お久しぶりの方はお久しぶりです!
あ、あの…できれば完結までもっていくので暖かく見守ってください…」
「いいから続き書きなさい」
「や、でも忙しいっていうかぁ…」
「やれ」
「が、がんばりましゅ…」
「目が覚めましたか?」
真っ白な世界、知らない空間、目の前にいる表情筋が死んでいる女性。
そして死んだという記憶が頭を駆け上る。
以上の情報から考えられる今の状況は異世界転生の導入である。
つまり目の前の表情筋が死んでる女性は…
「もうお気づきかもしれませんが、私は神です。あなたは死にました。今から異世界に」
「ねえ?ねえ?本気で言ってる?私の前に堂々と出てきたことは褒めてあげるよ。でもさ、言うこと間違えてなぁい?もっと他にいうことあるでしょ?それとも何?そんなこともわからないのかな?かな?」
目の前の神が言い終わる前に私は押し倒し、馬乗りになって首を絞める。
力を込めて、殺意と憎悪、あらゆる負の感情をこめて強く、強く絞める。
しかし、神は顔を歪めるわけでもなく苦しむわけでもない。
「演技は、もういいですか?」
「…あは、なんでわかっちゃうのかなぁ~。てか絞めてても脈も感じないし、本当に神っぽいね。で?要件は?さっさとしてくれる?」
「先ほど言ったとおり、あなたは死にました。転生させます。OK?」
「ノリかる」
てかなんで私なんだよもっといるでしょ。人選ミスりすぎ。私なら絶対こんなやつ選ばないのに。
てかこいつ表情筋死にすぎでしょ。殺せなかったとはいえ首絞めたんだよ。焦れよ。
「あなたを選んだ理由は…顔が好みだったからです。」
「きも」
「あなたの夜空のような黒髪も男性にもかかわらず女性のような容姿。やや低めの身長にふっくらした太もも。そして透き通るような声。ドストライクです。」
「…まじできもいんだけどッ」
こいつまじできもいんだけど。
なんで的確に地雷ついてくるのかなぁこいつ。
てかなんでこんなところでダラダラ話してるのかな。さっさとしてよ。
「…憎いですか?」
「は?てか神なら知っててもおかしくないか。そうじゃないってわかってるんでしょ?もうめんどくさいから早くしてよ。」
「神は、すべてを救うことができません。」
こいつうざ、もういいって言ってるでしょうが。
てか懺悔なんて目の前でやるなよ気持ち悪いなぁ。そういうのは教会でも行ってやれよ。
自己満足の懺悔なんて何の価値があるんだよほんと。
「人への直接な干渉は基本出来ないのです。なぜかわかりますか?」
「しらない」
「人が人ではなくなるからです。」
「…」
「あなたならわかりますね。何かにすがり、言うことを聞き、人形のように操られてきた人々を散々見てきたあなたなら。それがどんなに醜く歪んで穢れているのか。それが本当の神ともなれば人々がどう影響されるか。そもそも、それが人と本当に呼べるのか。故に私たちは見守ることしかできないのです。どんなに目をそらしたくても、助けたくても、見守るしかないのです。故にこうして難癖付けて世界に干渉しているのです。」
神は私の手を取り胸元まで持ち上げる。私は別に神にすがったり願ったりしたことはないが、これをあれらに聞かせたらどんな反応するのかとても気になる。
うん、やっぱり私は向いてないでしょ。
私は人を救えない、わかってあげることしかできない。
「なら、きっと別の誰かのほうがいいよ。私はダメ。」
「あなたでなければならないのです。あの姉妹を、世界を恨み続ける少女を、大切な妹を失った少女を救えるのは、あなただけです。そして何より、あなたは幸せになってほしいのです。あなたの半生はそれほどのものだったのです。」
「…私はさ、無茶苦茶するよ?正直、あの日から人を殺しても何も感じないと思うし、ぶっ飛んだことも平気でするよ?ほんとぉにいいの?」
別にほだされたから引き受けようと思ってるわけじゃない。
ただ、あれらが崇めてたゴミよりはましで、姉妹がかわいそうで、なにより、なにより、
『あなたに幸せになってほしいのです。』
…少しだけ嬉しかった、いつぶりだろう?
「推しがかわいい」
「やっぱやめようかな。」
こいつ無表情で鼻血出してやがる…!
変態ここに極まれり!あれらにもこんなのいなかったぞ!
「そんな目で見ないでください、新しい扉がひら…もう開いてました。」
「…なんかもうすがすがしいね、あんた本当に私のこと好きなのぉ?」
「はいすきですまじらぶですなんなら今ここで襲ってもいいですか?」
「ダメにきまってるでしょこのばか」
「さて、そろそろ転生について話しましょうか。」
さっきからこいついかれすぎでしょ。
なんで無表情なくせに…あ、いや違う!目がハートになってキラキラしてる!
こ、こいつ意外と感情読みやすいな、変態だけど。変態だけど!
てか本当に私が好きで知ってるならこんなぐいぐい来ないでしょ普通。
私も私で絆されてるし、これが神の力?
…なわけないか。
「あなたには現代で魔法が現実となった世界に行ってもらいます。ちゃんとチートなので好きにやっちゃてください。」
「えーまじぃ?どんなどんな?」
「基本スペックである魔法演算領域はもちろんあなたには特別な目と召喚魔法を授けましょう。目は世界を、時空を、時間を。この世のすべてを情報として読み取ることができます。使いすぎると目と脳が焼かれますが何とかなります。多分。閉じていれば何とかなりますから、ええ。召喚魔法はドラゴンでも天使でも呼び出せますが屈服させなければなりません。まぁなんと簡単なのでしょう。ちなみに一回で屈服できなかった場合殺されるのでご注意を。てか正直に言いましょう。私もあまり理解できていません。私こう見えてお頭が弱いのです。」
こいつクールな雰囲気出してあほの子かよ。
や、でも所々知性を感じる…はず、たぶん。
だって私もあほの子だからわかんない☆
まぁ自分で手探りでやればいっか、三度目の人生だし気楽にいこいこ。
「あ、あと精力も常人の百倍くらいあるので。」
「は?」
「私はあなたに人を愛することを知ってほしいのです。なのでハーレムを築き上げたくさんの人から愛し、愛するための処置です決して一、二回だと見ている私が物足りないわけではありません。」
「…死んでこっちに来たから痛みなんて感じないはずなのに頭痛が…」
あーこれあれだもう考えるのやめよう。
うん、考えるだけ無駄だ。
でも、少しだけ期待してる私がいる。
「私が、本当にそういうことできると思ってる?人を愛せると思う?」
「はい」
わーこいつあほの子なのにすっごい賢そうに見える~てか食い気味~
でもそっか~できるのか~
「…ちょこっとだけ信じてあげる。」
「はい、ありがとうございます。」
「さて、そろそろ行きたいなぁ~あんまりここにいすぎると襲われそうだし、連れて行ってよ。」
「…わかりました、ではこちらへ。」
門?扉?見たいののが現れて開く。
こいつはその横に立ちまっすぐすぎる瞳で私を見つめる。
ん~ここだけ切り抜けばちゃんとしてるんだけどなぁ~
「いってくるよ、バイバイ。」
「はい、行ってらっしゃいませ。」
こ、こいつ絶対なんかよからぬこと想像してる…
はぁ…まぁ最後だしいっか。
わ、まぶし!
って!お、落ちる~!なんでなんで!?入った瞬間落ちるとかある!?
一本道じゃないの!?ねぇ!?ねぇ!
あいつなんも言ってなかったんだけど!?
やっぱりゆるさないぃ!!!!!
「もう終わった?」
「はい、先輩。ありがとうございます。」
「かわいい後輩の頼みだしねー。てかあの子かわいかたね!そりゃ後輩ちゃんもお熱になるわ。」
「…私の処遇はどうなりましたか?」
「…はぁ…簡潔に言うわよ。現世へ追放よ。」
「軽いですね」
正直、消滅も覚悟していましたのに。
先輩が口添えしてくれたとしても軽すぎる。
「そうね、あなたの今までの勤勉さと働きが評価されてね、まったく、将来有望なあなたが一人の人間のためにすべて捨てるなんてね~。」
「先輩も恋すればわかりますよ。」
…なんですかその予想外の回答が返ってきてびっくりしたと同時にどう返答すればいいのかわからないみたいな顔わ。
確かに以前の私ならこんなことを言わないのは事実でしょう。
とはいえここまで驚くことでしょうか。
「そうね、私もしてみようかな~…準備はいい?」
「はい、ずっと…ずっと昔から。」
「そっか、あ、ちなみにあなたはあの子を支えることを運命ずけておいたから頑張ってね!」
「ありがとうございますッ!」
つ、つまり私と彼が******や*****ができるということ!
毎朝****してその後に*****してそれこらそれから…!
「あ、あなた今人に見せれない顔してるわよ…。」
「すみませんつい。」
「本当にそう思うなら顔戻しなさい。愛しの彼に引かれるわよ。」
「さて行きましょうすぐ行きましょう今すぐ行きましょう。」
「わ、わかったからそんなにぐいぐい来ないでちょっと怖いから!はい!ここ通れば行けるから!」
ここを通れば彼とのあまあまなちょめちょめライフが待ってるッ!
待っていてください今行きます!
「はぁ怖かったぁ~。あの子学生時代は高根の花とか言われてたけど変わったわね~。」
「…どうかあの子たちの未来に幸があらんことを。…ふふ、私も恋してみようかしら。」
魔法
それが空想の産物から現実に代わってから…えーっと…何年だっけ?
たしか最初の記録は1999年だったはず!
まぁそんな力が急に使えるようになったら祭り上げる人も出てくるし兵器にする人も出てくるわけで、そんな人を止めれる人もまた魔法を要求される。
最初は一部の人たちが持ってる『超能力』だと思われてたけど、人の欲の深さからなのか治安維持のためなのか…まぁそんな感じで研究が続いた結果、才能はいるけど芸術分野、科学分野と同じような感じで習得可能なものになった。
「見てよ、あのウィード」
「ブルームの荷物持ちw補欠にお似合いねw」
そのために世界各国は競い合うように魔法技能師、通称『魔法師』を輩出するために教育機関を作った。
国立魔法大学付属第一高校
毎年、国立魔法大学へ最も多くの卒業生を輩出しているエリート校。
魔法教育に平等はない。
教員は限られているし、魔法師は国防力に直結するため優秀な魔法師を教育する必要がある。
徹底した才能主義、実力主義。
入学できただけでも世間ではエリートといわれているが、入学した瞬間
『優等生』と『劣等生』が生まれる
「って知ってたけどさすがに見逃せないなぁ~」
「申し訳ありません。私がふがいない結果を出してしまったばかりに。」
「関係ないよ、あなたたちに文句を言っていいのは私と私の信頼があるものだけ。あいつらはそれに含まれてない。だから私はこの現状を受け入れないよ。」
私の制服には八枚の花弁があるけどこいつにはない。
それだけの違い。にもかかわらずそれだけで差別を受ける。
私はこの現実を否定する。間違っている。当たり前のことを言っているだけ。
だから
「鼻血…止めてくれない?『ボタン』」
「申し訳ございません。『イブ』様が『私の牡丹』と言っていただいたので。」
「…そんなこと言った覚えないのだけど…。はぁ…あなたは変わらないわね、なんだか落ち着いてきたわ。」
「ありがとうございます。」
褒めたつもりなかったんだけど…
こいつと出会ってからいつもこうだったわね
…気にしてなさそうでよかった…
「ちょっ!なんで急に抱き着いてくるのよ!」
「イブ様が悪いのです。そんなそそるお顔をなさるのが。入学式なので空き教室があるはずです。さて行きましょうすぐ行きましょう今すぐ行きましょう。」
「やめなさい変態!朝から何考えてるの!」
「大丈夫ですあそこで痴話げんかしているカップルもいるので。」
「関係ない!まったく関係ない!いいから放しなさい!」
まったく!何考えてるのこいつは!
…いつものことか…
こいつだけならまだしもあの人たちも一緒だと本当に歯止めが利かない。
あの夜は本当に危なかった。
「いた」
「さっさと行くわよ。まったくあなたはいつもいつも。」
「申し訳ございませんイブ様。ちなみに先ほど『朝から』とおっしゃっていましたので夜なら構わないということですね。とっておきを準備してお待ちしておりますのでいつでもお越しください。」
「次そんなことほざいたら今日の『ご褒美』はなし「申し訳ございません今日はもう言わないのでどうかそれだけは」…わ、わかったから放しなさい。」
はぁ…あいかわらずこいつといると疲れる…
でも少し楽しいかな、青春んってこんな…こんな…
わけないか
「さて、いきましょうか。ボタン。」
「かしこまりました。イブ様。」
2095年四月
ここ、国立魔法大学付属第一高校に二人の生徒が入学した。
一人は女性の制服を着ている白髪の男子生徒。男性にもかかわらず女性の容姿。しかもかなりの美形であり、街中を歩けば誰しも振り向くほどの美貌。
サラサラの白髪。髪ががなびくたびにキラキラと輝く。
そして目を覆う黒いアイマスク型の眼帯。
顔の半分が覆われているがそれすらも魅力の一つに変えている。
そんな女神の生まれ変わりのような存在が「イブ」様。
そしてそんなイブ様の所有物でありあらゆるお世話をしている「ボタン」。
そんな二人の純愛ラブロマンスが今はじ「まらないからね。」
「…」
相変わらず恥ずかしがり屋ですねイブ様は。
早くしないとあの年増どもにイブ様の初めてがッ!
「…どうかした?」
イブ様、必ず幸せにいたします。
…私たちが。
「続きは…いつになるんだろう…」
「あなた頭の中には続き出来てるんだから頑張りなさい」
「や、それが難しいっていうか…」
「やれ」
「は、はいぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
前書きあとがきは大体こんなノリです
続き頑張ります!