ヒロアカウォッチ 作:なんか妖怪
「オールマイトが新任教師になりましたがどう思いましたか?」
「あっ俺ですか!?そうですねやっぱりレジェンドってだけあってぶったまゲンドって感じですね!」
突然マスコミに声をかけられたのでオールマイトの濃い木のジョークを意識して洒落を言ってみると突然黙ってそそくさと次の人へインタビューを移ってしまった。
そのことを不満に思いながら昼食まで過ごし食堂で一緒にご飯を食べることになった切島君と雷君に愚痴る。
「俺も別に完璧な答えじゃなかったけどさあ!愛想笑いぐらいしてくれないと心が傷つくよ!」
そう言いながらランチラッシュ特性カレーを口いっぱいにほおばる。
「俺もそういや朝に受けたな、随分な数だったよな!」
「俺も男らしいって答えたけど微妙な表情だったぜ」
「そういや怪禍視はなんで委員長に立候補しなかったんだよ?」
切島君が疑問を投げかけてくる、今朝のホームルームでは委員長決めがあってほぼ全員が立候補したが俺は立候補しなかった。
「俺はほら、友達とかそういう分には自分の性に合ってるけど皆をけん引するようなのはあんまりね…」
「そうか…それじゃあだれに投票したんだ?」
と上鳴君が聞いてきたので飯田君に投票したと伝え再び口いっぱいにカレーをほおばったその時だった。
ウウ~
バカでかい警報が鳴り響き食べていたカレーが咽て大惨事になる。
「エフッ!ゴホッ!ガハッ」
慌てて水を流し込んで事なきを得ると周囲は完全なパニック状態になっていた。
「怪禍視大丈夫か!?」
「大丈夫!ちょっと咽ただけ!」
「こりゃ…ただ事じゃねーよな…?」
「一旦このパニックを止めないと危ない!誰かが踏まれて大怪我するかも!」
そういい変身を開始する、今回の目的は皆をいったん落ち着かせて動きを止めることだ。その目的に適した妖怪であるボー坊に変身して必殺技で皆を止めにかかる。
ボーッとしてました。
ボー坊がとりついたことによって一瞬皆がボーッとした隙に空中で高速回転することでとりつきの妖気を振り払いながら飯田君がバゴンと入口の上へと張り付いた。
「皆さん…大丈ー夫‼」
と声をかけてパニックを落ち着かせてくれた。教室への帰り際緑谷君に君か飯田君に委員長を譲りたいといわれたが自分は飯田君に投票したから飯田君に委員長をしてもらいたいと伝えた。
帰りのホームルームで他の委員決めの時に緑谷君が飯田君に譲りたい旨を伝え委員長は無事に飯田君へと変わった。ただのマスコミが雄英のセキュリティを破れるのならもっとこういう事態でもパニックにならない気もしたがそんな考えは委員長決めによって流されていった。
数日後のPM0:50 ──────────────────────────────────ー
「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイトそしてもう一人の3人体制で見ることになった」
その
「災害水難何でもござれ、
その言葉にクラスが沸き立つ、ヒーローは
にぎやかになった教室を諫め相澤先生は続ける。
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない、中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな」
「訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく、それと葉隠はもう新しいコスチュームができたから仕様の意味を込めて今回は使うように、以上準備開始」
コスチュームに着替えてバスの前について皆の到着を待っている間に葉隠さんから話しかけられる。
「ねえねえ怪禍視君!私のコスチューム似合ってる?」
声のするほうを向くとおしゃれな格好をした葉隠さんがそこに立っていた。
「うん、凄いにあってると思うよ、やっぱりコスチュームも透明なの?」
「そうなんだー!しかも防寒防熱もしっかりしてるから前よりもやりやすいよー!」
話してる間に委員長になった飯田君が張り切って皆を纏める指示を出す。
「バスの席順でスムーズにいくよう番号順に二列で並ぼう」
そんな感じでフルスロットルだった飯田君はいまバスの座席でうなだれている。バスは向かい合わせに座る席があるタイプのバスだったのだ。
バスの中で緑谷君の個性がオールマイトの個性に似てるという話や個性、プロの話になり楽しい雰囲気で訓練場へと向かっていく。しかし緑谷君の個性がオールマイトと似てるか…確かに個性というものはたいていの場合何らかのデメリットがあるものだ。切島君はオールマイトはケガしないといっていたが学生の頃の連弩ならそういうこともあり得るだろう。もしかしたら緑谷君はオールマイトの親戚と火だったりするんだろうか。そんなことを考えているうちに演習場へと着いた。
その名はUSJ、ウソの災害や事故ルームらしい。
ヒーローについて詳しい緑谷君が13号だ!と声を上げたが彼ほどの知識を持っていなくても知っている程度には名の知れたヒーローだ、つくづく雄英がトップクラスのヒーロー学校だと実感させられる。始める前に13号からお小言を聞く運びとなった。
「皆さんご存じだとは思いますが僕の個性はブラックホール、どんなものでも吸い込んで塵にしてしまいます」
「しかし簡単に人を殺せる個性です、皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう」
13号の言うとおりだ、個性もそうだが妖怪も同じ。妖怪はほとんどが友好的でいい奴ばかりだけど友好的じゃないやつもいるし人を殺められるような妖怪もいる。気を引き締めなければならないだろう。妖怪がみんないい奴で、友達になれるっていうのを証明するためにも。
「以上!ご清聴ありがとうございました」
13号が一礼し俺たちが歓声を上げていると相澤先生が
「一塊になって動くな」
「13号‼生徒を守れ」
と一気に警戒態勢に入り遅れて気づいて俺も警戒態勢に入る。
「動くなあれは
「俺がとりつけば相澤先生の身体能力を大きく上げることができます」
「…頼んだ、怪禍視」
「ただし長くはもたないので気を付けてください!」
そう言いながらばくそく、ちからもちへと変身し両方のとりつきを相澤先生にかける。
「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策も頭にある
「上鳴お前も個性で連絡試せ」
緑谷君の言葉に
「一芸だけじゃヒーローは務まらん、13号!任せたぞ」
といい
相澤先生が隙を作ってくれている間に13号へと耳打ちする。
「すみません戦闘許可をいただけますか、レディ・ナガンと公安から最低限の訓練は受けています」
「ですが…!クッ分かりました、ですが僕の動きをカバーするように動いて無茶はしないで!」
「了解です」
相澤先生の一瞬のまばたきの隙をついて急接近してきた霧の
「初めまして我々は
「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが何か変更があったのでしょうか?まあ…それとは関係なく…私の役目はこれ」
13号がブラックホールでの迎撃を狙うが切島君と爆豪君が前に出たことで攻撃ができなくなる。
2人が渾身の一撃を叩きこんだが相手には全くこたえた様子がない。
「危ない危ない……そう…生徒といえど優秀な金の卵、散らして嬲り殺す」
霧の男に周囲をおおわれると周囲にいた皆が何人かいなくなってしまっていた。
「グッ…!風を使う個性ですか…!」
すると彼の姿が一瞬拡散しその後に収縮する。ビンゴだ、彼の個性は体を自由に操れるがかといって長距離バラバラになっても制御できるとは限らない、霧は彼の体そのもので総量が多いほど巻き込める範囲もリーチも増えるから、風で吹き飛ばされ体の霧が吹き飛ばされることを嫌がっている。
「13号!今のうちに皆に指示を!」
「委員長!君に託します学校まで駆けてこの事を伝えてください」
「警報ならずそして電話も圏外になっていました、警報機は赤外線式…先輩…イレイザーヘッドが下で個性を消しまわっているにも拘わらず無作動なのは…」
「おそらくそれらを妨害可能な
飯田君はそれに思うところがあったみたいで最初は反対していたがみんなの声を聞いて出口へと走っていった、補助できなかったのは残念だが、そんな余裕は俺にはない。
「手段がないとはいえ、
「バレても問題ないから語ったんでしょうが‼」
「ダメだ13号!個性をソイツに向けちゃあ出目だ‼」
霧の男の本命は攻撃じゃない、それを見抜いて
「がぁぁあああああ!!!」
13号の背後を狙って転送されたブラックホールで右腕がズタズタになって上がらなくなる。
「怪禍視君!」
「大丈夫です俺の個性は変身後のダメージは変身前に影響しますが、変身前なら変身してしまえば影響はない!継戦可能です!」
「13号、災害救助で活躍するヒーローやはり……戦闘経験は一般ヒーローに比べ半歩劣る」
「自分で生徒をチリにしてしまった」
「怪禍視ー!」
「大丈夫だ…!まだ戦える…!飯田ぁ!とっとと行けぇ!」
「くそう‼」
そう言って走るが俺たちのことをそっちのけで霧の男は妨害に入る。俺は再びネクラマテングに変身し竜巻の術を狙うがそれよりも1手早く障子君が多腕を活かして包み込み邪魔をする。
「邪魔を…するな!」
障子君の腕の隙間から脱出を図っていた霧の男めがけて渾身の一撃を見舞う。
ネクラ木枯らし
暴風によって大きく吹き飛ばすことに成功し、その隙に飯田君が出口から学校へと駆けていく。
「応援を呼ばれる…ゲームオーバーだ」
霧の男はもう1人の男に応援を呼ばれたことを報告することを優先しその場から去る。その隙に腕の傷を治すためにキュン太郎に変身し自身にとりつき時間経過での回復を待つ。
「黒霧お前…お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしたよ…」
「すみません…ですが生徒の中にかなり動ける生徒が混ざっていまして…」
「誰だ」
「あの生徒です、何やら風を使ってきまして…」
声は聞こえてこないが霧の男が俺を指さしてくる。
「アイツ?そういやアイツちょくちょく姿が変わるよな…イレイザーヘッドの事前とは比べ物にならない強さ…ああそういうことか」
「どうかしましたか?」
「アイツ姿に応じて色んな技使えるんだよ…多分、ミスったな…バフもできる、回復もできるなら最初に潰すべきだった」
俺が体の治癒を待っている間にも相澤先生が脳をむき出しにした黒い男に組み伏せられていた、何度も地面に叩きつけられていてかなりの重傷だ。
「すみません13号!相澤先生を救出してきます!」
まだ傷も完璧に癒えていないがばくそくに変身して広場へと駆けだす。先ほど霧の男は応援を呼ばれるからゲームオーバーだといっていたがあれは俺たちの勝利を示すわけじゃない。あいつらと俺たちは勝利条件が違う、皆が無事で生き残るには相澤先生の抹消の個性がなければオールマイト達が来るまで粘られてもっと被害が出てしまう。
爆裂スタートダッシュ
「ばくそくー!!」
自分へのとりつきと必殺技での強化も合わせた猛スピードで黒い巨漢から相澤先生を救出し13号の元へと向かう。
「おい脳無!なに突っ立ってんだよこの能無しが!あーそっかお前一々指示出さなきゃ動かねーのかよ」
「まあちょうどいいか、あのイレイザーヘッドを抱えた奴をぶちのめせ」
背後から自身のスピードをはるかに超えた速度で黒い巨漢が追いかけてくる、俺は咄嗟に相沢先生を13号の元へと投げ飛ばし相手からの攻撃を受けるためにおくらいりに変身し必殺技をつかう。
お蔵入り案件ガード
変身を解除し腕をバツの字に組んで防御姿勢をとる、黒い巨漢はあっという間に俺の目の前に現れこぶしを振りかぶり殴ってくる。そして俺は…
出来るかできないかではない、もしも出来なければまたあの日のような悲劇が起こる。俺から父と母を奪ったあの日のような。それだけはダメだ、残された力を最後の変身へと充てる。素早さと妖力にすべての力を割り振り耐久力には一切労力を使わない、例え相打ちになってでも
「これで平和の象徴としての矜持を少しはへし折れたかなあ!」
目障りだった自分を英雄とでも勘違いしてそうなガキをぶっ飛ばしいい気分で死柄木は笑う、だがその耳に入ってきたのは他の生徒の悲鳴ではなくあのガキがブッ飛ばされた方角からの大きな地響きだった。そっちの方向へと振り向き大きなシルエットを前に死柄木はあざ笑う。
「また変身かよ…でも無駄だ、オールマイト並みの身体能力を持つ脳無には適わない!」
「ひとつ 人世におじゃまします」
THE裏話
相澤先生にバフをかけた影響で能無が動くのが原作より早くなってよりピンチになっていたり他の人の活躍の部分が主人公の活躍になってたりします。
THE裏話その2
主人公が変身してない時に受けた傷は変身している時は一切影響を及ぼさないのはメリットではありますがとりつきでの時間経過以外では自分だと癒せないので総合的に見れば若干人よりタフぐらいの程度だったりします。