「仕方ないでしょ?
というか君、何でここにいるの?」
「その言い方ひどくないか?まぁいいけどよ。俺は引っ越してきたばかりだからな。
ちょっとでも街に慣れておこうと思って散歩中だ。
んで、たまたまお前を見かけたから声かけた。」
「ふ~ん」
「ふ~んって、適当なやつだな...」
「隣座るぞ」といいながら私の横に座ってくる。
「1個食ってやろうか?」
と
私なら気にしないが
「お、甘くてうまいな、これ」
もぐもぐと食べ始める
「つうか、お前ってちゃんと女の子だったんだな...それ、似合ってる」
と私の服を褒めてくれる。
「君、結構失礼だね?これでもちゃんと生物学的に女なんだけど?おしゃれくらいするよ」
......まぁ、さっき買ってもらったやつだけど。
「悪かったってんなに怒んなよ。
お前堅物のイメージあるから意外だっただけだ。深い意味はねぇよ」
ぺろりとクレープをたいらげた
「甘いもん食ったら喉乾いたから買ってくるわ。何がいい?」
「じゃぁ、お茶で」
「了解。ちょっと待ってろ」
そう言って駆け足で
また一人になった私は残ったクレープを食べ、ぼーっとベンチに座る。
ブーッとマナーモードにしていたスマホが震える。
なんだろうと思い見てみるとシエスタからのメールのようだ。
仕事用のアドレスに「明日は9時学校集合でお願いします」とだけ書かれていた。
そういえばこっちからは連絡手段持っていたけど、向こうにはなかったのか...失念してた。
「何見てんだ?」
ぴと、と後ろから冷たい何かが首筋に当てられる。
「ひゃっ!」
驚きでビクン!と体が跳ね、変な声が出た。
「ちょ、もう。驚かさないでよ。明日の予定見てただけ」
ムスとした顔で答える私。
「すまんすまん。ほらよ」
そう楽しそうに笑って私の首筋に当ててきたらしい緑茶を渡してくれる。
私の隣に座り直した後ぷしゅ、という音と共にペットボトルの蓋をあけ、ごくごくと飲み始める。
「っは、生き返るなこれ。
そういやさ、なんで昨日あんなこと言ったんだよ。嫌いだって言ってなかったか?」
昨日の決闘での「一生、一緒にいてください」とか言う恥ずかしいセリフのことを思い出させないでほしい...。
あれはその場のノリと勢い任せに言ってしまったやつなのだから。
「......ただの直感みたいなものだよ。深い意味はない」
「ふ~ん」
「ふ~んって...。君も適当なやつだね...。
そういう
「最初はさ、まじでお前の考え方気に食わなくて見せてやろうと思ってた。
けど、まぁずっと探してた初恋の相手を見つけたってなりゃ意地でも一緒にいようとするわな。
......要するに、お前が好きだから俺はお前を助けてやる。そう言うただのカッコつけだ。」
ぽりぽりと頬をかきながら少し恥ずかしそうにそう言う。
またそう簡単に好きって...。
はぁとため息をつく私。