夢想少女ノ魔女裁判   作:タイホくん

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裁判パート その12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───審問開始───
 

 

(推奨BGM「Guil-me N'o sinruits-水-」♪43)

 

ヅハ

 「これまでの篠宮さんの推理‥‥全て理論だっています。

  お見事と評価せざるを得ません。けれども、最後の決め手に欠けます」

 

コト

 「最後の決め手‥‥決定的な証拠、と言いたいのですね」

 

ヅハ

 「ええ。もちろんです。

  あなたの推理どおりならば、シャワーカーテンの切れ端がどこかになければなりません。

  けれども、それは見つかっていない。そうでしょう?」

 

コト

 「‥‥ええ。その通りです」

 

ヅハ

 「ならばお話になりません。栓がなければ排水口は塞げない。

  すなわち、被害者を溺死させるに足る状況を作り出すことはできないのです。

  そして被害者が絞殺されたという可能性は、先程あなた自身が否定されました。私が【影を使って被害者を絞殺した】、というのもまたありえません」

 

キラ

 「つまり、被害者が亡くなるパターンは2つ。

  1つ、栓を用いて水を溜め溺死。

  2つ、何らかの内的要因で死亡した‥‥すなわち事故死、ないし病死というわけだな」

 

ヅハ

 「ええ。シャワーカーテンの切れ端が見つからなければ、私が犯人である可能性は否定されるのです」

 

オリ

 「し、しかし、肝心のそのシャワーカーテンは一体どこに消えてしまったのでしょうか‥‥」

 

ナデ

 「単純に考えるならば、【犯人が持ち去った】のでしょう。そしてどこかに処分した‥‥」

 

 「あるいは‥‥そのまま【排水口に押し込んで流してしまった】‥‥というパターンも考えられる」

 

ヅハ

 「仮に私が持ち去ったとして‥‥それを一体どこに処分したというのですか。

  仮に排水口にそのまま流したとして‥‥それをどうやって発見するつもりですか」

 

ヅハ

 「仮定を述べるのは構いませんが‥‥そこから発展して物証を発見できなければ無意味です」

 

ヅハ

 「そしてその物証は永遠に見つかることはない‥‥なぜなら、そんな物は存在していないのだから。

 それはなぜか? 私が犯人ではないからです」

 

ヅハ

 「皆さん、もう一度考え直してください。

  私に投票しても‥‥無実の人間が処刑されるだけです!

  だからどうか‥‥思い直してください」

 

───審問終了───

 

コト

 (シヅハさんは一体どこに、

  シャワーカーテンを持ち去ったのでしょうか‥‥)

 

ナタ

 「現場からはシャワーカーテンは

  消え失せていた」

 

ナタ

 「それは揺るぎない事実だ」

 

ナタ

 「まずは、シャワーカーテンを

  どのようにして消したのか‥‥」

 

ナタ

 「それについて考えるべきだね」

 

コト

 「考えうるのは‥‥カナデさんと

  ミトさんが指摘した方法でしょうか」

 

ナタ

 「そうだね。候補としては

  その2つのどちらかになると思う」

 

ナタ

 「まずは、どちらの方法でシャワーカーテンを

  消したのか確定させるのが穏当だろう」

 

コト

 (シャワーカーテンを消した方法‥‥

 持ち去ったか、流したか)

 

コト

  (まずはどちらかで確定させるとしましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヅハ

 「ならばお話になりません。栓がなければ排水口は塞げない。

  すなわち、被害者を溺死させるに足る状況を作り出すことはできないのです。

  そして被害者が絞殺されたという可能性は、先程あなた自身が否定されました。私が【影を使って被害者を絞殺した】、というのもまたありえません」

 

反論「被害者は絞殺された」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデ

 「単純に考えるならば、【犯人が持ち去った】のでしょう。そしてどこかに処分した‥‥」

 

反論「犯人が持ち去った可能性を指摘」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あるいは‥‥そのまま【排水口に押し込んで流してしまった】‥‥というパターンも考えられる」

 

反論「排水口に流した可能性を指摘」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「いいえ、被害者は溺死ではありません。

  絞殺されたんです」

 

ヅハ

 「何を今更‥‥ついさっきあなたが

  否定したばかりではありませんか!」

 

コト

 「では、もし証拠があるとすれば‥‥

  どうでしょう?」

 

ヅハ

 「‥‥?」

 

コト

 「被害者が絞殺されたことを

  示す証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「この証拠が被害者が

  絞殺されたことを示しています!」

 

ヅハ

 「‥‥お話になりませんね」

 

ヅハ

 「そもそも、自分が否定した話を

  蒸し返している時点で、論外中の論外ですが」

 

ナタ

 「篠宮さん、落ち着いて。

  その可能性はもう捨てるべきだ」

 

ナタ

 「僕たちは、溺死説で推理を

  進める以外の道を残していない」

 

ナタ

 「来た道を戻るのは辞めるんだ」

 

コト

 (たしなめられてしまいました‥‥)

 

コト

 (絞殺の可能性は完全に捨てるべきですね。

  もう一度考えましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「シャワーカーテンは、犯行後そのまま

  排水口に押し込まれて流された‥‥」

 

コト

 「‥‥それなら、消失した辻褄が合います」

 

ヅハ

 「‥‥ならば、

  その証拠品を見せてください」

 

ヅハ

 「もっとも‥‥

  私を納得させられるとは思えませんが」

 

ナタ

 「流した説を取るんだね、篠宮さん」

 

コト

 「ええ。こちらのほうが

  より可能性として高そうですので」

 

ナタ

 「なら、証明しないといけない点は1つ」

 

ナタ

 「それは、常盤さんがシャワーカーテンを

  押し込んで流した結果、残る物証だ」

 

ナタ

 「それが常盤さんの存在を指し示していれば、

  彼女が犯人であることを特定できるはずだ」

 

ナタ

 「そんな証拠の存在‥‥

  篠宮さんはどう考える?」

 

コト

 「シヅハさんがシャワーカーテンを押し込み、

  排水口から流した証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「この証拠品が、シヅハさんが排水口に

  カーテンを流したことを示しています!」

 

キラ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

キラ

 「篠宮。残念だが‥‥

  俺にはそう思えねえ」

 

コト

 「えっ?

  そ、そうですか‥‥?」

 

ヅハ

 「ええ。

  なんの証明にもなっていません」

 

ノカ

 「そもそも、本当に常盤シヅハは

  シャワーカーテンを排水口から流せたのかしら」

 

ノカ

 「排水口を塞ぐほどの

  大きさのものを排水口から流す‥‥」

 

ノカ

 「‥‥前提からしておかしい気がするわ」

 

コト

 「た、確かにそんな気も‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「どうやら、篠宮さんの思考回路も

  詰まってしまっているようですわね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥スッポン、お手洗いから

  取ってきてあげてもよろしくてよ?」

 

コト

 「け、結構です‥‥!」

 

コト

 (どうやら当てが外れたようです‥‥。

  もう一度考え直しましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───審問開始───
 

 

(推奨BGM「Guil-me N'o sinruits-水-」♪43)

 

ヅハ

 「これまでの篠宮さんの推理‥‥全て理論だっています。

  お見事と評価せざるを得ません。けれども、最後の決め手に欠けます」

 

コト

 「最後の決め手‥‥決定的な証拠、と言いたいのですね」

 

ヅハ

 「ええ。もちろんです。

  あなたの推理どおりならば、シャワーカーテンの切れ端がどこかになければなりません。

  けれども、それは見つかっていない。そうでしょう?」

 

コト

 「‥‥ええ。その通りです」

 

ヅハ

 「ならばお話になりません。栓がなければ排水口は塞げない。

  すなわち、被害者を溺死させるに足る状況を作り出すことはできないのです。

  そして被害者が絞殺されたという可能性は、先程あなた自身が否定されました。私が【影を使って被害者を絞殺した】、というのもまたありえません」

 

キラ

 「つまり、被害者が亡くなるパターンは2つ。

  1つ、栓を用いて水を溜め溺死。

  2つ、何らかの内的要因で死亡した‥‥すなわち事故死、ないし病死というわけだな」

 

ヅハ

 「ええ。シャワーカーテンの切れ端が見つからなければ、私が犯人である可能性は否定されるのです」

 

オリ

 「し、しかし、肝心のそのシャワーカーテンは一体どこに消えてしまったのでしょうか‥‥」

 

ナタ

 「‥‥まさか、あの死体の状況って‥‥」

 

ナデ

 「単純に考えるならば、【犯人が持ち去った】のでしょう。そしてどこかに処分した‥‥」

 

 「あるいは‥‥そのまま【排水口に押し込んで流してしまった】‥‥というパターンも考えられる」

 

ヅハ

 「仮に私が持ち去ったとして‥‥それを一体どこに処分したというのですか。

  仮に排水口にそのまま流したとして‥‥それをどうやって発見するつもりですか」

 

ヅハ

 「仮定を述べるのは構いませんが‥‥そこから発展して物証を発見できなければ無意味です」

 

ヅハ

 「そしてその物証は永遠に見つかることはない‥‥なぜなら、そんな物は存在していないのだから。

  それはなぜか? 私が犯人ではないからです」

 

ヅハ

 「皆さん、もう一度考え直してください。

  私に投票しても‥‥無実の人間が処刑されるだけです!

  だからどうか‥‥思い直してください」

 

───審問終了───

 

コト

 (シヅハさんは一体どこに、

  シャワーカーテンを持ち去ったのでしょうか‥‥)

 

ナタ

 「現場からはシャワーカーテンは

  消え失せていた」

 

ナタ

 「それは揺るぎない事実だ」

 

ナタ

 「まずは、シャワーカーテンを

  どのようにして消したのか‥‥」

 

ナタ

 「それについて考えるべきだね」

 

コト

 「考えうるのは‥‥カナデさんと

  ミトさんが指摘した方法でしょうか」

 

ナタ

 「そうだね。候補としては

  その2つのどちらかになると思う」

 

ナタ

 「まずは、どちらの方法でシャワーカーテンを

  消したのか確定させるのが穏当だろう」

 

コト

 (シャワーカーテンを消した方法‥‥

 持ち去ったか、流したか)

 

コト

  (まずはどちらかで確定させるとしましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヅハ

 「ならばお話になりません。栓がなければ排水口は塞げない。

  すなわち、被害者を溺死させるに足る状況を作り出すことはできないのです。

  そして被害者が絞殺されたという可能性は、先程あなた自身が否定されました。私が【影を使って被害者を絞殺した】、というのもまたありえません」

 

反論「被害者は絞殺された」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナデ

 「単純に考えるならば、【犯人が持ち去った】のでしょう。そしてどこかに処分した‥‥」

 

反論「犯人が持ち去った可能性を指摘」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あるいは‥‥そのまま【排水口に押し込んで流してしまった】‥‥というパターンも考えられる」

 

反論「排水口に流した可能性を指摘」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「いいえ、被害者は溺死ではありません。

  絞殺されたんです」

 

ヅハ

 「何を今更‥‥ついさっきあなたが

  否定したばかりではありませんか!」

 

コト

 「では、もし証拠があるとすれば‥‥

  どうでしょう?」

 

ヅハ

 「‥‥?」

 

コト

 「被害者が絞殺されたことを

  示す証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「この証拠が被害者が

  絞殺されたことを示しています!」

 

ヅハ

 「‥‥お話になりませんね」

 

ヅハ

 「そもそも、自分が否定した話を

  蒸し返している時点で、論外中の論外ですが」

 

ナタ

 「篠宮さん、落ち着いて。

  その可能性はもう捨てるべきだ」

 

ナタ

 「僕たちは、溺死説で推理を

  進める以外の道を残していない」

 

ナタ

 「来た道を戻るのは辞めるんだ」

 

コト

 (たしなめられてしまいました‥‥)

 

コト

 (絞殺の可能性は完全に捨てるべきですね。

  もう一度考えましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「シャワーカーテンは、犯行後そのまま

  排水口に押し込まれて流された‥‥」

 

コト

 「‥‥それなら、消失した辻褄が合います」

 

ヅハ

 「‥‥ならば、

  その証拠品を見せてください」

 

ヅハ

 「もっとも‥‥

  私を納得させられるとは思えませんが」

 

ナタ

 「流した説を取るんだね、篠宮さん」

 

コト

 「ええ。こちらのほうが

  より可能性として高そうですので」

 

ナタ

 「なら、証明しないといけない点は1つ」

 

ナタ

 「それは、常盤さんがシャワーカーテンを

  押し込んで流した結果、残る物証だ」

 

ナタ

 「それが常盤さんの存在を指し示していれば、

  彼女が犯人であることを特定できるはずだ」

 

ナタ

 「そんな証拠の存在‥‥

  篠宮さんはどう考える?」

 

コト

 「シヅハさんがシャワーカーテンを押し込み、

  排水口から流した証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

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──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

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──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「この証拠品が、シヅハさんが排水口に

  カーテンを流したことを示しています!」

 

キラ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

キラ

 「篠宮。残念だが‥‥

  俺にはそう思えねえ」

 

コト

 「えっ?

  そ、そうですか‥‥?」

 

ヅハ

 「ええ。

  なんの証明にもなっていません」

 

ノカ

 「そもそも、本当に常盤シヅハは

  シャワーカーテンを排水口から流せたのかしら」

 

ノカ

 「排水口を塞ぐほどの

  大きさのものを排水口から流す‥‥」

 

ノカ

 「‥‥前提からしておかしい気がするわ」

 

コト

 「た、確かにそんな気も‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「どうやら、篠宮さんの思考回路も

  詰まってしまっているようですわね」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥スッポン、お手洗いから

  取ってきてあげてもよろしくてよ?」

 

コト

 「け、結構です‥‥!」

 

コト

 (どうやら当てが外れたようです‥‥。

  もう一度考え直しましょう)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナタ

 「‥‥まさか、あの死体の状況って‥‥」

 

指摘「死体の状況がどうかしました?」

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 MitCho(ミッチョ)(ちょっと!)

 

コト

 「ヒナタさん、今なにか呟かれましたよね。

  何か気づいたことが?」

 

ナタ

 「いや。今あらためて証拠品を

  見直していたんだけど‥‥」

 

ナタ

 「死体の状況‥‥何か違和感があるんだよ」

 

ナタ

 「でも‥‥ごめん、その違和感が

  何かまでは説明ができないんだ」

 

コト

 「被害者の死体ですか‥‥」

 

ナタ

 「うん。何かおかしいような

  気がするんだけど‥‥」

 

コト

 (ここまでアドバイスをくれた

 ヒナタさんが引っかかっている点です)

 

コト

 (何かあるのかも知れません。

  私も確認してみることにしましょう‥‥!)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「消えたシャワーカーテン‥‥それはもちろん、

  犯人が持ち去ったと考えるのが自然です」

 

ヅハ

 「持ち去った‥‥? 一体どうやって? 

  そもそも本当に持ち去ったのでしょうか?」

 

ヅハ

 「ミトさんが指摘するように、

  排水口に押し込んで流したのかもしれませんよ」

 

コト

 「いえ。犯人はシャワーカーテンを

  現場から回収したんです」

 

コト

 「それを示す証拠もあります」

 

ヅハ

 「そ、そんな証拠があるなら見せてください。

  本当にあるのか怪しいものですが‥‥!」

 

ナタ

 「犯人が持ち去った可能性を

  指摘するんだね、篠宮さん」

 

コト

 「ええ。自然に考えるなら、

  こちらのほうが可能性が高いです」

 

ナタ

 「となると、最初に証明すべきことは1つ」

 

ナタ

 「すなわち、犯人が現場から栓を

  持ち去った結果残った痕跡だね」

 

ナタ

 「それを示すことができれば、排水口から

  流した説は否定され、次の議論‥‥」

 

ナタ

 「‥‥すなわちシャワーカーテンを

  どこに隠したのか、という話に繋げられる」

 

コト

 (示すべきは、犯人が栓代わりのシャワーカーテンを

  現場から持ち去った痕跡‥‥)

 

コト

 (その証拠品は‥‥必ず手元にあるはずです!)

 

コト

 「犯人がシャワーカーテンを

  持ち去った可能性を示す証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

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──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

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──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「これが犯人がシャワーカーテンを

  持ち去った証拠です!」

 

ヅハ

 「‥‥はぁ。

  篠宮さん、何度でも言いますが‥‥」

 

ヅハ

 「“証拠”というのは、想像ではなく

  現実に基づいて語るものです」

 

ヅハ

 「それのどこがシャワーカーテンに

  繋がるというのですか?」

 

キラ

 「おい篠宮」

 

キラ

 「お前、自信満々に出してきたわりには、

  こじつけにしか見えねぇぞ」

 

リス

 「そ、そそそそうです‥‥!」

 

リス

 「あ、あんまり無茶を言うと‥‥

  逆に疑われちゃいますよぉ!」

 

オリ

 「マコト殿、それじゃただの

  “証拠モドキ”ですな〜」

 

 「アタイ、バカだからわかんねーけど‥‥」

 

 「流石にその証拠品とカーテンは

  結びつかないと思うぞ‥‥」

 

 「‥‥つまり、まだ証拠の

  “切れ端”すら見つけられていない」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「まぁ、推理という舞台で

  空振りするのも愛嬌ですわ」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「けれど‥‥それは観客にすぐ見破られる

  三流芝居にしか見えませんことよ」

 

ナデ

 「篠宮さん。私はあなたを信じたいですが‥‥」

 

ナデ

 「さすがに今のは‥‥説得力が足りませんね」

 

ノカ

 「証拠は現実に即して初めて力を持つ‥‥」

 

ノカ

 「篠宮マコト、もう一度整理し直した方がいいわ」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さん。間違ってもいい。

  でも次は必ず“本物”を示すんだ」

 

ナタ

 「‥‥それでしか、

  常盤さんを追い詰めることは不可能だ」

 

コト

 「うっ‥‥す、すみません。

  もう一度考え直します‥‥」

 

コト

 (‥‥やはり違ったみたいです)

 

コト

 (けれども、方向性は間違っていないはずです。

  正しい証拠を提示しなければ‥‥!)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「消えたシャワーカーテン‥‥それはもちろん、

  犯人が持ち去ったと考えるのが自然です」

 

ヅハ

 「持ち去った‥‥? 一体どうやって? 

  そもそも本当に持ち去ったのでしょうか?」

 

ヅハ

 「ミトさんが指摘するように、

  排水口に押し込んで流したのかもしれませんよ」

 

コト

 「いえ。犯人はシャワーカーテンを

  現場から回収したんです」

 

コト

 「それを示す証拠もあります」

 

ヅハ

 「そ、そんな証拠があるなら見せてください。

  本当にあるのか怪しいものですが‥‥!」

 

ナタ

 「犯人が持ち去った可能性を

  指摘するんだね、篠宮さん」

 

コト

 「ええ。自然に考えるなら、

  こちらのほうが可能性が高いです」

 

ナタ

 「となると、最初に証明すべきことは1つ」

 

ナタ

 「すなわち、犯人が現場から栓を

  持ち去った結果残った痕跡だね」

 

ナタ

 「それを示すことができれば、排水口から

  流した説は否定され、次の議論‥‥」

 

ナタ

 「‥‥すなわちシャワーカーテンを

  どこに隠したのか、という話に繋げられる」

 

コト

 (示すべきは、犯人が栓代わりのシャワーカーテンを

  現場から持ち去った痕跡‥‥)

 

コト

 (その証拠品は‥‥必ず手元にあるはずです!)

 

コト

 「犯人がシャワーカーテンを

  持ち去った可能性を示す証拠‥‥それは!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・シャワールームのタイル【つきつける】

現場のシャワールームの床材。死体の顔に残っていた跡に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

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―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「これが犯人がシャワーカーテンを

  持ち去った証拠です!」

 

ヅハ

 「‥‥はぁ。

  篠宮さん、何度でも言いますが‥‥」

 

ヅハ

 「“証拠”というのは、想像ではなく

  現実に基づいて語るものです」

 

ヅハ

 「それのどこがシャワーカーテンに

  繋がるというのですか?」

 

キラ

 「おい篠宮」

 

キラ

 「お前、自信満々に出してきたわりには、

  こじつけにしか見えねぇぞ」

 

リス

 「そ、そそそそうです‥‥!」

 

リス

 「あ、あんまり無茶を言うと‥‥

  逆に疑われちゃいますよぉ!」

 

オリ

 「マコト殿、それじゃただの

  “証拠モドキ”ですな〜」

 

 「アタイ、バカだからわかんねーけど‥‥」

 

 「流石にその証拠品とカーテンは

  結びつかないと思うぞ‥‥」

 

 「‥‥つまり、まだ証拠の

  “切れ端”すら見つけられていない」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「まぁ、推理という舞台で

  空振りするのも愛嬌ですわ」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「けれど‥‥それは観客にすぐ見破られる

  三流芝居にしか見えませんことよ」

 

ナデ

 「篠宮さん。私はあなたを信じたいですが‥‥」

 

ナデ

 「さすがに今のは‥‥説得力が足りませんね」

 

ノカ

 「証拠は現実に即して初めて力を持つ‥‥」

 

ノカ

 「篠宮マコト、もう一度整理し直した方がいいわ」

 

ナタ

 「‥‥篠宮さん。間違ってもいい。

  でも次は必ず“本物”を示すんだ」

 

ナタ

 「‥‥それでしか、

  常盤さんを追い詰めることは不可能だ」

 

コト

 「うっ‥‥す、すみません。

  もう一度考え直します‥‥」

 

コト

 (‥‥やはり違ったみたいです)

 

コト

 (けれども、方向性は間違っていないはずです。

  正しい証拠を提示しなければ‥‥!)

 

審問へ戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BGM停止推奨

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

 

【挿絵表示】

 

 

(推奨BGM「鐘楼の鐘-予-」♪55)

 

コト

 (‥‥思えば)

 

コト

 (‥‥現場でリクアさんの死体を発見したときから、

  なにか違和感を覚えていました)

 

 

 

───

 

 一度立ち上がると、私は改めて死体の全体をザッと見回します。リクアさんの死因は溺死‥‥おそらく水の溜まった場所に顔を押し付けられて殺害されたのでしょう。

 そのまま死体は放置され、発見されるに至った‥‥事件の筋書きはそんなところでしょう。

 

コト

 (‥‥? なにか引っかかりますね)

 

 自分の考えを反芻している内になにか違和感を覚えました。もう一度全体を見回します。

 充血して見開かれた目、青紫色になった唇、口元に泡。死体は仰向けに倒れていて、服は全体が濡れている‥‥。一見すると、特におかしなところはなさそうです。

 じゃあ、今の違和感は一体‥‥? 今はまだ分かりませんが、この違和感の存在自体は忘れないようにしておいたほうがよさそうです。

 

───

 

 

コト

 (その違和感の正体‥‥)

 

コト

 (全ては‥‥この瞬間に

  繋がっていたに違いありません!)

 

コト

 「栓代わりとなったシャワーカーテンが

  持ち去られた可能性を示す証拠‥‥」

 

コト

 「‥‥それは、被害者の死体です」

 

ヅハ

 「な、何を出すかと思ったら‥‥。

  死体?」

 

ヅハ

 「‥‥ふふっ」

 

ヅハ

 「そんなものなんかで‥‥シャワーカーテンが

  持ち去られた理由は示せません!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「残念ながらそうはいきません、シヅハさん」

 

コト

 「なぜなら‥‥。

  この死体の状況は、《決定的》に‥‥」

 

コト

 「そして《致命的》に

  “ムジュン”しているのですから!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「は、ハッタリです‥‥!」

 

ヅハ

 「お得意のムジュンを適当に主張して

  誤魔化すつもりですね!」

 

ヅハ

 「お、お話になりません‥‥!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「お話にならないかどうかは

  説明を聞いてからでも遅くないでしょう!」

 

ナタ

 SaGree(サグリー)(それに賛成だ!)

 

ナタ

 「そうだよ、常盤さん」

 

ナタ

 「もし君が潔白なら、篠宮さんの意見を

  聞いてからしっかりと反論すればいい」

 

ナタ

 「まずは彼女の話を聞こう」

 

ヅハ

 「‥‥分かりました」

 

ヅハ

 「それで? 被害者の死体が、どのように

  “ムジュン”しているというのですか?」

 

コト

 「‥‥改めて、

  被害者の死因を思い出してください」

 

コト

 「被害者は、どのようにして殺されましたか?」

 

ナデ

 「そ、それは‥‥」

 

ナデ

 「排水口に溜めた水に顔を押し付けて、

  溺死させた‥‥という手口、ですよね?」

 

コト

 「その通りです」

 

コト

 「すると、被害者はどのような姿勢で

  殺されたことになりますか?」

 

キラ

 「当然、うつ伏せだろうな。

  じゃなきゃ排水口に顔を押さえつけられねえ」

 

キラ

 「‥‥待てよ。

  でもそれじゃあ‥‥」

 

ナタ

 「‥‥なるほど、

  違和感の正体はそれだったか」

 

ナタ

 「問題になるのは‥‥

  ‥‥被害者の“発見時の姿勢”」

 

ナタ

 「そうだろう、篠宮さん?」

 

コト

 「ええ。その通りです」

 

コト

 「被害者は排水口に顔を押さえつけられ、

  溺死させられました」

 

コト

 「となれば死亡時、リクアさんはうつ伏せで、

  排水口に顔を突っ伏した状態になるはずです」

 

コト

 「けれども‥‥私たちが死体を発見した時、

  なぜか彼女は“仰向け”になっていました」

 

コト

 「この状況は決定的に

  ムジュンしているのです!」

 

ヅハ

 「グッ‥‥!

  そういうことですか‥‥」

 

コト

 「そして、このムジュンが

  どのような意味を持つか‥‥?」

 

コト

 「‥‥それこそが全ての答えを

  指し示している!」

 

ノカ

 「死体を仰向けにする‥‥

  そして持ち去られたシャワーカーテン‥‥」

 

ノカ

 「‥‥まさか!」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「排水口に詰めたシャワーカーテンを

  引きずり出すために‥‥」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥“被害者が邪魔だった”

  ‥‥ということですの?」

 

コト

 「その通りです!」

 

コト

 「証拠隠滅のため、犯人はシャワーカーテンを

  排水口から回収する必要がありました」

 

コト

 「しかし、排水口は死亡した

  被害者の頭によって塞がれていました」

 

コト

 「これでは引きずり出すのが困難になります」

 

コト

 「単に顔をどけるだけでも

  可能だったのでしょうが‥‥」

 

コト

 「死亡して脱力した

  被害者の頭をどけたうえで‥‥」

 

コト

 「水が流れ出ないようにきつく詰めた

  シャワーカーテンを引きずり出すのは‥‥」

 

コト

 「かなり、難しかったのでしょう」

 

コト

 「だから犯人は、

  被害者の体を仰向けにしてどけたんです」

 

コト

 「シャワーカーテンを回収するために!」

 

BGM停止推奨

 

ヅハ

 「‥‥」

 

コト

 「そしてその後、犯人は被害者の死体を

  元に戻すのを失念してしまっていた」

 

コト

 「‥‥だから被害者の死体は仰向けのまま

  放置され、発見されるに至ったんです」

 

ヅハ

 「グッ‥‥!」

 

(推奨BGM「Guil-me N'o sinruits-水-」♪43)

 

コト

 「つまり、シヅハさん。

  あなたはシャワーカーテンを持ち去った!」

 

コト

 「だから現場には証拠が

  残っていなかったんです!」

 

ヅハ

 「き‥‥‥‥‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥きゃあああああッ!」

 

オリ

 「ひ、ひっくり返りました‥‥。

 《死体》と一緒に‥‥《状況》までもがッ!」

 

コト

 「シヅハさん! あなたが犯人でないなら‥‥

  これを否定できるはずです!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「ふ、ふふ‥‥」

 

ヅハ

 「た、確かに筋は通っています‥‥。

  けれども‥‥だから何だと言うんですか?」

 

コト

 「‥‥!」

 

ヅハ

 「あなたの推理によれば、私は

  カーテンを現場から持ち去ったようです」

 

ヅハ

 「けれども、その本体は?

  一体どこに行ったんですか?」

 

ヅハ

 「あなたが示したのは、“シャワーカーテンが

  現場から持ち去られた可能性”にすぎません」

 

ヅハ

 「カーテンそのものが見つかっていない以上、

  あなたの推理は詭弁です」

 

ヅハ

 「全くの無意味なんです!」

 

キラ

 「‥‥常盤の言うとおりだ。

  篠宮が示したのはあくまでも可能性だ」

 

キラ

 「被害者の体が仰向けになっていたのも、

  なにか別の理由があるかも知れない」

 

ナデ

 「殺したと思った被害者に

  僅かに息があって‥‥」

 

ナデ

 「呼吸をしようと仰向けになった、

  という可能性も考えられます」

 

ナデ

 「‥‥確かに完全な証明とは

  言い切れないですね」

 

ヅハ

 「今おふたりが述べた通りです」

 

ヅハ

 「篠宮さん、もし私が犯人だというのならば‥‥

  そのシャワーカーテンを持ってきてください」

 

ヅハ

 「そうでなければ、

  私を糾弾することは不可能です!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「分かりました。シャワーカーテンの在処‥‥

  それを示してみせましょう!」

 

ヅハ

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

ヅハ

 「嘘ですッ! 示せるわけがありません!

  あなたなんかに!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「示せるか、示せないか‥‥

  そんなことは問題ではありません」

 

コト

 「私は示すしかないんですよ。

  シャワーカーテンをどこで処分したかを!」

 

ヅハ

 「わ、分かるはずが‥‥!」

 

コト

 (これがきっと最後の指摘になります。

  もう一度状況を整理しましょう)

 

コト

 (事件をもう一度‥‥最初から

  振り返る‥‥)

 

コト

 (そうすれば‥‥シャワーカーテンの行方も

 分かるはずです!)

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「今までに明らかになった事実を

  考え直していきましょう」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんは彼女の魔法‥‥」

 

コト

 「《影操作》の魔法でリクアさんを拘束し、

  床に溜めた水に顔を押し付け、溺死させました」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「その後、リクアさんの死体を仰向けにして‥‥」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「水を溜めるために用いたシャワーカーテンを

  排水口から引きずりだしました」

 

コト

 「シャワーカーテンは床に

  水を溜めるために必要不可欠です」

 

コト

 「見つかってしまえば

  動かぬ証拠になってしまう」

 

コト

 「つまり、シヅハさんはカーテンを

  隠す必要に迫られていました」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんはシャワーカーテンを

  どこに捨てたのでしょうか‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「木を隠すなら森の中‥‥」

 

コト

 「シャワーカーテンはシャワールームに

  捨てられたに違いありません!」

 

コト

 「‥‥あれ。でも‥‥」

 

コト

 「シャワールームに、カーテンの切れ端なんて

  落ちていなかったような‥‥」

 

コト

 「それに、木を隠すなら森の中、

  なんて口走りましたが‥‥」

 

コト

 「その理論で行くなら、シャワーカーテンの山に

  隠さないと意味がありませんね‥‥」

 

コト

 「山盛りのシャワーカーテンなんて‥‥

  さすがにどこにもありませんでした」

 

コト

 「この線はありえなさそうですね‥‥」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんはシャワーカーテンを

  どこに捨てたのでしょうか‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「現場のシャワールームには、焼却炉直通の

  ダストシュートがありました」

 

コト

 「そこに捨ててしまえば‥‥

  あとは炎が全部燃やし尽くしてくれます!」

 

コト

 「‥‥と、思いましたが、

  あそこは捜査時間に調べられていました」

 

コト

 「もし捨てられていたとしたら、

  ヒナタさんが見つけ出しているはずです」

 

コト

 「仮に焼却炉を犯行後手動で

  稼働したとしても‥‥」

 

コト

 「その場合、ミトさんが疑われる根拠となった

  彼女の服まで燃やし尽くされてしまいます」

 

コト

 「焼却炉がカーテンを燃やし尽くした、

  という可能性も考え難い‥‥」

 

コト

 「‥‥ダストシュートから捨てた可能性は、

  どうやらありえないようですね」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんはシャワーカーテンを

どこに捨てたのでしょうか‥‥」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

コト

 「シャワールームには千切られた

  カーテンは捨ててありませんでした」

 

コト

 「また、ダストシュート直結の焼却炉にも、

  シャワーカーテンは捨てられていませんでした」

 

コト

 「焼却炉を手動稼働した場合、

  それ以外の衣服も燃えてしまいます」

 

コト

 「その場合ミトさんが疑われる原因となった、

  彼女の囚人服まで燃えているはずです」

 

コト

 「したがって、焼却炉が手動稼働された

  可能性もありえない‥‥」

 

コト

 「つまり、シヅハさんはシャワールーム内で

  カーテンを処分していないということになります」

 

─────────

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シャワールームを出たシヅハさんは、

  医務室に向かったはずです」

 

コト

 「シャワールームの目の前には、

  ちょうど医務室の出入り口があります」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「犯行後、焦った彼女がとっさに逃げ込むとしたら、

  すぐに入ることが出来る医務室になるでしょう」

 

コト

 「さきほど、アリバイ関係について証言したときも、

  彼女は医務室にいたと話していました」

 

コト

 「この点について嘘をつく理由は‥‥

  かなり薄いです」

 

コト

 「信頼しても良い証言でしょう」

 

コト

 「問題は‥‥

  そこでなにがあったか、です」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんが医務室にいた時、

  起こった出来事は‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「シャワールームでカーテンを

  処分しなかった以上‥‥」

 

コト

 「シヅハさんは医務室でカーテンを

  捨てたに違いありません!」

 

コト

 「‥‥と、思いましたが」

 

コト

 「私が医務室を調査した時、

  それらしきものは捨ててありませんでしたね」

 

コト

 「大きな布の切れ端‥‥」

 

コト

 「それもビチョビチョになったものが

  捨ててあったとしたら、流石に気が付きます」

 

コト

 「この線はなさそうですね‥‥」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんが医務室にいた時、

  起こった出来事は‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「‥‥医務室のベッドで昼寝した‥‥とか?」

 

コト

 「心が動揺している時は、

  一旦寝れば案外リセットされるものですし!」

 

コト

 「‥‥いやいや、そんなわけ無いでしょう」

 

コト

 「重要な証拠品を抱えたままのんきに昼寝する

  犯人がどこにいるんですか‥‥」

 

コト

 「‥‥私も一旦、昼寝して頭をリセット‥‥」

 

コト

 「‥‥なんて、冗談を

  言っている場合ではないですね」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんが医務室にいた時、

  起こった出来事は‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「そうです」

 

コト

 「あの時、花畑から帰ってきたヒナタさんに

  シヅハさんは出くわしています」

 

コト

 「それ以降、医務室でシャワーカーテンを

  捨てる事はできなかった」

 

コト

 「ヒナタさんに遭遇する前に捨てていた場合‥‥

  医務室のどこかからカーテンが見つかるはず」

 

コト

 「だけど、私が捜査したとき‥‥

  カーテンなんて捨てられていませんでした」

 

コト

 「いずれにおいても、医務室に

  シャワーカーテンは捨てられていません」

 

コト

 「その後、ヒナタさんはシヅハさんと

  事件発覚まで過ごしていました」

 

─────────

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「事件の後、私たちは

  一度ラウンジに集められました」

 

コト

 「そして、数時間の

  捜査時間が与えられました」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シヅハさんは確か‥‥

  焼却炉室を捜索していたはずです」

 

コト

 「その時、

  彼女はどうしていたでしょうか」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「シャワーカーテンを捨てられるタイミング‥‥

  きっとここしかありません!」

 

コト

 「シャワーカーテンは焼却炉に‥‥」

 

コト

 「‥‥と、思いましたが。

  エリスさんも焼却炉を捜索していましたね」

 

コト

 「捜査時間、エリスさんは途中まで物置で

  ベソをかいていました」

 

コト

 「順番的には、シヅハさんの捜査の後に、

  エリスさんが焼却炉室に向かっています」

 

コト

 「もし焼却炉にカーテンを捨ててしまえば‥‥

  あとから来たエリスさんに見つかってしまいます」

 

コト

 「つまり、シヅハさんは焼却炉に

  カーテンを捨てていない‥‥?」

 

コト

 「だとしたら、カーテンは一体どこに‥‥。

  ‥‥もう一度考え直してみましょう」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「捜査中、

  シヅハさんはどうしていたでしょうか」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「犯行時‥‥影操作の魔法を使ったとはいえ、

  シヅハさんも少し濡れてしまったのかも」

 

コト

 「濡れた体を温めるために‥‥

  シヅハさんは焼却炉で暖を取ったんです!」

 

コト

 「‥‥いやいや、

  我ながら一番あり得ない話です」

 

コト

 「そんな不審な行動をしたら、

  真っ先に誰かにバレてしまいます」

 

コト

 「それに‥‥調査をした時、焼却炉は

  冷えていました」

 

コト

 「暖を取っていたとしたら‥‥

  もっと熱くなっているはずです」

 

コト

 「うう‥‥頭の使いすぎで、

  私の脳みそが先に燃え尽きそうです」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「捜査中、

  シヅハさんはどうしていたでしょうか」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「そうです。あの時、シヅハさんは

  引き続きヒナタさんと一緒に過ごしていました」

 

コト

 「その後、二人で一緒に裁判所に来ています」

 

コト

 「つまり、シヅハさんは殺害実行後、

  ずっとヒナタさんと共にいた」

 

コト

 「‥‥ここから導き出される結論。

  それは‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「ヒナタさんは‥‥

  シヅハさんのことが好きなんです!

 

コト

 「《ラヴ》‥‥というやつです!」

 

コト

 「‥‥何を言っているんでしょう、私」

 

コト

 「ヒナタさんは、シヅハさんが苦しそうだから、

  側についていただけです」

 

コト

 「別にシヅハさんのことが好きという訳では

  ありませんでしたね‥‥」

 

コト

 「‥‥考えていたら、

  なんだか、胸がモヤモヤしてきました」

 

コト

 「もう一度考え直しましょう」

 

コト

 「シヅハさんは殺害実行後、

  ずっとヒナタさんと共にいた」

 

コト

 「‥‥ここから導き出される結論。

  それは‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「常に周りに人がいるだなんて‥‥

  シヅハさんはきっと人気者に違いありません!」

 

コト

 「‥‥だから、なんだって言うんですか」

 

コト

 「それに‥‥シヅハさん自身は、

  あまり人気者になるのを望んでいないような‥‥」

 

コト

 「‥‥何考えているんでしょう、私

  きちんと考えないと‥‥!」

 

コト

 「シヅハさんは殺害実行後、

  ずっとヒナタさんと共にいた」

 

コト

 「‥‥ここから導き出される結論。

  それは‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【挿絵表示】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「そうです。時系列を整理すれば‥‥

  全ては明らかです!」

 

コト

 「シヅハさんに‥‥

  カーテンを処分する時間はなかった!」

 

コト

 「シャワーカーテンは‥‥

  まだ彼女の手元にあるはずです!」

 

 

 

─終幕推路 終了─
 

 

 

 

コト

 「‥‥見つけました」

 

コト

 「シャワーカーテンが眠る‥‥

  その在処が!」

 

ヅハ

 「‥‥!」

 

ヅハ

 「み‥‥見つけた、ですって?」

 

ヅハ

 「証言台から一歩たりとも動かずに‥‥

  そんな事ができるはずが‥‥!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「いいえ、シヅハさん。

  動く必要なんか‥‥微塵もないんですよ」

 

コト

 「だって‥‥シャワーカーテンは、

  私たちの目の前‥‥」

 

コト

 「すなわち、この“裁判所”の中に

  存在しているのですからね!」

 

オリ

 「さ、裁判所ですとォ!? い、一体どこに? 

  この証言台の下とかですか?」

 

ヅハ

 「くっ‥‥何を言い出すかと思ったら‥‥

  でまかせもいい加減にしてください!」

 

ヅハ

 「こんなところに、

  隠せるところなどありません!」

 

ナタ

 wE-MitTa(ウェミッタ)(待った!)

 

ナタ

 「常盤さん。

  今、“隠せるところ”って言ったよね」

 

ナタ

 「篠宮さんはさっきまで

  “処分”っていう単語を使っていたのに」

 

ヅハ

 「‥‥え、ええ。

  それがどうかしましたか?」

 

ヅハ

 「単なる言葉の綾です。言葉尻を掴んで

  揚げ足を取らないでください!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「いいえ、シヅハさん」

 

コト

 「今、あなたが口走った言葉は

  重要な意味を持ちます」

 

コト

 「もし本当にシャワーカーテンが

  処分されているのだとしたら‥‥」

 

コト

 「“隠した”なんて言葉は使わないはずです」

 

コト

 「やはり、この裁判所に

  シャワーカーテンは隠されている‥‥」

 

コト

 「それが私の主張です!」

 

ヅハ

 「な、ならその場所を示してください」

 

ヅハ

 「一体、私がどこにシャワーカーテンを

  隠したというのですか!」

 

コト

 (先ほどの推理に従えば‥‥

  その隠し場所は明らかです!)

 

コト

 「あなたが選んだ隠し場所。それは‥‥!」

 

──私のコタエを示そう──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 「この証拠品が示してくれます!」

 

 

──私のコタエを示そう──

 

───証拠品───

 

──────────────────

・向日葵バッジ【つきつける】

篠宮マコトが身につけているバッジ。

──────────────────

 

──────────────────

・検視記録【つきつける】

被害者、真壁リクアの検視記録。

 

※詳細※

被害者: 真壁リクア

死因: 溺死(推定)

死亡推定時刻: 4月10日 13時50分~14時頃

──────────────────

 

──────────────────

・現場写真【つきつける】

リヴィアが撮影した現場の写真。事件発覚時点の状態を正確に撮影したもの。

 

※詳細※

1.死体に現れた特徴: 見開かれた目が充血している・唇が青紫色に変色している・口元に泡がある。

2.死体の状態: 仰向けの状態で発見・衣服全体がビショビショに濡れている。

──────────────────

 

──────────────────

・被害者の顔の痕【つきつける】

被害者の顔に残った特徴的な形の痕。押さえつけられた際についたと考えられる。

──────────────────

 

──────────────────

・首の周りのアザ【つきつける】

死体の首周辺についていたアザ。U字型になっており、首の後ろから側面にかけてついている。正面部には痕がない。

──────────────────

 

──────────────────

・腰の周りのアザ【つきつける】

死体の腰周辺についた縄のような細長い痕。身体全体を一周している。被害者の死亡直前に命綱として巻かれたロープの位置と太さに酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口の突起【つきつける】

現場のシャワールームの排水口にみられる特徴的な突起。被害者の顔についた痕の形に酷似している。

──────────────────

 

──────────────────

・排水口に詰まった髪の毛【つきつける】

現場となったシャワールームの一番奥のブースに詰まっていた髪の毛。水の流れを阻害していた。事件当日の朝、星谷セリナによって除去されている。

──────────────────

 

──────────────────

・床に落ちた石鹸【つきつける】

死体の足元付近に落ちていた石鹸。タイルに接している裏面は濡れてヌルヌルになっているが、表面は水がかかった形跡が一切ない。

──────────────────

 

──────────────────

・破れたシャワーカーテン【つきつける】

死体があったブースのカーテンは破られていた。残る2つのブースのカーテンは対照的に破られていない。

──────────────────

 

──────────────────

・焼却炉の状況【つきつける】

直近、めぼしい物証が捨てられた形跡はなし。シヅハ、ヒナタにより内部の調査が行われたが、処分された衣服の下にも物証が隠された形跡はなし。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「この証拠品が、

 シャワーカーテンの在処を示します!」

 

ヅハ

 「‥‥なるほど」

 

ヅハ

 「では、その証拠品を元に、

  この裁判所を探してみてください」

 

ヅハ

 「きっと“私がシャワーカーテンを隠した”

  証拠が見つかるはずですものね?」

 

コト

 「ええ、もちろんです!」

 

リス

 「えっ、えええっ!?

  そ、それがカーテンを隠した証拠‥‥?」

 

オリ

 「マコト殿、それはさすがに

  “布を隠す証拠”にはならんのでは‥‥?」

 

オリ

 「むしろ“論点を布で

  覆ってしまっている”気がしますぞ」

 

キラ

 「今の理屈じゃあ

 『なんとなく関連がありそう』と言ってるだけだ」

 

キラ

 「証拠の提示ってのは、

  もっと直球で突き刺さるもんじゃねえのか」

 

 「うん。これじゃ、隠したことを

  裏付ける材料にはならないと思う」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「篠宮さん。あなた、ご自分の推理に酔って、

  論理を無理に結びつけてはいませんか?」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「それでは“証拠”ではなく“こじつけ”ですわ」

 

ナタ

 「篠宮さん、冷静になって」

 

ナタ

 「今の提示では、常盤さんの挑発に

  乗せられただけに見えてしまう」

 

ナタ

 「僕たちが欲しいのは“確かにカーテンが

  隠されている”と断言できる根拠だ」

 

ヅハ

 「ふふ‥‥どうやら篠宮さんは、

  墓穴を掘るのがお好きなようすね」

 

ヅハ

 「どうぞ続けてください」

 

ヅハ

 「もっとも‥‥掘れば掘るほど

  埋まっていくのはご自身の信用ですが」

 

コト

 「ぐっ‥‥!」

 

コト

 (判断のしかたを間違えたようです‥‥!)

 

コト

 (もう一度整理して、

  シヅハさんの隠し場所を示さないと‥‥)

 

コト

 (シヅハさんの犯行から、

  死体発見まではあまり時間がありません)

 

コト

 (隠された場所は限られています。

  その点を考慮すれば‥‥)

 

コト

 「あなたが選んだ隠し場所。それは‥‥!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 「この人なら、シャワーカーテンの隠し場所を知っています!」

 

──私のコタエを示そう──

 

───人物データ───

 

──────────────────

・篠宮マコト (しのみや まこと)【つきつける】

囚人番号27番。15歳。【治療】の魔法を持つ少女。

怪我を一瞬で治すことができる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・南雲ヒナタ (なぐも ひなた)【つきつける】

囚人番号28番。15歳。

──────────────────

 

──────────────────

・常盤シヅハ (ときわ しづは)【つきつける】

囚人番号29番。14歳。【影操作】の魔法を持つ少女。

影を捉えることで、縄の形になった影を操ることができる。大きな物を軽々と持ち上げるほどの力を持つ。

──────────────────

 

──────────────────

・真壁リクア (まかべ りくあ)【つきつける】

囚人番号30番。15歳。【空気圧縮】の魔法を持つ少女。

狙った対象の周囲の空気を圧縮することができる。

4月10日、何者かによって殺害された。

──────────────────

 

──────────────────

・白川ミト (しらかわ みと)【つきつける】

囚人番号31番。14歳。【透明化】の魔法を持つ少女。

自己と自己が触れているものを透明にすることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・鳳月カナデ (ほうづき かなで)【つきつける】

囚人番号32番。14歳。【分身】の魔法を持つ少女。

自分と同じ見た目の分身を1体作り出せる。分身とは視覚が共有され、本体の意思で自由に動かし声を発することができる。

ただし、分身には実体がなく物に触れることができない。

──────────────────

 

──────────────────

・倉科ミオリ (くらしな みおり)【つきつける】

囚人番号33番。14歳。【空間ポケット】の魔法を持つ少女。

ポケットの中に何でも自由に出し入れできる魔法。

──────────────────

 

──────────────────

・星谷セリナ (ほしたに せりな)【つきつける】

囚人番号34番。16歳。【幻聴】の魔法を持つ少女。

聞いたことのある人の声を再現し、耳元で再生することができる。

──────────────────

 

──────────────────

・朝雛チサ (あさひな ちさ)【つきつける】

囚人番号35番。13歳。【暴食】の魔法を持つ少女。

魔法のおかげで何でも食べることができる。

──────────────────

 

──────────────────

・早瀬アキラ (はやせ あきら)【つきつける】

囚人番号36番。16歳。【血液操作】の魔法を持つ少女。

血液を硬化させたり、硬化させた血液の形を自由に変えたりすることができる。

ただし、体内にある血液を硬化させることはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・リヴィア・ローゼンタール【つきつける】

囚人番号37番。17歳。【時間停止】の魔法を持つ少女。

魔法の発動中は自分以外の全てのモノの時間が止まる。

──────────────────

 

──────────────────

・黒部ナノカ (くろべ なのか)【つきつける】

囚人番号38番。15歳。【変身】の魔法を持つ少女。

知っている人間の姿に変身することができる。

ただし、声と身につけている服は変化しない。また、人間以外に変身することはできない。

──────────────────

 

──────────────────

・三条エリス (さんじょう えりす)【つきつける】

囚人番号39番。16歳。【感情共鳴】の魔法を持つ少女。

自己の感情を他人に伝染させる。本人の意志にかかわらず発動し、魔法を操作することもできない。

感情が伝染するか否かは個人差がある。

──────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

コト

 「シャワーカーテンの隠し場所‥‥

  この人が知っているはずです!」

 

オリ

 「え、えぇ〜っ!?」

 

オリ

 「さすがにそれは

  強引すぎる気がしますなぁ〜」

 

ナタ

 「根拠が薄いよ、篠宮さん」

 

ナタ

 「そんな言い方じゃ誰だって

  “知っていることにされてしまう”」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「要するに、今の指摘は

  “可能性の押し付け”にすぎませんわ」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「説得力は皆無です」

 

 「‥‥これじゃあ、

  話が空回りするだけだね」

 

ヅハ

 「ふふ。やっぱり推理なんて、

  その程度の砂上の楼閣だったんですね」

 

ヅハ

 「私に罪をなすりつけるのは、

  そろそろ諦めたらどうですか?」

 

コト

 「くっ‥‥!」

 

コト

 (違う‥‥この人じゃありません)

 

コト

 (本当に知っている人物は、

  別にいるはずです!)

 

コト

 (シヅハさんの犯行から、

  死体発見まではあまり時間がありません)

 

コト

 (隠された場所は限られています。

  その点を考慮すれば‥‥)

 

コト

 「あなたが選んだ隠し場所。それは‥‥!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより下部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――これより上部へのスクロールを禁ずる―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コト

 KuREIV(クレイヴ)(くらえ!)

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「シャワーカーテンの隠し場所を

  知っている人物‥‥」

 

コト

 「‥‥それはもちろんあなたです!

  常盤シヅハさん!」

 

ヅハ

 「‥‥‥‥‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥ふふ」

 

ヅハ

 「あははははははははッ!」

 

ヅハ

 「何を言い出すのかと思ったら‥‥

  あなたの推理によれば私が犯人のようです」

 

ヅハ

 「ならば、犯人である私が証拠の隠し場所を

  知っているのは当然でしょう!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「‥‥すみません。どうやら‥‥

  少し言い方に語弊があったようですね」

 

コト

 「私の主張を厳密に言うのならば‥‥」

 

コト

 「‥‥シヅハさん。あなたは“シャワーカーテンを、

  今もなお所持している人物”です!」

 

ヅハ

 「‥‥!

  な、何をいいますか!」

 

ヅハ

 「自らの犯行を示す証拠を、裁判の瞬間まで

  持ち続けているわけがありません!」

 

ヅハ

 「で、でたらめです!」

 

コト

 IG-ject(イグジェクト)(異議あり!)

 

コト

 「たしかにそうです」

 

コト

 「通常ならば、犯人であることを示す証拠品を

  所持し続けているのはおかしい」

 

コト

 「どこかで処分するのが普通です」

 

コト

 「では‥‥もしそれを“処分する時間”が

  なかったとしたらどうでしょう?」

 

ヅハ

 「‥‥!」

 

コト

 「被害者の死亡推定時刻は、

  発見時間である14時30分から30分以内‥‥」

 

コト

 「‥‥それが検視によって割り出された情報です」

 

コト

 「つまり犯行は早くても、

  14時に行われたということになります」

 

ナデ

 「だからその間にアリバイのない常盤さんが

  容疑者の1人として浮上した」

 

ナデ

 「‥‥このような流れで

  議論が進んでいましたね」

 

コト

 「その通りです」

 

コト

 「厳密には、アリバイがなかったのは

  14時から14時10分までの“10分間”です」

 

コト

 「逆にそれ以降、死体が発見されるまでの間、

  シヅハさんにはアリバイがあります」

 

コト

 「これが何を意味するか‥‥?」

 

リス

 「あ、あああアリバイがある‥‥」

 

リス

 「つまり、誰かといっしょにいた‥‥

  ‥‥ってことですよね?」

 

ナタ

 「14時10分からは

  僕が常盤さんと一緒にいた」

 

ナタ

 「14時10分以降の

  彼女のアリバイは証明できるよ」

 

コト

 「ところで‥‥

  アリバイは“現場不在証明”とも呼ばれます」

 

コト

 「これは言い換えれば、犯行時間の間‥‥」

 

コト

 「“犯行現場以外のどこで何をしていたのか

  ずっと見られていた”とも説明できます」

 

キラ

 「“どこで何をしていたのかを

  ずっと見られていた”‥‥まさか!」

 

コト

 「ええ。14時10分から死体発見までの間、

  シヅハさんはヒナタさんと一緒にいた」

 

コト

 「‥‥これは証拠の隠滅をするタイミングが

  なかったことを示しています!」

 

ヅハ

 「ぐッ‥‥!」

 

コト

 「さらに、ヒナタさんは捜査の間も

  シヅハさんと一緒にいました」

 

ナタ

 「‥‥なんとなく、

  彼女の様子がおかしい気がしてね」

 

ナタ

 「念の為、ずっといっしょにいたんだ」

 

ナタ

 「捜査中は殺人事件に

  動揺していただけかと思ったけれど‥‥」

 

ナタ

 「今思えば、あれは証拠品を

  捨てる機会を伺っていたんだね」

 

コト

 「犯行後、死体発見までの時間‥‥」

 

コト

 「そして捜査開始から、

  この裁判開廷までの時間‥‥」

 

コト

 「‥‥あなたはただの一度も

  1人になれる時間がありませんでした」

 

コト

 「つまりシヅハさん。あなたに

  証拠を処分するヒマはなかったんです!」

 

ヅハ

 「ぐ‥‥ぬうっ‥‥!」

 

コト

 「そういえば、シヅハさん‥‥」

 

コト

 「その腰に巻いたウエストポーチ‥‥

  ずいぶんと膨らんでいますね?」

 

ヅハ

 「そ、それは‥‥!」

 

コト

 「千切られた部分から推測するに‥‥」

 

コト

 「あなたが使用したカーテンの切れ端は、

  かなり大きいはずです」

 

コト

 「つまり、持ち運ぶのに何かの

  “入れ物”が必要になります」

 

ヅハ

 「ぐっ‥‥ぐうううっ‥‥」

 

コト

 「そのウエストポーチ‥‥」

 

コト

 「大きさ的に、シャワーカーテンを運ぶのに

  うってつけと言えます」

 

コト

 「もしあなたが犯人でないというのならば‥‥

  そのウエストポーチの中を見せてください」

 

コト

 「それで‥‥全てがハッキリします!」

 

コト

 「さあ、いかがですか‥‥」

 

 

【挿絵表示】

 

 

コト

 「──常盤シヅハさん!」

 

BGM停止推奨

 

ヅハ

 「い‥‥いや。嫌です!

  わ、私は‥‥!」

 

キラ

 「‥‥抵抗するってことは、

  何かやましいもんが入ってるってことだな」

 

キラ

 「潔白なら見せりゃいいだけの話だ」

 

ヅハ

 「や、やめ‥‥!」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「アキラ。

  手荒にしてはいけませんよ」

 

キラ

 「てめえに言われなくても心得ている」

 

ヴィア・ーゼンタール

 「‥‥そうでしたわね」

 

コト

 (アキラさんは、

  暴れるシヅハさんを軽く押さえつけて‥‥)

 

コト

  (彼女が落ち着くまでジッと待っていました)

 

コト

 (やがてシヅハさんが観念して

  抵抗を辞めたのを確認すると‥‥)

 

コト

 (そっと彼女の腰からポーチを外します)

 

コト

 (そして、アキラさんがウエストポーチを

  開けると、その中から‥‥)

 

キラ

 「‥‥あった。

  これだろ、例のシャワーカーテンって」

 

ナデ

 「そ、その形は‥‥」

 

オリ

 「現場のシャワーカーテンの

  切れ方にそっくりですぞ!」

 

コト

 「これが、あなたの犯行を示す

  決定的な証拠です」

 

コト

 「犯人は‥‥あなたです。

  ‥‥常盤シヅハさん!」

 

ヅハ

 「くっ‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥」

 

ヅハ

 「‥‥どうやら、

  これ以上の抵抗は無駄なようです」

 

ヅハ

 「‥‥認めます。

  私、が‥‥真壁さんを殺しました」

 

コト

 (シヅハさん‥‥)

 

 

(次回投稿予定日:8月13日(木) 19:05)

(制作事情により、変更の可能性があります)

 




以下、作者後書き
(ページ最下部にアンケートを設けてありますので、よろしければご回答ください)


















長きにわたって続いてきた裁判パートですが、ここらでおしまいです。
我ながらかなり長くなってしまいましたが、裁判パートなんて長ければ長いほどいいですからね()
原作における審問パートが大体12~14程度であることを参照して、本作も審問パートの数を原作の平均値に近い数に設定しようと努力しております。その結果長くなってしまったという始末でございます。

今回のムジュンはシンプルながら結構難しかったと思います(そう思いたいです)。
個人的には、大逆転2-3の最後のムジュンみたいな雰囲気になったな~と思っちゃったりしております。あれはプレイ当時正直気が付かなくて悔しかった記憶‥‥。
ドシンプルなムジュンから、1つのラインにロジックが繋がっていくのが、この手の作品の魅力ですよね~。
その手のロジックの繋がりが素晴らしい事件で挙げるなら、逆裁4-1のラストの展開ですかね。1つのムジュンから全てが綺麗にハマっていくのが美しいんですよね‥‥。

正直1発で見抜いた読者はいないと思いたいです(うぬぼれ)。
正解に気づかない人も多くなると思った(うぬぼれ)ので、実は一回間違えるとヒナタさんがヒント発言をするようになっていたりする、芸細要素(うぬぼれ)を実装したりしています。

実はこのムジュンは制作途中に発生したちょっとしたミスから生まれたムジュンだったりします。
というのも、執筆当初からリクアさんはスチルの見栄えの観点から、仰向けになって死んでいたんです(なお、この時スチルはまだ未作成)。そして後から、溺死なら普通うつ伏せなのに、仰向けになっているのはムジュンしているなあ、とぼんやり思いまして、そこからほなこれを利用するか~となって生まれたのがこの展開です。我ながらそこそこ上手くハマって満足しております。

システム面では、色々とミニゲームを追加してしまいました。イラスト担当には多大なるご迷惑をおかけしております。いつもありがとうございます‥‥。
審問パートを除く本作のミニゲームは当面の間、今話で登場した3種類をお届けすることになります。
ほぼダンロンじゃねーか!という話ですが、差し込みたい欲求に抗えなかったのです‥‥議論に関するミニゲームはなんぼあってもいいですからね。

ちなみに今回登場したのは、クライマックス推理+カンガエルート(複数択から正解を選ぶという意味では、ロジカルダイブ/ブレインドライブとも言える)の合わせ技です。当初は入れる予定がなかったのですが、急に欲しくなって、急遽イラスト担当に無理を言って作成してもらいました。
ここ最近投稿間隔が少し伸びていたのは、イラスト制作のための時間を確保するためだったのです。本当にイラスト担当には頭が上がりません‥‥。

さて、1話もあとは処刑を残すのみとなりました。
例のボタン、しっかり押せますのでどうぞご期待ください‥‥。

では。

裁判パートに対する感想をお聞かせください

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  • まあ面白い
  • 普通
  • 少しツマラナイ
  • ツマラナイ
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