洗い物が終わった後、私は
寮から学校まで大体徒歩20分ほど。ゆっくり歩いても時間には間に合う。
「うへへぇー、
...なんでこう、イケない事感が
はぁ、とため息。
まぁ、いつものことだから好きにさせとこう。
止めても
と、ずっとクンクン匂いを嗅いでくる
「きゅきゅ〜‼」
ペチペチと私の肩に乗っている
「ちょ、痛っ、痛いって!?やめる!止めるからっ!」
「きゅっ!!」
えっへん、と勝ち誇るように顔を上げる
その様子が可愛かったので思わず
「きゅ〜...」
と気持ちよさそうな表情になる。
そんな
「あっ!ずるい!!私も
と本気で悔しがってる。
「あー!もうはいはい、
仕方なくそういうと
「やったぁ~!!」
といいながらぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ
はぁ、なんで朝からこんなに疲れなきゃいけないのか...。
「えへへぇー、
こっちの思いなんて知らず、幸せそうな顔になってる
ぐにぃ〜と両手で
「
「ささやかな仕返しだよ?」
ニッコリと笑ってそう言う。
「
ぐい〜っと
「
「ほんとに?」
ジト目でそう聞くとコクコクと
結構必死に謝ってくるので満足した私は
「うぅー、ヒリヒリするぅ」
「
「むぅ~、ちょっとくらいならいいじゃんか」
ぷく〜と
「本当にちょっとだったらね。
やれやれ、という感じでそういうと
「でも
と聞いてくる。
「...まぁ、大切な
恥ずかしいので少し顔を伏せながら言う。
「えっへへー、
ぎゅ~っ!と抱きついてくる
「ちょ、もう、仕方ないなぁ」
なんだかんだ受けちゃう入れるあたり、甘いよね私…。
「きゅ!!」
と、また
「痛い、痛いって!別にいいじゃんか!」
そんなやり取りを見てくすくすと笑ってしまう。
あぁ、こんな何気ない幸せが続けばいいな。
心の中からそう思う。
「あ〜!!
と
「私だって笑うことくらいあるよ。昔とは違うからね」
そう言って
──でも、幸せな時間というものはどうも長く続かないらしい。
......後ろ、誰かいる
「ごめん、先に行っててくれる?ちょっと急用ができたみたい」
「えぇ~」
と残念そうな顔をする
「片付いたら行くから。」
「は~い...」
チラリと電柱の方を見た後、
「...で、そこの隠れてるつもりの人は何の用?」
「んだよ、気づいてたのか」
そう言いながら電柱の陰から除霊高の制服を着た男子生徒が姿を見せる。
「......また来たの?
「何度だって来てやるぜ、俺は有名になりたいからな」
ニヤ、と笑う男子生徒。
こいつの名前は知らないが2回ほど自分と
「
「自分の欲望を隠さず言えるところだけは好感を持てるんだけどね...。
あいにくだけど、少なくとも自分より弱いやつを
「だったらお前を負かせればいいんだろ?」
「2回も、返り討ちにあっててよくそのセリフ吐けるね」
はぁ、とため息。
「いいよ、また相手してあげる。
けど仏の顔も三度まで。今回以降は相手にしないから」
こういう面倒くさいやつは
「へっ、後悔させてやる」
「私みたいなのとは関わらない方があなたのためだと思うよ?」
そう言って軽く構えをとる。