神風の破天荒な勢いに振り回されながらもお風呂を楽しんだあとは、軽い夜食を食べた。ちなみに鮭の茶漬けだった。それから起きたあの部屋があたしの自室らしい。
自室に戻ったらあとは寝るだけだったのだが、何故か神風が部屋にいる。しかも自分用の枕まで持ってきて。って言うか布団も二つ敷かれているし、一緒に寝る気だよ。
「あー、ほんとうにここで寝るの?」
「もちろん!望月が眠たくなるまで沢山お話ししましょう!」
いや、布団に入ったらすぐに寝ようと思ってるし、というか眠たい。今日は色々ありすぎて疲れた。っていう何のトレンドよ?それにそうじゃなくて、女の子と一緒に寝るのは、って、まぁ裸の付き合いは既にしたわけだし、これは今更か。
「さぁ、望月も布団に早く入って!夜にはこうやってお話しするのがとれんどらしいわ!」
テンションMAXって感じだね、これ。ワクワクって感じがヒシヒシと伝わってくる。流石にこれで無視するのは可哀想、だし、しょうがないから、まぁ付き合ってみるのも悪くないよね。
神風の隣の布団に入って向き合うようにする。すると何か不満があったのかほっぺたを膨らませ、すると一転面白いことでも思い付いたのか喜色を浮かべる。ってこっちの布団に入ってきた、何で⁉︎ち、近い近い、風呂上がりの良い匂い、じゃなくて!というか変態になりつつないかわたし⁉︎
「な、なんで入ってくるのさ、別にそのままでも良かったじゃん」
「ふふん♪だってこっちのほうが楽しそうじゃない!それにこうやって......ぎゅーって、しながらなら暖かいでしょ?」
な、何これ、なんだこれ、えっ?距離感バグってない?これって普通なのか?って言うかここのみんな抱きつく癖でもあるのか⁇わ、わからない。
「......それで、何を話すの?」
「えーと、恋バナ?」
「恋バナって、周りは同性しかいないけど?」
「た、確かにそれもそうね」
もしかして何も考えてなかったり?今日一日での神風を考えると割とあり得る。そう言うわけでうーむって唸りながら悩むこと数分後。
「じゃあ今日一番楽しかったこと!望月と一緒にカレー食べたこと露天風呂の樽風呂に一緒に入ったこと、あとこうして同じ布団に入っていること!」
「全部じゃん」
......まぁ神風が楽しかったって言うならそうなんだろうね。
「えへへー♪それで望月はどうだった?楽しかった?」
「ん......まぁまぁ、かな」
「まぁまぁ?つまり楽しかったってことね!」
「あ、うん」
振り返ってみれば、濃厚な一日だったね。ほんと、うん。でも、まぁ......楽しかった。恥ずかしいから言わないけど。
起きたら女の子で、訳もわからず戸惑って不貞寝したら突然神風がやってきて、セーラー服に着替えさせられ、慣れないスカートで走って転んでぶつかって、真昼間から酒を飲む変人に出会って、役所の愚痴をこぼす司令官の話を聞いて、美味しいカツカレー食べて、寝て、起きたら風呂に行って、あんなことやこんなこともやって、ほんと濃厚というか濃密というかそんな一日。
もし、このまま寝て、それで起きたら全部夢だったら......
「嫌だな、それは」
だから今感じている温もりを離さないように少しだけ強く抱きしめた。
******
同時刻、トアル海上ニテ
デカイ口をモツ屍カラ、喰エソウナブイヲチギッテ、噛ム
「コレ、マズッ!!ペッペッ!」
マズイ味ダナ、無味無臭ノゼリーヲタベテイルヨウダ。食ベテイテ気持チ悪クナル。マダ残ッテルガイラネ。青白イ色ノ足ヲポイッテソコラ辺ニナゲ捨テル。
「ッ⁉︎」
「レ級!キサマ、ヌ級ノ、ソレモミカタヲ喰ウナド正気ジャナイ!」
小サナ悲鳴ヲアゲルヲ級ト叫ブウルサイ奴、喋ラナイヲ級ノ為ニ生カシテヤッテイルトイウノニ、ヤハリネ級ハ少シ黙ラセルカ。テキトウニアシデモ狙ッテ、ウツ。アッ
「アガッ.....」
「ネ級⁉︎」
主砲ノ加減ヲワスレテイタ。ネ級ノ下半分以上ヲ消シ飛バシテシマッタヨ、マアイイ、丁度口直シガシタカッタ。
「ヤ、ヤメロ、ソレダケハヤメテ!」
「コイツハ既ニ死ンデルゾ?ツマリタダノ資源ダ、何故止メル?」
ネ級ノ腕ヲ引き千切って口にシようとすると、ヲ級がそれを必死になってしがみついて止めようとしてくる。ウザイノデ、尾デ巻きつけてオク。
「オ願イダカラ、ドウカ」
「...........ソウカ、ナラシカタナイナ」
そこまで言うならシカタガナイナ。口にするのを止めるとヲ級は安堵シタヨウダ。
「ア、アリガ___ングッ⁉︎」
だからってヤメルワケナイドネ!ソンナニワタシニ喰ワレタクナイノナラ!オマエに喰ワシテヤルヨ!
「ンー!!んぐ」
「ヒヒッハハハハハ!!ホラ、ウマイカ?オマエノ大事ナ仲間ノ味ハ」
最高ダナァア!ヲ級ノ絶望スル表情ニ興奮ガトマラナイ!必死ニナッテアラガッテモ無駄ダトイウノニナ
「オマエガ、奴ノ送ッテキタ監視役ダッタノガワルインダ。ソノセイデミナ死ンダノサ。ホラ見テミナヨ、ネ級ノ歪ンダ顔ヲ」
ネ級の頭部を掴んでヲ級ニミセツケル。目ヲ外らせないようニ頭を無理矢理抑えて。するとヲ級から涙ガ溢れる。
「ハハッ!オマエナケタノカ!オモシロイナ!」
「ッ許サナイ!」
まだ抗ウ気ガアルラシイ。シカタナイ、時間モナイしヤルカ。首を片手で締メ上ゲル。
「ガッかはっ」
締メ上ゲル手ヲ必死にナッテ掴ミ、足掻くヲ級ノ臍をもう一方ノ手デ撫デテカラ、
「柔ラカイナ、ソレデイテ美味ソウナニオイダ」
腹ヲ貫キ、捻る
「ァガッ」
そして引き抜いた。
生き絶えたヲ級の肉を尻尾の艤装と半分こにしながら貪り食べる。ヌ級ヨリ柔らかくて歯応えがいい。それでいて甘く甘味のようダ。
ダガやはり物足リナイ。ソウダ、久々ニ狩ニ行クカ、艦娘ヲ
タノシミダナァ
えぇ?(ドン引き)