記憶喪失で俺の愛機の操作方法コントローラーなんやけどどゆこと? 作:お寿司のネタのサーモン
冬
この頃の冬にしては珍しく冬らしく猛吹雪が寒冷地でない地域でも確認されていた。
そんな中、一台の高級車が山奥の急斜面を軽やかに上っていく。
やがて研究所の様な建物が前方に現れその車は施設の中に入っていく。
一人の女性が車から出ると吹雪の中外で待っていたのか一人の男が女性に近づく。
「鋸山IS研究所にようこそ、ブリュンヒルデ。」
男は女性に笑いかけるが肝心の女性は少し不機嫌そうな顔で挨拶する。
千冬「あの時のあだ名で呼ばなくてもいい、織斑千冬だ。」
久保安「安藤久保安です。ささ、中に入って話しましょうか、ここは立ち話をするには寒すぎる。」
千冬「同感だ。」
男、久保安に促されて千冬は研究所の中に入ってゆく。
研究所の中は当たり前だが暖房が効いており外より寒くなかった。
千冬は久保安についていきながら話し掛ける。
千冬「歩きながらですまないが・・・学園長が言っていた用事は何なんだ?」
久保安「ん~・・・一言で言えば、確認ですかね。詳しい事は着いてから話しましょうか。」
千冬「・・・分かった。」
久保安に着いていく道中千冬は違和感を覚えた。
千冬(・・・妙だな、ここは小さい研究所のはず、ここまで警備が厳重なはずがない。)
久保安はエレベーターを呼び下へ下へ降りていく。
エレベーターで下に降りていると久保安が話しかけて来た。
久保安「あ、言い忘れてましたが、ここから先は他言無用でお願いします。」
千冬「何か、世間に明かせない事でも?」
久保安「明かせない、と言うよりは・・・明かす時期を間違えた物と言いますか・・・」
千冬「・・・?どういう事だ?」
千冬の疑問に久保安が答える前にエレベーターが止まった。
久保安「如何やら着いたようですね。」
エレベーターのドアが開かれるのと同時に千冬はなぜここまで警備が厳重なのか知ることになった。
千冬「こ、これは、
千冬が指さす先には赤黒い装甲に身を包んだISがちょうど蹲る様な姿勢でそこに存在していた。
久保安「第一世代よりも前、原初のIS、白騎士の片割れです。」
千冬「・・・なぜそんなものがここに?」
久保安「まあまあ、落ち着いて、先ずは事の経緯を話しましょうか。」
久保安「白騎士事件が発生した直後、日本各地で流れ星が確認されました。」
千冬「それが・・・
久保安「当時、白騎士が迎撃した核弾頭を積んだ大陸間弾道ミサイルは起爆寸前、いやほぼ起爆していたといってもいいでしょう。」
久保安「そこで一つ質問です。」
久保安「何か、おかしいと思いませんか?」
千冬「・・・人的被害が0と言うことか。」
久保安「ええ、正解です。」
久保安「爆風の影響で多少の建造物への被害はあるものの放射線による被爆者が居ないのはいくら何でもおかしい。」
久保安「ちょうどそのころです、この一機のISが発見されたのは。」
久保安「当時、海底探査をしていた研究チームが『ピ.ピ.ピ.ガシャッ。』・・・!?」
久保安が長ったらしい説明をしていると突如、話題のISが起動し、蹲る姿勢から横になり各種装甲が開かれていく。
バシャア
久保安「・・・に、人間!?」
ISの中から出てきたのは髪と異常に白い肌を持つ一人の子供だった。
次回予告!
ISの中から出てきた少年は人類最強を殴り飛ばす
でお送りします。