​『絶頂の守護者(ガーディアン) ―「イクイクの実」という最悪を授かった転生者は、不退転の努力で神域の覇道を行く―』   作:微糖コーヒー

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第40話:不眠の終焉、黒ひげの深淵と「三位一体の悶絶」

 

 

 1. 宿命の海域、遭遇

 

 「……重い。大気が粘ついているな。一人の男の中に、三つの異なる鼓動が不規則に共鳴している」

 

 新世界、最後のロード・ポーネグリフが指し示す座標の直前。霧深い海域で、サウザンド・サニー号の前に立ち塞がったのは、巨大な丸太舟を繋ぎ合わせた異形の巨艦『サーベル・オブ・ジーベック号』だった。

 

 黒ひげ海賊団。その中心に座るマーシャル・D・ティーチは、チェリーパイを頬張りながら、欠けた歯を見せて下卑た笑いを浮かべている。

 

 「ゼハハハハ! アルス、お前の噂は聞いてるぜ! 監獄や聖地を『気持ちよく』して回ってるそうじゃねェか。だが、この俺の『闇』に、お前の指先が届くかな!?」

 

 アルスは冷徹に、ティーチの異様な身体構造をスキャンした。

 

「……ティーチ。お前は生まれてから一度も眠ったことがないそうだな。それはお前の神経系が、三つの人格を維持するために、常に『過覚醒(ハイパー・アローザル)』の状態にあるからだ」

 

 アルスの指先が、紫色の光を帯びて激しく震え始める。

 

「……お前のその不眠の呪い、俺の絶頂で『永遠の眠り』に変えてやるよ」

 

 2. 闇の蹂躙:三つの人格への「多重絶頂」

 

 「『闇穴道(ブラックホール)』!! すべてを飲み込み、無に帰してやるぜ!!」

 

 ティーチが放つ底なしの闇。物理的な攻撃も、悪魔の実の能力も、すべてを無効化する暗黒の引力。だが、アルスはその闇の中に、自ら一歩踏み込んだ。

 

 「……闇はすべてを引き寄せる。ならば、俺の『パルス』もお前の中心へと、最も効率よく導かれるということだ」

 

 アルスはティーチの胸倉を掴み、その肥大化した腹部──三つの人格がせめぎ合う「神経の結節点」に拳を突き立てた。

 

 「──『深層崩壊:三位一体・無間絶頂(トリニティ・オーガズム)』」

 

 「──ッ!! ぜ、……は、…………ッ!!?」

 

 黒ひげの巨体が、まるで高電圧の雷に打たれたように激しく痙攣した。

 

 アルスが流し込んだのは、ティーチの「不眠」を支えている三つの独立した神経回路を、強制的に一つの「巨大な快楽中枢」へと短絡(ショート)させる禁忌の信号。

 

 「あ、あふっ、あ……ッ!! 眠れねェはずの俺が、……意識が、悦びで白く塗りつぶされるぅ!! 闇が、……闇が蜜で溢れちまうぞォ!! あ、あは、あははははッ!!」

 

 生まれて初めて体験する「強制的な弛緩」。

 

 三つの人格がそれぞれ異なる種類の、しかし同時に訪れる爆発的な絶頂に翻弄され、ティーチは闇を制御できずに自らの能力に飲み込まれそうになりながら、甲板でのたうち回った。

 

「悪のカリスマ」と呼ばれた男が、自らの身体が奏でる卑猥な不協和音に屈し、初めて「眠り」に近い絶頂の奈落へと墜ちていった。

 

 3. 性欲処理という名の「不眠の看病」

 

 ティーチが一時的に機能停止し、両軍が撤退を余儀なくされた嵐の夜。

 

 サニー号の船内では、黒ひげの闇の引力によって神経を摩耗させた仲間たちが、ひどい「神経痛」に苦しんでいた。

 

 「……ウソップ、ナミ。……それと、ジンベエ」

 

 新しく加わった「海侠のジンベエ」。彼の義理堅く、頑強な精神も、黒ひげの負のエネルギーには削られていた。

 

 「……ジンベエ。お前のその『仁義』。……それは強さだが、今のままでは心が乾燥して割れてしまう。……今夜、お前の海のような広い心に、最高の潤いを与えてやる」

 

 「……む、……アルス殿。……拙者は、そのような……、……あ、……ぅんッ!!」

 

 アルスがジンベエの首筋にある魚人のエラ、そして急所に触れた瞬間、質実剛健な武人の体から力が抜けた。

 

 アルスの指先は、ジンベエの「海原のような神経網」に、穏やかで、しかし逆らえない深い悦楽の波を送り込む。

 

 ジンベエはアルスの腕の中で、己の規律から解放された一人の「雄」として果て、深い安らぎを得た。

 

 4. あとがき:性欲処理という名の「最終章への調律」

 

 「……ティーチはまだ生きている。だが、奴の神経には俺の『蜜』が刻まれた」

 

 アルスは、眠る仲間たちを見届け、甲板で一人、月を見上げた。

 

 全200話の物語。ついに最大のライバルである黒ひげとの初戦を終え、一行はいよいよ、世界のすべてが眠る島「ラフテル」へと向かう。

 

 そこには、ジョイボーイが遺した「笑い話」がある。

 

 アルスは確信していた。その笑い話の正体は、この世界を縛るすべての「神経の鎖」を解き放つ、究極の絶頂の物語であることを。

 

 「……ロジャー。お前が笑った理由、俺ならもっと淫らに、もっと楽しく書き換えてやるよ」

 

 アルスの指先が、暗闇の中で妖しく、黄金色に輝いた。

 

 

 




【次回予告:最後の島、ラフテルへの航路。海軍本部元帥赤犬の追撃。アルスの指先が、徹底的な正義を『徹底的な絶頂』へと変え、マグマの男を灰になるまで愛撫する。】
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