「私は君のこと嫌いだけどね」
「そりゃどーも」
苦笑して返す
それからはしばらく無言の時間が流れる。
ここは公園ということもあり、子ども達がはしゃいでる。
親も子どもも、笑顔で楽しそうだ。
そんな、当たり前の光景。当たり前でないといけない光景。
私は
「あ~なんだ、おせっかいかもしれんがあんまり気負いすぎんなよ?
なんかいつも余裕ない感じで見てて不安になるんだよ、お前」
急にそんなことを言ってくるので、心の中が読まれたのではとドキッとする。
「君なんかに、私の何が分かるの」
「少し気を許したからって土足でこっちの事情に首を突っ込まれるのは、また話が違うよ」
警告の意味も込め、強めの口調で言う。
「別に事情とかはどうでもいいんだよ。
興味ないし。そうじゃなくてだな...」
ガリガリと後頭部を掻く
「ちょっとくらい周りに頼れよって話だ。
一人じゃ何事も限界があるからな」
「......考えとく」
目を逸らしながらそういう私に
「おう、考えといてくれ」
とまっすぐ返してくる。
...なんか、調子狂うなぁ。
「なんで私なんかに君はそんなに構うの」
「何回言わせる気だよ...」
はぁ、とため息を吐く
「お前が!好きだから!
惚れたやつに何かしてやりたいって思うのは普通だろ?
つーか、こっちだってはずいんだからな...?」
──ドクン
さっきから私はどうして
冷静に自分に問いかける。
「っ!?」
思わず目を見開く。
私、
何で?どうして?
知らない感情にパニックになる。
頭の中がぐちゃぐちゃで自分でも何を考えているのかが全く分からない。
ぐるぐると思考が
「知らない、わけ、わかんない......。何、これ...?」
ぷしゅ~と私の頭から煙が上がる。
「ちょ、おま、大丈夫かよ!?って、あっつ!まじの煙かよこれ!?」
限界を迎えた私の頭からボンッ!と爆発するように大きな煙を上げて
「あうぅ〜......」
プツン、と私の意識がそこで途切れた。