TS転生見習い浄化師は過保護に愛される――――なお、仲間は曇る模様――――
オリジナル:ファンタジー/冒険・バトル
タグ:R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト 転生 性転換 曇らせ TS 異世界 転生 愛され
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彼女は辺境の浄化院で育った、蒼銀の光を宿す見習い浄化師――なのだが、目覚めた拍子に、なぜか別の人生の記憶まで思い出してしまった。
知らないはずの言葉。
知らないはずの常識。
そして、どう考えても過労気味な浄化師生活。
「情報量、多すぎ。いったん保留」
そんな雑な受け入れ方をしたルシェルのもとへ、王都から三人の迎えがやって来る。
真面目すぎる剣士レオン、優しいけれど妙に鋭い魔術師セレス、ほぼ盾みたいな戦士ガルド。
蒼銀の力を正式に見るため、ルシェルは彼らと共に王都へ向かうことになる。
けれど、彼女の蒼銀はただ瘴気を祓うだけの力ではない。
名前、声、境界、記憶。
そして、役に立たないはずの小さな石。
軽口を叩きながら旅を始めた見習い浄化師は、まだ知らない。
自分の光が、いつか誰かを救うためだけではなく、自分自身を守るためにも輝くことを。
これは、少し変な記憶を持った少女が、真面目な仲間たちに囲まれながら、浄化師として旅をして、時々倒れ、時々軽口を叩き、やがて「自分の境界」を取り戻していく物語。
本人曰く、
「初期パーティとしては、悪くないか」
……なお、本人の自己評価と周囲の心配度は、だいたい噛み合っていない。
※本格的な曇らせは20話以降から開始します
- 第1話 蒼銀の見習い浄化師
- 第2話 王都行きの馬車
- 第3話 役に立たないもの
- 第4話 名前を呼ぶ水鏡
- 第5話 王都の影
- 第6話 手のひらだけ
- 間話 蒼銀を見る者たち
- 第7話 見るだけの結界塔
- 第8話 書類という名の魔物
- 第9話 王都市場と必要ではないもの
- 第10話 王都を出る日
- 第11話 出発前日の過ごし方
- 第12話 丘の村へ
- 第13話 境界石の丘
- 第14話 ちょっとだけの浄化
- 第15話 戻る道も旅のうち
- 第16話 報告は短く、休みは長く
- 第17話 木彫り猫の安否確認
- 第18話 王都の小さな亀裂
- 間話 蒼銀を持つ者
- 第19話 蒼銀の見習いではなく
- 第20話 蒼銀を欲しがる者たち
- 第21話 綻びは静かに開く
- 第22話 削られる名前
- 第23話 役目だけを呼ぶ声
- 第24話 雨雫が砕ける日
- 間話 奪還する者たち
- 第25話 八日間の戻り道
- 間話 白衣の女は、記録する
- 第26話 戻った声と戻らない光
- 第27話 迷い石と灯った光
- 間話 迷い石を渡す者たち
- 間話 王都は見ていた
- 第28話 日常という回復
- 第29話 過保護という名の通常運転
- 間話 周囲ver2
- 第30話 山羊の村、再訪
- 第31話 周囲ver2、重い
- 第32話 山羊便と、貴族院の書簡
- 第33話 貴族院から来た人
- 第34話 名前の扱い方
- 第35話 保留という返答
- 第36話 保留紙、燃える
- 第37話 白い回廊の朝
- 第38話 燃やした人の手
- 第39話 閉じられていた記録
- 第40話 返事のない井戸
- 第41話 消された名前の棚
- 第42話 返事を作る人たち
- 間話 山羊別紙、閲覧注意
- 第43話 北を見た山羊
- 第44話 水に戻す名前
- 第45話 北門第三石、封鎖中
- 第46話 内側へ続く水路
- 第47話 名簿と、小さな灯
- 第48話 墨塗りの一行
- 第49話 十五の名
- 第50話 第三石室の扉
- 第51話 水が怖くないように
- 間話 収束報告と、食料欄
- 間話 本音瘴気症
- 間話 普段通りの重さ
- 第52話 蒼銀であろうとする子
- 第53話 蒼銀ではなく、十五の子
- 第54話 消えない灯
- 第55話 椅子一個分の外側
- 第56話 蒼銀だけが残る場所