進撃の巨人VS伝説の超サイヤ人!!熱戦・烈戦・超激戦 作:ツキリョー
壁外調査からの移動中、リヴァイを始めとした5人が馬に乗って平野を駆け抜ける中、ブロリーだけは宙を低空飛行して進んでいた。だが、その表情は依然として不機嫌なのを隠そうとせずに言った。
ビュオオオ
ブロリー「‥遅い、遅すぎるぞ。もっと速く行けないのか?」
ペトラ「む、無茶言わないでください!これでも馬たちの全力に近いんですってば!」
オルオ「全くだ!だいたいお前はなんで飛べるんだ!俺達からするとおかしいのはそっ(ガブッ」
グンタ「‥オルオの言いたいことは理解した。普通の人類なら空を飛んだり、手から緑の爆発する玉を投げつけたりすることは出来ない。‥本当に何者なんだ?」
エルド「今から壁内に行くのはお前を匿うと同時に監視する目的もある。それに馬が一番の移動手段だ。普通に走ったりするより全然速いぞ。」
ブロリー「この程度で速いだと?フン‥お前達は本当に力が無い上に無駄が多い、呆れるな。」
オルオ「悪かったな!非力で無駄だらけで!」
ブロリー「それと小娘、その話し方やめろ。さっきから調子が狂って仕方ない。」
ペトラ「え?‥普通の言い方でいいんで‥いいの?私達多分貴方より年下です‥年下よ?」
ブロリー「それがどうした?構わん。変に気を使われる方が調子が狂う。」
ペトラ「わかった。これからもよろしくね。」
ブロリー「フン‥」
ペトラが砕けた話し方でも良いと言われて、ブロリーと少し打ち解けたと思ったのか満面の笑みでブロリーに微笑んだ。ブロリーは鼻を鳴らしながら視線をそらした。それを見た他のメンバーは絶句していた。
オルオ「‥見たか?グンタ。ペトラの奴もう打ち解けやがった。」
グンタ「ああ、だがどちらかと言うとペトラの方が距離を詰めてるように思えるが。」
エルド(‥やはりペトラの適応力は凄まじいな。こんな化け物ともう仲良くなりやがった。)
リヴァイ「‥おいエルド。このデカブツの存在は俺達でひとまず隠すぞ。上の連中にクソ共を一撃で葬れる人間離れした力を知られたらロクなことにならねぇ。」
エルド「そうですね。はい!」
リヴァイ班の全員はブロリーのことをひとまず隠すことで一致したみたいだが、その話題になってるブロリー本人は、興味がない上に今もペトラから積極的に話されてることで全く聞いていないようだ。
そしてしばらく馬(1人低空飛行)で移動してるうちに人類と巨人の生活区域隔てる真っ白で高大な壁が見えてきたようだ。ブロリーは壁を見上げて怪訝そうな顔をした。
ブロリー「なんだこれは?」
ペトラ「壁よ。私達人類はこの向こうで生活しているの、巨人から身を守るためにね。」
ブロリー「邪魔だ、破壊してやる。」ポーヒー
ペトラ「!ダメダメダメダメダメ!!」
オルオ「何考えてんだお前!!やめろ!!」
リヴァイ「全員コイツを止めろ!」
「「「「はい!!」」」」
ブロリーは左手に緑の気弾を出して壁に放とうとしていたのを見て、リヴァイの掛け声でブロリーの身体の節々に身を挺して飛びついて制止させた。突然のことにブロリーは一瞬驚くが、邪魔されたと知るとすぐに眉をひそめてドスの効いた声で言った。
ブロリー「貴様ら、何のつもりだ‥!」
オルオ「それはこっちの台詞だっつの!壁のこわ(ガブッ」
グンタ「全くだ!壁を破壊だなんて、何てことしようとしてるんだ!」
ブロリー「邪魔だから破壊しようとした。ただそれだけだ。」
ペトラ「‥あのブロリーさん、落ち着いて聞いて。さっきも言ったと思うけどこの壁は巨人から身を守るためのものなの。破壊されちゃったら巨人達が入って来ちゃって、みんな喰い殺されちゃうわ。だから壁を壊すなんて絶対にやっちゃいけないことなの。お願い、邪魔に思っても壁だけは絶対に破壊しないでね。」
ブロリー「‥チッ。貴様に免じてこの邪魔な壁は破壊しないでやる。」
ペトラ「あ、ありがとう‥はぁ、調査兵団に入団したときから心臓を捧げて常に命がけで戦ってきたつもりだけど‥これじゃあ心臓がいくつあっても足りないよ‥」
ペトラの必死の説得にブロリーは渋々ながらも気弾を消した。嫌々ながらも言うことを聞いたブロリーに、他のメンバー達がざわついていた。そんな中、リヴァイはペトラに追加の指示を出した。
リヴァイ「ペトラ。デカブツの世話ついでに一般常識もしっかり教育しとけ、下手したらコイツの気分次第で人類が滅びるなんてことになりかねねぇぞ。」
ペトラ「はい‥」
ペトラは苦労する未来が確定になったことを悟ってゲンナリとしていた。そして壁の目の前まで来ると、門となっている巨大な柵がひとりでにゆっくりと上昇した。見張っていた門番が帰ってきたリヴァイ班に気付いて明けたのだ。それを見ていたブロリーはつまらなそうに鼻を鳴らした。
ブロリー「フン、破壊したほうが早いものを‥!」
ペトラ「だからそれをすると巨人達が入ってきちゃうんだってば!」
オルオ「お前、出会ってからずっと思ってたが物騒すぎねぇか?どうしたらそういう考えになるんだよ!」
グンタ「‥骨が折れる未来しか見えねぇな‥」
ブロリーの呟きに3人は反応して改めて釘を差していた。リヴァイとエルドは呆れ顔でそのやり取りを見ていた。そうこうしてるうちに門が完全に上がって通れるようになって中へと入っていった。中には壁の内側に住んでいる沢山の人々がこちらを見ていて、ブロリーを見るとざわついていた。
「リヴァイ兵長のお帰りだ!」
「精鋭達も無事とは、人類の誇りだ!」
「あの男の人は誰?」
「凄く大きいな、巨人じゃなさそうだが‥」
「なんで上半身裸なの?」
「変わった格好ね。金の首飾りなんて‥」
ペトラ「あはは‥やっぱりブロリーさん注目されちゃってるね。」
ブロリー「下らん。そんなことより飯はまだなのか?」
ペトラ「ブレないなぁ。はいはい、拠点に着いたらちゃんと作ってあげるからもう少し待っててね。」
ブロリー「‥チッ、早くしろ。」
リヴァイ班を始めとした調査兵団が壁の外にでて巨人の生態を調べたりする『壁外調査』は、普通なら何名か犠牲になっていても不思議ではなく、全滅したということもしばしばである。なのにも関わらず今回は、班のメンバーが誰一人として欠けることなく、むしろブロリーという壁外の生存者まで見つけて帰ってきたことになる。これは壁内人類にとって歴史的な快挙の達成の瞬間である。しかし、当のブロリーは全く興味を持っておらずに、ペトラに料理を催促していた。
一行はやがて、リヴァイ班が拠点としている旧調査兵団支部へとやってきていた。
ペトラ「着いたわよ。ここが私達が拠点にしているところよ。」
ブロリー「やっと着いたか。人に合わせて飛ぶというのも大変なものだ。」
ペトラ「悪かったわね!遅くて!」
ブロリー「そんなことより飯はまだか?」
ペトラ「今から作るから待ってってば!」
ペトラはブロリーがあまりにも急かすので、すぐに準備に取り掛かった。ブロリーは近くにあった椅子に腰掛けてそのまま微動だにせずに空虚を見つめている。そんな中、オルオとグンタが積極的にブロリーに話しかけていた。
オルオ「なぁ、お前って本当に何処から(ガブッ」
ブロリー「‥コイツはいちいち舌を噛まないと気がすまないのか?」
グンタ「あー、それはオルオの癖みたいなもんだ。気にしないでやってくれ。それよりオルオも聞いてたがお前は何処から来たんだ?」
ブロリー「‥‥」
グンタ「あっ悪い‥言いたくなかったか?」
オルオ「すまん、触れられたくない所に触れちまったか?」
ブロリー「‥新惑星ベジータと言っておこう。」
「「え?」」
ブロリーがボソリと呟いたひと言にオルオとグンタは勿論、遠くでリヴァイとエルドも聞き耳を立てて、ペトラも料理を作る手を止めて聞き入っていた。
ペトラ「えっとブロリーさん。今なんて言ったの?」
ブロリー「新惑星ベジータと言った。」
ペトラ「新惑星ベジータ‥」
エルド「‥聞いたことないな。何だそれは?国の名前か?」
リヴァイ「いや、もっとデケェ規模の話だろう。このデカブツが持つ力を考えると説明がつく。」
エルド「リヴァイ兵長はどのようなお考えで?」
リヴァイ「元々巨大樹の森はウォール・マリアの内側にあった地帯だ。巨人共に占領される前にコイツが巨大樹の森に住んでいたとは思えねぇ。かと言って海の向こうから来たとかそういう次元じゃねぇ。コイツは惑星と言った。‥つまり宇宙から来たんじゃねぇか?」
「「「「宇宙!?」」」」
ブロリー「‥‥」
リヴァイの推測にメンバーは驚きの声を上げて、ブロリーは感嘆の息を漏らした。
ブロリー「ほう‥ちっこい割には鋭い予想だと褒めてやろう。」
リヴァイ「チッ、ひと言余計だ。クソ共を蹂躙出来る力を持ってるお前なら、ウォール・マリアが突破されたあの日に無双出来てたはずだ。これくらい簡単にわかる。」
ペトラ(‥わからなかったわ‥)
オルオ(‥宇宙から来たなんて普通思えねぇよ‥)
グンタ(‥‥人類最強の実力とこの推理力‥!やはり俺は兵長に一生着いていく!)
エルド(‥確かに兵長の言うとおりだ。ここまでの力がありながら巨人を相手に尻尾を巻いて逃げたとは思えない。巨人達がウォール・マリアの外から攻めてきた歴史を辿ればコイツは海から来たとも思えん。となると宇宙から来たのは本当なのか?)
メンバーは、リヴァイの推理力に凄まじく崇拝していた。そんな中、ペトラの料理が完成したのかブロリーの前に持ってきた。
ペトラ「ブロリーさん。兵長の推測は本当なの?それとはいこれ。どうぞ召し上がれ。」
ブロリー「フン、やっと来たか。」
ブロリーはペトラの問いに答えずに、料理を一瞬で平らげていった。ペトラはブロリーの体格を考えてかなり盛って作ったのだが、それすらも一瞬で消えたことに目を見開いて驚きを隠せずにいた。
スッ カチャン
ペトラ「え‥?一瞬‥?」
ブロリー「‥お前にしてはよくできている。と褒めてやりたいところだが、足りぬぅ!」
ペトラ「嘘でしょ!?ちょっと待ってよ!?これでも普通の人の一食の倍はあるのよ!?」
ブロリー「味は褒めてやる。だがこんな量じゃいつまでも俺の腹は満たされんぞ。」
ペトラ「わ、わかった、わかったよ!追加で作ってくるからもう少し待ってて!」
ペトラは大急ぎで再び厨房へと消えていった。その光景をリヴァイを除く3人は青褪めながら冷や汗をかいていた。
オルオ「‥マジかよ、ペトラに客人だからって盛りすぎだって文句言うつもりだったのに、まさかの逆かよ‥」
グンタ「‥これ食料の備蓄持つか?」
リヴァイ「‥後でペトラにデカブツには食料は自力で取らせるよう教育しろと言っとくか。マジで食料の備蓄食い尽くされかねねぇぞ。エルド、お前も上の連中に食料の供給を増やすよう交渉しとけ。」
エルド「‥はい。」
ブロリーを除く全員が、巨人にやられる前に食料が尽きかねない事態に危機感を抱くのであった。それから暫くして、必死の形相で両手に調理器具を持って怒涛のスピードで料理を作るペトラと作った直後から平らげていくブロリーの構図が生まれていた。それを見てるリヴァイ班メンバーは、顔を真っ青にして引きつっていた。やがて、ブロリーが満足する頃には、調理器具を持って口から魂が出かかっている満身創痍のペトラと備蓄を見て震えるリヴァイ班メンバーがいた。リヴァイに至っては顔を顰めて青筋を立てていた。
ブロリー「‥食った。小娘、悪くなかったぞ。」
ペトラ「‥そう?‥良かった。‥はぁ、やっと‥終わった‥私、調査兵団の訓練でもこんなに疲れたことないよ‥」
オルオ「‥嘘だろ‥2日分の備蓄が‥」
グンタ「‥まぁ食料全て食い尽くされなかったのは不幸中の幸いというところだな‥」
エルド「‥あいつの胃袋の中どうなってやがるんだ?食料が無限にあったとしてもあんなに食えねぇぞ普通。」
リヴァイ「‥チッ。たらふく食いやがって。壁外調査このデカブツにもやらさねぇと割に合わねぇな。ペトラ。」
ペトラ「はい!兵長。」
リヴァイ「今後の調査はコイツを連れて行くことにする。外で喰えそうな動物や果実があったら一緒に採ってくる任務も追加するぞ。」
ペトラ「はい!ブロリーさん聞いた?次の壁外調査からは貴方も一緒に行くんだって。」
ブロリー「へきがいちょうさってなんだ?」
ペトラ「そこからかー、さっき巨人と人類を隔てるための壁をみたでしょ?壁外調査というのはその壁の外側、つまり巨人達がいる方を色んな目的で調べに行くことなの。それにブロリーさんも同行することが決まったってこと。」
ブロリー「‥チッ。何故俺がそんなこと‥いや待て‥良いだろう。その壁外調査とやら、俺も行ってやる。」
ペトラ「!本当?」
オルオ「おいおい。ずいぶんすんなり決めるじゃねぇか?普通なら嫌がると思うんだが?」
グンタ「そうだ。ペトラも言ってたが、わざわざ巨人達が蔓延ってる壁の外へ行くと言われてんだ。それに一瞬だけ嫌そうにしてたが、どういう風の吹き回し?」
ブロリー「お前の言うとおり確かに最初は面倒だと思ったが、虫けら共を血祭りにあげられて、俺の飯も同時に取るということだろう、退屈しのぎにはもってこいだ。」
エルド「‥あの力で蹂躙したのを見た後で敢えて聞くが、本当にいいんだな?」
ペトラ「私からも聞くけど、下手したら死んじゃうかもしれないんだよ?本当に私たちと戦ってくれるの?」
ブロリー「雑魚が集まった所で、無駄なのだ!」
ブロリーは吐き捨てるように、しかし力強くそう言った。これが巨人を倒したことのない者であったならば、その危険さを知るものからすれば"高い目標だな"、"巨人の怖さを何も知らないくせに"等と生温かい視線を向けられていたことだろう。だが、精鋭と呼ばれてるリヴァイ班の目の前で巨人たちを蹂躙し、跡形もなく全滅させたからこそこの言葉はとても頼もしく、信頼できるものであった。
ペトラ「そっか。ブロリーさんが一緒にいるの、すごく頼もしいよ。本当にありがとう。これからよろしくね。」
ブロリー「‥フン。」
エルド(巨人との戦いがコイツにとってはただの暇つぶし感覚か。戦力的には申し分ないな。)
リヴァイ(一般常識もないアホだが、‥フン、俺に頼もしいと思わせるなんてな。どこまでその力が通用するか見物だな。)
エルドとリヴァイは内心で思うだけで決して言葉にはしないが、頼もしい仲間ができたと感じているようだ。その証拠にブロリーに視線を向けながら、その口角はあがっていた。そしてペトラが思い出したかのようにブロリーに聞いた。
ペトラ「あっそういえば、さっき兵長が宇宙から来たって推理してたけど本当なの?」
グンタ「!そうだ。食いっぷりですっかり話が飛んでたが、その答えを聞いてない。」
ペトラの問いに皆がブロリーに視線が向いていて答えを催促していた。ブロリーとしては別に隠すことでもないので話すことにしたようだ。
ブロリー「‥そうだ。貴様らから見たら俺は宇宙人と言ったところだな。俺はサイヤ人だ。」
ペトラ「さいや人?」
オルオ「‥初めて聞く人種だな。」
ブロリー「戦闘民族だ。高い戦闘力を持っている。俺はサイヤ人の中でも特に強い力を持っていた。」
エルド「‥なるほどな、ならばあの力を持つのも納得だ。」
リヴァイ「お前が空を飛んだり、手から気弾を出してクソ共を消滅させれるのは理解した。他に何かできることはあるのか?」
ブロリー「単純なパワーでも簡単に血祭りにあげられる、それと雑魚の攻撃は俺には効かん。」
ペトラ「‥強すぎない?‥」
オルオ「‥マジで滅茶苦茶だな。」
グンタ「立体機動装置なしで縦横無尽に飛び回れるうえに、いつでも巨人を蹂躙できるってことだろ?‥俺たちの今までの訓練は何だったんだってレベルだな‥」
リヴァイ「‥最後に聞く。空を縦横無尽に飛ぶことは俺たちにもできることなのか?」
ブロリー「‥知らん。」
リヴァイ「‥そうか。」
ブロリーはふと自分達と敵対していた悟空達のことを思い浮かべていて地球人が飛べるところもそこで見てるのだが、面倒になったのかそのことを言うことはなかった。
ブロリーが調査兵団本部へと無事に到着して空腹も満たされ、ひとまずはゆっくりしてるようである。リヴァイ班は今後、壁内のルールと常識について教える未来が待ち受けてるのであった。
マジでキャラがわかりません。これであってるのでしょうか?