いやだ!!俺はマヨヒガに引きこもるんだ!!! 作:ガチャ運を寄越せ陸八魔ァ!
この小説を楽しみにしていた方、昨日は休んでしまい申し訳ありません
突然ながら後書きにお話があります、読んでも読まなくても自由ですが、最初だけでも読んでくださると幸いです
「綺麗になったな…」
フランを落ち着かせるため撫で続けて20分が経った頃、ようやくフランは落ち着きを取り戻したので俺達は部屋の掃除を始めた
捨てる物や飾る物、修理する物の3つの種類に仕分けたのだが…いやぁ、流石に疲れたね
まぁその甲斐もあって部屋は入った頃とは雰囲気がガラリと変わった
荒れた廃墟から病んでる人の部屋にランクアップだ、文字に起こすとあんま変わってなさそうだな
「さて、次は咲夜さんなんだけど…」
俺は綺麗になったフランのベッドに腰掛け、咲夜さんについて考える
フランは俺を殺した過去があるからなのか、聞き分けが良かったけど咲夜さんはなぁ…
メンタルケア自体はフランと同じで楽に済みそうだけど、俺が業務事故で死んだからなぁ…過保護というか、多分聞き分けが悪いんだよな
「今日中に帰れるかなぁ…」
いつかはこっちで1日過ごして、あちらではどれくらいの時間経過するか試したいけど、今日はマヨヒガに帰ってきていいと言われてるかなぁ…流石に今日は試せない
まぁ、帰るのは咲夜さんのメンタルケアが終えてから考えよう…
「ただいま、葛籠」
「おかえりー」
扉が開きそちらの方を見ると、そこには風呂からあがったばかりのほかほかフランが帰ってきた
いつもの服装ではあるが、髪は下ろしており乾かしていないから艶やかに湿っている
流石にべとついたままだと汚いからね、風呂浴びて来いって言ったかいがあったぜ
風呂に行く前に一緒に入って欲しいとか言われたけど、鋼の意思を持つ俺はもちろん断ったぜ
フランのお色気シーンを期待していた奴ら!残念だったな!俺は性欲に駆られたモンスターじゃないからお色気シーンなんてある訳ないんだな!
俺は近付いてきたフランの髪を魔法を使って乾かしつつ、どこかにいるであろう性欲モンスターを心の中で盛大に煽る
それにしてもなんて風呂上がりの女の子っていい匂いするんだ?男の子って風呂上がりでもいい匂いする奴少ないってのに
フランの髪を乾かし、いつものサイドテールに結びつつお願いをする
「なぁフラン、少しお願いがあるんだけどさ」
「何?」
「咲夜さんのメンタルケアをしに行こうと思ってるんだけどさ、ちょっとついてきてくれない?」
「わかった、良いよ」
「ありがとうねー」
フランから護衛の許可をもらい、お礼に頭を撫でながら咲夜さんのメンタルケアの後について考える
とりあえず咲夜さんのメンタルケアが終わったら1度帰還しようかな…咲夜さんが強引に引き止めてきたらフランにお願いするとして、レミリアへ別れの挨拶とかした方がいいのかねぇ?
どうせまたこっちに来るつもりだし、別に別れの挨拶とこ要らないか
「それじゃ、早速咲夜さんのところに行こうか」
「はーい」
フランの髪を暫く堪能し、俺達は咲夜さんのいるであろう部屋へど向かうのだった
ということでやってきました、咲夜さんの自室前です
いやぁ、俺の世界と部屋が同じで助かったぜ…違ったら人部屋ずつデト〇イト市警しなきゃならんからな
そんなことを思いつつ、扉をノックして存在を知らせる
「咲夜さん、葛籠です。入ってもいいですか?」
『…………』
返事がない、ただの扉のようだ
ほな開けますね(デジャヴ)
「お邪魔しま…ビックリしたわぁ」
扉を開け、中へ入るとそこには俺の写真がビッシリと貼られていた空間が広がっていた
…ストーカーとかの部屋って、こんな感じなのかねぇ?
「…私も結構だと思ってたけど、咲夜も相当なんだね」
「だなー、こんな部屋中に写真貼ってると思ってなかったわ」
軽く引いているフランの言葉に肯定する
まぁ俺は引いてるというよりは驚きが強いんだけど…もしかして俺って結構おかしい?
自分の写真みても綺麗に撮れてるなーくらいの感想しか出ないんだけど…
「というか咲夜さんいないな?」
「確かにどこに行ったんだろう?」
俺の写真にばかり気を取られていたが、咲夜さんのベッドに視線を向けるもそこには咲夜の姿はない
部屋の別の場所を探してもどこにも咲夜さんらしき姿はない
参ったなぁ…早くメンタルケアして帰りたいんだけど
「一応、レミリアさんの所にでも行ってみるか…もしかしたらいるかもしれないし、レミリアさんなら咲夜さんの場所知ってるかも」
「確かに、お姉様なら知ってるかも」
「ということで咲夜さんさん探してるんですけど何処にいるか知りません?」
思い立ったが即行動、レミリアの部屋へと2人で凸ったのだが…咲夜さんはここにもおらず、レミリアに咲夜さんの行方を聞いてみる
レミリアさんは飲んでいた紅茶をテーブルに置くと、俺達の方へ向き直して口を開く
「さっきまでここにいたけど、今は知らないわ…もしかしたら大図書館にでもいるんじゃないかしら?」
「図書館か…いや、このままだとたらい回しになりそうだな」
「じゃあどうするの?」
「直接ここに呼ぼうかな」
俺はユカリ札を使い、いつものようにスキマを開く
前回は何故か使えなかったんたけど、どうやら使えなかったのは“軸”がズレていたらしい
『世界が変わったのなら当然合わせる軸も変えないとね』ってことらしい…非常に面倒だね、俺は物理が苦手だってのに…
開いたスキマに腕を突っ込み、スキマの先にいる人型の腕を掴むとそのままこちらへ引っ張る
スキマから腕が現れると、芋づる式に頭、胴…そして足と、咲夜さんの身体がこちらへやってきた
「咲夜さんこんばんはー」
「え…?つづら、さん…?」
俺の姿を見た咲夜さんは目を見開いて固まる
そんな咲夜に俺は手をひらひらとさせながら挨拶をする
やっぱ死んだ人が急に現れるとみんな同じような反応するなぁ…まぁ親しい関係で死別してるから仕方ないんだけど、もうちょい軽い反応がみたいな
こっちのこーりんなら軽い反応するかな?流石にこーりんとはそんな関係なってないだろうし
それにしてもまた夢とか幻覚だと思われたくないし、現実だって教えとくか
「正真正銘、死んで亡霊として現れていない生きた小箱葛籠ですよー」
「本当に、生きてる…?」
咲夜さんの手を突ついたり握手をする
その感覚に現実だと認識した咲夜さんは少しずつ目を潤ませ、そして抱きついてきた
…後ろから感じた一瞬の殺意は知らんぷりするとしよう
「本当に…本当に生きてる…!また会えて良かった、本当に…」
「咲夜さん、首決まりかけてるからちょっと離して」
「嫌です…!絶対に離しませんから…!」
あぁ^〜首が締まっちまうよ、誰か助けてクレメンス
咲夜さんに強く抱き締められた俺は、そんなことを思いながら咲夜さんが落ち着くまで頭を撫でるのだった
…なんかフランでも同じようなことしたな
「…なるほど、つまり葛籠さんは別世界からやってきたから実際には生き返っていないと」
「そゆことッス、なんか期待持たせたようですみません」
「いえいえ、もう一度葛籠さんに会えただけでも奇跡ですから」
咲夜さんが落ち着いた頃、俺達は椅子に座って俺が別世界からきたことを説明した
何故、部屋に椅子が丁度4つあったのか疑問に思っていたが、どうやらレミリアの夫になった俺が咲夜とフランも混ぜて4人で話したかったから置いていたのだそう
美鈴やパッチェさんは?と思ったが美鈴さんはここでも寝そうだしパッチェさんも図書館から動きそうにないもんな…
ある程度話したところで、俺は咲夜さんの気になっていたことについて質問をする
「ところで咲夜さん」
「咲夜でいいです…というか呼んでくださると嬉しいです、ついでに口調も崩してくださると…」
「了解、ほんじゃ咲夜に質問あるけどいい?」
「えぇ、何でもどうぞ」
「その首から提げてるそのネックレスって?」
俺は咲夜さんが首から提げているネックレスに視線を向ける
ネックレスの紐は革紐で出来ており、胸元辺りには白い粉の入った小さな瓶がついている
コルクで蓋をされているようだが、落ちて開いたりしないのだろうか
「これのことですか?これは葛籠さんの遺骨を入れたものです…こうしていると、葛籠さんがいつも傍にいるような気がして」
「…なるほど」
そっかぁ…その白い粉は俺の骨かぁ…なるほどなぁ
俺の想像していたもの以上の答えが返ってきて、俺は少し天井を仰ぐ
確かに身内の遺灰とかを保管する人がいるのは知ってるけど…まさか身近な人でいるとは思わなんだ
「それで、一応2人の精神はある程度回復したようだけどこの後はどうするのかしら」
「そうだな…今日は紫さんに呼ばれてるからここらで切り上げて、後日再調査しようかな」
「そう…わかったわ」
「葛籠、またいなくなるの?」
「フラン様、葛籠さんのことです…再びこちらへと来てくれますよ」
「そうだぞフラン、次に来た時はフランの好きなプリン持ってくるから今日は我慢してくれ」
「…約束ね?」
「あぁ、約束するさ」
俺が帰ると聞いて目から光を失ったフランを咲夜さんと2人で宥める
…正直、フランは想像できてたけど咲夜さんがこちら側だとは思ってなかったな
それほど恋人だった俺に信頼を寄せていたのかな…恋人の俺、グッジョブ
咲夜さんの恋人である俺を心で讃えていると、椅子から立ち上がったレミリアが俺の横へとやってきた
「それじゃ、帰る前にお呪いでもしましょうか」
「お呪い?」
「えぇ…こうやって、ね」
「い゛っ゛!?」
レミリアが俺の頬に両手を添えたと思えば、右手が首へと移動しらその後すぐに首が刺されたような激痛が走る
首を傷付けるレミリアの腕を離そうとするも、まるで大岩を1人で動かしているようにビクともしない
激痛が走り始めて10秒ほど経った頃、レミリアはようやく俺から離れた
「いったぁ…何するんですか」
「いったでしょう?お呪いだって」
「ただ首を傷付けただけにしか感じなかったんですけど…」
「今はそうかもしれないけど、そのお呪いの意味はそのうちわかるわ…それじゃあ、また会いましょう」
レミリアの言うことが分からなかったが、とりあえず離してくれたので俺は前のようにインベントリに入っていた黒い札を使って元の世界へと戻るのだった
前書きで言っていたようにお話があります
内容は突然で申し訳ないのですが、暫く投稿をお休みさせて頂こうと思います
理由はストーリー構成を考えることが少し難しくなったので、少し頭を休ませることです
小説を書くことは楽しいのですが、構成を考えられず皆さんが面白いと思ってもらえるような小説を書けないのが悔しいので暫くは投稿を休ませていただきます
またお会いする日まで楽しみにさせて頂けると嬉しく思います