ウルトラマンマックスのイフをscpっぽくしただけ

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第1話

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

 

オブジェクトクラス: KeterUncontained

 

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは現在、地球外の深宇宙空間を移動中であるため、直接的な収容は不可能です。財団の軌道上監視衛星ネットワークは、当該オブジェクトの進行ルートおよび発生させる音響シグナルを常時追跡・記録してください。

 

万が一、SCP-XXXX-JPが地球圏へ帰還する軌道を取った場合、国連機関である地球防衛連合UDF:DEFENSE ACTION SQUAD HEROS(以下、DASH)を含むすべての軍事・保安組織に対して、いかなる形態の物理的・エネルギー的攻撃も即時禁止されます。

迎撃が試みられた場合、財団はあらゆる手段を用いてこれを阻止してください。

対象が地上に降下した場合は、ただちに武装解除された職員を派遣し、プロトコル・「シンフォニー」を実行してください。

 

説明: SCP-XXXX-JPは、極めて高度な「完全適応・模倣・反射能力」を有する未知の生命体です。

 

初期観測時の形態(第1形態)は、全長約4メートルの白色の不定形物質でした。いかなる生命反応や自発的な活動も示さず、周囲に対する敵対的行動や脅威は一切確認されていませんでした。

 

SCP-XXXX-JPの特異性は、外部から受けた物理的刺激、エネルギー、あるいは情報を瞬時に吸収・解析し、自身の細胞構造を急激に変異させる点にあります。

対象は受けた刺激と同等、あるいはそれを上回る出力を発揮できる器官を体表に形成し、即座に反撃(あるいは反応)を行います。

この進化・巨大化のプロセスに限界値は確認されておらず、破壊を試みるほどに対象をより強力な兵器へと変貌させる結果となります。

 

事案ログXXXX-JP-1: DASHおよび巨大ヒト型実体との接触事案

 

以下のログは、200X年██月██日〜翌日にかけて、日本国内の第██都市区画にSCP-XXXX-JPが落下した際の事象を客観的に記録したものです。情報の大部分は、財団の観測網およびDASH内部データから抽出されました。

 

【Day 1】

 

[██:██]

 

事象: SCP-XXXX-JP(第1形態)が上空から落下。沈黙状態を保ち、自発的な移動を行わない。

 

行動: DASHの航空戦力が、対象を得体の知れない危険物とみなし、焼却処分する目的でナパーム弾を投下。

 

変異: SCP-XXXX-JPは熱エネルギーと炎を即座に吸収。細胞分裂を急速に引き起こし、体長数十メートルの棘を伴う巨大生物形態(第2形態)へと変異。直後、棘から超高熱の火炎を放射し始め、周囲の市街地を炎上させる。

 

[██:██]

 

事象: DASHが対象を明確な脅威と認定。

 

行動: DASHの航空機部隊および地上基地の要撃システムから、レーザー兵器およびミサイルによる一斉攻撃を実施。

 

変異: 対象は着弾した爆発エネルギーとレーザー光を吸収。体表の広範囲が機械的な構造へと変化し、無数のミサイル発射ポッドおよびレーザー砲塔を形成(第3形態)。全方位へのミサイル乱射とレーザー照射を開始し、DASHの航空機を撃墜、都市部を広範囲にわたって破壊する。

 

[██:██]

 

事象: 身長約40メートル、銀色と赤色の体色を持つ巨大なヒト型実体(以下、実体-Alphaと呼称)が出現。実体-Alphaは過去に幾度か地球防衛のため(と予測される)に現れている個体と同一と推測される。

 

行動: 実体-Alphaが頭部から切断エネルギー波を射出。SCP-XXXX-JPの左腕および首の付け根を深く切断する。

 

変異: SCP-XXXX-JPの切断された部位は瞬時に再生。同時に右腕が実体-Alphaの放った光の刃と同型の巨大な刃状器官へと変異し、頭部には実体-Alphaの胸部器官に類似した構造物が形成される(第4形態)。

 

[██:██]

 

行動: 実体-Alphaが腕部を十字に組み、高出力の荷電粒子光線を発射。

 

変異: SCP-XXXX-JPは頭部に形成された器官から、実体-Alphaのものと完全に同一波長・同一威力の光線を撃ち返し、空中で相殺する。

 

[██:██]

 

行動: 光線による決着を諦めた実体-Alphaが接近し、物理的打撃による格闘戦を行う。

 

変異: SCP-XXXX-JPは実体-Alphaの格闘技術を即座に模倣・適応。同等の体術で応戦し、変異した右腕の刃で実体-Alphaを激しく切り裂く。

実体-Alphaは完全に戦闘不能状態に陥り、発光現象と共に消失(敗北に伴う撤退と推測される)。

 

[██:██]

 

事象: 対象の完全な無敵性と脅威が証明され、DASHは一切の攻撃を停止。SCP-XXXX-JPは一晩中市街地に留まり、火炎、ミサイル、光線を無差別に放射し続ける。

 

【Day 2】

 

[██:██]

 

事象: 瓦礫と化した市街地にて、避難遅れにより取り残された民間人の少女(10歳・重度の視覚障害を持つ)が、SCP-XXXX-JPの直下を徘徊。

 

行動: 少女は瓦礫の中から発見したピッコロ(木管楽器)を手に取り、演奏を開始する。

 

変異: 音楽(非敵対的かつ規則的な音響波形)を感知したSCP-XXXX-JPは、即座にすべての破壊行動を停止。対象の構造が再び劇的に変化を始める。

 

結果: 火器、装甲、刃などの一切の敵対的形状が消失。対象の体表からパイプオルガンや各種管楽器群を模した巨大な器官が多数形成される(第5形態)。対象は自発的に少女が演奏したメロディを解析・模倣し、全身の器官から調和の取れた和音として音楽を奏で始める。対象から一切の敵対性が完全に消失。

 

[██:██]

 

事象: 実体-Alphaが再度出現。今回は一切の戦闘態勢をとらず、ゆっくりとSCP-XXXX-JPに接近。

 

行動: 音楽を奏で続けるSCP-XXXX-JPに対し、実体-Alphaは腕を振って指揮をとるような動作を見せた後、対象の身体を抱え上げる。

SCP-XXXX-JPは一切の抵抗を示さず、実体-Alphaと共に大気圏外へと飛翔。

 

追記:

現在の軌道計算によれば、SCP-XXXX-JPは太陽系外縁部を穏やかな速度で漂流しており、観測衛星は対象が現在も継続して当該メロディを宇宙空間に向けて発信し続けていることを確認しています。

財団はDASHに対し、今後未知の落下物に遭遇した場合、初期段階での安易な武力行使(焼却処分など)を厳格に禁止するよう、強い勧告と介入を行っています。


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