【常盤 シヅハ】
「今一度、被害者の死因を思い出してください。
被害者はどのようにして殺されていましたか?」
【篠宮 マコト】
「被害者の死因、それは溺死です。
目の“充血”や、唇の“チアノーゼ”‥‥青紫色の変色が死因を示しています」
【鳳月 カナデ】
「そしてなにより事件現場はシャワールームでした。
状況的に溺死と考えるのが自然です」
【常盤 シヅハ】
「被害者の死因は溺死。確かに一見すればそのとおりです。
けれども、まだ可能性はあります」
【南雲 ヒナタ】
「その可能性‥‥聞かせてくれるかな」
【常盤 シヅハ】
「‥‥《絞殺》ですよ。
絞殺も溺死も状況的には窒息による死亡です。
【常盤 シヅハ】
「犯人は被害者の背後に忍び寄り、【縄で首を締め上げて殺害】しました。
この場合、犯行に水は必要ないので、服が濡れる危険性はかなり低くなります」
【早瀬 アキラ】
「かなり無理筋な主張じゃないか? 被害者の体は濡れていたんだ。
【常盤 シヅハ】
「確かに被害者の体は濡れていました。
ですがそれは、犯行後に偽装工作として水を浴びせられた可能性があります。
むしろその方が合理的です。被害者の首に残った“縄状の痕跡”‥‥それこそが真実を示しているのです」
【三条 エリス】
「そそそそ、それなら確かに、首の痕の説明はつきます!」
【白川 ミト】
「でも‥‥現場の状況を思い出して。
水浸しのシャワールームで、【わざわざ絞殺してから水をかけるなんて、そんな手間をかける意味があるの】‥‥?」
【朝雛 チサ】
「確かに‥‥。普通に溺れさせればいいだけじゃん。
わざわざ首を絞める必要なんか‥‥」
【常盤 シヅハ】
「必要はありました。水を使えば自分の服が濡れる危険性がある。
だからこそ絞殺を選んだのです。そして偽装工作として水を浴びせた。
それなら辻褄は合うでしょう?」
【早瀬 アキラ】
「ふん‥‥強引に理屈を通してるだけに聞こえるがな」
【鳳月 カナデ】
「でも、首の痕跡が事実なら‥‥完全に否定はできないかもしれません」
【篠宮 マコト】
「それでも‥‥被害者の死因は溺死です。
それを証明してみせます‥‥!」
【篠宮 マコト】
(これまでの推理の流れから、被害者の死因は
溺死以外ありえません)
【篠宮 マコト】
(否定する材料を探しましょう‥‥
被害者が絞殺されていないという証拠を!)
【常盤 シヅハ】
「‥‥《絞殺》ですよ。
絞殺も溺死も状況的には窒息による死亡です。【目の充血やチアノーゼが現れるのは自然なこと】です」
【常盤 シヅハ】
「犯人は被害者の背後に忍び寄り、【縄で首を締め上げて殺害】しました。
この場合、犯行に水は必要ないので、服が濡れる危険性はかなり低くなります」
【早瀬 アキラ】
「かなり無理筋な主張じゃないか? 被害者の体は濡れていたんだ。【溺死の方が可能性としては高い】」
【白川 ミト】
「でも‥‥現場の状況を思い出して。
水浸しのシャワールームで、【わざわざ絞殺してから水をかけるなんて、そんな手間をかける意味があるの】‥‥?」
【篠宮 マコト】
「ちょっと待ってください!」
【篠宮 マコト】
「目の充血やチアノーゼは
溺死特有のものです」
【篠宮 マコト】
「だから‥‥絞殺では起こらないはずです!」
【常盤 シヅハ】
「‥‥残念ですが、それは誤りです」
【常盤 シヅハ】
「絞殺もまた窒息死」
【常盤 シヅハ】
「血液の循環が妨げられる以上、
顔面の充血やチアノーゼは当然起こり得ます」
【南雲 ヒナタ】
「つまり今のは決め手に
ならないってことだね」
【南雲 ヒナタ】
「篠宮さん、少し急ぎすぎたんじゃない?」
【早瀬 アキラ】
「しっかりしろ。
根拠が薄い反論は墓穴を掘るだけだぞ」
【倉科 ミオリ】
「マコト殿‥‥
検視の知識はいずこへ‥‥?」
【篠宮 マコト】
(ぐっ‥‥。
たしかに‥‥私の指摘は的外れでした)
【篠宮 マコト】
(もう一度整理し直さないといけません‥‥)
【篠宮 マコト】
「その通りです!」
【篠宮 マコト】
「被害者の体が濡れていたのは、
溺死させられたからなんです!」
【篠宮 マコト】
「首を絞められたことが
死因ではないはずです!」
【常盤 シヅハ】
「はたして‥‥
本当にそうなのでしょうか?」
【篠宮 マコト】
「そ、そうに決まってます!」
【篠宮 マコト】
「溺死以外に死体が濡れる状況など
あり得るはずが‥‥」
【常盤 シヅハ】
「例えば‥‥犯人が首を絞めた後に
死体に水をかけたとしたらどうですか‥‥?」
【篠宮 マコト】
「そんなことをして、
一体何になるっていうんですか!」
【常盤 シヅハ】
「当然‥‥死因を”溺死”だと
偽装するためですよ」
【常盤 シヅハ】
「シャワールームに濡れた死体‥‥
チアノーゼなど窒息の症状も出ている‥‥」
【常盤 シヅハ】
「普通に考えれば、被害者は溺死させられた、
という風になるはずです」
【常盤 シヅハ】
「このようにして犯人は、絞殺という
真の殺害方法を誤魔化してみせたんです」
【常盤 シヅハ】
「その目的は、私に罪を被せるため‥‥」
【常盤 シヅハ】
「縄を用いたのも、犯人が私の魔法を
知っていたからだと考えれば自然です」
【篠宮 マコト】
「ぐっ‥‥」
【篠宮 マコト】
(死因の“偽装”のために水をかけた‥‥)
【篠宮 マコト】
(明らかに嘘だと分かっているのに、
それを否定できる証拠もありません)
【篠宮 マコト】
(どうやらアキラさんの意見に賛成するだけでは、
死因を溺死と確定させられないみたいです)
【篠宮 マコト】
(もっと別のアプローチを考えるべきですね)
【篠宮 マコト】
「い、いえ! 被害者の体が濡れていたのは‥‥
シャワールームにいたからです!」
【白川 ミト】
「えっ‥‥?
そ、それは‥‥さすがに雑すぎるんじゃ‥‥」
【リヴィア・ローゼンタール】
「シャワールームは、
シャワーが設置されている部屋であって‥‥」
【リヴィア・ローゼンタール】
「残念ながら、
シャワーそのものではありませんわ」
【リヴィア・ローゼンタール】
「‥‥冗談を言うのすら
バカバカしい主張ですわね」
【早瀬 アキラ】
「篠宮、少し落ち着け」
【早瀬 アキラ】
「そういうごまかしを続けてちゃ、
常盤の思うツボだ」
【篠宮 マコト】
(‥‥くっ、確かに今のは浅はかでした。
もう一度、状況を整理し直さないと‥‥!)
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「被害者が首を絞められた‥‥
そんなはずはありません」
【常盤 シヅハ】
「
【常盤 シヅハ】
「ち、違うはずがないです。
被害者の死因は絞殺による窒息です!」
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「いいえ。その意見は、
この証拠品と決定的にムジュンします!」
──────────────────
・向日葵バッジ【つきつける】
篠宮マコトが身につけているバッジ。
──────────────────
──────────────────
・検視記録【つきつける】
被害者、真壁リクアの検視記録。
※詳細※
被害者: 真壁リクア
死因: 溺死(推定)
死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃
──────────────────
──────────────────
・現場写真【つきつける】
リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。
※詳細※
1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。
2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。
──────────────────
──────────────────
・被害者の顔の痕【つきつける】
被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。
──────────────────
──────────────────
・首の周りのアザ【つきつける】
死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。
──────────────────
──────────────────
・腰の周りのアザ【つきつける】
死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。
──────────────────
──────────────────
・シャワールームのタイル【つきつける】
現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。
──────────────────
──────────────────
・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】
現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。
──────────────────
──────────────────
・床に落ちた石鹸【つきつける】
死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。
──────────────────
──────────────────
・破れたシャワーカーテン【つきつける】
死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。
──────────────────
──────────────────
・焼却炉の状況【つきつける】
直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。
──────────────────
──────────────────
・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】
囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。
怪我を一瞬で治すことができる魔法。
──────────────────
──────────────────
・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】
囚人番号28番。15歳。
──────────────────
──────────────────
・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】
囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。
影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。
──────────────────
──────────────────
・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】
囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。
狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。
4月10日、何者かによって殺害された。
──────────────────
──────────────────
・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】
囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。
自己と自己が触れているものを透明にすることができる。
──────────────────
──────────────────
・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】
囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。
自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。
ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。
──────────────────
──────────────────
・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】
囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。
ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。
──────────────────
──────────────────
・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】
囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。
聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。
──────────────────
──────────────────
・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】
囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。
魔法のおかげで何でも食べることができる。
──────────────────
──────────────────
・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】
囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。
血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。
ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。
──────────────────
──────────────────
・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】
囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。
魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。
──────────────────
──────────────────
・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】
囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。
知っている人間の姿に変身することができる。
ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。
──────────────────
──────────────────
・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】
囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。
自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。
感情が伝染するか否かは個人差がある。
──────────────────
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「この証拠品が、被害者の死因が
絞殺であることを否定します!」
【常盤 シヅハ】
「‥‥そんなわけないでしょう」
【篠宮 マコト】
「あれ、違いますか?」
【南雲 ヒナタ】
「篠宮さん。どうやら白熱しすぎて
脳に酸素が周っていないようだ」
【南雲 ヒナタ】
「一度、深呼吸することをおすすめするよ」
【リヴィア・ローゼンタール】
「危うく篠宮さんまで
窒息死してしまうところでしたわね」
【篠宮 マコト】
(一度落ち着けと遠回しに
言われてしまいました‥‥)
【篠宮 マコト】
(もう一度考え直しましょう)
【篠宮 マコト】
「スー‥‥。ハァー‥‥。
さて、深呼吸もしたことですし‥‥」
【篠宮 マコト】
「‥‥改めてお見せしましょう」
【篠宮 マコト】
「シヅハさんの主張と
ムジュンする証拠は‥‥これです!」
──────────────────
・向日葵バッジ【つきつける】
篠宮マコトが身につけているバッジ。
──────────────────
──────────────────
・検視記録【つきつける】
被害者、真壁リクアの検視記録。
※詳細※
被害者: 真壁リクア
死因: 溺死(推定)
死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃
──────────────────
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・現場写真【つきつける】
リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。
※詳細※
1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。
2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。
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・被害者の顔の痕【つきつける】
被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。
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・首の周りのアザ【つきつける】
死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。
──────────────────
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・腰の周りのアザ【つきつける】
死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。
──────────────────
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・シャワールームのタイル【つきつける】
現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。
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・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】
現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。
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・床に落ちた石鹸【つきつける】
死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。
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──────────────────
・破れたシャワーカーテン【つきつける】
死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。
──────────────────
──────────────────
・焼却炉の状況【つきつける】
直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。
──────────────────
──────────────────
・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】
囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。
怪我を一瞬で治すことができる魔法。
──────────────────
──────────────────
・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】
囚人番号28番。15歳。
──────────────────
──────────────────
・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】
囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。
影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。
──────────────────
──────────────────
・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】
囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。
狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。
4月10日、何者かによって殺害された。
──────────────────
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・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】
囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。
自己と自己が触れているものを透明にすることができる。
──────────────────
──────────────────
・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】
囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。
自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。
ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。
──────────────────
──────────────────
・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】
囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。
ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。
──────────────────
──────────────────
・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】
囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。
聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。
──────────────────
──────────────────
・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】
囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。
魔法のおかげで何でも食べることができる。
──────────────────
──────────────────
・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】
囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。
血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。
ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。
──────────────────
──────────────────
・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】
囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。
魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。
──────────────────
──────────────────
・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】
囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。
知っている人間の姿に変身することができる。
ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。
──────────────────
──────────────────
・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】
囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。
自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。
感情が伝染するか否かは個人差がある。
──────────────────
【篠宮 マコト】
「
【篠宮 マコト】
「その証拠品は、
縄の痕そのものです!」
【三条 エリス】
「縄の痕そのものが
証拠、ですか‥‥?」
【篠宮 マコト】
「もし被害者が絞殺された場合、この痕は
首の周りを一周していないとおかしいんです」
【篠宮 マコト】
「けれども被害者の死体に残った
縄の痕をよく見てください」
【黒部 ナノカ】
「‥‥! 縄の痕は首の後ろにしか残っていない。
これでは首を締めることは‥‥」
【篠宮 マコト】
「ええ。不可能だった。
そう言わざるを得ません」
【常盤 シヅハ】
「くっ‥‥」
【篠宮 マコト】
「シヅハさん。これでもまだ、
被害者の死因が溺死でないと主張できますか!」
【常盤 シヅハ】
「‥‥っ!」
【三条 エリス】
「や、ややややっぱり溺死だったんです!
これで決まりですよね?」
【白川 ミト】
「そ、そうだよ‥‥もう十分だと思う。
これ以上は無理に言い逃れしないでよ‥‥!」
【鳳月 カナデ】
「追い詰める方もまた‥‥苦しいです。
これ以上は、もうやめにしてほしいです」
【リヴィア・ローゼンタール】
「ふふ‥‥少しばかり
詰めが甘い気がしますけれどね」
【リヴィア・ローゼンタール】
「もっとも、このままでは
常盤さんが不利に見えるのも事実ですわ」
【早瀬 アキラ】
「どうする常盤。
このまま黙ってりゃ“有罪”で片付けられるぞ」
【南雲 ヒナタ】
「常盤さん。君が本当に犯人でないのなら、
ここで反論しなければならない」
【南雲 ヒナタ】
「‥‥違うかい?」
【常盤 シヅハ】
「‥‥‥‥」
【常盤 シヅハ】
「‥‥まだ終わっていません、篠宮さん」
【常盤 シヅハ】
「確かに首の痕跡だけを見れば、
溺死の方が自然でしょう」
【常盤 シヅハ】
「けれども‥‥それで
“全ての説明がつく”わけではありません」
【篠宮 マコト】
「なっ‥‥!」
【常盤 シヅハ】
「現場に残されたムジュンは、
まだ解決されていないんです」
【常盤 シヅハ】
「むしろ、今の推理では説明できない点が
残っている‥‥そうではありませんか?」
【篠宮 マコト】
「シヅハさん‥‥
まだ反論を続けるつもりですか!」
【常盤 シヅハ】
「ええ。だって私は無実なのですから。
この議論、まだ終わりではありませんよ」