那須玲に負い目のあるワイ。ヤンデレ彼女にハーレムバイパーを食らわされる   作:遅効性すぎてオリキャラひとつがBE

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ハーレムSSには何が必要か。
それは思春期の男女を押し込めるプライベート空間さっ!!

この前のWニキ感想ありがとう!


15歳ワイ、昇格する

『対戦ステージ市街地A』

 

出水のレクチャーとちょっとした実践を経てランク戦に。

狙うべきは一発で上がれる格上との一線。

今日選んだのはスコーピオン3958点。

 

『C級ランク戦スタート』

 

転送され、目の前に現れたのは濃い赤紫の髪の女の子。

イライラしたような態度で現れたその子はほんの少しだけワイが後に入隊した一応の先輩後輩関係。ボーダーは年上に敬称を付けるのが当たり前ではあるので、一応先輩と呼ばれているのはワイの方。

対戦相手がワイだとわかると彼女は少し微笑んだ。

 

「あら、要人先輩。まだC級(こんなとこ)いたの?彼女さんともう上がったと思ってたわ」

「……本当に話広がってる」

 

国近先輩の言っていたことを反芻しながら物思いにふける。

ここで勝って昇格しないと玲拗ねそうだなぁとか、一発昇格狙って高ポイント狙ったの間違いだったかな、とか。

でもまあ……香取さんならいい試し撃ちになりそうだ。

 

「兎も角、僕もBには早く上がりたいからね。はじめよっか……ハウンド!」

 

香取さんのプレイスタイルは機動力高めの切込隊長型。

また、センスがかなりよく現状C級で一番4000点に近いだけある。昇格できてない理由は本人がテンションと上手くいくかどうかのムラがかなり激しく勝つ時はとことん勝ち、負ける時は機嫌もポイントもどんどん悪くなるという性格由来のものが原因だろう。

僕が最近になるまでランク戦をして来なかったのはただ単に受験シーズンによる自粛というだけ。

 

(どーせ要人先輩は突っ込んでくる。その隙を狩る!)

 

とか思われてそう。というか、出水によるレクチャーを受けるまで射手(シューター)トリガーの特性をろくに理解していなかったから、直感的な戦い方しか出来なかった。

右手に現れるトリオンの塊を縦と横に2回ずつ切込みを入れ27分割にし、それらを緩急つけて放つ。

それだけでもC級では対処の難しい攻撃になる。

が、それを一度2個ずつまとめ四方に飛ばし中心が空くようにする。

そして……

 

「行くよ」

 

クラウチングスタートから初速全力疾走で香取さんに肉弾戦をしかける。

いつもなら頭か胴体狙いのパンチやらアイアンクローだったのを重心を低めにすることで香取さんの視界からいつでも消えれる体勢を維持する。

 

「ポイントいただき!……え?」

 

香取さん視点ではいきなり相手が消えた上に足払いされ重心を崩している。

絶え間なく更新される視界情報ではワイの後ろから追従するように放たれた追尾弾(ハウンド)がバランスを崩し倒れようとしている香取さんを今まさに蜂の巣にしようとしていた。

が、それを片腕で受身を取り、トリオン体になることで大きく増幅された身体能力を用いた仰け反りで体勢を立て直す……が。

 

「まだ僕が出した弾丸は大量に残ってるよ」

 

射手(シューター)トリガーの特徴は攻撃手(アタッカー)よりも長い射程、銃手(ガンナー)よりも細やかに都度設定できる利便性。

ハウンドは追尾能力を自分の好きな段階で設定でき、射手(シューター)トリガー固有の技術として置き弾と分割発射。

それにより高めと判断されたトリオン能力にものを言わせた飽和攻撃を仕掛けさせてもらった。

 

「ちっ……!」

 

ほぼ詰みということを理解した香取さんはイラつきを隠さなくなりスコーピオンを物体化。ナイフのようにして僕に投げてくる。

が、最後で気を抜くのは対戦相手に対する礼儀に欠ける。

横にステップを踏みそれを躱し、ワイは4000点を超えようやくB級に上がれるのだった。

 


 

B級隊員、つまり正隊員となったワイに書類などが渡されようやく、待ちに待ったボーダー本部に個室が宛てがわれるようになった。

実家においてあった荷物やらなんやらを移動させ、住む準備を整えるまでに凡そ三日ほどはかかるだろう。

そう思っていたが……

 

「それでは共通の友人、日比谷要人のB級昇格を祝って乾杯!」

 

出水が音頭を取り、三門市にあるシェアハウスをまるまる一棟プレゼントされたとんでもない祝いの席になってしまった。

どうやら、ワイの親はかなり稼ぎがよく尚且つ(ワイがずっと自己嫌悪モードだったから気が付かなかったが)気にかけてくれていたらしい。受け取ってこなかったお年玉やらプレゼントやらをまとめてと言うことで渡された住居は「友達を好きに呼んで遊んでくれ。青春を取り戻すんだぞ。あと玲ちゃんを泣かしたら説教な」

と快く送り出されたのである。

……防衛任務の給金で親孝行しよう。

そう思いながらジュース片手に集まったメンツを見る。

友達の出水とその関連者とお世話になったので国近先輩と烏丸くん。隊長の太刀川さんも呼んでいいといったが、今日は来なかった。

あとは玲にクマさん。心当たりのあるオペレーターの子も誘ったけど引きこもりがちで拒否され今いるのはワイ含めた六人。

 

「にしてもいい家だな。親御さんには感謝しとけよー?」

「それはもちろん。それと出水もありがとう」

「レクチャーのことか?別に俺はヒントを与えただけで……」

「違う違う。面倒くさい日比谷要人の友達でいてくれて、だよ」

「はーん、お前そういうこと言う?」

「え、なに……変なこと言った?」

「いや、俺はそこそこお前のこと親友だと思ってたってだけだ。今日から正隊員同士だ、まだまだ仲良くしよーぜ要人」

「……そうだね公平。ランク戦で当たったら蜂の巣にして恩を返すよ」

「いうねぇ?じゃあまずはハウンドで8000点だな」

 

そんなたわいのないことを言ってるうちには気が付かなかった。

このシェアハウスは友達を呼び込めて云々の都合のいい家というだけではなかった。

玲が一枚噛んだワイを包囲し骨抜きにする予定のハーレムシェアハウスにされるための事前準備だということにワイは全く気が付かなかった。

 

「それじゃあ玲ちゃん、またよろしく〜」

「はい、柚宇ちゃん。一緒にカナくんを……」

 

……?

 

「女性陣は打ち解けるの早いね」

「人数合わせでやっぱ呼んだなこのやろー」




ハイツディッツ
日比谷の両親が権利を持つ10名前後で暮らせるシェアハウス物件。息子の正隊員祝いとして開放されたが、その実態は気の早すぎるヤンデレ彼女が親との外堀を埋めるついでに用意されたハーレムシェアハウス。
国近とかクマちゃんさんとか移住させたい。
小夜子は……うーん、ヤンデレかメンヘラにさせるから来ると思う

今後の指標にする。戦闘描写いるー?B級ランク戦って結構厳そうだし

  • いる(全部)
  • いる(個人戦のみ)
  • いる(個人戦、防衛任務)
  • いらない
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