夢想少女ノ魔女裁判   作:タイホくん

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裁判パート その4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───審問開始───

 

(推奨BGM「rAwTell Owk…」♪52)

 

ナデ

 「私が気になっている点は全部で2つ。1つずつお話してきましょう」

 

ナデ

 「まずは、被害者の体にアザが残っていない点です。

  篠宮さんや早瀬さんは、もし真壁さんが事故で転んだのであれば、アザが残っていない点が不審であると主張されましたが、そもそも、転倒時に必ずしもアザができるとは限りません」

 

ナデ

 「現に、真壁さんの死体には転倒の際につくようなアザが残っていませんでした。

 【転ける=必ずアザができる】と言うのは、いささか暴論であるように思えます」

 

ナデ

 「次に気になる点は、事件当時における排水口の状況です」

 

ナデ

 「これまでの牢屋敷での生活で皆さんご存知だとは思いますが、【シャワールームの排水機能は、お世辞にも良いものとは言えません】でした」

 

ヅハ

 「‥‥たしかにそうです。シャワーを浴びる時、いつも排水に時間がかかっていました。

  シャワーを止めなければ、常に水が床にたまり続ける状態が続いていた‥‥それは紛れもない事実です」

 

ナデ

 「常盤さんの指摘のとおりです。シャワールームの排水機能はあまり良いものではない。

  つまり、何者かによって排水口に顔を押さえつけられずとも、床に面して気絶することにより、【溜まった水を吸って、そのまま溺死、ないし窒息死する】可能性は否定しきれないのです」

 

ナデ

 「総合すると、篠宮さんの主張では、まだ事故である可能性を否定しきれません。

  ‥‥仲間内で殺人者がいると疑いたくない私の私情が入っているのは事実です。

  しかし、この点を否定しきれない以上、殺人であると断定することはできないと思います」

 

───審問終了───

 

コト

 (皆さん裁判の雰囲気に慣れてきたからか、

  議論が複雑化してきているようです‥‥)

 

ナタ

 「一度状況を整理しておこうか、篠宮さん。

  鳳月さんの主張は2つある」

 

ナタ

 「1つは転んだとしても、

  必ずアザが残るとは限らない」

 

ナタ

 「もう1つは、排水機能が悪いために、

  気絶した際に事故が起こった」

 

ナタ

 「彼女が主張しているのは、この2つだ」

 

ナタ

 「前者を否定するのは難しいだろうね‥‥。

  本当にアザができなかった可能性があるから」

 

コト

 「つまり、攻めるべきは2つ目の疑問点‥‥

  ‥‥というわけですね」

 

ナタ

 「そうなるね」

 

ナタ

 「鳳月さんの意見に突っ込めそうな点があれば、

  突っ込んでみるといいんじゃないかな」

 

コト

 (カナデさんの説明には、

  さらに話を聞けそうな部分がありそうです)

 

コト

 (‥‥試しに聞いてみるとしましょう。

 その《疑問》点を‥‥!)

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデ

 「現に、真壁さんの死体には転倒の際につくようなアザが残っていませんでした。【転ける=必ずアザができる】と言うのは、いささか暴論であるように思えます」

 

反論「転ければ必ずアザができた理由を説明する」

 

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ナデ

 「常盤さんの指摘のとおりです。シャワールームの排水機能はあまり良いものではない。

  つまり、何者かによって排水口に顔を押さえつけられずとも、床に面して気絶することにより、【溜まった水を吸って、そのまま溺死、ないし窒息死する】可能性は否定しきれないのです」

 

反論「その程度の水で溺死するはずがない」

 

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コト

 「いいえ、カナデさん」

 

コト

 「現場のあの状況であれば、

  転ければアザができることは明らかなんです」

 

ナデ

 「そ、そうなんですか!?」

 

コト

 「ええ。この証拠品が、

  それを証明してくれます!」

 

 

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「これがその証拠品です!」

 

ナデ

 「‥‥? それでどうやって

  アザができることを証明するのですか?」

 

コト

 「‥‥あれ? できませんかね?」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「さぞ自信満々に提出した証拠のようですし‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「篠宮さんにはその証拠を使って、

  百回ほど現場で転んできてもらいましょうか」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「それでアザが百個以上つけば、

  認めてあげてもよろしいんではなくて?」

 

コト

 「え、ええと、それは‥‥

  ‥‥遠慮しておきます」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「あら、遠慮なさらなくてもよろしいのに?」

 

コト

 「ええと、その‥‥私が悪かったです。

  ‥‥スミマセン」

 

コト

 (うう‥‥どうやら間違ってしまったようです)

 

コト

 (そもそも、転ければ必ずアザができる、

  とするのは少々無理がありそうです)

 

コト

 (‥‥ここを攻めるのは得策ではなさそうです。

  他の点から考えてみることにしましょう)

 

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コト

 「ちょっと待ってください!]

 

コト

 「シャワールームは水が溜まりやすいとはいえ、

  溜まる水の高さはせいぜい数センチでした」

 

コト

 「その程度の水で、果たして本当に

  溺死すると言えるのでしょうか?」

 

コト

 (プールやお風呂のような大量の水なら可能でも、

  あの程度の水ならかなり難しいはず‥‥!)

 

ノカ

 「‥‥いいえ。

  ありえない話ではないと思うわ」

 

コト

 「ナノカさん‥‥!」

 

ノカ

 「当たり前の話だけど、私たち人間は

  鼻と口を塞がれていれば息ができなくなる」

 

ノカ

 「つまり、水の深さが

  たとえ数センチであったとしても‥‥」

 

ノカ

 「顔面が水の張られた床に密着していれば、

  呼吸の経路は実質遮断されると言えるはずだわ」

 

ノカ

 「だから、事故で真壁リクアが気絶したとしても、

  十分窒息・溺死の可能性はあり得るはずよ」

 

リナ

 「赤ちゃんは下手すりゃ2、3センチくらいの水でも

  溺死する可能性があるって言うかんねー」

 

リナ

 「あーしも妹がちっちぇー時、

  親に気をつけろって口酸っぱく言われたもん」

 

ノカ

 「私もいも‥‥

  ‥‥テレビでそれを見たことがあったの」

 

ノカ

 「つまり‥‥篠宮マコト。あなたの主張には、

  少し厳しいところがあるんじゃないかしら?」

 

コト

 「う、うむむ‥‥」

 

コト

 (どうやら、事故でない可能性を

  完全に否定しきれなかったようです‥‥)

 

コト

 (ですが、水に関する話について攻めるのは、

方向としては間違っていないはずです)

 

コト

 (もっと他の意見にも耳を傾けてみましょう‥‥!)

 

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ナデ

 「これまでの牢屋敷での生活で皆さんご存知だとは思いますが、【シャワールームの排水機能は、お世辞にも良いものとは言えません】でした」

 

疑問「排水機能が悪くなっていた理由は?」

 

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コト

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

コト

 「シャワールームの排水機能が悪くなっていた‥‥

  カナデさんは、原因に心当たりが?」

 

ナデ

 「考えられるのは‥‥

  排水口に詰まった大量の“髪の毛”です」

 

ナデ

 「私たちは13人で共同生活を送っています」

 

ナデ

 「髪の長い方もいますし、シャワーを浴びる度に

  その髪の毛は排水口に詰まっていきます」

 

ナデ 

 「それに‥‥この牢屋敷は、お世辞にも

  掃除が行き届いているとは言えません」

 

ナデ

 「過去に牢屋敷生活を強いられていた、

  囚人たちの髪の毛も残っているかもしれません」

 

ナデ 

 「これら原因で、排水口の排水機能が低下していた

  ‥‥全くありえない話ではないはずです」

 

コト

 「なるほど‥‥」

 

ナタ

 「今の彼女の発言‥‥

  どうやら、彼女は“あの事実”を知らないようだ」

 

コト

 「“あの事実”‥‥

  ‥‥どうやらそうみたいですね」

 

ナタ

 「鳳月さん。

  今の意見、発言の中に追加してくれないかな?」

 

ナデ

 「ええ。わかりました」

 

ナタ

 「彼女、捜査の時に

  排水口をよく調べなかったようだね」

 

ナタ

 「これで新たなムジュンが顔を出した。

  証拠品をつきつけるべきだろうね」

 

コト

 (証拠品‥‥念の為、

  魔女図鑑をもう一度確認しておきましょう)

 

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───審問開始───
 

 

(推奨BGM「rAwTell Owk…」♪52)

 

ナデ

 「私が気になっている点は全部で2つ。1つずつお話してきましょう」

 

ナデ

 「まずは、被害者の体にアザが残っていない点です。

  篠宮さんや早瀬さんは、もし真壁さんが事故で転んだのであれば、アザが残っていない点が不審であると主張されましたが、そもそも、転倒時に必ずしもアザができるとは限りません」

 

ナデ

 「現に、真壁さんの死体には転倒の際につくようなアザが残っていませんでした。

 【転ける=必ずアザができる】と言うのは、いささか暴論であるように思えます」

 

ナデ

 「次に気になる点は、事件当時における排水口の状況です」

 

ナデ

 「これまでの牢屋敷での生活で皆さんご存知だとは思いますが、【シャワールームの排水機能は、お世辞にも良いものとは言えません】でした」

 

ナデ(追加発言)

 「その理由は、清掃が行き届いていない【排水口に詰まった髪の毛】‥‥それによって、シャワールームの排水機能は大幅に低下していたんです」

 

ヅハ

 「‥‥たしかにそうです。シャワーを浴びる時、いつも排水に時間がかかっていました。

  シャワーを止めなければ、常に水が床にたまり続ける状態が続いていた‥‥それは紛れもない事実です」

 

ナデ

 「常盤さんの指摘のとおりです。シャワールームの排水機能はあまり良いものではない。

  つまり、何者かによって排水口に顔を押さえつけられずとも、床に面して気絶することにより、【溜まった水を吸って、そのまま溺死、ないし窒息死する】可能性は否定しきれないのです」

 

ナデ

 「総合すると、篠宮さんの主張では、まだ事故である可能性を否定しきれません。

  ‥‥仲間内で殺人者がいると疑いたくない私の私情が入っているのは事実です。

  しかし、この点を否定しきれない以上、殺人であると断定することはできないと思います」

 

───審問終了───

 

コト

 (皆さん裁判の雰囲気に慣れてきたからか、

  議論が複雑化してきているようです‥‥)

 

ナタ

 「一度状況を整理しておこうか、篠宮さん。

  鳳月さんの主張は2つある」

 

ナタ

 「1つは転んだとしても、

  必ずアザが残るとは限らない」

 

ナタ

 「もう1つは、排水機能が悪いために、

  気絶した際に事故が起こった」

 

ナタ

 「彼女が主張しているのは、この2つだ」

 

ナタ

 「前者を否定するのは難しいだろうね‥‥。

  本当にアザができなかった可能性があるから」

 

コト

 「つまり、攻めるべきは2つ目の疑問点‥‥

  ‥‥というわけですね」

 

ナタ

 「そうなるね」

 

ナタ

 「鳳月さんの意見に突っ込めそうな点があれば、

  突っ込んでみるといいんじゃないかな」

 

コト

 (カナデさんの説明には、

  さらに話を聞けそうな部分がありそうです)

 

コト

 (‥‥試しに聞いてみるとしましょう。

 その《疑問》点を‥‥!)

 

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ナデ

 「現に、真壁さんの死体には転倒の際につくようなアザが残っていませんでした。【転ける=必ずアザができる】と言うのは、いささか暴論であるように思えます」

 

反論「転ければ必ずアザができた理由を説明する」

 

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ナデ

 「常盤さんの指摘のとおりです。シャワールームの排水機能はあまり良いものではない。

  つまり、何者かによって排水口に顔を押さえつけられずとも、床に面して気絶することにより、【溜まった水を吸って、そのまま溺死、ないし窒息死する】可能性は否定しきれないのです」

 

反論「その程度の水で溺死するはずがない」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「いいえ、カナデさん」

 

コト

 「現場のあの状況であれば、

  転ければアザができることは明らかなんです」

 

ナデ

 「そ、そうなんですか!?」

 

コト

 「ええ。この証拠品が、

  それを証明してくれます!」

 

 

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

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・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

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・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

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・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

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・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

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──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「これがその証拠品です!」

 

ナデ

 「‥‥? それでどうやって

  アザができることを証明するのですか?」

 

コト

 「‥‥あれ? できませんかね?」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「さぞ自信満々に提出した証拠のようですし‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「篠宮さんにはその証拠を使って、

  百回ほど現場で転んできてもらいましょうか」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「それでアザが百個以上つけば、

  認めてあげてもよろしいんではなくて?」

 

コト

 「え、ええと、それは‥‥

  ‥‥遠慮しておきます」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「あら、遠慮なさらなくてもよろしいのに?」

 

コト

 「ええと、その‥‥私が悪かったです。

  ‥‥スミマセン」

 

コト

 (うう‥‥どうやら間違ってしまったようです)

 

コト

 (そもそも、転ければ必ずアザができる、

  とするのは少々無理がありそうです)

 

コト

 (‥‥ここを攻めるのは得策ではなさそうです。

  他の点から考えてみることにしましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「ちょっと待ってください!]

 

コト

 「シャワールームは水が溜まりやすいとはいえ、

  溜まる水の高さはせいぜい数センチでした」

 

コト

 「その程度の水で、果たして本当に

  溺死すると言えるのでしょうか?」

 

コト

 (プールやお風呂のような大量の水なら可能でも、

  あの程度の水ならかなり難しいはず‥‥!)

 

ノカ

 「‥‥いいえ。

  ありえない話ではないと思うわ」

 

コト

 「ナノカさん‥‥!」

 

ノカ

 「当たり前の話だけど、私たち人間は

  鼻と口を塞がれていれば息ができなくなる」

 

ノカ

 「つまり、水の深さが

  たとえ数センチであったとしても‥‥」

 

ノカ

 「顔面が水の張られた床に密着していれば、

  呼吸の経路は実質遮断されると言えるはずだわ」

 

ノカ

 「だから、事故で真壁リクアが気絶したとしても、

  十分窒息・溺死の可能性はあり得るはずよ」

 

リナ

 「赤ちゃんは下手すりゃ2、3センチくらいの水でも

  溺死する可能性があるって言うかんねー」

 

リナ

 「あーしも妹がちっちぇー時、

  親に気をつけろって口酸っぱく言われたもん」

 

ノカ

 「私もいも‥‥

  ‥‥テレビでそれを見たことがあったの」

 

ノカ

 「つまり‥‥篠宮マコト。あなたの主張には、

  少し厳しいところがあるんじゃないかしら?」

 

コト

 「う、うむむ‥‥」

 

コト

 (どうやら、事故でない可能性を

  完全に否定しきれなかったようです‥‥)

 

コト

 (ですが、水に関する話について攻めるのは、

  方向としては間違っていないはずです)

 

コト

 (もっと他の意見にも耳を傾けてみましょう‥‥!)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデ

 「これまでの牢屋敷での生活で皆さんご存知だとは思いますが、【シャワールームの排水機能は、お世辞にも良いものとは言えません】でした」

 

疑問「排水機能が悪くなっていた理由は?」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

コト

 「シャワールームの排水機能が悪くなっていた‥‥

  カナデさんは、原因に心当たりが?」

 

ナデ

 「考えられるのは‥‥

  排水口に詰まった大量の“髪の毛”です」

 

ナデ

 「私たちは13人で共同生活を送っています」

 

ナデ

 「髪の長い方もいますし、シャワーを浴びる度に

  その髪の毛は排水口に詰まっていきます」

 

ナデ 

 「それに‥‥この牢屋敷は、お世辞にも

  掃除が行き届いているとは言えません」

 

ナデ

 「過去に牢屋敷生活を強いられていた、

  囚人たちの髪の毛も残っているかもしれません」

 

ナデ 

 「これら原因で、排水口の排水機能が低下していた

  ‥‥全くありえない話ではないはずです」

 

コト

 「なるほど‥‥」

 

ナタ

 「今の彼女の発言‥‥

  どうやら、彼女は“あの事実”を知らないようだ」

 

コト

 「“あの事実”‥‥

  ‥‥どうやらそうみたいですね」

 

ナタ

 「これで新たなムジュンが顔を出した。

  証拠品をつきつけるべきだろうね」

 

コト

 (証拠品‥‥念の為、

  魔女図鑑をもう一度確認しておきましょう)

 

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデ(追加発言)

 「その理由は、清掃が行き届いていない【排水口に詰まった髪の毛】‥‥それによって、シャワールームの排水機能は大幅に低下していたんです」

 

反論「排水口の髪の毛は清掃されていた」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BGM停止推奨

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「髪の毛によって排水機能が低下していた‥‥」

 

コト

 「カナデさん、残念ですけど‥‥

  それはありえないんですよ」

 

ナデ

 「あり得ない‥‥?

  どういう意味ですか?」

 

(推奨BGM「気任せの蝶」♪34)

 

コト

 「前提条件として確認したいんですが‥‥」

 

コト

 「カナデさんは、

  現場のシャワールームを調べましたか?」

 

ナデ

 「いえ。真壁さんの死体を見るのが辛くて‥‥

  ‥‥捜査中、現場には入っていません」

 

コト

 「なら知らなくて当然ですね」

 

コト

 「‥‥実は、現場の排水口は、事件当日の朝、

  髪の毛が除去されていたんです」

 

コト

 「そうですよね、セリナさん?」

 

リナ

 「ん? あーそうそう」

 

リナ

 「あんまりにも水が詰まってたから、

  カビ取り掃除のついでにぜーんぶ取っといたよ」

 

 「アタイも手伝ったんだからな!」

 

コト

 (チサさんは、ただブラシを

  一心不乱に振り回していただけでは‥‥?)

 

リナ

 「みんなの髪の毛がごっそり詰まってたなー」

 

リナ

 「でも、あーしが回収しといたから、

  水が溜まるってのはありえねーってわけ」

 

ナデ

 「そ、そんな‥‥!」

 

リス

 「ほ、星谷さまが片付けてくださったんですね!

  それなら排水の問題は解決しそうです!」

 

コト

 「つまり、事件当時、

  排水口の排水機能に問題はなかった‥‥」

 

コト

 「被害者が転んで気絶した後、床に溜まった水で

  溺死したという可能性はありえないんです!」

 

ナデ

 「な、なんてこと‥‥」

 

 「排水口の状況がそうであったなら‥‥

  事故死説は、かなり苦しい筋立てになりそう」

 

コト

 「やはり、リクアさんの死は事故ではない。

  改めて私はそう主張します!」

 

ナデ

 「ぐッ‥‥!」

 

キラ

 「どうやら、事故の可能性は

  これでほぼ確実に潰えたようだな」

 

キラ

 「けれども、真壁は現に死亡している‥‥」

 

BGM停止推奨

 

オリ

 「そ、それって、つまり‥‥」

 

ナタ

 「真壁さんの死は、

  何者かの手によって引き起こされた」

 

ナタ

 「具体的には、排水口に顔を押し付けられて

  溺死させられたんだろう」

 

(推奨BGM「Sar-gedy-動-」♪36)

 

ナタ

 「つまり、この事件はやはり“殺人”だった。

  ‥‥と、いうことだ」

 

リス

 「そ、そんな!」

 

ヅハ

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

ヅハ

 「それでも私は‥‥

  この事件はまだ事故だと思います」

 

ヅハ

 「真壁さんは体の弱い人でした」

 

ヅハ

 「床周辺に溜まった僅かな水であっても、

  死亡する可能性は十分にあると思います」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「‥‥いえ。それはありません」

 

コト

 「この事件は殺人事件です。

  それを示す証拠があります」

 

ヅハ

 「なんですって‥‥!」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥興味深いですわね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「では、聞かせていただきましょうか。

  あなたのいう証拠とやらを」

 

コト

 「この事件が殺人事件であることを

  示す証拠品‥‥それは!」

 

 

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

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──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

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──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

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──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

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──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「これがその証拠品です!」

 

ナデ

 「‥‥?」

 

ナデ

 「それでどうやったらこの事件が殺人だと

  証明できるのでしょうか?」

 

コト

 「‥‥あれ?

  できませんかね?」

 

コト

 (うう‥‥どうやら間違ってしまったようです)

 

コト

 「‥‥オホン。改めまして答えましょう」

 

コト

 「この事件が殺人であることを示す証拠‥‥。

  それは!」

 

 

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

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──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

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・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

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・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

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・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

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・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

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・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

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・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

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・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

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・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「これを見てください」

 

キラ

 「それは‥‥

  死体の様子を撮った写真か」

 

コト

 「注目すべきは、

  死体の顔についた痕です」

 

コト

 「この痕、よく見るとタイルの

  溝の形と一致するんです」

 

コト

 「もし被害者が事故で亡くなったとした場合、

  こんな痕は残りません」

 

コト

 「事故の場合、被害者は単に

  “溺れた”ことで死亡するからです」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「けれども、被害者の顔には

  タイルの溝の痕が残っている」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「なぜそんな痕が付いたのか。

  ‥‥考えられる理由は1つしかないですわね」

 

ノカ

 「第三者に押し付けられた時‥‥」

 

ノカ

 「‥‥すなわち、

  犯人による仕業、ということね」

 

コト

 「その通りです。

  石鹸、それに顔の周りの痕‥‥」

 

コト

 「リクアさんの死に、第三者の手が

  加えられていることは明白です」

 

コト

 「この事件は事故ではなく、殺人だった‥‥

  ‥‥それ以外の可能性はありえません!」

 

ヅハ

 「そ、そんな!」

 

 「私たちの中に殺人犯が‥‥?」

 

ヅハ

 「そんなの‥‥」

 

ノカ

 「くっ‥‥」

 

コト

 (皆さん動揺しているみたいです。

  ‥‥無理もありません)

 

コト

 (私たちの中に、殺人犯がいるだなんて、

  そんなこと‥‥私も信じたくないんですから)

 

ヴィア・ーゼンタール

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った)

 

ヴィア・ーゼンタール

 「皆さん、静粛に」

 

コト

 「リヴィアさん‥‥!」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「過ぎた話をしても仕様がありません」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「わたくしたちはただ、

  話し続けるしかないのです」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「そうでなければ‥‥

  全員、《処刑》されてしまうのですから」

 

 「アタイ、馬鹿だから

  よくわかんねーけど‥‥」

 

 「確かに、話し合うしかアタイたちに

  できることはないよな‥‥」

 

 「逃げ道なんか‥‥

  どこにも無いんだから」

 

ナタ

 「ローゼンタールさんと

  朝雛さんの言う通りだ」

 

ナタ

 「『あり得ないことを、

  すべて消去していけば‥‥」

 

ナタ

 「最後に残るのは‥‥

  たった1つの“真実”』」

 

ナタ

 「かの名探偵‥‥。

  いや‥‥《大探偵》の言葉だ」

 

ナタ

 「こうなってしまった以上、

  僕達は見つけ出さないといけないんだ」

 

ナタ

 「‥‥この中に潜む、“殺人者”を」

 

ナタ

 「‥‥たとえそれが、どんなに

  信じがたいものであっても、ね」

 

コト

 (どうやら‥‥

  ここからが本番のようです)

 

コト

 (私たちの中に潜む犯人‥‥

  魔女を見つけ出すための裁判)

 

コト

 (‥‥《魔女裁判》の‥‥!)

 

キラ

 「‥‥仕方ない」

 

キラ

 「俺も正直、この中に殺人者がいるなんて

  思いたくなかったが‥‥腹くくるしかねえ」

 

キラ

 「俺たちは、この中に犯人がいるって方針で

  議論を進める必要があるようだ」

 

キラ

 「だが、そうなると

  また別の疑問が浮かんでくる」

 

リス

 「別の疑問‥‥ですか?」

 

キラ

 「犯人という第三者の介入が

  決定的になった結果、問題になる点だ」

 

キラ

 「次はそこについて話し合うべきだろう」

 

コト

 (犯人がいるとなると浮かんでくる疑問点‥‥

  ‥‥一体何でしょう)

 

コト

 (アキラさんの話を

  聞く必要があるみたいですね‥‥!)

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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