禪院直哉の兄はさしすの同級生   作:アルトリア・ブラック(Main)

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禪院家のイかれた日常

幼少期の禪院直樹

 

 

 

神様に特典求めたとはいえ、それは俺強いが出来る世界でこそ輝けるんであって怪異系の世界じゃそれは派手に足引っ張る案件でしかないのは神であってもわかるはずなのに…

 

「直樹様、朝です」

 

そう言って開けてきた女中に適当に挨拶して一人にしてもらう。

 

黒幕の暗躍関係なく勝手に滅びた禪院家に転生させられてうんざりである。

 

(…こうして何も出来なくなって胡座かいて威張り散らすだけになるんだろうなぁ)

 

身支度は勝手に女中がやってくれ、それを以前自分でやると言ったら顔面蒼白でずっと土下座されていたのは思い出したくもない。

 

「朝から辛気臭いなぁ、直樹、夢見でも悪かったか?」

 

直毘人、直哉、直樹という3人で朝ごはんを食べないといけないという面倒臭さの塊で直哉の絡みがウザい。

 

「…悪い夢しか見ないよ」

 

現実そのものがな

 

「ホンマ兄さんは悪い夢ばっかり見るんやなぁ、パパと一緒に寝た方がいいんやない?」

 

バカにしたようなことを言って来る直哉に『可愛くねえ』と思いつつ適当に無視する。

 

「直樹、後でコレ見るぞ」

 

「えー…一人で見れば良いじゃん」

 

「お前、自分の術式の解釈広げろ、直哉と違ってお前は突然変異系なんだからな」

 

「はーい…」

 

直毘人からDVDを受け取り席を立つ

 

 

 

直毘人はどうやら直哉ではなく自分を禪院家当主にしたいらしくあっちこっちに連れて行かれる。

 

「…普通の家でゴロゴロしてたかった」

 

「…と言いつつ掃除してくれるんですね」

 

蘭太と一緒に道場の掃除をしつつ話していた。

 

「だって部屋に居たって意味ないし、直哉の煽りがウザいし」

 

雑巾を絞りながらため息をつくと『ははは』と苦笑いされる

 

道場の隅に座り術師達の戦闘の仕方を見ていた。

 

「直毘人さんからは直樹さんが次の当主だって言ってるんですから堂々としていたらどうですか?」

 

甚壱と扇の戦闘方法を見ていた。

 

「いや別にやりたかないし…」

 

「なんでですか?皆んな当主になるために頑張ってるのに」

 

「…財産くらいしか魅力ないしなぁ、ヤダよ扇さんと話すの祟り殺したくなる」

 

「…なんかされたんですか、扇さんに…」

 

「んー?いや別に」

 

女の人への言葉に聞いてるこっちですらイラつくものがある。アレに抱かれてる扇の奥さん可哀想に

 

「そういえばその扇さんの所に娘さんが生まれたらしいですよ、双子の女の子らしいです」

 

「へー、双子の女の子って良いねー」

↑棒読み

 

「…どうでもよさそうですね…」

 

「あ、兄さん達きた」

 

そう言って立ち上がり兄達の所へ行く

 

直哉は兄達を『弟より出来の悪い兄貴なんて首括って死んだ方がえぇ』とか言ったり『大した術式やないのに偉そうに』など煽ることしかしない。

 

まぁ、結果的に直哉はめちゃくちゃ嫌われているのだが、直樹は別に当主になんぞなりたくないし、兄達とは仲良くしていたい。

 

今の所悪印象は抱かれていないと思いたいが、いかんせん自分の術式が術式なので分からないが

 

 

 

と思っていたのだが、自分は兄の一人に嫌われていたらしい。

 

(…俺の呪力があるってことは呪おうとしたなぁ)

 

5個上の兄が自爆していた。自分の呪力がして来るからおそらく勝手に迎撃したのだろう。

 

「さっさと片付けろ」

 

甚壱がそう言って来る

 

「知らんところで勝手に死なないでほしい」

 

そう呟くと甚壱が『目の前で死んで欲しかったのか?』と聞いて来る。

 

「別にそうじゃないけど、甚壱さんも甚爾さんが居なくなって動揺してなかったね」

 

そう聞くと真っ直ぐ前を見つめ

 

「どうでもいい、あいつのことは」

 

「ふーん」

 

実の弟であろうとなんだろうと興味なさそうにしている甚壱

 

(…まぁこれが普通なんだろうな)

 

あんなクソ親父はガキの頃から同じ投射呪法持ちの俺ではなく、禪院家で一人も居なかった歴史も何もない陰陽操術持ちの兄の直樹を当主にさせようとしていた。

 

「なんで俺?直哉で良いじゃん」

 

そして、兄のやる気の無さも相まって自分は嫌いで仕方なかった。

 

兄に直接の悪意を向ければ呪い返されてしまう。

 

呪殺の魔眼なんぞ、呪霊のような眼にクソ親父は期待していた。

 

「なんであの馬鹿兄貴押してんねん。やる気ないやろ」

 

なんで俺やないのか聞くとクソ親父は愉快そうに

 

「五条悟の無下限を突破出来る魔眼に有り余る呪力量。性格も良いとくれば文句ないだろう、嫉妬か?直哉」

 

「あ?」

 

クソ親父はニヤニヤしながら

 

「お前が勝てる所と言ったらやる気ぐらいだが」

 

そう言っていなくなる。

 

それから数年後、兄は帰ってきた

 

「お前さ、自分より年下の子を殴って楽しむのほんとにクズだな」

 

生意気言った真希をボコボコにしていたら縁側を通りかかった兄にボコボコにされる。

 

(見下すなや…!!!)

 

兄の真っ赤な瞳が見下ろして来る。

 

睨みつけたが兄からの攻撃が一切なかった。

 

「女の人いじめる以外に趣味作ったら?」

 

そう言って壊れた眼鏡を拾って真希に渡す

 

「…全員に良い顔して、猿にも普通に話しかけて、兄さんはホンマ頭おかしい奴やな」

 

兄は非術師だろうとなんだろうと目の前で困っていれば聖人のように守ろうとする。

 

(その腹ん中真っ黒なくせに)

 

誰よりも術師らしく呪いのように殺しているというのに

 

「で?言いたいことはそれだけか?」

 

心底どうでも良さそうな表情で見つめて来る。

 

その目が心底腹正しくて仕方なかった

 

 

 

「…直樹」

 

「ん?」

 

「…直哉のやつほっといて良いのか?」

 

前を歩く直樹に聞くと

 

「まぁ良いんじゃない?」

 

「仕返しされるんじゃ…」

 

そう心配すると直樹が振り返り笑いかけて来る。

 

「悪意なく殺そうとして来るなら素直に褒めることだよ、心配してくれてありがとうな」

 

直樹が次の当主になれば、真依の居場所も出来るのだろうか…

 

しかし、いまだに直樹のことを信じきれて居なかった真希は拳を握りしめる。

 

 

 

 

真依にとって直樹は禪院家の中で唯一気の張らなくて良い相手だった。

 

姉は反発していたが、禪院家の男衆に仕えて身の回りの仕事をするのが女の仕事だった。

 

母が付き人としていた直哉はかなり酷いもので母の八つ当たりを食らうのも嫌だったが、直樹は直哉よりもはるかに優しく、仕事と言ってもとっ散らかした書類の片付けくらいだった。

 

「………」

↑部屋で伸びる直樹

 

「せめて布団に横になったらどう?」

 

二人きりの時は敬語を外しても直樹は何も文句を言わなかった。

 

「…呪霊の方が可愛く見えるの何でぇ…」

 

特級任務の後、禪院家に帰ってきた直樹はどこかで誰かの怨嗟でも聞いたのか伸びていた。

 

「怨嗟?」

 

「怨嗟…いやまぁ、俺への悪意を少しでも持ったら自動迎撃にしてるから良いんだけどさ、なーんで同じ人間同士で妬みあってんだか…敵は呪霊だってのに」

 

直樹の根は限りなく普通の物に近かった。たまに倫理観がぶっ壊れる瞬間はあるが。

 

「呪霊がいないから悪意が人間に向くんじゃないのかしら」

 

そう言いながら書類をテーブルの上に重ねる

 

「……そっか、真依ちゃんは知らないか」

 

「?なに?」

 

「教えといた方が良いか…うーん。その方が良いな」

 

そう言って直樹は立ち上がり『着いてきて』と言って来る。

 

そう言って着いて行く先に強烈な呪霊の気配がした。

 

「!」

 

尻込みする真依に『大丈夫大丈夫、俺がいるから』と言って背中を軽く叩かれると呪霊たちの気配が少し減る

 

「…なによこれ」

 

そう呟くと直樹は『やっぱり知らないか』と呟く

 

忌庫の中にある懲罰部屋に降りて行く直樹

 

呪霊達が怯え中に入って行くのを見た直樹がそれを引きずって来る

 

「禪院家の忌庫の中には懲罰部屋があってそこに一級までの呪霊を飼ってる」

 

「…ど、どうして…」

 

「一級呪術師になる時に腕を試すためってのもあるんだけど、最近はなぁ…」

 

頭を掻きながらその呪霊を持ってる手に呪力を溜め放出する。

 

「呪力を持って生まれなかった子供が生意気を言ったら放り込む部屋にしてる奴が一番いる。ほんと、クソだよなぁ」

 

そう言って呪霊を消し炭にする。

 

「…真希は…」

 

「入ったことはねぇよここには、というかまぁ親父がいる時は平気だろ、価値観は終わってるけど流石に倫理観は終わってないからな親父は」

 

そう言って登って来る直樹

 

「とはいえ、それは親父と俺がいる時だから平気なだけあって、どっちもいない時はあんまり生意気なこと他の奴に言わない方が良いよ、特に扇には」

 

直樹に着いていきながら真希がおかしなことしないか不安でしかならなかった。

 

「直哉は直接手を下すことを何とも思ってないからこっちも対処のしようがあるけど、扇は違うからなぁ…」

 

実の父親とはいえ、直樹が言うことにはかなり一理ある。

 

戸籍上の親なだけあって、親のように慕っている所なんて毛ほどもない。

 

「自分の手を下すことは嫌う癖に一丁前にプライドだけがエベレストだからな、弱い分達が悪い」

 

直樹が外に行こうと靴を履いていた。

 

「真依ちゃんはさ、マトモだから俺は大事にしてるわけ、甚壱さんもイカれた奴らの中でマシな分類ではあるけどマトモではないからな、真依ちゃんが普通の道に行きたいならいつでも用意するから言ってな?」

 

「!…そ、んなこと言ったって…」

 

真希が呪術界にいるなら一生半端者だ。私がいるせいで

 

「双子とはいえ真依は真依。真希は真希、同一の存在であろうと呪い云々関係なく、真依の人生は真依のものだから、そこに姉がどうとか考えることしない方が良いよ、人生は一度きりどれだけ好きな姉でも人生を捧げたら意味がない」

 

そう言って背を向け

 

「まぁ、他人にとやかく言われる筋合いは無いけど、よく考えて決めなよ」

 

直樹が手をひらひらさせて居なくなる

 

:IF・夏油傑離反阻止ルート

 

「悟は全然一般人の知識なかったけど、直樹は一般人と大差ない知識力で安心したよ」

 

高専生の時、四人でご飯を食べていた時にそう言われる

 

「何唐突に」

 

「俺のこと馬鹿って言ったか?」「言ってないよ」

 

「そうだよね〜五条はゲーセンとか電車の乗り方ロクに知らなかったボンボンなのに、禪院の場合は全然普通に乗ってたよね〜」

 

(…前世の知識とまぁ…)

 

「悟は単にボンボンだけど、俺は一、二回は乗ったことあるよ」

 

「同じボンボンの癖に何言ってんだ」

 

ジュースを飲みながらうーんと考え

 

「親父がそういうの好きだから連れ回されたな、まぁ、2回乗ってからは乗らなくなったけど」

 

「なんで?」

 

「ガラの悪い通行人が俺に絡んできて死んだ」

 

「えぇ…」

 

「不憫だなぁお前の目」

 

「フォークをこっちに向けないでくんない?」と言いつつあの時のことを思い出してゲンナリする。

 

まだ魔眼のオンオフが出来なくて絡んできたチンピラがその場で内臓が出て死んだ。

 

呪いが見えていない人間にはただ爆発したように見えただろう。

 

「まぁそうなると、車移動しかできねぇな、というかオンオフ今できんの?」

 

「出来るようになったよ」

 

「六眼はオフに出来んのか?」

 

「…六眼は管轄外だよ」

 

同じ容量でやれるだろ〜と絡まれ『ストップパワハラ』と言うと『パワハラじゃねぇよ!』と言われる。

 

それから数ヶ月後の村任務の前、直樹は羂索が夏油の肉体使わせるのも面倒だなぁと思い、虐殺寸前の夏油傑とミミナナ二人をとっ捕まえて高専に連行した後、禪院家にご案内する。

 

五条と家入は夏油が非術師を殺そうとしたのを知っている為、五条からの鬼電が凄まじかったが…

 

「………ただいま……」

↑げっそりする夏油

 

「うわ、幽鬼だと思った」

 

「なんで禪院家行って死にかけてんの?」

 

「……ニンゲンがクズデシタ…」

 

「ありとあらゆるドブカスと外道を煮詰めた家だったでしょ?」

 

直樹が笑いながら言って来る

 

「人類皆殺し選民思想芽生えなかっただけ良しとするか」

 

「…というか、よくあの家にいてまともに育ったね…直樹」

 

「毎回言われんだけど、俺は魔眼のおかげで比較的にマトモになった」

 

「…そりゃあ悪意向けたら死ぬからな…」

 

「禪院はマトモではねぇよ」

↑家入

 

2人が安心したようにいなくなるのを見て

 

「術師だけの世界にするって言って、全てが禪院になったら俺は全世界に俺の顔を映して人類差別発言して祟り殺すから」

 

「…そんなニコニコして言うこと…?」

 

俺の魔眼の有利な所は距離を無視した呪いの付与(即死させるには近くにいないといけない)が出来る為、SCPのシャイガイ以上に祟り殺せる。

 

「呪術師の中にも猿はいるし、非術師の中にも猿はいる。俺はあのドブカスの家で育ったからあれ以上に酷くないと驚かないしねぇ」

 

「……凄い説得力あるなぁ」

 

「傑が悩む呪霊の発生なんて俺も悟も考えたことなかったよ、だって、呪いがいないと俺たちは存在出来ない家柄だからね」

 

「……複雑だな」

 

「まぁ肩の力抜いて生きろってことだな」

 

そう言って教室に入る自分に夏油が着いてくる。

[newpage]

[chapter:普通の家系へ戻す為]

 

禪院家の当主になるつもりなんて無かったが、休みが自由に取れると言われ、割と考えなく当主になってしまった。

 

直毘人がウキウキに『禪院家の財産及び当主は禪院直樹に、相談役は禪院甚壱及び禪院扇とする』と定められたが、正直に言って甚壱は百歩譲って良いとしても禪院扇に相談するなど毛虫を愛せと言われる並みに無理がある。

 

「俺ばっかりに相談してどうする、扇に相談すれば良いだろうが」

 

縁側を歩きながらそう言われ

 

「いやだってねぇ、相談事できるとしてもせいぜい30分くらいで、それ以上会話すると罵詈雑言になんだよ、口から生まれた訳じゃねぇんだから罵倒造語を忘れろって話なんだよ」

 

「お前が扇を信用しないから向こうも信用しないんだろう」

 

後ろを歩く甚壱が呆れたような声を出す。

 

扇の妻が襖を開けてくれる。

 

上座に座り、甚壱がその前に座る

 

「信用?そもそも信頼も尊敬もしてないよあの人に、息を吸って吐くように誰かを馬鹿にしていないと気が済まないような男のどこに信用できる所があると」

 

扇の妻が書類を渡してくれる。

 

「自分が当主になれなかったのは娘のせいだ、兄に唯一遅れを取ったのは子供の出来のみって言ったんだって?そもそも親父が当主になったのは真希達が生まれる遥か前でしょ、時期換算も出来ないような老害をどう尊敬しろと、それなら甚壱さんに相談した方が早いよ、強いし」

 

そう言うと甚壱がため息をつく

 

蘭太が襖のそばに座りウンウンと頷く

 

「…それで、その扇を通報するのか?お前は良いとしても次代当主が命を狙われる可能性が高いぞ」

 

「分かってんじゃん甚壱さんも」

 

「………」

↑反論できない

 

「別に後世のことはどうでもいい。恵くんが当主になるなら一筆書くけど、直哉が当主になるなら別にどうでもいい」

 

「…少しは真面目に考えろ」

 

「無理」

 

「諦めるな(怒)」

 

「でも、ああいうタイプは長生き出来ないよ、人に与えない奴はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は何も持っていないのと同じだし」

 

某鬼退治のアニメであったセリフと同様だ

 

扇が今まで妻や子供にしてきたことを見聞きした人間は当然扇につくそうなんぞ思わない。

 

あの直哉ですら『扇のおじさんはそれでいいの?』と聞くぐらい原作でやっていることは外道極まりない。

 

「自分にされたくないことを人にするからああ言うことになるんだよ、俺だって凄い我慢したよ?されたくないからね、でも、流石に我慢は出来ないよ、殺さないだけ良しとして欲しいね」

 

直毘人の本気も知らず、勝てると錯覚し、その息子である俺にも同じく舐めてきた。

 

かなり手を抜いて稽古の相手をしているだけで人格否定なんぞしてきたからブチギレた。

 

禪院家を滅ぼしただけはある。生きてるだけで害になるような男とはまさにあの男の為にある。

 

禪院家にあのまま居させたら本当に『全て壊して』になりそうだったからプライドも何もかも壊すようにガチ本気で扇に勝った。

 

その勝つついでに内側から発生する呪いをかけておいた。

 

「お前は非術師であろうと守ろうとする根の誠実さをなんとかしないとその内潰れるぞ」

 

その言葉に夏油傑が出てくる。甚壱の言葉に笑いながら

 

「大丈夫、俺は全員救おうなんて思ってないよ、身内の、善意を向けてくる人間のみ守ろうと思うだけだよ」

 

だから虎杖悠仁が死刑になろうとどうでも良いし、伏黒恵から死刑を取り消して欲しいと再三言われても無視してるのはどうでもいい他人だからだ。

 

話し合いが終わったあと、自室に向かって歩いていると…

 

「直樹」

 

そう声をかけてくる人物に振り返ると真希が立っていた。

 

「なに?」

 

「…あの時は怒ってくれてありがとう」

 

頭を掻きながらそう言って来る。

 

扇が何をトチ狂ったのか、真希が反論してきたのにムカついたのか真依を斬り『子が親の足を引っ張るなどあってはならない』と言った後に子供の出来がどうたらこうたら言い出したのだ。

 

精神に呪霊が取り憑いたんかと思ったが正常な頭でそれをほざいたので素直にプツンと来た。

 

扇をフルボッコにし再起不能にして『次禪院家の人間と伏黒恵に関わったら殺すからよろしく』と内側から発生する呪いを付与して追い出した。

 

「聞いてるこっちがムカついたからね、自分の力不足を子供のせいにするのが一番ムカつくし」

 

「そこまで怒ってくれんのは直樹だけだよ」

 

真希が隣を歩いて来る。

 

「逆になんで私たちをそんなに気遣う?」

 

二人が家でいじめられてる度に助けたのを思い出す。甚爾の時は助けなかったのは子供だからと言い訳にしていたが

 

「身内だからだよ」

 

そう言って自室に入る

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