夢想少女ノ魔女裁判   作:タイホくん

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裁判パート その8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───審問開始───
 

 

(推奨BGM「rAwTell Owk…」♪52)

 

ヅハ

 「さっきも話したように、私たちの衣服は一日一回、シャワールームのロッカーに支給されます。

  犯行時、水を被ってしまった白川さんは未使用だったロッカーの中の囚人服に着替えました」

 

ナデ

 「で、でも証拠がありません。

  白川さんが着替えたという証拠はあるのですか?」

 

ヅハ

 「‥‥捜査中に全員のロッカーを確認しました。

  白川さんの服は既に持ち出された後であったことを確認しています。

  その時、南雲さんも一緒にいて確認していたはずです。そうですよね?」

 

ナタ

 「うん。確かに白川さんの服はロッカーに残っていなかったね。

  けれども、それは何人かの他の人も同じだった。

  何人かの服はまだ残っていたけれども、【数名分は既に持ち出された後だった】

  これをもって白川さんを疑うのは少し短絡的じゃないかな」

 

オリ

 「そ、そうです! 私なんかも、配られた瞬間に“着替えよっかな〜”って持ち出したりするし‥‥。

 【ロッカーに無いってだけで犯人扱いは乱暴】すぎるんじゃ‥‥」

 

リス

 「わ、わわわ、私もそう思います!

  服を持ち出した理由なんて人それぞれですし」

 

ヅハ

 「誰の服がロッカーに残り、誰の服がロッカーから持ち出されていたか。

  そんなことは問題になりません。

  重要なのは、“白川さんの服がロッカーから持ち出されていた”点。

  それで疑う理由に十分なり得ます」

 

 「じゃ、じゃあ、濡れた服はどこに捨てたと言うんですか‥‥」

 

ヅハ

 「シャワールームにはダストシュートが取り付けられています。

  そこに【捨てれば問題ないでしょう】

  証拠の隠滅も容易です。ダストシュートは焼却炉に繋がっているのですから。

  既に捨てられている他の服に紛れ込んでしまえば、発見は困難となります」

 

キラ

 「理屈としては確かに通るな‥‥。

  大量の服に紛れ込んだら、こちらには追いようがない」

 

リス

 「‥‥? 焼却炉には、確か‥‥」

 

ヅハ

 「総合すると、魔法、証拠隠滅の二つの路線において犯行が可能だった人物は、白川さん。あなたしかいないんです」

 

 ───審問終了───
 

 

コト

 (どうしましょう‥‥)

 

コト

 (見たところ、私の手元にある情報だけでは、

  この場を乗り越えることは難しそうです)

 

ナタ

 「情報がない‥‥。それなら、

  みんなの意見を《ゆさぶる》しかないね」

 

ナタ

 「これまでみたいに、誰かが知っていても

  誰かが知らない情報はあるはずだ」

 

ナタ

 「情報の共有を行えば、

  活路が見いだせるかもしれない」

 

コト

 (皆さんの意見を聞く‥‥やってみましょう!)

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナタ

 「うん。確かに白川さんの服はロッカーに残っていなかったね。

  けれども、それは何人かの他の人も同じだった。

  何人かの服はまだ残っていたけれども、【数名分は既に持ち出された後だった】

  これをもって白川さんを疑うのは少し短絡的じゃないかな」

 

疑問「誰の服が持ち出されていた?」

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリ

 「そ、そうです! 私なんかも、配られた瞬間に“着替えよっかな〜”って持ち出したりするし‥‥。

 【ロッカーに無いってだけで犯人扱いは乱暴】すぎるんじゃ‥‥」

 

賛成「ロッカーに服がないだけで犯人扱いは乱暴」

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヅハ

 「シャワールームにはダストシュートが取り付けられています。

  そこに【捨てれば問題ないでしょう】

  証拠の隠滅も容易です。ダストシュートは焼却炉に繋がっているのですから。

  既に捨てられている他の服に紛れ込んでしまえば、発見は困難となります」

 

反論「まだ問題は残っている」

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

コト

 「何名かの服は持ち出されていた、

  とのことですが‥‥」

 

コト

 「誰の服が既に回収されていたのでしょう」

 

ナタ

 「僕が確認した限りだと‥‥」

 

ナタ

 「白川さん、ローゼンタールさん、鳳月さん、

  常盤さん、真壁さん、倉科さんの六人だね」

 

ナタ

 「早瀬さん、星谷さん、朝雛さん、

  三条さん、黒部さん、篠宮さん‥‥」

 

ナタ

 「‥‥そして僕の分はまだロッカーに残っていた」

 

ナタ

 「恐らく、夜に着替えたい派と、

  朝に着替えたい派に分かれた結果だろうね」

 

リナ

 「あれ、でもミトっち、

  着替えるのは夜じゃないっけ」

 

リナ

 「昨日シャワー浴びたときは、

  夜に着替えてたよね?」

 

ヅハ

 「その点も踏まえての私の主張です」

 

ヅハ

 「普段は夜に着替えるはずの白川さんが、

  何故か今日だけは夕方に服を着替えていた‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥その理由は犯行を行ったから。

  それ以外ありえません」

 

 IG-ject(イグジェクト)‥‥!(異議あり‥‥!)

 

 「ち、違う‥‥!」

 

 「確かに今日はたまたま朝にシャワーを

  浴びて着替えたけれども‥‥」

 

 「‥‥犯行の時に服が濡れたから

  着替えたんじゃない!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「では、それを証明することはできますか?」

 

 「う、うう‥‥今朝は1人で浴びたから‥‥

  誰にも目撃されてないと思う」

 

ヅハ

 「ならば、単なる言い訳に過ぎませんね。

  犯行時に着替えた可能性は捨てきれません」

 

コト

 (意見は2人の間で真っ二つのようです‥‥)

 

コト

 (一体どちらが本当のことを

  言っているのでしょうか‥‥)

 

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コト

 「ミオリさんの言うとおりです!」

 

コト

 「ロッカーに服が無いってだけで、

  犯人扱いするのはやっぱり乱暴だと思います!」

 

オリ

 「そうそう!」

 

オリ

 「あたしだって“あ、今日はめんどいし

  夜に着替えるのでいいかな〜”とか‥‥」

 

オリ

 「そういう軽い理由で持ち出したりしますし!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「‥‥軽い理由? そんな曖昧な動機で

  片付けられると思っているんですか?」

 

コト

 「えっ‥‥?」

 

ヅハ

 「問題は“服が無かった”

  という客観的な事実です」

 

ヅハ

 「そこに至った経緯が

  どうであろうと‥‥結果は1つ」

 

ヅハ

 「白川さんは濡れた服を処分し、

  新しい服に着替えた」

 

ヅハ

 「それ以外の解釈は成り立ちません」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さん。言いにくいけど、

  その指摘は推測の域を出ない」

 

ナタ

 「反論としては弱いよ」

 

コト

 (どうやら、単なる感覚論に

  乗っかってしまったようです‥‥。

 

コト

 (もう一度考え直しましょう)

 

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「いいえ、シヅハさん。

  それでもまだ問題は残っています」

 

ヅハ

 「そうなのですか‥‥?」

 

コト

 「それを示すのは‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「これが、問題点を示しています!」

 

ヅハ

 「それが、一体何の問題を

  指し示すっていうのですか‥‥?」

 

コト

 「あれ、できませんかね?」

 

ヅハ

 「‥‥問題があるのは、

  どうやらその《思考回路》のようです」

 

コト

 (頭に問題があると言われてしまいました‥‥。

  もう一度考え直しましょう)

 

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リス

 「‥‥? 焼却炉には、確か‥‥」

 

指摘「焼却炉になにかあったのですか?」

 

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コト

 MitCho(ミッチョ)(ちょっと!)

 

コト

 「エリスさん。今の発言、

  少しよろしいでしょうか」

 

リス

 「あ、ははははい!

  い、今の発言ででですかッ!?」

 

コト

 「落ち着いてください。焼却炉でなにか

  見かけたと言ったように聞こえたのですが」

 

リス

 「あ、ああ、はい。焼却炉ですね」

 

リス

 「実は私、物置でマコトさんと別れた後、

  焼却炉を調べてみたんです」

 

コト

 (シヅハさんとヒナタさん以外も、

  あそこを調べていたんですね‥‥)

 

コト

 「そこで何か見かけた、ということですか?」

 

リス

 「はい。そこには、今朝着替えたであろう方たちの

  お洋服が捨ててありました」

 

リス

 「そして‥‥その中に、

  白川さまのものもあったんです」

 

コト

 「それはまあ‥‥そうでしょうね」

 

コト

 「シャワールームのダストシュートから、

  脱いだ服を捨てていますし」

 

リス

 「はい。ですが‥‥その服は

  “濡れていなかったんです”」

 

コト

 「‥‥! 重要な情報です。

  発言に追加してください」

 

リス

 「わわ、わかりましたッ!」

 

コト

 (私は焼却炉に入って中を調べていません。

  故に、知ることができなかった情報です)

 

コト

 (‥‥あれ。でもシヅハさんも

  焼却炉に入って確認したはずです。

 

コト

 (なぜ、シヅハさんはその点について

  触れないのでしょうか‥‥)

 

コト

 (‥‥ともあれ、捨てられていた服が濡れていない

  ‥‥これは大きな意味を持つはずです!)

 

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―――審問開始―――
 

(推奨BGM「rAwTell Owk…」♪52)

 

ヅハ

 「さっきも話したように、私たちの衣服は一日一回、シャワールームのロッカーに支給されます。

  犯行時、水を被ってしまった白川さんは未使用だったロッカーの中の囚人服に着替えました」

 

ナデ

 「で、でも証拠がありません。

  白川さんが着替えたという証拠はあるのですか?」

 

ヅハ

 「‥‥捜査中に全員のロッカーを確認しました。

  白川さんの服は既に持ち出された後であったことを確認しています。

  その時、南雲さんも一緒にいて確認していたはずです。そうですよね?」

 

ナタ

 「うん。確かに白川さんの服はロッカーに残っていなかったね。

  けれども、それは何人かの他の人も同じだった。

  何人かの服はまだ残っていたけれども、【数名分は既に持ち出された後だった】

  これをもって白川さんを疑うのは少し短絡的じゃないかな」

 

オリ

 「そ、そうです! 私なんかも、配られた瞬間に“着替えよっかな〜”って持ち出したりするし‥‥。

 【ロッカーに無いってだけで犯人扱いは乱暴】すぎるんじゃ‥‥」

 

リス

 「わ、わわわ、私もそう思います!

  服を持ち出した理由なんて人それぞれですし」

 

ヅハ

 「誰の服がロッカーに残り、誰の服がロッカーから持ち出されていたか。

  そんなことは問題になりません。

  重要なのは、“白川さんの服がロッカーから持ち出されていた”点。

  それで疑う理由に十分なり得ます」

 

 「じゃ、じゃあ、濡れた服はどこに捨てたと言うんですか‥‥」

 

ヅハ

 「シャワールームにはダストシュートが取り付けられています。

  そこに【捨てれば問題ないでしょう】

  証拠の隠滅も容易です。ダストシュートは焼却炉に繋がっているのですから。

  既に捨てられている他の服に紛れ込んでしまえば、発見は困難となります」

 

キラ

 「理屈としては確かに通るな‥‥。

  大量の服に紛れ込んだら、こちらには追いようがない」

 

ヅハ

 「総合すると、魔法、証拠隠滅の二つの路線において犯行が可能だった人物は、白川さん。あなたしかいないんです」

 

リス(追加発言)

 「で、でも焼却炉には、リクアさんの服が濡れていない状態で残っていました。

  これは大きな意味を持つはずです!」

 

―――審問終了―――

 

コト

 (エリスさんの意見を追及した結果、

  重大な事実がわかりました)

 

コト

 (これが指し示す事実‥‥

  それはミトさんの無実を示すはずです!)

 

コト

 (“つきつける”としましょう‥‥

  シヅハさんにこの情報を!)

 

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ナタ

 「うん。確かに白川さんの服はロッカーに残っていなかったね。

  けれども、それは何人かの他の人も同じだった。

  何人かの服はまだ残っていたけれども、【数名分は既に持ち出された後だった】

  これをもって白川さんを疑うのは少し短絡的じゃないかな」

 

疑問「誰の服が持ち出されていた?」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オリ

 「そ、そうです! 私なんかも、配られた瞬間に“着替えよっかな〜”って持ち出したりするし‥‥。

 【ロッカーに無いってだけで犯人扱いは乱暴】すぎるんじゃ‥‥」

 

賛成「ロッカーに服がないだけで犯人扱いは乱暴」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

コト

 「何名かの服は持ち出されていた、

  とのことですが‥‥」

 

コト

 「誰の服が既に回収されていたのでしょう」

 

ナタ

 「僕が確認した限りだと‥‥」

 

ナタ

 「白川さん、ローゼンタールさん、早瀬さん、

  常盤さん、真壁さん、黒部さんの六人だね」

 

ナタ

 「鳳月さん、星谷さん、朝雛さん、

  三条さん、倉科さん、篠宮さん‥‥」

 

ナタ

 「‥‥そして僕の分はまだロッカーに残っていた」

 

ナタ

 「恐らく、夜に着替えたい派と、

  朝に着替えたい派に分かれた結果だろうね」

 

リナ

 「あれ、でもミトっち、

  着替えるのは夜じゃないっけ」

 

リナ

 「昨日シャワー浴びたときは、

  夜に着替えてたよね?」

 

ヅハ

 「その点も踏まえての私の主張です」

 

ヅハ

 「普段は夜に着替えるはずの白川さんが、

  何故か今日だけは夕方に服を着替えていた‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥その理由は犯行を行ったから。

  それ以外ありえません」

 

 IG-ject(イグジェクト)‥‥!(異議あり‥‥!)

 

 「ち、違う‥‥!」

 

 「確かに今日はたまたま朝にシャワーを

  浴びて着替えたけれども‥‥」

 

 「‥‥犯行の時に服が濡れたから

  着替えたんじゃない!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「では、それを証明することはできますか?」

 

 「う、うう‥‥今朝は1人で浴びたから‥‥

  誰にも目撃されてないと思う」

 

ヅハ

 「ならば、単なる言い訳に過ぎませんね。

  犯行時に着替えた可能性は捨てきれません」

 

コト

 (意見は2人の間で真っ二つのようです‥‥)

 

コト

 (一体どちらが本当のことを

  言っているのでしょうか‥‥)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「ミオリさんの言うとおりです!」

 

コト

 「ロッカーに服が無いってだけで、

  犯人扱いするのはやっぱり乱暴だと思います!」

 

オリ

 「そうそう!」

 

オリ

 「あたしだって“あ、今日はめんどいし

  夜に着替えるのでいいかな〜”とか‥‥」

 

オリ

 「そういう軽い理由で持ち出したりしますし!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「‥‥軽い理由? そんな曖昧な動機で

  片付けられると思っているんですか?」

 

コト

 「えっ‥‥?」

 

ヅハ

 「問題は“服が無かった”

  という客観的な事実です」

 

ヅハ

 「そこに至った経緯が

  どうであろうと‥‥結果は1つ」

 

ヅハ

 「白川さんは濡れた服を処分し、

  新しい服に着替えた」

 

ヅハ

 「それ以外の解釈は成り立ちません」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さん。言いにくいけど、

  その指摘は推測の域を出ない」

 

ナタ

 「反論としては弱いよ」

 

コト

 (どうやら、単なる感覚論に

  乗っかってしまったようです‥‥。

 

コト

 (もう一度考え直しましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヅハ

 「シャワールームにはダストシュートが取り付けられています。

  そこに【捨てれば問題ないでしょう】

  証拠の隠滅も容易です。ダストシュートは焼却炉に繋がっているのですから。

  既に捨てられている他の服に紛れ込んでしまえば、発見は困難となります」

 

反論「まだ問題は残っている」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「いいえ、シヅハさん。

 それでもまだ問題は残っています」

 

ヅハ

 「そ、それは‥‥」

 

コト

 (シヅハさんも、先ほどの話を聞いて

  もう分かっているようです)

 

コト

 「この人の得た情報が、それを示しています!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「これが、問題点を示しています!」

 

ヅハ

 「それが、一体何の問題を

  指し示すっていうのですか‥‥?」

 

コト

 「あれ、できませんかね?」

 

ヅハ

 「‥‥問題があるのは、

  どうやらその《思考回路》のようです」

 

コト

 (頭に問題があると言われてしまいました‥‥。

  もう一度考え直しましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BGM停止推奨

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「それはもちろん、エリスさんが焼却炉で

  確認したミトさんの服です!」

 

コト

 「確かに、焼却炉にミトさんの服は

  捨てられていました」

 

コト

 「けれども‥‥その服は濡れていません」

 

ヅハ

 「ぐっ‥‥!」

 

コト

 「もしミトさんが犯人なら、

  捨てられていた服は濡れている必要があります」

 

(推奨BGM「Sen-Choose N'o SurC-触-」♪47)

 

コト

 「しかし‥‥事実は真逆だった!」

 

コト

 「この情報はシヅハさんの主張と、

  決定的にムジュンしています!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「‥‥い、いえ。まだです。

  まだ可能性はあります」

 

キラ

 「まだなにかあるってのかよ‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「往生際が悪いですわね」

 

ナデ

 「さっきまで白川さんを

  疑っていたあなたが言いますか‥‥」

 

ヅハ

 「さっきも言ったように、私たちの服は1日1回、

  その日の朝に支給されます」

 

ヅハ

 「ならばあらかじめ服を1着、予備として

  保存しておいたと考えるのはどうでしょうか」

 

ヅハ

 「犯行後、自分の監獄にでも

  隠しておいた服と着替えれば‥‥」

 

ヅハ

 「濡れた服を脱ぎつつ、焼却炉に乾いた服が

  残っていることにも説明がつきます!」

 

オリ

 「それならまあ、

  分からなくはないですけれども‥‥」

 

オリ

 「‥‥ミトさん、意外にも風呂キャン界隈の

  民なのでしょうか‥‥」

 

 「人を不衛生な人みたいに言わないで‥‥」

 

ナタ

 「かなりの極論な気もするけれど、

  それなら辻褄が合わないでもないね」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さんはどう思う?」

 

コト

 (数日前に回収していた服を隠し持ち、

  犯行後にその服に着替え直した)

 

コト

 (どうでしょう、

  まだ問題は残っているでしょうか‥‥)

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「‥‥確かに。

  シヅハさんの言う通りだと思います」

 

コト

 「予備の服を隠しておけば、

  今のムジュンも説明できる‥‥」

 

コト

 「だから‥‥もう問題は無いのかもしれません」

 

 「ま、待ってよ篠宮さん‥‥!

  私はそんなことしてない‥‥!」

 

ヅハ

 「ふふ‥‥そうでしょう?

  やはり篠宮さんは理解が早いですね」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さんは本気でそう思うのかい?」

 

ナタ

 「服の件は確かに一理あるかもしれないけど‥‥

  それだけで全てを納得するのは危ういと思う」

 

キラ

 「‥‥そうだな」

 

キラ

 「まだ詰められる部分は残っているはずだが‥‥

  これじゃ進展は無いか」

 

コト

 (‥‥安易に結論を受け入れてはいけませんね。

  ‥‥もう一度考え直しましょう)

 

コト

 (シヅハさんの主張はこうです)

 

コト

 (数日前に回収していた服を隠し持ち、

  犯行後にその服に着替え直した)

 

コト

 (どうでしょう、

  まだ問題は残っているでしょうか‥‥)

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「いいえ、シヅハさん。

  まだ問題は残っています」

 

ヅハ

 「な‥‥そんなはずは!」

 

コト

 (‥‥一度冷静になりましょう)

 

コト

 (これまでの時系列を並べていけば、

  おのずと答えは導けるはずです)

 

コト

 「まだ残っている問題点。それは‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「予備の服を用意するのが難しい‥‥

  その障壁が犯行を不可能にするのです!」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「篠宮さん、これまでの議論をお忘れで‥‥?」

 

ノカ

 「私たちの服は1日1回、朝に用意されているわ」

 

ノカ

 「1日分着替えを我慢すれば、

  予備の服を用意することは可能‥‥」

 

ノカ

 「つい先程、常盤シヅハが指摘したとおりね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「証言台から1歩も動いていないのに、

  忘れてしまうなんて‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「一度、鳥かごに頭を突っ込んで朝6時きっかりに

  コケコッコーと鳴くことを習慣づけなさい」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「少しはマシになるでしょう」

 

コト

 (鳥以下だと言われてしまいました‥‥。

  もう一度考え直しましょう)

 

コト

 (‥‥一度冷静になりましょう)

 

コト

 (これまでの時系列を並べていけば、

  自ずと答えは導けるはずです)

 

コト

 「まだ残っている問題点。それは‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「まだ問題は残っています。それは‥‥

  濡れた服を隠す場所がない、という点です!」

 

ヅハ

 「‥‥隠す場所がない?

  本気でそう思っているんですか?」

 

コト

 「えっ‥‥?」

 

ヅハ

 「隠すだけなら、監獄のベッドの下でも、

  ロッカーの奥でも、どこでも捨てられます」

 

ヅハ

 「候補はいくらでも存在するんです」

 

ヅハ

 「問題は“濡れていたかどうか”であって、

  “隠す場所”ではありません」

 

ノカ

 「‥‥確かに。それでは根拠としては弱いかも」

 

コト

 (‥‥問題を取り違えてしまいました!

  もう一度考え直しましょう‥‥)

 

コト

 (‥‥一度冷静になりましょう)

 

コト

 (これまでの時系列を並べていけば、

  自ずと答えは導けるはずです)

 

コト

 「まだ残っている問題点。それは‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「未だ残る問題‥‥それは、

  服を着替えるタイミングがない、という点です」

 

ヅハ

 「そ、そんなことはないです。

  どこかのタイミングで必ず‥‥!」

 

コト

 「いいえ、シヅハさん」

 

コト

 「ミトさんは、捜査中カナデさんと

  ナノカさんと一緒にいました」

 

コト

 「彼女に服を着替えるタイミングはありません!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「なら、犯行後に着替えればいいだけの話です。

  それならなんら問題はないです!」

 

コト

 「‥‥あっ!」

 

コト

 (うっかりしていました‥‥!)

 

コト

 (死体が発見されるまでの間なら、

  着替えられてしまいます‥‥!)

 

オリ

 IG-ject(イグジェクト)(異議ありですぞォ!)

 

オリ

 「ふっふっふ‥‥。

  それは拙者が否定させていただきましょう!」

 

ヅハ

 「な‥‥一体、何をッ‥‥!」

 

オリ

 「あたしたちは事件発生前、花畑にいました」

 

オリ

 「メンバーはあたし、エリスさん、ナノカさん、

  そしてヒナタさんです」

 

オリ

 「14時5分頃、ヒナタさんが

  あたしたちのパーティから離脱しました」

 

オリ

 「その後、14時10分頃のことです」

 

オリ

 「暇だからという理由でミトさんが

  フラリと我々の元を訪れました」

 

オリ

 「つまり、ヒナタさんと入れ替わる形で、

  ミトさんが合流したのです」

 

オリ

 「マコト殿‥‥ここまで言えば、

  もうお分かりですね?」

 

コト

 (14時10分にミトさんが

  花畑にいた人たちに合流した‥‥)

 

コト

 (‥‥なるほど、そういうことですか!)

 

コト

 「ええ。理解しました」

 

オリ

 「さすがッ! やはり、

  “マコト”の名を冠するだけはありますな!」

 

ヅハ

 「白川さんが14時10分に

  花畑にいた人たちに合流した‥‥?」

 

ヅハ

 「そんなことでは、

  状況は何も変わりません!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「いいえ、シヅハさん。

  今のミオリさんの証言は重要な意味を持ちます」

 

ヅハ

 「ば、バカなッ‥‥!」

 

コト

 「一度、時系列を整理しましょう」

 

コト

 「死体が発見されたのは14時半」

 

コト

 「簡易的な検視から、死亡推定時刻は

  発見から30分以内と判明しています」

 

コト

 「つまり、早くても14時には

  犯行が行われているわけです」

 

ナタ

 「被害者を取り押さえ、

  床に溜めた水に押さえつけて溺死」

 

ナタ

 「その後偽装工作をして着替えるとなると‥‥

  最低でも10分は時間がほしいね」

 

キラ

 「牢屋敷から花畑までは少し距離がある」

 

キラ

 「14時に殺害して、10分以内に偽装工作をして

  倉科たちに合流するのは‥‥」

 

キラ

 「‥‥時間制限的に少々厳しいな」

 

コト

 「ええ。ところで、ミオリさん。

  ミトさんの服は濡れていましたか?

 

オリ

 「いいえ、まったく!

  水が滴らなくとも、ミトさんはいい女なので!」

 

 「‥‥なんか恥ずかしい」

 

コト

 「そして‥‥死体発見後に万が一全員が、

  服が濡れているのを見落としていても‥‥」

 

コト

 「‥‥その後彼女に

  服を着替えるチャンスはありません」

 

コト

 「なにせ、ミトさんは捜査中、カナデさんと

  ナノカさんと共に行動していたのですから」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「もっとも、全員が共犯なら話は別ですが‥‥

  まあ、今回はおそらく単独犯でしょう」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「その可能性は否定しておいて

  問題なさそうですわね」

 

コト

 「つまり、仮に予備の服を何処かに用意しても、

  それを着替える機会がなかった」

 

コト

 「つまり、もしミトさんが犯人なら

  今も服が濡れていないとおかしいのです」

 

コト

 「けれども、彼女の服は乾いています」

 

コト

 「したがって‥‥ミトさんが犯人とする

  主張はムジュンを抱えているんです!」

 

ヅハ

 「ぐっ‥‥ぬうッ!」

 

BGM停止推奨

 

ナタ

 「どうやら、これで白川さんが

  犯人である可能性は無くなったようだね」

 

オリ

 「し、しかし、

  それでは一体誰が犯人なのでしょう」

 

キラ

 「‥‥思えば、ここまで一度も

  全員のアリバイを確認していなかったな」

 

キラ

 「一度確認する機会を設けるべきだろう」

 

ナタ

 「それもそうだね」

 

ナタ

 「さっきの篠宮さんの発言も加え入れつつ、

  時系列を確認し直そう」

 

(推奨BGM「気任せの蝶」♪34)

 

リス

 「ええと‥‥」

 

リス

 「まずは真壁さまが生きているのを最後に

  確認された時間を確認すべき‥‥ですよね?」

 

キラ

 「13時50分までの生存は確定で間違いない」

 

キラ

 「俺に加えて、篠宮、星谷、朝雛が裏庭から

  医務室へ向かっているところを確認している」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「4人もの人間に確認されているなら、

  問題ありませんわね」

 

コト

 「では、13時50分から事件発生までの

  アリバイを確認していきましょう」

 

コト

 「私とアキラさん、セリナさん、チサさんは、

  4人で牢屋敷裏で農作業を行っていました」

 

コト

 「お互いのアリバイは証明できます」

 

リス

 「わ、私と倉科さま、黒部さまはお昼ごろから

  14時半までずっとお花畑にいました」

 

リス

 「この3人は犯行ができません」

 

ナタ

 「僕は14時5分まで花畑にいたけど

  白川さんが来る少し前に離脱した」

 

ナタ

 「牢屋敷に帰る最中、白川さんとすれ違ったね」

 

ナタ

 「そして、14時10分に医務室の外扉から

  牢屋敷に戻って、常盤さんに出くわしたんだ」

 

ナタ

 「それ以降は彼女と一緒にいたから、

  概ねアリバイありといっていいと思うよ」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥残念なことに、わたくしにはアリバイを

  証明してくださる方はいらっしゃいませんわね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「ずっと図書室に1人でこもっていましたから」

 

ヅハ

 「わ、私は‥‥14時10分からは、

  南雲さんと一緒にいました」

 

ヅハ

 「けれどもそれより前には‥‥

  誰とも会っていません。1人で監房にいました」

 

 「私はさっきの話にもあったけど、

  14時10分からはアリバイがある‥‥」

 

 「‥‥それより前は1人だった」

 

ナデ

 「‥‥1人で音楽室のピアノを調律して、

  その後1人でピアノを弾いていました」

 

ナデ

 「その間‥‥音楽室には誰も来ていません」

 

ナタ

 「つまり、アリバイがないのは‥‥」

 

ナタ

 「ローゼンタールさん、常盤さん、

  白川さん、そして鳳月さんの4人」

 

ナタ

 「ただし、先ほどの議論から考えると、

  白川さんには犯行が不可能」

 

ナタ

 「‥‥したがって、被疑者は3人に絞られるね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「あら、わたくしをお疑いで?」

 

ヅハ

 「ち、違う。

  私じゃありません‥‥!」

 

ナデ

 「もちろん私でもありません」

 

キラ

 「‥‥まあ、犯人が自ら名乗り出るわけないか。

  全員否定して当たり前だ」

 

リス

 「ま、またたた、皆さんのことを

  疑わないといけないんですかッ!?」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「やむを得ないでしょう。アリバイがない以上、

  疑うのは必然ですから」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「気にしなくてもよろしくてよ?」

 

ノカ

 「‥‥では、議論していきましょう。

  この中の誰なら犯行が可能だったかについて」

 

 

(次回投稿予定日:7月28日(火) 19:05)

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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