着替え終わった私はガチャ、と部屋から出る。
「よ」
と近くの壁を背もたれにしていた
はぁ、と溜め息。
「あなたね...逆の立場ならどうなのよ。
開けたらいるってちょっとしたホラーだし、普通に嫌なんだけど...」
「俺は別になんとも思わんけどな。特にお前なら」
「......さいですか」
本当、
朝から色々とありすぎて半ばぐったりとしながら学校へ向かう。
「あのさ、どうしてあなたはそんなに私にかまうの?
出会って数日の関係にしては踏み込み過ぎだと思うんだけど?」
道中、会話に困りそんなことを聞いてみるのどが
「あ~...。まぁ、あれだ。あの後色々思うことがあったってだけだ」
と、適当にはぐらかしてくる。
「つーか、マジで忘れてんのかよ...」ボソボソとなにかを
「何か言った?」
「別になんでもねぇよ」
「嘘でしょ。絶対なんか言ってた」
「へぇ、じゃぁ
俺が嘘ついてるってこと」
「あなた、それどこで知ったの…?」
怒気をはらんだ声で
「こう見えて調査は得意なんでな」
ふっ、と自慢げに胸を張る
それに
「じょーだんだよ。
ホントはお前の友人に教えてもらっただけだよ」
右手の人差し指と親指で丸を作りお金で聞き出したと説明してくる。
お金で情報を買うなんてありふれた話。
「それともあれか?そんなに知られたら困ることだったのか?」
「別にそういうわけじゃないんだけど...」
小学校から一緒だった人は私の目のことはある程度知ってるだろうし。
...まぁ私が
「ま、お前が何者であろうとも俺はお前の味方だよ。多分な」
頭の後ろで手を組みながらニッ、と笑ってそう言う
「...あなたってそういうキャラだっけ?」
「お前の中で俺はどうなってんだよ…」
じと目でこちらを見てくる。
「ん〜一言でいうとバカ」
「ひどいな!?」
速攻で返ってきた返事にクスリ、と笑ってしまう。
なんだろ。こいつと話すの意外と楽しいかも。
とそんなことを思い始めていた。
なんというか、気を使わなくていい相手のような気がして話しやすいんだよね。
だからこそ、もう少しだけ雑談を続けることにした。