「待たせて悪かったな」
ほら飯持ってきてやったぞ」
そう言って2つあるチャーハンの片方を渡してくる。
「悪いな。そんな
......って、何だよその目」
「いや、君が料理できるのが意外だったから...」
「余計なお世話だっ!
...何だかんだで一人暮らし長いから嫌でも覚えただけだ」
はぁ、とため息。
「なにはともあれありがとう。運んでもらった上にご飯まで貰っちゃって」
「そのくらい手間でもねぇよ。
やりたくて人助けしてる所あるしな」
ニッと自慢げに笑う
「ん、意外と美味しい」
「以外は余計だっての...」
「でも、味にアクセントが少ないね。味付けもうちょっと工夫しないとだよ?
具材ごとに味付け変えてみるとか。
まぁそうなると味が喧嘩しないように調整が必要になってきたりするけど......もしくは──」
「だぁ~!!お前は専門家かよ!
別に俺は店を開くつもりなんて無いし自分で食うだけなんだからほどほどでいいんだよ!」
私の小言に
「つうか、そんなに言うならお前が作れよ!」
「私は別にいいけど、材料あるの?」
「...あ~、ねぇな」
「じゃ、また今度作ってあげる。約束ね」
そう言って小指を立てる私。
「ちゃんと守れよ?」
と疑ってくるので
「大丈夫だよ。私は約束は絶対に守る人だからね」
そう言って私と
「ゆ〜びきりげんまん嘘ついたら針千本の〜ます。指きった......なんてね」
「...はぁ、無自覚でやってんのかな...?こいつ」
「ん?何か言った?」
「何でもねぇよ、天然バカ」
どこか投げやりな感じでそう言ってくる。
「バカ!?私君より賢い自信あるよ?」
「なんなら試してみる?」と煽ってみる私。
「そういう意味じゃねぇんだよなぁ...」
と苦笑を浮かべる
「...っと、飯食い終わったならそろそろ帰ったほうがいいぞ?もう夜遅いしな。
なんなら送るぞ?」
「......え?帰らなきゃなの?」
「...は?」
「いやだって、夜遅いし帰るよりも泊まっていったほうが楽でしょ?
あ、安心して。私ソファーとか、なければ床で寝るから。」
きょとんとした顔で私がそう言うと頭が痛くなったのか片手で押さえる。
「どこまでこいつ危機感ねぇんだよ...」
ぶつぶつとため息混じりに何かを
「ついでに洗濯機借りていい?それとアイロンあったらありがた──っ!?」
私が言い終わる前にグイッ!といきなりベッドに押し倒される。