だがそこは悪霊どもが住まう恐怖の館だった!?
頼れるのは幼女だけ!?
しかもこの幼女なんか……こわいんですけどおおお
俺の名は比企谷八幡、どこにでもいる普通の高校生だ。
そんな俺は今気分がルンルンだ(*'▽'*)
なぜなら、これから貴重な貴重な、休みを利用して職場体験をするからだ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ざっけんじゃねえ!!!
俺の高校では例年長期休みに入ると、社会勉強ということで職場体験が実施される。
各々が決められた場所へ働きに出るという、今のうちに社畜スキルを磨いてもらいたいという学校側からの願いというわけだ。
自由参加ではあるものの、そんなものは名ばかりで、もちろん全員強制参加(これ詐欺罪で訴えられないか?)。
もしサボった場合には、平塚先生から鉄拳制裁がとんでくる。
なので行くしかない。
なのだが……
なんと俺が派遣されたのが、幼稚園だった。
いや、俺が幼稚園の先生とかヤバない?通報されない?大丈夫か?
⭐︎
「今日から新しい先生を紹介します。八幡先生です」
園長から促され、挨拶をする。
よかった、ここには某組長がいないようだ。
「ご紹介に預かりました、比企谷八幡です、よろしくお願いします」アタマサゲー
職員室、先生たちの前で一礼する。
予想通りというか女性しかいない。
こんなところに腐り目の男1人投入とか、学校は正気か。
「よろしくね、八幡先生。じゃあ先生には……チエ先生、めんどうを見てあげてね」
園長の視線の先には、ミミズクのような髪型の先生がいた。
おそらくこの中で一番若いのだろう。
「はーい!八幡先生、よろしくね」
「うす、お願いしまっす」
良かった、優しい人っぽい。
⭐︎
その後俺は園児たちに簡単な挨拶を済ませた。
相手が園児だからなのか、なんとか噛まずに言えた、八幡えらい。
褒めてやりたいところだあ。
「じゃあ八幡先生には子供たちに声かけてみよっか」
「声……ですか」
「うん、この年頃の子たちってはじめのうちは結構警戒心強いから、先生のほうから話かけるのよ」
「はぇー、そうなんですか……でも俺が話しかけて大丈夫でしょうか?」
「え?どうして?」
「通報されたりとか」
「いやいやいや、しないって!?」
「分かりました」
「はは、がんばって」
(八幡先生ってちょっと、いや大分変わってるのかな?)
とりあえず、話しかけるといってもな……
「「「「……」」」」ササッ
さっきから逃げられてばかりなんだよな。
まあ、無理もないこんな腐り目が突然現れたら、びびるだろうしな。
「…」
お、あの子は逃げないな。
ちょうどいいあの子に話しかけてみるか
「おーい、そこのきm
「八幡先生!」
その刹那、俺はチエ先生の声と共に、頭に衝撃が走った。
俺は薄れゆく意識の中、ふと少女の顔を見た。
まるで悪霊のような少女の顔を。
⭐︎
カヤちゃんが八幡先生を殴った。
え?いや?嘘でしょ?!
前の先生をノイローゼにしたという問題児。
まさかここまでとは……
「カヤちゃん!先生を殴っちゃダメでしょ?!」
「え、えと…」
だが、カヤちゃん自身も困惑してる様子だ。
まるで無意識にやったみたいに。
「ごめんなさい、この人悪霊だと思って」
「え、えぇ……」
確かに目は腐っててゾンビみたいだけど…
って違う違う。
どうしよう、職場体験の高校生の子、殴っちゃったよ……
めんどうなことになっちゃったな。