切札一族の力が薄れ、世界には光る赤子のような異常な存在が現れ始めた。
そんな時代に生まれた少年、切札家の1人である切札
かつて先祖が戦った禁断クリーチャーの力とコマンドの力、そして切札家のカードの力が混じり合った異質な個性として…
約百年経った…
かつて世間では魔王なんて言われる存在もいたが、今の時代は全く聞かないな。
魔王とか言う存在なんていないほうがいいに決まっているが、ちゃんと死んだのかも気になる。
生きてたら大惨事になること間違いなしだろうし。
それよりも気になるのはオールマイトとか言うナチュラルボーンヒーロー?って呼ばれてる奴だな。
聞くところによると30kmを数秒で移動するとか、天候を変えるとか聞いたら頭おかしいんじゃないか?と言いたくなるようなことをしているらしい。
なので会いに行こうと思う。
レッドゾーンに変身して街へ降りる。
するといきなり変身が解かれる。
驚いていると、マフラーのような何かをつけた男がいた。
「個性を私用で使用するな」
「…ダジャレ?」
「違う。法律で決まっている」
「え!?そうなの!?」
「知らなかったのか…?」
「アハハ…ここ百年くらい山暮らしだった弊害だね」
「何を言っている…?」
信じてもらえねぇや。
まあ、人は百年も若い姿のまま生きてるわけないしね。
「俺の名前は
「…オールマイトに?…はぁ…なんであの人は面倒事ばかり…」
トラブルメーカーみたいだなオールマイト。
「どこにいるか知ってる?」
「…アポは取ってるのか?」
「取ってないね。思いつきで会いに来ただけだし、電話も無いから」
「…手荷物検査しても?」
「いいとも」
「…本当にないな。スマホも財布も無い」
「基本狩りと畑で生活してるし、猟銃免許くらいなら家にあるけど」
「なんでこんな奴が今更…」
「なんかあったの?」
「…ここまで来るのに違和感感じなかったのか?」
「昔よりは荒れてないね」
「…そういえば自称200歳だったな…黎明期に比べたら荒れてはないのか…?」
黎明期とはなんぞや?
「街って個性持ちが出始めてからずっとこんな感じでしょ?あと黎明期とは?」
「…黎明期は個性が出始めて荒れてた時期のことを指すんですよ」
「へー、じゃあ俺は黎明期生まれになるのか。そういやまだ魔王とか生きてるの?」
「!…魔王は死にましたよ。世の中をめちゃくちゃにしたあとに…」
「それは良かった。個性をクレクレしてきたからウザかったんだよねー」
「クレクレって…」
魔王死んだなら安心できるな。
「それで…なんでオールマイトに会いに?」
「言ったでしょ?思いつき。それ以外に理由はないよ」
「そうですか…連絡してみますよ」
「まじ?ありがとね」
ラッキー!
勝太爺ちゃんの幸運が隔世遺伝してるおかげでかなり楽できそうだ。
「案内しよう。」
「ありがとーね〜」
「構いませんよ」(波動と話してる気分になるな…)
案内してもらい、雄英高校というところに着いた。
「学校にいるのか?」
「今はヒーローを引退して教職に就いてますよ」
「ほー…ん?ヒーローが先生してるの?」
「ヒーローに育てる教育をしてます」
「時代は変わるねぇ。ヒーローって教育するものじゃなくて勝手に出てくるもんだったのに」
「今はヒーローも職業ですから」
率直に思ったことを言うなら
「なんというか…夢がないねぇ」
「夢がない…ですか?」
「昔はヒーローって特別な存在って感じだったからね。今じゃ誰でもなれるものってなってるんでしょ?」
「ええ、努力すれば誰でもヒーロー免許を取れますよ」
「価値観が違うんだろうけど、野球選手に憧れて野球選手を目指すってのが今のヒーローってことでしょ?」
「概ねそうですね。もちろん、困ってる人を救いたいからって理由のやつもいますけど」
「…幻想が現実に組み込まれたからかなぁ」
「まあ、そうですね」
否定したいわけじゃないけど、少し悲しい感じがする。
「着きましたよ」
「ホントにありがとねぇ。えっと名前そういや聞いてなかったね」
「相澤です」
「また何かあったら頼りにするよ」
「それは勘弁してください…」
「あはは…じゃあまたね」
「ええ」
相澤くんと別れて校長室に入るとネズミとホラーマンがいた。
「どうもネズミさんとホラーマンさん」
「ブフッ…こんにちは。僕は根津。ここの校長をさせてもらっているのさ」
「そして、私がオールマイトさ」
「?俺が見たのはムキムキの中年だったけど」
ボフン「これかな?」ボフンダバー
「それそれ!…てか大丈夫?」
「大丈夫さ…!」
「ならいいけど…それで聞きたいことあってね。」
「何かな?」
「まずは相澤くんと話してて思ったことを聞こう。ナチュラルボーンヒーローの憧れのヒーローって誰?」
「私の憧れのヒーローか…私の憧れはアンパンマンだよ」
「へぇ…顔がパンで出来てるの?」
「それならもっと良かったんだけどね。残念ながら筋肉だけさ」
「なら良かった。人にあげすぎて凹んでるのかと」
「ハッハッハ!それはユニークなジョークだな!」
「ちなみに根津くんの憧れのヒーローは?」
「うーん…僕はいないかな。強いて言うならトムとジェリーのジェリーかな」
「猫を倒した英雄ってこと?」
「そういうことさ。君は誰なのかな?」
「ウルトラマンとかいろんなヒーロー見たけど、やっぱり俺の爺ちゃんの相棒かなぁ」
「「君の爺ちゃんの相棒?」」
「蒼き団長ドギラゴン剣。俺の爺ちゃんの切り札だ。人知れず世界を救った英雄の一体だよ」
「ふむ…ん?一体?1人じゃなくてかい?」
「うん。一体だよ。ドラゴンだからね」
…あれ?反応ないな
「「ドドドド、ドラゴン!?」」
驚いてただけだったか。
「世界救うために一回死んだけどね」
「じゃあ、もう…」
「今は火文明で隠居してると思うよ」
「ひ、火文明?」
「宇宙にある他の星のことだね」
「う、宇宙」
「まあ、気にしないで」
「「気になっちゃうよ!?」」
そう?
「それで、魔王倒したの君でいいの?」
「いや、AFOを倒したのは私ではないよ」
「じゃあ、誰が?」
「皆で協力したから誰か1人ってわけじゃないけど、強いて言うなら私の後継者とその幼馴染が倒したよ」
「会えたりできる?」
「今からかい?今からならこの後、演習訓練があるからそこでになるが」
「じゃあ、お願いできる?お返しに、こっちも手伝えることは手伝うよ」
「うーん…戦闘は出来るのかい?」
「出来るよ。魔王から力を奪われないようにしてたから嫌でも戦闘出来るようになってね」
そう答えると少し困った顔をして根津くんは
「君も大変だったね。でももう大丈夫なのさ」
「いや~…切札家所有の山で狩猟生活も飽きてたからナチュラルボーンヒーローなんて呼ばれてる人がいるなら頼ってみようと思って来たんだけど、その前に魔王討伐されてて、ただ会うだけになっただけなんだけどね」
「そういうことだったのか…すまない。7年前に…いや、それよりも前に私が倒せていれば…」
「気にしないでいいよ。そんな事言ったら俺はアイツのこと封印出来たけど出来なかったし、しなかったから」
「…封印?」
「うん、封印とか歴史改変とかして倒せるけどしなかったんだ」
「それは一体なぜ…」
「歴史改変は色々大変だし、エネルギーもかなり使うから出来ても一回だけで、封印は解かれる可能性があるからね」
「…殺すという手段は取らなかったのかい?」
「アイツ、すぐ逃げるから」
「AFOが?」
「俺は本当に殺せる力があるから逃げるんだろうね。互角で戦えるじゃなくて、俺のほうが圧倒的に強いから」
即時行動させられる永遠のリュウセイ・カイザーとかね。
数も多いし、俺がドキンダム出したらすぐにワープして逃げてたし。
「それじゃ、英雄達に会いに行こうよ」
「それもそうだね…戦闘もできるなら手伝ってもらいたいし」
「手加減はしたほうがいいよね?」
「殺さないように、かつ大怪我しない程度ならいいよ」
「おっけー!」
「案内するよ」
「助かるよ」
案内されたのは廃れた街。
「ここは?」
「市街地β。簡単に言うなら実践訓練するための疑似的に再現した街だよ」
「ほぇ~…作るの大変そ〜」
「一度綺麗なものを作った後に訓練で使ってボロボロになむていくからね」
オールマイトと話していると40人ほどの少年たちが現れた。
「オールマイトと…誰だありゃ?」
「見た目は若いから、最近デビューしたヒーローとか?」
「でも、雰囲気が若者って感じじゃねぇぞ?」
「抜き打ち試験の類でしょうか…」
色々考察してるなぁ
「皆、こんにちは」
「「「こ、こんにちは」」」
「緊張してるねぇ」
「ハッハッハ!紹介しよう。彼は切札勝断さん。見た目は若いが私よりも年上だよ」
「「「オールマイトよりも!?」」」
「齢200歳超えだよ~。よろしく〜」
「でも、なんでそんな人が…」
「それは俺から言おう。まず1つ目は最近まで山暮らししてて法律変わってるのに気づかずに街に個性使って降りてきたんだよ。そこで相澤くんに会って今の社会を教えてもらってね。それで学校来てからオールマイト達の話を聞いたら魔王討伐をした功労者と聞いたから、会おうと思ってね。」
「私たちに?」
「そうそう!俺、魔王に個性狙われてたからね。だから、討伐してくれてありがとうって伝えるのが1つ目」
「それは、どういたしまして?」
皆いい子だねぇ
「そんで2つ目が、お礼に鍛えてあげようかと」
「鍛える?私たち結構強いですけど…」
「一人で魔王に勝てるくらい強いの?」
「それは…」
「比較対象がおかしいかと!」
「そんでもってオールマイトから聞いたけど、最近皆伸び悩んでるらしいね」
「…ああ」
素直だね
「俺は多分だけど、魔王を唯一単騎で殺せる人間だ」
「「「!?」」」
「歴史を変えたり、時を超えたり、世界を滅ぼしたり、そんな力を持ってる。味方のサポートもできるしね」
「なら、なんでAFOを…」
「こっちが攻撃しようとしてもすぐ逃げるからね。そのクセ狙ってくるから質が悪い。キミ達も相手したなら知ってるんじゃない?」
「ああ。意地でも生きてやるって感じが最期はあった」
「でしょ?というか、本当によく倒せたよね」
「全員で頑張ってなんとか倒したからなぁ…」
「大変だったでしょ?本当に感謝してるよ。…あ、脱線したなぁ。取り敢えず、君等を鍛えるから、異論があるなら勝って言うこと聞かせてよ」
VV8を出すと封印される。
「それは…?」
「禁断機関。要するに時間干渉機能があるやべー奴。」
「ハッ!そんならぶっ壊せばいいだけだァ!」
「そうだな…!」
その程度で壊せるわけないだろうに…時間干渉機能付き、かつ封印付きだぞ?
「んだこりゃあ…」
「ビクともしねぇ…!」
「D2フィールド展開」
「な!?」
「ワルスラー研究所」
驚いてるねぇ
「スライム!?」
「皇帝ワルスラをノーコスト召喚。能力で俺のクリーチャーは効果で選ばれなくなる。そして、ワルスラー研究所の効果で1ドロー。2体目の皇帝ワルスラをノーコスト召喚。効果で1ドロー。」
これで封印は2枚剥がれた。
「こっちが効かないなら…!」
「ワルスラ、ブロックだ」
「な!?方向が…!?」
ワルスラを破壊した?
ってことはパワー1万くらいか。
「2体目のワルスラで攻撃。その時、侵略〈宇宙〉発動」
「侵略…?」
「S級宇宙アダムスキーに進化だ。そして、禁断起動!」
時が止まる。
「アダムスキー、全員の武装を破壊して拘束しろ。服は壊さなくていい」
『YES.オーダーを実行』
そして時は動き出す。
「「「なっ!?え???」」」
「おつかれさま。これで強さは証明できたかな?」
これから、楽しみなこと増えたね。
個性:クリーチャー(禁断、コマンド)
禁断もしくはコマンドを持つクリーチャーに変身、もしくはクリーチャーを召喚できる。
1日最大48種類。(内8枚は超次元ゾーンのサイキック・クリーチャーなど)
呪文やD2フィールドはシナジーのあるものに限る(皇帝ワルスラを使うデッキにワルスラー研究所を入れるなど)
変身した後は能力をそのまま使える。