もしもダンまちの世界にRe:ゼロから始まる異世界生活に登場するヴァラキア帝国の青き雷光 セシルス・セグムントがいたらという妄想



モチベが上がったら書きます

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誰も書いて無かったから書いてみました

セッシー早くアニメで見たい


オラリオの青き雷光

ーーセシルス・セグムントはオラリオ最速である。

この事実はオラリオにおいては皆が知っている事なので没とする。

ーーセシルス・セグムントはこの世界の花形役者である。

これから語るより魅せる事で証明するので野暮とする。

ーーセシルス・セグムントはセシルス・ムントである。

今回の始め方はこれを採用する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや〜荷馬車にも飽きて来ましたね!ベルくん!ずっと同じ景色ばかり見るのも嫌いではないんですけど。いやぁ、参った参った。せめて君の義母様がいれば退屈せずには済むと思うんですがねぇ」

 

 そう言って荷馬車の荷台に座る人物は大欠伸をした。飄々とした話し方をする青い髪の美男子。彼は長い髪を頭の後ろでまとめ、極東で見られる和風を思わせる装いを纏っている。その男の声を聞き、ベルくんと呼ばれた少年は彼に話しかけた。

 

「そうですかね?僕は馬車に乗るのが初めてなので、そうは思いませんけど...」

 

「ああ!君は生まれてから今の今まで故郷から出た事なかったのか!これは失敬失敬!あっはっは!」

 

 そう言って男は天を仰ぎながら笑った。と、そこで何かを見たのかベルが急に荷台から身を乗り出した。

 

「セシルスさん!見て見て!あれってオラリオですよね!?」

 

「おお!懐かしのオラリオ!天を貫くはバベル!役者が蠢く大舞台ダンジョン!このセシルス・セグムント、3年振りの帰還となります!いや〜いつ見ても美しいですねあの都市は。なんだか僕、ワクワクしてきました!」

 

「あははは...僕もワクワクしてきました!」

 

「そういえば話は変わりますが、ベルくんはオラリオで英雄になりたいんですよね?」

 

「はい!オラリオで英雄になって.,.あと恥ずかしいんですけどハーレムとか築いちゃったり...」

 

「ハーレム!君のお祖父様がおっしゃられてた悪趣味な!いいですね〜嫌いじゃないですよ。むしろ好き。目指せハーレム!色狂い!あっはっは」

 

そう男が言うと、ベルは少し恥ずかしそうに下を向いた。

 

「笑わないでくださいよ...あ、セシルスさんはオラリオで冒険者を続けるんですか?」

 

「もちろん!僕という花形役者が舞台袖で遊ぶだなんて、まともな筋書きではありませんから!観客に対する侮辱ってもんですよ!まぁ無事にオラリオに入れたらの話ですが。あっはっは!なんだかドキドキしてきました!」

 

「オラリオに入れたら!?なんでそうなるんですか!?」

 

「いや〜ちょっと言えないことをたくさんやらかしちゃって!仮想敵とさせてるファミリアのみなさんと殺し合いを演じたりしちゃったり!?あっはっは!」

 

「セシルスさん!?やらかしすぎじゃないですか!?」

 

「おお!もうオラリオは目の前ですよ!序幕の始まりを感じます!」

 

「セシルスさ〜ん!」

 

 あっはっは、と笑うセシルスにベルが頭を抱える中、馬車は二人を祝福する様に音を立てて、オラリオに辿り着いた。

 

 オラリオに辿り着いた二人は入国審査待ちの行列の中で並んでいた。さすがは世界の中心、右を見ても左を見ても人で埋め尽くされており、喧騒が全てを支配していた。

 

 そんな中、一際騒がしい男ことセシルスはベルを置いて入国官の人物に何かしらの書類を渡した後に耳打ちし、ベルの元へ戻ってきた。

 

「ベルくん!突然ですが僕は少し用がありますのでここでお別れとなります。ダンジョンでまた会おう!」

 

「えぇ!?ここまで来ていきなり別れるなんて......セシルスさんがそういうなら...分かりました。それじゃあ、セシルスさん!また後で会いましょう!」

 

「グッバイ!アイルビーバック!」

 

 そういうとセシルスは入国官の元へと走っていった。

 

 

 

 

 

________________________________________________

 

「いや〜長かった長かった。まさかシャクティ殿にあんなにこっぴどく絞られるとは思いもしませんでした!何はともあれですよ、無事に帰って来れてよかった!」

 

「おや?もうすっかり暗くなって!流石の僕でも暗闇劇場はあんまり。嫌いじゃないですけどね!むしろ好き。僕という主役を当てるスポットライトで世界の中心たるオラリオを輝かしてみせましょう!そうとなればまず、バベル!思い立ったら吉日いざ参る!」

 

 そう言うとセシルスは目にも止まらぬ速さで地を駆け抜けバベルの壁を蹴り一息、二息でバベルの頂上へと駆け上がった。

月明かりが頂上に差し掛かる中、セシルスは久々のオラリオの空気を堪能しているところだった。

 

そんな時に...彼は現れた。

 

「帰ってきたのだな。青き雷光。いや、セシルス」

 

 背後から聞こえる声に振り返ると、そこには武の化身たる人物がいた。

 

フレイヤファミリア所属 オラリオ最強のLv7 猛者オッタル

 

 彼の姿を見た瞬間、セシルスの顔には喜悦と闘気が混じった様な表情が浮かび上がった。

 

「あっはっは!いや〜失敬失敬。まさかオラリオに帰って来て初めて会う友人が貴方になるとは思いもしませんでした。出迎えに来るのはヒロインの役目だと思っていたんですがねぇ。流石の僕でも貴方をヒロインにするのはちょっと。」

 

「相変わらずやかましいな貴様は。だが関係ない。」

 

 そう言うと彼は背中に担いでいる大剣を引き抜き、並の冒険者では耐えられぬ闘気と圧を発しながらこう言った。

 

「3年だ。最後に戦ったのは丁度3年前の今日だったか。あの日俺はお前という好敵手を失った。あの時の借りに来た。出迎えに来た訳ではない」

 

 

「それはそれは!あの時の借りを返しに来たと!いいですねぇ3年振りの舞台復帰には丁度良い!観客達も大喜びですよ!そうですよね皆さん!」

 

 『⚫️⚫️⚫️⬛️⬛️▼ !』 『▼⬛️◀︎ ⚫️⚫️ー』

 『⬛️⬛️⬛️⬛️!!!!』 

 『⚫️⚫️⚫️⬛️⬛️◀︎◀︎?』 『▼▼▼◀︎⬛️⚫️⚫️⚫️⚫️』

 『⬛️⬛️▼▼▼!!』   『⚫️⚫️⚫️⚫️▼▼ 』

 

 普段と比べるといつもより騒がしい観客達の声が聞こえると、セシルスは満足そうに頷きながらウォーミングアップを開始する。

今回は絶好のシュチュエーションだ。月光が差し込む中、下界の中で一番天に近い場所を舞台にする事が出来るだなんて、なんて素晴らしいのだろうか、とセシルスは思った。

 

 「構えろセシルス」

 「いいですねいいですね!実に僕好み!では、、天上の観覧者もご照覧あれ。」

 

 セシルスがそう言った直後、セシルスの残像が弾け、衝撃波がバベルを中心としてオラリオに広がった。

 斬るという動作を神域まで研ぎ澄ませ、全てを切り裂くが閃光の一撃がオッタルを襲った。

 だがセシルスの動きを読んでいたオッタルは振り下ろされた剣を僅かな動きだけで回避し、少し遅れてくる二撃を極限にまで磨き上げた技によって受け流した。

 受け流した衝撃が波となってバベルを軋ませ、二人を中心として小規模なクレーターが出来た。石畳は陥没し、ガラス窓は粉々に砕け散り、壁が軋み世界が揺れる。

 二人は同時に地を蹴り背後に下がった。もちろん二人がいた地はぼろぼろである。

 さらなる追撃を繰り出そうかと両者が考えている時に、乱入者が数名現れた。

 

 眼鏡を掛けた金髪の美しい顔をしたエルフに銀髪の黒を基調とした衣服を身に纏ったダークエルフ。槍を持ち両者、いやセシルス中心に殺気を振り撒いている猫人の男。

 

 ヘディン・セルランド、ヘグニ・ラグナール、アレン・フローメル

 

 フレイヤファミリアが誇るオラリオでも屈指の実力者達である。

 

 そんな彼らを見てオッタルは顔を顰めながらこう言った。

 

「なんの用だ。今は青き雷光にあの日の借りを返している途中だ、邪魔をするのは許さん。」

 

 「なんの用だ。ではない愚猪。貴様ら間抜けはバベルを破壊するつもりか。」

 

 ヘディンは苛立ちを隠さずに両者へと話しかける

 

 「バベルの最上階に誰がお住まいかは馬鹿な貴様らでも分かるだろう。あのお方に何かあれば困るのは貴様だ愚猪。」

 

 「ククク..,我が忠義は誰にも負けず、無論青き雷光にも..,」

 

 「黙れヘグニ」

 

 「うぅ..,ひどい」

 

 傷ついたダークエルフことヘグニを無視してヘディンは語りかける。

 

 「まさかとは思うが愚猪。久方振りにその喧しい阿保と会い、フレイヤ様のお住まいがバベルにあるのを忘れ戦闘を繰り広げようとした訳ではあるまいな?」

 

 「すまん」

 

 その言葉を聞いたヘディンは先程までの苛立ちを爆発させたかのような鬼の形相を浮かべながらオッタルに罵声を浴びせ続けた。

 

 置いてきぼりにされたセシルスは

「あれ!?もう終わりですか!?いや〜残念残念。ところでそこのさっきから僕に対して殺気が酷いアレン殿!何か怒らせるようなことしました?」

 

 なんて呑気に話していた。その言葉を聞いたアレンはというと。

「黙れ阿保。今すぐに轢き殺してやろうか」

 

「あっはっは!すごい殺気だ!僕、また何かやっちゃいました?」

 

「殺す」

 

「おっと危ない!いや〜怖い怖い。おや?団長殿達の気配を感じますね。副団長殿に怒られるのは嫌なので今日の所はこれで終演と致しましょう!それでは皆さん、お元気で!」

 

 「おい!待ちやがれ!」

 

 セシルスはその場にいる面子に手を振った後、音速を優に超える勢いでバベルの頂上から離れていった。

 

 「殺す必ず轢き殺してやる」

 

 「ククク...」

 

 「青き雷光...貴様という男はどこまで!俺の手を煩わせるんだ!」

 

 オッタルはただ一人セシルスが走り去った方向を見ながら次こそは決着をと言わんばかりに闘気を向けていた。

 

 

______________________________________________

 

 

 

 

 「盾、構えぇーッ!!」

 

 ダンジョン49階層に一見すると小柄な少年に見える男、小人族の希望たる勇者の声が響いた。彼の名はフィン・ディムナ。迷宮都市オラリオに存在する二代派閥《ロキファミリア》団長だ。

 

 彼が指揮するロキファミリアに相対するのは悪魔のような姿をした怪物だった。

 その風貌とその鋼のような精強な肉体はその一撃をまともに喰らえばファミリアの主力でもノックダウンは免れないだろう。

 

 「ティオナ!ティオネ!左翼支援を急いで頼む!」

 

 「あ〜んっ!もう体がいくつあっても足りない〜!」

 

 「ごちゃごちゃ言ってないで働きなさい!」

 

 フィンの指示を受けた幹部であるアマゾネスはモンスター達を一気に切り伏せる。

 だが、敵は無尽蔵に湧き出てくる怪物の大群。戦況は誰が見てもロキファミリアの劣勢だろう。

 

 「リヴァリアッ!まだ詠唱に時間かかるの!?」

 

 アマゾネスの少女達前衛組が守るその背後には、怪物達を一掃する事が出来る魔法の詠唱を紡ぐエルフの麗人がいた。

 

 《ーーー間もなく、焔は放たれる。忍び寄る戦火、免れ得ぬ破滅。開戦の角笛は高らかに鳴り響き、暴虐なる争乱が全てを包み込む。至れ、紅蓮の炎、無慈悲の猛火》

 

 魔法をなんとしても放つために前衛達は歯を食いしばりながら奮戦する。だがしかし、怪物達の勢いは止まらない。盾を構えた部隊の一角を盾諸共薙ぎ払ってゆく。

 

 こじ開けられた一角に、滑らかな動きで切り込んできた人影があった。

 

 剣姫アイズ・ヴァレンシュタイン。

 

 オラリオでも屈指の実力者であり、剣の腕はオラリオ2強に次いで卓越している。攻防において強力無比な付与魔法エアリアルを纏いながら怪物達を蹂躙する様はまるで剣の鬼のようだ。

 

 「ハッ!なかなか景気がいいじゃねぇか、アイズのヤツ」

 

 剣姫をそう評価しながら獰猛な笑みを浮かべるのはアイズと同じロキファミリアの幹部であるベート・ローガ。彼は愉悦の表情を浮かべながら目の前の敵の駆除に戻った。

 

 次から次へとベートは怪物を蹂躙していく。獲物を食い散らしながら暴れる様は二つ名である凶狼そのものであると言えるだろう。

 しかし、彼は飢えていた。足りない。足りない。もっと力を、速さを!

ベートの脳裏に浮かぶのは一人の飄々とした剣士。

 

 アイズではない、オラリオ最強の一角を担う男である。

 

 「あの野郎には負けられねぇんだよ!!!」

 

 しかし、どれほど蹂躙し続けても溢れ出す怪物達。はっきりいって異常事態だ。皆がそう思いながら奮戦していると、そこに更なる異常事態が発生した。

 

 「おい!あれを見ろ!!」

 

 一人の団員の声に皆が其方へと視線を向ける。前衛も後衛も皆が見ていた。

 

 「この階層に...雷!?」

 

 彼らの目には青い物体がまるで雷光のように無尽蔵に動いては駆け抜けてくる光景が映っていた。

 

 「青い雷光...まさかっ!セシルスなのか!?」

 

 やがてその光はこちらへ向かってくる。爆発音のような激しい音が鳴り響き、着地の衝撃で世界が揺れた気がした。衝撃によって生じた衝撃波が周りの怪物を吹き飛ばし、雷光は崩れた一角に流れた怪物達を閃光のように駆け抜け切り飛ばした。

 

 土煙が晴れ、そこに自らがこの世界の主演だと言わんばかりに立っていたのは、二振りの美しい刀をもった青髪の美男子、オラリオ最強の一角を担う青き雷光の二つ名を持つセシルス・セグムントだった。

 

 思わず彼を見知った団員達が近づこうとした瞬間、

 

 「少し離れた方がいいですよ」

 

 そう皆の鼓膜に届けた直後、その場にあったのは残像だった。一瞬にしてその場から姿を消し、次の瞬間には怪物達の群れから衝撃波と雷光が見えた。

 

 「速いっ!?」

 

 「うわああああッ!」

 

 セシルスの攻撃によって生じた衝撃波に巻き込まれる団員もいるが、セシルスはその存在を無視して怪物達を異次元の速さで蹂躙し続けた。

 

 「あはは、まさかこのタイミングで帰ってくるなんてね...」

 

「あの人は一体、誰なんですか?」

 

 「セシルス・セグムント。オラリオの頂点に立つ人物でLvは7。ロキファミリアの幹部だよ」

 

 「えっ!?あの青き雷光!?オラリオの外に行ったっていう」 

 

 「あやつは3年も旅をしとったからのぅ。あまり知らん団員がいてもおかしくないか。ガハハハ!」

 

 「....ッ!セシルス!」

 

 「ちょっとアイズ!何やって、、あぁもう!」

 

 「アイズさん!?」

 

 アイズは風の魔法を身に纏い限界まで加速して雷光に追従しようとするが、周りの怪物を斬り伏せたセシルスに止められる。

 

 「おや!お久し振りですね、アイズ。とりあえず皆の所まで戻りましょう!副団長殿の詠唱がそろそろ終わる頃でしょう!せっかく格好いい登場をする事ができたのですがいや残念!不服ですがここは副団長殿に主役を譲るとしましょう。不服ですが!」

 

 セシルスとアイズは陣営の元へと全速力で下がる。

 

 《焼き尽くせ、スルトの剣 我が名はアールヴ!》

 

 《レア・ラーヴァテイン!!!》

 

 今まで皆が戦ってきた全域に魔法円が広がり、何十本もの炎柱が立ち上がり、怪物達の全身を飲み込んでゆく。

 

 残ったのは燃えかすのみだった。

 

 

 

 

 

 

 




セシルスのステータスとかどうしよう

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