャワールームの床はタイルでした。‥‥掃除されずに【カビが生えている】のも相まって、かなり滑りやすい環境だったと思います」
【鳳月 カナデ】
「それでも、現場に落ちていた【石鹸は第三者の何らかの介入を示す】可能性が高い、というのが先の議論の結論です。
そのロジックに乗っ取るなら、私達の中に犯人が‥‥」
【篠宮 マコト】
「ちょっと待ってください!」
【篠宮 マコト】
「シャワールームのカビ、もしかしたら清掃で
落ちていたんじゃないでしょうか」
【倉科 ミオリ】
「おや‥‥?」
【倉科 ミオリ】
「マコト殿、現場の床で転けてしまわれた事‥‥
もうお忘れですかな?」
【篠宮 マコト】
「‥‥あ」
【三条 エリス】
「床のカビは、かなり頑固なようで、
私も何度かお掃除をしたのですが‥‥」
【三条 エリス】
「質の悪いここの洗剤では、どうしようもないほど
深く根を張っているようです‥‥」
【三条 エリス】
「ですので、私の力では
どうすることもできない状態でした‥‥。」
【三条 エリス】
「申し訳ありません、篠宮さま‥‥!」
【三条 エリス】
「私がきちんとお掃除していないせいで
転んでしまったみたいです‥‥」
【三条 エリス】
「お、お怪我はありませんでしたか?
わ、私が治療して差し上げます!」
【篠宮 マコト】
「い、いえ。怪我はしていないです。
お気遣いどうも」
【篠宮 マコト】
(エリスさんに
気を使わせてしまいました‥‥)
【篠宮 マコト】
(どうやら、事件当時にカビがなかった、
という可能性はないようです)
【篠宮 マコト】
(つまり、濡れた床で転倒する事故が
発生する蓋然性は、一定程度あったわけです)
【篠宮 マコト】
(‥‥しかし、それでもどこか
違和感があるような‥‥)
【篠宮 マコト】
(もう一度皆さんの発言を
よく聞きましょう)
【篠宮 マコト】
「石鹸が第三者の何らかの介入を示す
‥‥本当にそうなのでしょうか?」
【鳳月 カナデ】
「‥‥?
何を言っているのですか?」
【鳳月 カナデ】
「ついさっき、あなた自身が石鹸は偽装工作の
可能性があると主張したではないですか」
【篠宮 マコト】
「たしかにそうかもしれません。
‥‥けれども考えてください」
【篠宮 マコト】
「事件現場はシャワールームなんですよ?
石鹸の1つや2つ、置いてあるのが普通です」
【早瀬 アキラ】
「つまり、お前は自分の推理を
自分で否定しようっていうのか?」
【白川 ミト】
「‥‥自分の発言には
責任を持ったほうがいいと思う」
【黒部 ナノカ】
「そもそも‥‥現場に置かれていた石鹸は
サイズが全部新品なみに大きかったわ」
【黒部 ナノカ】
「おそらく、封を開けたばかりのものが
置かれていたんだと思うんだけれど‥‥」
【黒部 ナノカ】
「‥‥やはり、さっき篠宮マコトが言ったように、
石鹸は偽装工作だと考えるべきよ」
【南雲 ヒナタ】
「‥‥篠宮さん。
流石に僕もどうかと思うな」
【篠宮 マコト】
(袋叩きにされてしまいました‥‥。
自分の推理は簡単に曲げてはいけませんね)
【篠宮 マコト】
(もう一度皆さんの発言をよく聞いて、
どこかおかしな点がないか考えましょう)
【早瀬 アキラ】(追加発言)
「被害者の体を俺は調べたんだが、死体のどこにも【アザらしきものは見つけられなかった】。
事故で転んだにしては‥‥違和感が拭えない状態だったな」
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「アキラさんの意見‥‥私も賛成します」
【倉科 ミオリ】
「アキラさんの意見と言うと‥‥
“アザ”のことですね?」
【リヴィア・ローゼンタール】
「そうですわね。
アザなんてあったらよく目立ちますもの」
【リヴィア・ローゼンタール】
「けれど死体に痕跡が無いというのなら‥‥」
【リヴィア・ローゼンタール】
「“滑った”という三条さんの仮説は、
いささか無理筋と言えますわね?」
【三条 エリス】
「そ、そそそそんなあッ!」
【篠宮 マコト】
(フィクスマージ語については、
もはや誰も触れていませんね‥‥)
【篠宮 マコト】
(まあ、皆さん言葉の意味はフィーリングで
なんとなく分かっているみたいですし‥‥)
【篠宮 マコト】
(いちいち突っ込むのも野暮です。
このまま進めましょう)
【篠宮 マコト】
「ええ。被害者がもし滑って転んだ場合、
どこかにアザができないとおかしいです」
【篠宮 マコト】
「けれども、リクアさんの体には
それらしきアザは見受けられません」
【篠宮 マコト】
「この状況は明らかにムジュンしています!」
【黒部 ナノカ】
「そうなると‥‥事故死の可能性は
ぐっと低くなりそうね」
【黒部 ナノカ】
「少なくとも、私の感覚では不自然に思えるわ」
【南雲 ヒナタ】
「つまり、被害者は転んでいなかった、
ということになるね?」
【篠宮 マコト】
「ええ。現場に残されていた石鹸は
表面が濡れていませんでした」
【篠宮 マコト】
「したがって、被害者が踏んでいる可能性は
ほぼありえないないと言えます」
【篠宮 マコト】
「事件の後、おそらく偽装工作として
設置されたのでしょう」
【篠宮 マコト】
「そして、死体にはアザが残っていませんでした」
【篠宮 マコト】
「よって、被害者が事故で滑って転び、
床に溜まった水で溺死した‥‥」
【篠宮 マコト】
「このような可能性も、
かなり薄いものになります」
【篠宮 マコト】
「また、排水口の周辺は水が溜まりやすいとはいえ、
絶えず水が流れ出ていく場所です」
【篠宮 マコト】
「気絶していたとはいえ、床に溜まったの水で
溺死するのは‥‥少々厳しいように思えます」
【三条 エリス】
「つ、つまり篠宮さま、あなたは‥‥」
【三条 エリス】
「わ、私達の中に、真壁さんを殺害した
犯人がいると‥‥そう主張されるのですね?」
【篠宮 マコト】
「ええ。その通りです」
【篠宮 マコト】
「リクアさんは、何者かに殺害された‥‥
その可能性が高い。これが私の主張です!」
【白川 ミト】
「そ、そんな‥‥
やっぱり誰かが真壁さんを‥‥?」
【白川 ミト】
「信じたくないけど、
今の説明だと否定しきれない‥‥」
【鳳月 カナデ】
「
【鳳月 カナデ】
「少し待ってください。まだ事故の可能性は
捨てきれないと思います」
【篠宮 マコト】
(カナデさん‥‥)
【篠宮 マコト】
「事故の可能性がまだ存在する‥‥
一体何でしょう、カナデさん」
【鳳月 カナデ】
「指摘しうる点は2つ。
1つはアザの存在の有無」
【鳳月 カナデ】
「そしてもう1つは‥‥
事件当時における“排水口の状況”です」
【鳳月 カナデ】
「それぞれ整理していきましょう。
意見を述べる機会をいただけないでしょうか」
【篠宮 マコト】
「もちろんです。潰すべき疑問点は
全て潰してから次に進むべきですから」
【南雲 ヒナタ】
「事故か‥‥殺人か。そろそろ結論が
導けそうになってきたね。篠宮さん」
【篠宮 マコト】
「‥‥ええ」
【篠宮 マコト】
「‥‥この中に殺人者がいてほしくない
カナデさんの気持ちも理解できますが‥‥」
【篠宮 マコト】
「‥‥今回の事件は、恐らく殺人です。
非常に残念な話ですが‥‥」
【南雲 ヒナタ】
「ここまで来たら、気になる点は
とことん追及していこう」
【南雲 ヒナタ】
「発言に対して《疑問》があったら、
さらなる意見を求めるのが望ましいね」
【篠宮 マコト】
(発言に対して《疑問》を抱いたら、
積極的に聞いていく‥‥)
【篠宮 マコト】
(やってみることにしましょう‥‥!)
おかげさまで、初めて日間ランキングに載る事ができました。皆さまの応援のおかげです。
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以下、作者後書き
《指摘》とかいう申し訳程度の独自要素()
隠しきれていないオマージュ元、もといパクリ元はレイトンVS、あるいは大逆転のアレです。前回投稿分でマコトさんに“群衆尋問”と言わせたのはこれの匂わせだったりします。気づいている人のほうが圧倒的少数派でしょうが。
イメージとしては本作がもしゲームだとしたら、メインのボイスの再生中に小さな呟き(キャラボイス)が右か左の片側のスピーカからのみ流れてきて、メインのボイスの再生が終わるまでに特定のボタン入力で指摘成功、という感じになります。
まあ、ゲームブックなので精一杯イメージを再現しようとした結果が、ああいう形になったというわけです。