結構過酷な個性社会を生きる 作:エタるマーン!
……いいんだな?この先にあるのは作者好みの雑展開だぞ?本当にそれでもいいんだな!?
それでもいいと言ってくれる善良な読者の皆様、これからもこんな感じで定期的に精神がうっああしかける、というか毎回一話書き上げてはモチベが枯渇し毎朝温かい感想を読んで執筆意欲を回復させるという残念な生態をしている作者にお付き合いください
『だーくねすばいんどぉー!』
結構過酷な個性社会を生きる
『さぁ今日も元気にステインと戦っていきまうっああ!?』
【毎度のことだが慌ただしいな。今回の作戦は?】
『攻撃喰らったら詰むから回避主体のチマチマ削りスタイルで!』
【別にただの攻撃くらいならもらっても問題ないんじゃない?】
『普通ならね!でもこいつの個性は「凝血」!血液を摂取した相手に問答無用でスタン状態を付与するめんどい個性なんだよね』
[なるほどな。たしかに攻撃を喰らいつつ殴り合う霊夢とは相性が悪いな]
『そうっ!だから……初っ端から本気でやってるんだよ!』
【ほんとなんなんだよその意味わからん動き】
[この世界に来たばかりの頃にマスキュラー相手に見せた動きよりさらに上……路地裏を縦横無尽に跳ね回るその戦法なら、そう簡単に攻撃はもらわないでしょうね]
〘というかどういう原理でそんな動きができてるんだ?お前そんなに身体能力高くなかっただろ〙
『前まではね。だが今の私には「ワン・フォー・オール」がある!』
【確かその個性の効果は最大でオールマイトレベルの身体強化だったか】
『今の私じゃ10%くらいしか扱えないけどね。その力を全身に張り巡らせることでこの人外レベルの動きを実現させてるってわけさ。だから』
『こんなのはどうだ!?』
「っ!」
『チッ、防がれたか』
[今の背後からの一撃を防ぐなんて……相手もただ者じゃないわね]
〘こっちは仕込み杖の範囲攻撃で確実にダメージを稼いでるのに効いてる気配がないな〙
『いや、こいつはあのUSJの脳無とは違う。効いてはいるはずだよ。ただそれをおくびにも出してないだけでね』
【精神的にも格上かよ】
『それでも今のOFA九代目継承者博麗霊夢改め「ゴーストナイトメア」は無敵!こんなやつ程度圧倒してやんあっ』
[急にどうしたの霊夢]
『か、体が動かない……』
〘あいつの個性にかかったか。でもいつだ?〙
「ハァ……動きは悪くないが慢心が見える……だから
『多分どっかで攻めすぎて回避ちょいミスったんだろうね。まあそれ本来なら隙にもならないような隙なんだけど』
【慢心が原因ってはっきり言われてるぞオイ】
『慢心せずして何がヒーローか!』
[ヒーローは慢心しちゃ駄目でしょ]
〘それよりこっからどうする気だ?〙
『んー……どうしよ』
「博麗くん!君まで……」
「こいつには力があった。己が目的を果たそうとする意思に見合った強さが。だがお前にはどちらも足りていない。ヒーローを名乗りながら復讐に走り、己の強さを見誤ったが故にこうして死ぬ。愚かだな」
「くそっ……!僕はただ兄さんの仇を……!」
「それが愚かだと言っている。ヒーローを、英雄を名乗るのならばまずそこに転がっているあいつを助けろ。それができていない時点で、お前は贋物だ。だからここで死ねっ!?」
『あー、大層な弁舌を振るってるとこ悪いんだけど、そいつ殺すのはやめてもらえるかな』
【今何した?】
『体が動かなくても「攻撃コマンド」はできるからね。あいつは仕込み杖の射程内にいるし』
「邪魔をしないでもらおうか。お前は生かしておいてやる。だがこいつにはその価値もない。だから殺す。それだけのことだ」
『あーはいはい。自分の目的のためなら何でもする、その気持ちはわかるよ。でもだったらわかるよな?そいつは私の目的のために必要だ。お前なんかに渡してたまるかよ』
「そうか。ならばそこで目的が潰える様を見ているがいい……チッ」
[この氷は……]
『やっと来てくれたか。仕込みをしといて正解だったね』
「博霊。遅くなった。そんでそいつが……ヒーロー殺しってことでいいんだよな」
「ハァ……また邪魔か」
〘轟参戦!〙
『マージで助かった。このままだと普通に死人出そうだったし』
【お前が慢心してなきゃもうちょい粘れた気がしなくもないがな】
[それで?この後はどう動くの?]
『性に合わないけどまたメンタルケアでもしてみるかね。ったく主人公ごっこは骨が折れるよ』
Side飯田
『なあ飯田。あいつに復讐したいか?』
轟くんとヒーロー殺しの戦闘を動かない体で眺めていると、不意に彼女がそう切り出した。
「……僕が兄さんの名を継いだんだ。だからこそ僕がやらなくては。あいつは、僕が……!」
『そう。なら手伝おうか?』
「……え?」
そのヒーローらしからぬ発現に、僕は耳を疑った。
『何呆けた顔してんの?私は私の目的とかち合わない相手に立ったら協力してやってもいいくらいのスタンスでいるだけだよ。今ここで飯田があいつに復讐を果たすのは別に私としても問題はない。だから付き合うよ』
「それ、は……」
願ってもないこと、のはずだ。彼女に協力してもらえば打倒ヒーロー殺しに大きく近づく。さっきまでの攻防であいつの動きも少しは掴めた。もう無様な真似を晒さないはずだ。だけど、
『でも、それだと「インゲニウムの名を継ぐに足るヒーローになる」って目的は果たせなくなる。まあ理由は……言わなくてもわかるだろ?だから選べ。お前にとって最大の目的はなんだ?今ここであいつに復讐することか?それとも……』
違う。そうではないと、僕の中で誰かが叫んでいる。僕が、僕が本当になりたいものは……!
『ヒーローとしてあいつを止めるか。お前の目的はどっちだ?選べよ飯田』
「……僕は」
上空から襲来したヒーロー殺しの凶刃を、博霊くんが受け止める。そのまま轟くんと二人で並び立ってヒーロー殺しを止めるその姿は、誰かを守ろうとするその姿は……
「……兄さん」
僕が憧れた、最高のヒーローの姿によく似ていた。
「ぁあああああ!」
動け。動かせ。今動かずしていつ動くんだ僕!わかっていたはずだ。僕がなりたかったものは、僕の本当の目的は……!
「
エンジンを唸らせろ。今はただそれだけでいい!
「しまっ……!」
『やばっ!?』
「レシプロ……バースト!」
僕は勢いのまま立ち上がり、彼女たちの隣に並び立つべく足を動かした。
Side G.N
『シャアッ!飯田復活!』
【このままいけそうか?】
『これだけの人数差があれば私に割ける意識だいぶ減るはず!この隙に全力で叩きにいく!』
[全力でってまさか……]
〘あれを出すんだな!霊夢!〙
『ああ!勝負は今!これで決める!いくぞ我が盟友両手メイス!』
【やっぱりそうなるのか】
[力を得ようともやることは変わらないのね]
『何をおっしゃいますかお二人さん。OFAで強化した肉体で振るうマイメイスの威力は今までとは比べ物にならないほ強力なんですよ?これ当てたら勝てるっていう一撃を決めにいかないやつは戦士じゃないよ』
〘お前は戦士じゃなくてヒーローだろうが〙
【そもそもそんな威力の一撃を曲がりなりにも人に向けていいのか?】
『ヘーキヘーキ。あいつやたらとしぶといし。多分生き延びるでしょ。てなわけで情報共有をば……』
『……って感じで私が決めるから、援護を頼む』
「承知した」
「こっちもわかった。にしてもあいつ相手に隙か……まあやるしかねえか」
『じゃあいくよ!』
「ハァ……三人か……面倒だ」
『さあ来いステイン!今日こそ決着を着けてやる!(FOX並感)』
〘それ負けフラグだろ〙
『最悪ピンク玉がなんとかしてくれるって』
[この世界にピンクの悪魔はいないわよ]
【それより来るぞ!】
『轟!』
「わかってる!」
「視界を塞ぐなど愚策だとさっきも……チッ」
『私がいれば話は別だ!』
[氷の中からの奇襲……彼が味方だと効果的な戦法ね]
〘それでも効いてないなこれ〙
『なら何度でも攻めるまでよ!』
『飯田!外から叩け!』
「任されよう!」
「即席の連携……悪くない」
『テメェも呑気に解説してんじゃねえ!』
【氷で構成された障害物まみれの路地裏をあそこまでぴょんぴょんと……身軽すぎんだろ忍者か?】
『忍者は別にいるから違うね』
【いるのかよ忍者】
[それよりこれじゃあ重武器を当てる隙なんてないわよ。どうするの?]
『そこは原作知識チートでどうにかね』
『てなわけで、頼んだよ二人とも』
「……? 何を」
「あいつも無茶言いやがる……食らえ!」
「今だ!レシプロ……バースト!」
「なっ!?くっ!」
〘これは……爆風か?〙
『そそ、原作だともうちょい後に出てくる「膨冷熱波」っていう技だよ。右で冷やした空気を左で加熱して膨張させる爆破技。正直概要を説明しただけでそれっぽいのができるとは思わなかったけど』
【そこに飯田が蹴りを入れて宙に浮かせる……明らかな隙ができたな】
『なら最後は私が決めるッ!喰らえッ!』
『10%ラッストアタァァック!』
「ぐはぁっ!?」
[これは……]
〘やったか!?〙
【復活フラグやめろ】
『流石にもう大丈夫、なはず……』
『ふぅ……なんとかなったかな』
「大丈夫か?博霊くん」
「今は心配よりこいつだろ。さっさと縛っとこうぜ」
『そうだね。はいこれ使って』
「……よし。これでいいな」
『これにて完全に解決!ミッションコンプリート!』
【苦戦はしたがみんなの力でなんとかって感じだったな】
[霊夢も少年漫画のキャラらしくなってきたわね]
〘でもこいつの場合本性があれだぞ?〙
『表向きは善人なヒーローなのでオーケー!そんじゃさっさとグラントリノたちプロに連絡を……』
【っおい霊夢!】
『んえ?ってはぁ!?』
『ぐあぁっ!』
「博霊!?」
「何が、ぐっ!?」
「ありがとな、ガキ。あの面倒なヒーロー殺しを倒してくれてよ」
「予定とは違っちゃったけどね。まあ今ここで君たちを
『今あいつなんつった?』
[確実にこっちを殺す気で来てるわね]
〘というかあれ後ろに脳無何体かいないか?〙
『は?おいおいちょっと待て!章ボス倒した後に来るのはルール違反だろうが!』
【ヴィランにルールもクソもないってことだろ】
『ちっ……何のつもり?』
「君たち……特に博霊さんだっけ?ほうっておくと色々面倒なことになりそうだから消しておこうと思ってね。それに、教え子が死んだ時オールマイトがどんな顔をするのかも気になってるしね」
「こいつら……この前の……!」
「すぐにプロが来る!お前たちの思い通りにはさせないぞ!」
「ああ、プロなら来ないぜ?せっかく虎の子の脳無で足止めさせてるんだ。ボーナスタイムは続行ってわけだ」
「そういうことだから。じゃあね」
[あの遠距離刺突攻撃が来るわよ!]
『まずい!あれ喰らったら私はともかく重症の二人が普通に死ぬ!』
〘早く止めろ霊夢!〙
『無理!やっては見るけどこの数は捌ききれないって!』
【無理でもやれ!できなきゃ本格的に詰み展開になるぞ!】
『っクソ!』
『うおおおおお!』
「すごいね、それ。でも無駄だよ。それの範囲は見切った」
[仕込み杖の射程外から回り込んで来てるわよ!]
『クソッ!これを防ぐ方法なんて……っ!』
〘何かあるのか霊夢!?〙
『博打にはなるが頼むぞ
【五代目……そうかっ!霊夢!いけるぞ!】
『なに言ってんのさ魔理沙!』
【そんなことより五代目ってやつの力が必要なんだろ?なら私が話を着けてくる!】
『何言って……まさかっ!』
【というわけだ頼む与一!】
「わかった。できる限りのことはしてみよう。頼めるかい?五代目」
「おう!任せな!」
「……へえ」
「おいおい、なんだよあれ。また別のチートかよ」
「なんなんだ……?この力は……」
「博霊……お前は……」
『5th……黒鞭ィ……!』
【この力は……】
[黒い何かが荒ぶって、全ての攻撃を弾いた?]
〘霊夢、これがお前がやりたかったことか?〙
『いやそれはそうなんだけど……何この威力、怖……』
【お前が必要だって言うからあっちにわざわざ話通してやったんだぞ?】
『あっちって……いやそれはいいや。とりあえず今は』
『お前らとっ捕まえてやる!』
「おい、どうすんだよデク」
「あれは流石に想定外、というか先生からも何も聞いてないしね。大人しく撤退しようか」
『させるとでも思ってんのか!?』
「『暗幕』……黒霧さん」
「承知しました」
「やれ、脳無」
『邪魔なんだよ能無し共が!』
『くっ……!脳無のせいで攻撃があっちまで通らない!』
【仕込み杖なら話は別だが……これじゃあ有効打にはならないか】
『いや待てよ?仕込み杖ならいけるってことだよね?』
[そうでしょうけどそれは仕込み杖とは別の力でしょう?]
『なら混ぜ合わせるまでのこと!喰らえ!仕込み杖改め
「うっ!?」
「ガッ!?テメッ!」
「引きますよ!」
『……逃がしたか』
『やっぱワープ持ち相手は面倒だな』
【それより私たちにはわからないことだらけなんだが】
〘説明プリーズ〙
『まあそれは次回にってことで』
[ちゃんとした説明はあるのよね?]
『原作的に見てもイレギュラーな挙動だったからね、後でちゃんと解説はするさ。そんじゃ今回は終わりってことで、まったのーう』
なんか気付いたら霊夢の強さが盛られてる……もうこいつ一人でいいんじゃないかな
マジで次の展開ドーシヨ……ウチじゃ考えるのとかモウマジムリ……シッソウシヨ……
(作者が書けたら)次回、期末試験編:どうあがいても(先生側が)絶望
感想片手に続きをお待ち下さい……
読者の皆さんはG.Nチャンネルのことを
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前から知っていた
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ガッツリファンだった
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この作品から知った